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AUTOSAR CountdownAdvent Calendar 2022

Day 7

Reviewの仕方、され方。他分野の類似行為と比較。

Last updated at Posted at 2021-06-19

文書、プログラムの見直し、設計審査、出荷判定など、いろいろな名前や名目で実施している作業がある。

組織によったり、事業によって、さまざまな決め事や、習慣に遭遇することがある。

いくつかの良かったと思うことがらについて、最初は、習い事などとの対比で、次に製造業における設計審査、出荷判定との対比で整理してみる。

<この項は書きかけです。順次追記します。>
This article is not completed. I will add some words in order.

習い事

習字

習字は3歳から12歳までの約10年間習った。

習字で、生徒は黒い墨で書き、先生が朱色で、部分的な手本を書いたり、
丸をいただいたりする。

プログラムでも、部分的な手本を書いたり、丸を上げればいいだけだなって分かる。

鍵盤楽器

自分はオルガンを習った。1年間だけだった。
ピアノでいうバイエル相当を習得した。

連弾といって、先生と一緒に弾くことがある。

演奏結果は、先生が主導し、それについていくのが精一杯。
それでも作品としての音楽性があると嬉しい。

プログラムではペアプログラミングが近いかも。
優秀なプログラマとどれだけプログラミングしたかを師事といおう。

VZエディタについては、c.mosさんが書いたものを、その都度移植していた。

仮説(115) VZエディタ移植に当たって実施したことと成果
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5551be98dcbed8f41949

TOPPERSプロジェクトでは、高田広章、斉藤直希が書いたソースコードを
静的検査器にかけて、どういう逸脱をするか、どういう治し方をするかの案をその都度作った。

TOPPERS of the YearとAUTOSAR
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f241bb4a819733110b7a

論理回路では、ある人が書いたソースを、その都度静的検査器にかけた。
FPGAカンファレンスでの題材をその場で検査し、その場で講演した。

RTL設計スタイルガイド Verilog HDL編(System Verilog対応版)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/4c02f1575db1f28310a7

油絵

小学校4年の担任が画家で、日曜日に絵画教室を開いていた。
小学校の4年から6年の3年間、油絵を習いに行った。

最初は、自分の好きな画家の模写をしろと言われた。

私はゴッホのあるるの跳ね橋を書いた。

静物画で、りんごの絵を描いたときには、
光の反射を見ろと言われ、
部屋にあるものの色を、りんごの上に置いて見ろと言われた。
置いてみて、違和感があれば、削ればいい。
明るいところや、暗いところに、部屋の中の、明るい色や、暗い色を置いて見た。

自分でやるとなんだかなという感じたが、
先生がやるとその部屋の中にある存在感が生まれた。すごいなと思った。

黄緑色のぶどうの絵を描いたときには、先生が筆をとって、黄緑色に少し白を置いて、一筆でくるっと丸を描いた。急に立体感が出て、すごいなと思った。

人によっては、自分の絵に、先生の筆が入るのが嫌がる人がいるらしい。
音楽で、連弾という共同作業の経験があると、先生の筆がはいっても、共作だと思ってすごく嬉しくなる。

プログラマが知っているとよい色使い(JIS安全色)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/cb7eb3199b0b98904a35

仮説(37)ぼくの先生 プログラマになるまで
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/53e4bded9fe5f724b3c4

校正

家業が印刷屋で、5歳の頃から、文書の構成を仕事でさせられた。
活版印刷では、活字が横をむいたり、ひっくりかえっていたりという現象があり、
意味の校正をしていると、横をむいていることに気がつかずに読めてしまうことがある。

意味がわかるとは限らない子供が読むと、確率的に補足できるらしく、やらされていた。言葉を早く覚えさせようという親心は微塵も感じなかった。

てにをはや、漢字の違いも、発見するようになるし、改行の位置や、文字の詰め込み方なども指摘したりもした。何も指摘がないと、食事の時間にならないから。

誰かに習うというよりは、必要でやっていた。
印刷後にお客様から指摘があると、直した紙片を糊付けするという作業が降りてくる。そんなことがないようにしなくてはという必要性。

製造業における設計審査、出荷判定

製造業では、設計と製造を分担している。
設計部門に試作部隊がいる場合もあれば、
製造部門に試作を依頼する場合もある。

設計審査が通らないと、製造には入らない。

量産を始めてから、不具合があると、
電気回路であれば、ジャンパ線を飛ばすことがある。
計算機が入っている回路では、ソフトウェアで回避する方法をプログラムすることがある。

費用がかかるだけでなく、納期に影響を与えることもあり、
設計審査は、その技術に関する専門家として指定を受けた人が必ず見るようにする。

細かい技術部門ごとに、誰がみなくてはいけないか。その専門家がいない場合には、代わりは誰とだれならいいかとか、詳細に決めている。

製造業のソフトウェア部隊では、その習慣を見習って、細かい技術ごとに、
審査担当を決めている場合もあるらしい。

中小企業では、社長、工場長または技術部長がありとあらゆることを知っていて、その人が見れば全部OKということもあるらしい。

ソフトウェアだけの企業でも、技術優先の雰囲気の会社だと、そんな人が必ずいて、その人が見ない限り出荷できないようにしているような気がする。

製造業の機械学習がわりとうまく行っているのは、そんな延長だからかも。

製造業における機械学習
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/fbe846de16f74bea1d6f

プログラマにも読んでほしい「QC検定にも役立つ!QCべからず集」
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/d8ada7b7fceafe2e5f0e

方法

いくつかの流儀がある。

修正案を示す場合と、示さない場合。

お互いの専門分野の違いとか、対象領域の違いなどによって、
どういう方法がいいかを一意に決めることはできないかもしれない。

自分の場合は、時間優先の場合の治し方だけ示すようにしている。

空間は不得意だから、空間優先の方法は、組織で一番ではないから。

品質、費用、納期では、
費用優先の修正方法をなるべく示すようにしている。

品質、納期優先は得意でないから。

自分が不得意な治し方を示しても役に立つことはない。

空間優先、品質優先、納期優先の場合は、誰々さんに要相談で終わる。

<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
This article is an individual impression based on the individual's experience. It has nothing to do with the organization or business to which I currently belong.

文書履歴(document history)

ver. 0.01 初稿 20210619
ver. 0.02 加筆 20210620

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