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Day 1
エンジニアキャリアについてあなたの考えをシェアしよう!

なぜ経済学徒を辞め、計算機屋になったか(経済学部入学前・入学後・卒業後対応) 転職(1)

Last updated at Posted at 2019-07-30

はじめに

転職資料をまとめています。

転職(0)一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f77520d378d33451d6fe

各項目ごとに別記事にした方がよさそうだということが分かりました。
単独で経済学に関する記事にさせてください。

経済学リスク理論は正と負の合計零が基本原則 #短歌

リスク理論は二派に分かれています。負しか問題にしない派閥と正と負を両方計算する派閥。私は経済学徒は辞めたものの、正と負を足して零にする管理が一番楽だというのが経験則は放棄していません。

経済学徒を辞めたもののIT業界で経済の数字が読めればそんな馬鹿なことをしないでしょと思うことに何度も会いました。
IT業界に入るのに経済学部に進学するのを勧めることが矛盾していないことを示そうとしています。
情報処理試験から、英語と簿記がなくなったのが、プログラマの質を落としたのではないかと心配しています。

プログラマが知っているとよい英単語の語源
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9de6d47c47e2c211222b

まぎらわしい、間違えやすい、行き違いの多い略号worst 10(候補24)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/0bff5dbb72208053489b

仮説(88)用語の衝突(用語・用例募集中)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/6a8eb7ffaa45eeb16624

大学の学部は先生で選ぶのも一つの方法です。自分がこの先生から学ぼうと思った先生のいる学部にまず入るのはどうでしょう。

専門分野では、教科書(英語)を1冊でもいいので隅から隅まで読破(写経)していれば大丈夫。

この記事での書籍の後の引用は、amazon.co.jp, booklog.jp, bookmeter.jpに掲載している自己記録です。今回の作業で、誤字を10箇所発見しました。副産物かも。まだ、誤字・脱字などがあると思います。ここまたは、それぞれの場所で、いいねを押してからコメントいただけると幸いです。
いいなを押してからコメントいただいたものから対応しています。いいねをいただいたのに、まだ対応できていない事項がたくさんあります。ごめんなさい。

想定する読み手

  1. これから経済学部を受験するかもしれない中・高校生
  2. 経済学部生
  3. 経済学部卒業後経済系の就職をして転職を考え始めた人

1) これから経済学部を受験するかもしれない中・高校生

今、プログラミング言語を始めていても、経済学部を受験する意味はあります。
社会科学の中で、経済は言語ではなく数字を操る学問です。
プログラミングの対象がころがっています。経済学部へ進む価値はあります。
ここで紹介している文献に一つでも興味があれば、経済学部進学をご検討ください。
巻末の岩波新書から読み始めるとよいかもしれません。
経済学部を卒業してもIT産業に就職は可能です。学校で何をプログラムしたかが重要かも。

2)経済学部生

この資料は、経済学部の1年で入学した学生が、今後どのように経済学を学び、どこに就職するとよいかを考えるのに役立つ資料を提供しています。特に、経済学部の学生が、いかにIT産業で優位になれる理論、勉強素材を学べるかも示します。そして、大学院では情報系、工学系を選択してもよいことを示します。

3) 経済学部卒業後経済系の就職をして転職を考え始めた人

すでに銀行、証券、保険、企業の経理などに就職した経済学部卒業生が、IT産業へ転職する際の予備知識として、ここに紹介する文献を網羅していれば、容易にIT産業で主導権が取れるように資料を整理しています。
#経済学徒を辞めた理由1

経済学部の卒業論文の指導教官が、卒業論文の草稿を読まれて「これは経済学ではない」と言った。
私は「公務員上級試験に受かっています。卒業させてください」と言った。

1954年生まれは、新人類と言われた、それまでの世代とは発想が違う世代。

そのままの原稿で卒業させていただいて、先生には感謝の言葉しかありません。

卒業論文「等価交換原則について」

取引における双方の価値関数を不等式であらわし、交換が社会的にどのように機能するかを示した。

1970年代の経済学で、不等式で展開する理論は少なく、自称 画期的。
画期的な理論は30年から100年は認められないから仕方がない。

玉野井芳郎とエントロピー学会

経済学徒で、マスメディア指向だった私が、電気工学科に編入しようと思ったのは、 玉野井芳郎の影響かもしれない。
玉野井芳郎、柴谷篤弘、槌田敦らの前で、3度笑いが取れたことは、人生で最大のできごとだったかもしれない。
コンサルの先輩から、3度笑いがとれないと、本当にわかってもらえたと言えないと教えられ、人生でただの一度だけ実現したのだから。
技術者としての講演では、笑いを取りに行って理解させられる知り合いは何人かいて、その人たちと争う気持ちが湧かなかったからかもしれに。

地域主義からの出発 玉野井芳郎  水の資料集(114) 官(133) 
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/2a66b19fb0b6e1160b6d

生命系の経済に向けて 玉野井芳郎 水の資料集(115) 官(134)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/ac404b9850061366d8d4

参考文献

日本での最初の発行年と最近の発行年を記載しようとしているが、翻訳本の標題が同じとは限らず、半分以上が未確認。

人口論 (中公文庫)マルサス 中央公論新社 1973(1910, 2019)
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https://www.amazon.co.jp/dp/4122000335

人口問題は,波動的に再帰する。
その都度、マルサスの見直しが行われる。
BRICSと言われるブラジル、ロシア、中国、インドにおいて,人口問題がいかに経済に影響を与えているかを考える際に読むとよい。
経済学では,その理論の前提としている制約条件について明示的な記載をしていない場合がある。記述から類推して,定式化してみるのもよいだろう。
ズュースミルヒの「神の秩序」 (統計学古典選集 復刻版〈第3巻 大原社会問題研究所編〉)のような、
当時の人口論の状況を知らないと、マルサスの論点の近代的なところが理解できないかもしれない。
社会的な論説は、後代になると、当たり前のことしか言っていないように感じることがある。
当たり前のことしか言っていないように感じる場合は、その論説が、当時には鋭いものであったと仮定するとよいだろう。
前後の理論を読めば、マルサスの論点が明確なことが分かる。

ケネー 経済表, 岩波文庫 1948, 2013
515+NCGDT2L.SX352_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4003410211

フランス(ヨーロッパ)の歴史を知らないと、本書が何の意味があるか分からないだろう。
経済学が現在のように確立する前の著作である。
経済の状況を表にして考察しようという努力の経緯である。
農業を中心に考えようという試みである。
経済というと、金融や流通において、収入と支出の差のみに着目し、
儲かったの、損したのという議論に終始していた人たちがいる。
重商主義、重農主義といった、経済の見方について調べるとよいかもしれない。

経済学および課税の原理〈上巻〉 (岩波文庫) D.リカードウ 岩波書店 1987
510HW787+7L.SX347_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4003410912

経済学が,体系化を計る過程における,古典としての名著の一つ。
文庫でお値打ちに読めるのはすばらしい。
経済学を勉強するには、最新の理論を3つと、古典の理論を3つ勉強すると、立体的な物の見方ができるかもしれない。
本書は、アダムスミス、マルサスとともに、古典の3つのうちの一つに数える人がいる。

資本論 1 (岩波文庫) マルクス 1969 (1919,2019)
513SNRFW82L.SX334_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4003412516/

アダムスミス,リカードの経済理論から,イギリスの経済を分析して体系を作りなおしたもの。
膨大な理論で,難解なところもある。
ヘーゲルの哲学との関係はうまく読み込めなかった。
時間,主体を捨象したマクロ経済学的側面を持ちながら,ミクロ経済学的論理を展開しているように読める。

ピエロ スラッファ 商品による商品の生産 経済理論批判序説, 1962, 1978
41xkvd5nheL.SX373_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4641062471/
https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAJLXS/

経済学の古典的名著です。タイトルですごく気に入りました。
30年前に、あちこちの書籍で引用されているのに、絶版になっていました。
古本屋さんを2年間探し回って購入しました。
当時、自分の研究のテーマは、次の3つでした。
リカーシブコール、自己組織化、商品による商品の生産。
商品を使って、商品を生産する場合に、どのような仕組みとして定義、議論ができるか。
興味深い題材だと思いました。

利子および貨幣の一般理論〈上〉 (岩波文庫) ケインズ, (1955, 2008)
4119rQIrqML.SX351_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4003414519/

古典経済学のアダムスミスの経済原論
マルクス経済学の資本論
近代経済学のケインズの一般理論
現代経済学のサミュエルソンの経済学
この4冊が、経済学部の教科書として長らく引用されてきた。
数学の考え方である限界理論を、経済学に適用しようとした試みは、
その後のコンピュータの発展とともに、実用的にはなっている。
仮説はあくまでも仮説であり、現実と誤解しないようにすることが大切である。
現地現物の中には、従来の実際の物やお金の流れ岳でなく、
ネットワークを通じた口座の振替も範囲内であるため、
架空の話と現実の話を混同しないようにすることが大切だ。

価値形態論と交換過程論 久留間鮫造 岩波書店 1957
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAXQUC

2冊買ってしまった。1方だけ書き込み用にしようと思った。
いつのまにか両方に書き込んでしまいました.
等価形態における価値=貨幣の存在の無前提的承認を所有の事実として考えるか、
市場経済における貨幣の役割の抽象化について着目するか、
どの部分を有用だと思うかで立場が違うかもしれない.

経済学の本質と意義 ライオネル・ロビンズ 東洋経済新報社 1957年
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAYESK

サミュエルソンだけだと偏るといけないと思い購入しました。
標題のように経済学の本質が分かるような気がしました。

サムエルソン-経済学 1966, 1992
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https://www.amazon.co.jp/dp/4000008870/

数学、物理科学、電気工学が分かれば、簡単に扱える数理モデルを使った経済学への入門的な書籍。
科学的であることと数学を使うことが同一であると勘違いしをするといけない。
人間が作成する統計データは、恣意性が入るため、その恣意的なデータをどれだけモデルでいじり回しても、騙す方と騙される方の戦いが残るだけかもしれない。
統計データの事後的な解析には使える。
必要なのは、考え方で、一次関数ではありません。
ps.
経済学の教科書といえば、サミュエルソンという時代がありました。
ミクロ経済学をマクロ経済学より先に教えるかどうかにも対応できる。
この本の学習の手引きも出ている。
経済学部を卒業したというからには、この本の内容が説明できることが求められるかもしれない。
あるいは、この本の書いてあることに対する、反例を示すことが求められるかもしれない。

サミュエルソンのEconomicsは、原文をタイプライタで全部写経しました。
タイプライタなので、1箇所でも間違えると、そのページ打ち直していました。
それ以降、経済学の英語の文献を読むのに、新しい概念だけ調べればよくなりました。

経済学 改訂版 (岩波全書) 日高 普, 1974 1988
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https://www.amazon.co.jp/dp/4000201719/

日高晋先生にとって経済学とはなんだったのでしょうか。
日高晋先生に、卒業論文を提出したら、「これは経済学ではない」と言われた学生がいるそうです。
等価交換原則の双方にとって、交換するものの価値を不等号で表すことによって、
交換が社会的価値の増大を表すことができることを示したつもりのものです。
社会の仕組みを解明しようとした論文です。
経済原論の範囲内の理論が経済学であれば、社会の事象を不等号で議論しようとするのは、経済学ではないかもしれません。
日高晋先生は、厳密な議論がお好きなので、分かりやすい枠組みを主張されているのだと思われます。

経済学全集〈1〉経済学入門 大河内一男 1976年 筑摩書房
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https://www.amazon.co.jp//dp/B000J9U0DO

入門らしい配役。
経済学を分かり易く解こうとしている。
全体として均衡が取れた全集の入門編を飾るにふさわしい内容。

経済学入門 (講談社学術文庫 7)都留重人 講談社 1976
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入門という企画どおりに、主婦と経済学者との対談から始まっている。
所得倍増、賃金格差、消費者は王様か、福祉という、30年たっても、有効な理論を分かり易く説明している。
各章の間に、コーヒーブレークとして、主婦と経済学者の対談が出てくる。
入門書の作り方の基本を見たような気がする。

日本経済の条件 力石定一 読売新聞社 1976年
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9PU2A

講義を聴いて、本にサインを貰った記録がある。
時代を風靡する経済評論家。
経済理論と経済現象の間を詳細に説明している。
現代社会と都市について幅広い知見を得ることができる。

当時、経営系の学部にいらっしゃいました。

社会的交換理論 1980年 Pエケ
41gVIvuBp5L.SX373_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8B4AI

本書では、数式を用いずに議論しようとしている。
社会的交換理論においては、所有者の主観と、交換相手の主観における価値の差から生まれる不等号によって模型が作れると思う。
書かれていることを数式に置き換えてみると、議論がもっと見えてくるようになると思われる。

卒論提出後に日本で出版された本。論点がいかに先進的だったかを後付けするような位置付け(かってに)っていうか、Ekehが1974年に原書だしており、ほぼ同時期。
https://www.amazon.com/dp/0435822756/
参考文献にしたないのは失態かも。反省。当時は洋書、英語論文の入手が困難だったと言い訳。いいわけ?

経済分析の基礎 サミュエルソン 勁草書房 1986
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https://www.amazon.co.jp/dp/4326500069

経済学の基本的な教科書として使われていた、サミュエルソンの「経済学」を読んだ後、次に勉強するために本書を読みました。
数学的の限界を認識していないと、数式、数字の操作に振り回されてしまいそうでした。
実際に数式の意味は電磁気学を勉強するとよくわかりました。
サミュエルソンが単に数式をいじっていただけでなく,
数式の裏に隠れている潜在能力というポテンシャルエネルギーの制御が,
社会の統制にも役立つことがわかっていたと推測できました。

サミュエルソン経済学体系〈10〉社会科学としての経済学 P.A.サミュエルソン 勁草書房 1997
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https://www.amazon.co.jp/dp/432654841X

サミュエルソンの経済学に出て来る数式は,
電磁気学における潜在能力,ポテンシャルエネルギーを使った現象の分析をよく理解していることが分かる。
サミュエルソンの経済学が社会「科学」と言える根拠のようなものが分かった。
はばひろい現状分析と、原理との対応付けに無理がない。
残念なのは、事後解説的で、将来予測的でない点だろうか。

経済の原理〈第1・第2編〉 (名古屋大学出版会古典翻訳叢書) ジェイムズ・ステュアート, 1998
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https://www.amazon.co.jp/dp/4815803404

1767年つまり国富論1776年の9年前に成立した経済学。
1759スミスの道徳感情論の後。
経済学の名著30 (ちくま新書) 松原隆一郎
にこのあたりの前後関係の説明がある。また
p001「自派とはまったく異なる発想がありうることを知ることこそが,古典を読むという行為の醍醐味である」と書いている。
一面的な経済学史でわかったつもりにならないため,原書またはその翻訳を読むとよい。

経済学徒を辞めた理由2

20代、前半、投稿論文が5年以上、全く入賞、採択されませんでした。

計算機を使いながら、プログラミングしてデータ分析をしたら、ある公募論文で2席で入賞しました。

難しい計算はほとんどしていません。引き算と、ほんの少しの除算だけです。

経済分析の経済の部分より、数字を計算する部分の方が時間的には多かった。

データサイエンティストの出発点は、経済データの分析から。

プログラムはそれまでゲームの打ち込みばっかりだったのに、仕事でプログラミングするようになった。

有斐閣-経済辞典 金森久雄
51ZSANPTCCL.SX343_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp//dp/4641002053

岩波の辞典は、権威主義であったり、体系的であったりするが、現場ではしっくりこないことがある。
本書は、経済学辞典ではなく、経済辞典だというのが味噌だと思います。
有斐閣経済辞典は、現場の感覚とのずれが小さい辞典だと感じる。そのため、経済学を勉強し始めた初学者や、岩波の辞典の漏れを補う学生にとって最適だと感じています。

経済学用語辞典―経済学入門シリーズ (日経文庫) 2006/5/1 佐和隆光
412J854xTpL.SX306_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4532111072

理論家の佐和先生が監修されているものは安心して読めます。
筋の通らないことはお嫌いなので、いいかげんな内容は認められないと思います。
辞典としてだけでなく、読み物としてもお勧めです。
出張の際のお供にどうぞ。

経済学原理 1976年 正村公宏 東京大学出版会
41M6UuV3+-L.SX373_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp//dp/B000J9V6WI

ケインズ、サミュエルソンからヘンダーソン・クウォントまでの現代経済学の基本的な原理を網羅している。
フリードマン、ポランニー、ロビンソンについての言及もある。
日本人による経済学の教科書としては、一押しだと思った。

不完全競争の経済学 現代経済学名著選集〈第1〉ジョーン・ロビンソン 文雅堂書店 1957
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAYOFS

「完全競争は、分析の上で役だったところの、不完全競争の限定的な事例を提供してくれる。」
これは、自然科学における方法と同一であり、均衡論は、不均衡論の一部である。
ラプラス変換同様、単純に考えられることは、単純に考えられるところで考え、複雑なことはそれに対する追加的な事象として扱うのがよいのだろう。

反均衡の経済学 (1975年) J.コルナイ
51HD1PgqTZL.SX364_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9TNPU
ハンガリーの経済学者の理論の翻訳。
ハンガリーは、モンゴロイドであるフン族の子孫の国といわれている。
日本と同様、姓が先で、名前が後である。
自分の経済学の卒業論文である「等価交換原則について」は、
すべての交換を、それぞれの所有者内部で不等式であらわしたものであり、
ミクロ経済学における不均衡を扱った。
それに対して、本書では、基本的にマクロ経済学における不均衡を扱っており、補完的な関係にあると理解している。
参考文献も豊富で、30年たった今でも、教科書として使うことができるほど、原理的な内容についての考察が深い。

ミクロ経済学-1-モダン・エコノミックス 奥野正寛
41fNzNZSruL.SX351_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp//dp/4000043218

ミクロ経済学の基本的な教科書。
基礎となる数学の文献も参考文献にあり。
生産者行動の理論と、消費者行動の理論がある。
商業・金融・流通の理論が弱いのかもしれない。
「モダン・エコノミックス」の第1巻にふさわしい内容。

七大経済学-BEGINNERSシリーズ-イラスト版オリジナル-18-バーナード・カナヴァン
61JY2+WOMzL.SX331_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4768400183

アダム・スミス
デービッド・リカード
トマス・マルサス
ジョン・スチュアート・ミル
カール・マルクス
アルフレッド・マーシャル
メイナード・ケインズ
の7人の経済学者の論説を順に解説している。
個々に全員の本を読んであっても、つながりをしらなかったので、役に立った。
これから読む人にも役立つ背景情報を記載している。
アダムスミス、
カールマルクス
メイナードケインズ
は、それぞれ1人づつのFor Begineersがあるので、そちらも参考にするとよい。
経済学、現代資本主義、資本論についてもそれぞれForBegineersがある。

経済学の名著30 (ちくま新書) 松原隆一郎 筑摩書房 2009
41FpReBQtaL.SX301_BO1,204,203,200.jpg
https://www.amazon.co.jp/dp/4480064915
現在,入手可能な30冊。20冊読了、ここで10冊紹介(行末に*)。
p001「自派とはまったく異なる発想がありうることを知ることこそが,古典を読むという行為の醍醐味である」
booklogのまとめに入手可能な一覧を作りました。
http://booklog.jp/matome/865/kaizen
1690 完訳 統治二論 (岩波文庫) ジョン・ロック / 岩波書店 / 2010年11月17日
1752 経済論集 (1967年) (初期イギリス経済学古典選集〈第8〉) デイヴィッド・ヒューム / 東京大学出版会 / 1967年
1759, 道徳感情論〈上〉 (岩波文庫) アダム・スミス / 岩波書店 / 2003年02月14日
1767, 経済の原理〈第1・第2編〉 (名古屋大学出版会古典翻訳叢書) ジェイムズ・ステュアート / 名古屋大学出版会 / 1998年03月 *
1776, 国富論〈1〉 (岩波文庫)アダム・スミス / 岩波書店 / 2000年05月16日
1817 経済学および課税の原理〈上巻〉 (岩波文庫)D.リカードウ / 岩波書店/ 1987年05月18日 *
1841 経済学の国民的体系 (1970年)フリードリッヒ・リスト / 岩波書店 / 1970年
1848 経済学原理〈第1〉 (1959年) (岩波文庫) J.S.ミル / 岩波書店 / 1959年
1867 資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)マルクス / 岩波書店 / 1969年01月16日 *
1874 純粋経済学要論―社会的富の理論 ワルラス / 岩波書店 / 1983年05月30日 *
1899 有閑階級の理論 (岩波文庫) T.ヴェブレン / 岩波書店 /1961年05月25日
1911 ユダヤ人と経済生活 ヴェルナー・ゾンバルト / 荒地出版社 / 1994年12月
1912 経済発展の理論―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究〈上〉 (岩波文庫) J.A.シュムペーター / 岩波書店 / 1977年09月16日
1919 産業経済学 アルフレッド・マーシャル / 関西大学出版部 / 1996年06月 / (産業と商業 で 出て来ない。)
1921 危険・不確実性および利潤 (現代経済学名著選集 6) F.H.ナイト / 文雅堂銀行研究社 / 1959年03月
1923 一般理論経済学―遺稿による『経済学原理』第2版 (1) カール・メンガー / みすず書房 / 2000年
1932 経済学の本質と意義 (1957年) ライオネル・ロビンズ / 東洋経済新報社 / 1957年 *
1932 近代株式会社と私有財産 (現代経済学名著選集 (5)) A.A.バーリー / 文雅堂銀行研究社 / 1986年
1936 雇用、利子および貨幣の一般理論〈上〉 (岩波文庫) ケインズ / 岩波書店 / 2008年01月16日 *
1944 [新訳]大転換 カール・ポラニー / 東洋経済新報社 / 2009年06月19日 *
1947 経済分析の基礎 サミュエルソン / 勁草書房 / 1986年06月25日 *
1949 貨幣改革論 若き日の信条 (中公クラシックス) ケインズ / 中央公論新社 / 2005年11月
1952 科学による反革命―理性の濫用 (思想史ライブラリー) F.A.ハイエク / 木鐸社 / 2004年10月
1958 ゆたかな社会 決定版 (岩波現代文庫) J.K.ガルブレイス / 岩波書店 / 2006年10月17日 *
1960 自由の条件I ハイエク全集 1-5 【新版】 F.A.ハイエク / 春秋社 / 2007年08月
1962 資本主義と自由 (日経BPクラシックス) ミルトン・フリードマン / 日経BP社 / 2008年04月10日
1969 断絶の時代―いま起こっていることの本質 P.F.ドラッカー / ダイヤモンド社 / 1999年09月
1970 消費社会の神話と構造 普及版 ジャン・ボードリヤール / 紀伊國屋書店 / 1995年02月 *
1971 正義論 ジョン・ロールズ / 紀伊國屋書店 / 2010年11月18日
1992 不平等の再検討―潜在能力と自由 アマルティア・セン / 岩波書店 /1999年07月15日

経済学全集〈第3〉経済学史 筑摩書房 1970
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9PPVQ

著者は、内田義彦、住谷和彦、平田清明、大野英二、伊東光晴の大物を揃えている。
25巻までで、5人が著者なのは、20巻の現代資本主義と本書のみ。
経済学史を考える場合に、何をもって経済学の成立とみるかで立場が違う。
アダムスミスらの古典経済学以前を掘り起こしてこそ、経済学史の意味があるだろう。

経済学史―学説ならびに方法の諸段階 岩波文庫 シュムペーター、1980
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https://www.amazon.co.jp//dp/400341473X

古典的な経済学を概観するのによい。
シュンペータの自説に拘るというより、学史をまとめてみたら、こんなことが見えたという感じがシュンペータの理論かもしれない。

経済学史 (岩波全書)久留間鮫造 岩波書店 1977
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8Y22K

経済学が転換点を迎えているようです。
経済学の転換点を提唱するにあたり、経済学の歴史を記述する努力をされています。
経済学はどこへ行けばよいのでしょうか。
現地で現物を見て、価値評価をする体系の再構築がよいのでしょうか。
分配の方法の見直しがよいのでしょうか。
貨幣制度のデジタル化がよいのでしょうか。
それらを支える理論は何でしょうか。
集合論、論理学にその一端を担ってもらうことは可能でしょうか。
本当の経済学史は、これから始まるのかもしれません。

経済学徒を辞めた理由3

上記、サミュエルソンの別の本で、電気回路の模型で経済を検討する話がでていました。
計算機をやるしかないと思いました。

経済学部時代の確率・統計の教科書には、

初等統計解析 1985/12/10佐和 隆光
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https://www.amazon.co.jp/dp/4788502240/

大学の統計学の教科書として、本書の初版を利用した記憶があります。
たしか、統計は嘘をつくための道具だという話があったと思う。
すでに、手元にないので確かめようがありません。
どなたか、初版を手元にお持ちの方がおみえでしたら、ご確認くださると幸いです。
統計は、嘘をつくために、どのようにでも使うことができること。
制約条件や、設定を変えたり、座標の変換、誤差の処理など、
元のデータをいかようにも加工できる。
その技におぼれてしまって、本質が見えなくならない
ようにするために統計学を勉強したように記憶している。
その後、嘘をつくために使わなかったと誓えるかといえば、
記憶の範囲内では嘘をつかないように、枕言葉を添えるようにしている
としか言いようがない。
「「ある制約条件」を付ければ」とか
「短期的に近似すれば」とか
「時間変動を無視すれば」とか。

社会統計で嘘ばっかりついているより、物理現象を追いかけた方が、精神的によいことも関係しているかもしれません。

虚構と現実―社会科学の「有効性」とは何か (1984年) 佐和隆光
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J78HZE

雑誌の記事を集めたものである。
例えば、カール・ポパーの反証主義に対して、トーマスクーンの科学革命の構造を比較している。
P162では「自然科学の実験データによる「検証」を、そっくりそのまま真似ることは許されないであろう。」
P205では、「ところが、近未来に登場が予想されている情報産業は、人びとの要求とは無関係に、まるで押し売りのように「情報」を押しつけてくる気配すら感じさせる」

岩波講座 環境経済・政策学〈第1巻〉環境の経済理論 佐和隆光 岩波書店 / 2002
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https://www.amazon.co.jp/dp/400011221X

高度経済成長の後始末が、環境経済学であろうか。
玉野井芳郎が提起した環境経済を、どれだけ受け止めて体系化したかが課題である。
C02が喧しく叫ばれている。
C02は環境の一つの指標であって、経済における貨幣のような役割を果たすことはできない。

純粋経済学要論―社会的富の理論 ワルラス 岩波書店 1983
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https://www.amazon.co.jp/dp/4000009982

現象と理論とが分かり易い関係で展開している。
経済学を学ぶ初期に読むとよい本。

/現代経済学の数学的方法―位相数学による分析入門 1960年 二階堂副包
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAO9LW

本書は数理経済学の数学部分を取り上げたような感じの本である。そのため、経済学と数学の両方の素養がないと何をいいたいのか分からないかもしれません。この本を難しいと感じたら、「経済学研究者のための数学入門」(久武雅夫)をまず読むとよいかもしれません。順列から行列まで、経済学で扱う数学的な基本的な事項を網羅しています。
練習問題は、数学的で、より経済学的な問題にしてもらえるとよかった。
例えば、「歯磨き作って億万長者」や「レモネード経済学」のように。
順番としては、
1 「歯磨き作って億万長者」や「レモネード経済学」
2 「経済学研究者のための数学入門」(久武雅夫)
3 本書または本書の技術を使っている経済学書

経済学研究者のための数学入門 1995/3 久武 雅夫 春秋社
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https://www.amazon.co.jp/dp/4393665015

順列から行列まで、経済学で扱う数学的な基本的な事項を網羅している。
練習問題が、数学的で、より経済学的な問題にしてもらえるとよかった。
例えば、「歯磨き作って億万長者」や「レモネード経済学」のように。
ps.
本書をやったあと、「現代経済学の数学的方法」を勉強した。

経済学と数学利用 (1979年)関恒義 大月書店
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8JQ62

経済学が,いかに数学を利用してきたかを解説している。
大事な点が抜けているのは,
いかに数学が物理学とともに発展してきたか,
経済学が直接に数学を利用するのではなく,物理学で利用可能な数学を吸収してきたかという視点である。
経済学を社会物理学として,模型を作りはじめて40年になる。
サミュエルソンも電気回路網の理論で経済学を作り上げたように,
数学を直接利用することより,物理学で利用可能な模型を使えば,
物理的に存在不可能な空想領域に嵌る事はより少ない。
科学的という概念を,
数学,物理学,社会物理学という3段階で考えれば,
1つの視野が開けて来るのではないか。

経済指標のかんどころ (1980年) 富山県 富山県統計協会 1980
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J801G6

自分が持っている1979年版がここにはないので、1980年版のところに書かせていただきます。
各種経済指標を、
<いみ><たとえば><かんどころ>
という3つの区分にしたがって、1ページまたは2ページで要領よく説明している。
軽くて便利なところがすごい。
毎年改訂されていたところもすごい。
富山県が出しているところもすごい。

計量経済学 (岩波全書セレクション)辻村江太郎 岩波書店 2008
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https://www.amazon.co.jp/dp/4000218999

序章が、経済理論と実証研究になっています。
誰かが作った数字を、微分方程式に入れて解くのは、実証研究とは言わないと感じています。
実際に、現場でのもの、金、人の動きを感じ、その感じたものと、数字で現れたものに違和感がなければ、
理論式に投入して、いくつかの仮説を立てるのは有効だと思います。
実証研究ではなく、仮説設計なのではないかと感じています。

生物経済学 ― 生きた資源の最適管理の数理 C.W.クラーク 啓明社 1983
https://www.amazon.co.jp/dp/4906143067

数学モデルを利用して、生物が再生産可能なモデルの例を示している。
絶滅していくモデルもある。
漁業の例が多い。捕鯨では、シロナガスクジラとナガスクジラ(P295)の例もある。

講座現代経済学批判〈1〉現代経済学の方法と思想 是永純弘 日本評論社 1975
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9U08O

是永純弘編著である。
全3巻で、どこまで現代経済学の課題を切り出せているだろう。
35年後に振り返ってみると、バブルはリーマンショックが防げなかった、
経済理論の無力さと、それを乗り越える経済的な仕組みの強さの両方を感じる。

講座現代経済学批判〈2〉現代経済学の源流 佐藤博 日本評論社 1975
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9U08E

ケインズの限界革命の理解に役立つ。
数学の発展により、経済現象を数学的な把握が可能になりつつある状態の試行錯誤を示している。
言われたことを覚える経済学はいらない。

講座現代経済学批判〈3〉現代経済学と現代 日本評論社 1974
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9U084

山田喜志夫 編著で、全3巻のまとめ。
現代経済学は、常に現在の後追いである。
予測は予想でしかないところに、
社会科学の限界があるのだろうか。

経済学全集〈5〉近代経済学の理論構造 (1974年)
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9PPV6

初版では、安井琢磨、熊谷尚夫、福岡正夫で第9巻
別冊として、「産業関連分析と同学的計画モデルの発展 筑井甚吉」が付いている。
月報として、「ヒックス」の解説。
第3章の最初が、フォンノイマンモデル。
経済方程式の一体系とプラウワーの不動点定理の一般化。

経済予測の理論 1973年 L.R.クライン
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9SSU6

数理経済学、統計学の先生である佐和先生の翻訳で、訳者の解説が50ページほどあるのがうれしい。
理論はうれしいが、本当に役に立つのかどうかは疑問なところもある。

組織と計画の経済理論 青木昌彦 岩波書店 1971
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https://www.amazon.co.jp/dp/4000012126

最適経済計画問題
伝統的計画法
プロセスの定義と諸特性
分解原理
投資計画とその解法
外部性と不確実性
について書いています。
今でも、役立つ内容が豊富です。

経済学徒を辞めた理由4

ある仕事で、ある全国大会で、人事記録の電算化の研究発表をしました。
今の仕事ではこの手の発表は1回限りが慣習と伝えられました。

大学の電気工学科に編入試験で入り、卒業し、研究発表が毎年でもできる職種に転職しました。

ここでは、昔と近代の二つの理論を対比して紹介。

国家科学への道 大熊信行 東京堂 1941年
https://www.amazon.co.jp/dp/B000JBPJGA

第二次世界大戦前の、日本の経済学の傾向を知るために、古本屋さんで購入しました.
大熊信行以外は読んでいないので、断定的には言えませんが、
本質は妥当でも、結論が目先に追従しているような印象があり、
どこかでなにかが接ぎ木されているような感じがしました.
一次元的に論を展開するのでなく、三次元的に、いな、四次元的に論を展開しないといけないのではという気がしました.

ホモ・エコノミクスの解体 啓明選書 1984/1 平山 朝治
https://www.amazon.co.jp/dp/4906143105

村上の産業社会の病理に対して「社会学の実証主義的枠組みの相対化に成功していない」という評価は、何を持ってそういうのかが理解できなかった。
「われわれには(仮に前提を知っていても)自分が前提にしていることと矛盾するような行為を行う、という誤謬を犯す可能性がある、数学における計算ミスはその最も卑近な例であるが、ひとたびわれわれがわれわれの営みのすべてが本来は前提しているものに気付いていたならば、われわれが、われわれの営みのすべてが本来は前提しているものに気付いたならば、われわれが実際に行う種々な営みの多くが、その基本的前提と矛盾していることにも気付かざるをえなくなるであろう。」
長い引用になったが、計算ミスは前提との矛盾でないのではないか。前提との矛盾はミスなしに起こりうると思う。それをミスというのではないか。
「経済学とは通時的に安定した」という前提を置こうとしているが、一定程度繰り返されるだけでいいのではないか。ある時点で偏微分可能であればよいのではないか。
「社会と個人を集合とその要素」という集合とその要素とするのはよく、それをどちらかが先かとする問題の建て方自体に問題があるのではないだろうか。
「機能主義の論点先取ないし循環論」なくては成りたたないのではないだろうか。
囚人のジレンマに言及していたり、学術的な価値は高いと思うが、それで何を変えたいのか、何を証明したいのかがわからない。

財産の終焉―組織社会の支配構造 (1982年) 三戸公 文真堂
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J7IIAS

表題が疑問だ。
「財産の終焉」といって、個人所有から組織所有に移行しても、その組織は個人が支配していれば、個人所有と変わりはない。
そのため、副題の「組織社会の支配構造」が課題となる。
大企業の中の官僚制は、官庁の官僚制と変わりがないのだろうか。
その先が、重要だろう。
だから、どうするとよいのか、どうしたいのか。
将来への提案を期待したい。

経済の原理―生の学としての経済学 酒枝義旗 明善社 1949
https://www.amazon.co.jp/dp/B000JBI8DG

本書の続編にあたる 「生活の学としての経済学」 を勉強しました。
「従来の経済学が、とかく「物財の学」となる傾向があるのに対して、経済学を、あくまで「生活の学」、つまり生ける主体の活動の学として理解しようとしたゴットル教授の根本的な考え方によるのであります。」 という結びの最後の言葉が印象的です。
ドイツのフリードリッヒ フォン ゴットル教授の本は読んだことがないが、一度読んでみようという気になりました。

経済学全集〈20〉農業経済論 大内力 筑摩書房 1977年3月発売
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http://www.amazon.co.jp/dp/B000J8Y2KM

工業と並んで、重要な産業である農業。
衣食住の食の直接産業であり、衣住の間接産業である農業。
ヨーロッパでも農業が重要な国はいくつもあり、
農業の機械化が、近代化の鍵を握っている。

財政 7 (現代経済学 7)貝塚啓明 岩波書店 1973年
https://www.amazon.co.jp/dp/4000045172

財政は、行政の一部という意味で、任意の法人、個人に対して、中立であるべきだという趣旨は理解できる。
また、公平であるべきだという趣旨も理解できる。
何が中立か、なにが公平かというのは、一通りでない気がする。
どういう評価関数で計算した中立が存在しうるか。
どういう評価関数で計算した公平が存在しうるか。
そのうち、どの評価関数を採用するか。
それは中立、公平というだけでは判断できない。
財政の安定性、健全性というのは、1つの指標(評価関数)としては有効だろう。
それでもまだ不十分だと感じる。
ばらばらな法律で作る各種の計算(評価関数)が、どう有効性を発揮するか、法の趣旨が伝搬するための時間(時定数)が大きい場合に、どうなのか、
よく解明できているとは限らないように感じた。

財政学概論 島恭彦 岩波書店 1963
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAIRN8

財政学として、経費論、租税論、公信用・公共投資論、地方財政論、予算論が構成要素である。
なぜ、複式簿記を基盤とした、経済理論上に財政学を打ち立てないのだろう。
財政は政治の一部で、複式簿記の統制化におきたくなかったのだろうか。
経済理論としての均衡が保たれないのは納得がいかない。

経済学全集〈4〉西洋経済史 大塚久雄 筑摩書房 1977
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8SRJY

初版では、第11巻で 大塚久雄編になっている。
西洋といっても、イギリス、ドイツ、アメリカなど、
視点が違えば、筋書きも違うだろう。
現代の欧州における産業構造を睨むと、西洋経済史から、
BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)が透けて見えるとよいだろう。
同じ過ちを繰り返さないことが経済史の役割だろう。

私的企業と社会的費用―現代資本主義における公害の問題  K.W.カップ 農林水産業生産性向上会議 1959
https://www.amazon.co.jp/dp/B000JARS3I

主に公害を扱っている。
輸送,原子力についても言及している。
輸送費用のうち,鉄道,道路,飛行場のように社会的費用として計算するものと,そうでないものの区分が検討できる。
競争原理とはいいつつ,国による公的資金による原子力研究などへの視点など,現代でも有効な視点を提供している。
社会的制約に対する理解を深める上で,再読するとよい。

R&Dの経済学 日本開発銀行 1985
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J6RQ1G

カーエレクトロニクス、データベース、ソフトウェア、特許、産学協同など、
基本的概念について解説している。
総花的なところもあるが、出版時点でのR&Dの実情を反映していると思われる。

記号の経済学批判 (叢書・ウニベルシタス) ジャン・ボードリヤール 法政大学出版局 1982年
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J7HPMA

消費社会の神話と構造
物の体系
生産の鏡
とならんで、本書を読み解くと、何かが透けて見えるかもしれません。
ジャック・アタリの La Parole Et L'outil(言葉と道具)で参考文献になっているので、
そちらから攻めるのも手かもしれません。
訳書は「情報とエネルギーの人間科学」

儀礼としての消費―財と消費の経済人類学 1984年 メアリーダグラス
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J737U4

メアリーダグラスの代表的な著作の飜訳です。
消費行動の原理を人類学と経済学を結ぶことによって知見を見出そうとする努力をされています。
飜訳者の浅田彰、佐和隆光の両氏は、京都経済学では著名な方です。
本書で、この2人が師弟であることを知りました。
2人とも、日本を代表する論客でした。

経済学をやめた理由5

エントロピー学会第二回大会で「都市と水資源」という講演をし、日本評論社の経済セミナーの別冊に掲載していただきました。
経済学徒にとって、玉野井芳明、柴谷篤弘、槌田敦、河宮信郎の前で発表し、経済雑誌に掲載されたことで、燃え尽きたのかもしれません。あるいは、工学への旅立ちの印かもしれません。当時、電気工学科の学生だった。

エントロピー読本-2
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https://www.amazon.co.jp/dp/4535411077/
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エントロピー学会設立の頃には、学術的にエントロピーを扱おうという方々も参加されていたようです。
自然保護運動に偏りすぎていく前の段階が、エントロピー読本1、2に現れているかもしれません。
よい意味でも、悪い意味でも、エントロピーという、直接測定できない指標を、どう扱うかという観点で、測定の枠組みについて議論できた時代の資料だと思います。
ps.
京都大学でのエントロピー学会で、著名な先生方を前に、官庁の人が笑いを3回取っていたようです。そういうざっくばらんな議論が、その後の人生の自信になると思われます。肩肘這った議論だけで、解決方法が見つかるとは限らないという例かもしれません。

記録2

玉野井芳郎先生がご存命の間に、京都大学で開催した学会の記録。
柴谷篤弘先生もおみえになり、お2人の笑いを取れたことが、一生の自慢かもしれません。
内容は、市民運動に偏らない学術と運動の均衡が取れた状態だった。
この後、市民運動に偏り、学術的な議論が消えていってしまったかもしれない。

経済の文明史 (ちくま学芸文庫)カール ポランニー
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https://www.amazon.co.jp/dp/4480087591/

玉野井芳明先生が訳者だったので、ポランニーを読み始めました。
文庫になったことは知りませんでした。
大枚をはたいてかった本が、文庫で手軽に読める現在はうらやましい限りです。
しかし、同じ値段の文庫で、その内容の価値が100倍も1000倍も違うものを、見分けられない読者には価値はないのかもしれません。
経済学を志す人だけでなく、社会学、歴史などを志す人達にもぜひ読んで欲しいと思います。
ps.
企業の経営者の方が、玉野井先生の「転換する経済学」「エントロピーとエコロジー」を含めて、読まれると、利益至上主義の経営がいかに経営の基本から外れているものかが掴めるかもしれません。

転換する経済学―科学の統合化を求めて (UP選書)玉野井芳郎 東京大学出版会 1975
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9V8A8

ポランニーが流行った頃、訳者、紹介者でもあった玉野井先生の本をよく読んでいました。
広義の経済学を追究された玉野井先生の基本的な立場がこの本に集約されていると思う。
「大転換」「経済の文明史」を書いたカールポランニーが流行った頃、訳者、紹介者でもあった玉野井芳郎の本をよく読みました。
本書の第1図には、マルサス、リスト、シュンペーター、ケインズが出てきます。これらの方々の本も読みました。
経済学はどうなるとよいか、玉野井芳郎の指針は分かりやすい。その後、槌田敦の「資源物理学入門」の輪講をした際に、理解の手助けになった。
また、エントロピー学会に入会するきっかけもこの本が出発点であった。
広義の経済学を追究された玉野井芳郎の基本的な立場が「転換する経済学」に集約されていると思う。
玉野井芳郎先生が亡くなられる前、京都大学で開催されたエントロピー学会での発表で、先生の笑いを取れたことが、理論展開の支えになっている。
本書は良書であり、復刊されることを望む。
ps.
復刊COMに登録しました。
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=45041
まだ転換していない経済学も存在しているかも。

エコノミーとエコロジー―広義の経済学への道 玉野井芳郎 みすず書房 1978
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8Q9H6

「転換する経済学」から「エコノミーとエコロジー 広義の経済学への道」について、その本質的な価値が30年経過した、現在、ちょうど具体的に問われている事象が多い。
アメリカ流の利益至上主義の経営が、安全に対する無防備な体質を作ってしまい、ISO14000の審査登録が形骸化した状態で、本当に問われているのは広義の経済学であることが認識されはじめている。玉野井先生なきあと、オピニオンリーダの不在性が課題かもしれない。

地域主義の思想 玉野井芳郎 農山漁村文化協会 1979
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8CBH8

エントロピー学会設立の柱だった玉野井芳郎の経済、政治評論である。
エントロピー学会の背景となる理論ということができる。
地域、沖縄などの話題がある。 東大を定年退官後、沖縄に拠点を移したこととも関係があるのだろう。
世界、ジュリスト、朝日新聞、東洋経済、沖縄タイムス、信濃毎日新聞、地域開発、商工会、現代経済などに掲載していた論文の集大成になっている。
ゆたかな社会 1978年 ガルブレイス
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8OMQQ
社会に目を向けた経済学。
アメリカが豊かな社会だったかどうかは分からない。
当時は、いろいろな国のあこがれで、多くの学生、働き手がアメリカをめざしていた。
限界があるとすれば、世界全体の現実に即した認識かもしれない。
周辺にもっと目を向けた、ポランニーの方が、なじみやすかった。

1958年に初版が、1969年に第二版が出ている。 50年経過して、ガルブレイスの説が、現実のものになった。 不平等、貧困の新しい地位が、アメリカの深刻な現実になった。 ゆたかな社会の曲がり角が、2008年の特徴だろう。 ガルブレイスを呼んでいた人たちが、判断を誤ったのはなぜだろう。 理論を軽んじたのだろうか、歴史から学ばなかったのだろうか、 現実に押されてしまったのだろうか。

新しい産業国家 (上) (講談社文庫) ジョン・K・ガルブレイス 講談社 1984
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https://www.amazon.co.jp/dp/4061832018

エンゲルス以来,数式を解いて,問題解決したような気になっていた経済学に、
社会制度そのものが経済学の課題であることを示した古典的書籍。
経済の数字だけを追いかけても,なかなか見えてこない課題を、
大企業と社会主義の共通の枠組みを模索している。
経済学的方法と社会的認識の性格についての付論というのがあることからもわかる。
文庫になって、上下に分かれている。

平成不況の政治経済学 成熟化社会への条件 中公新書 佐和隆光 1994
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https://www.amazon.co.jp//dp/412101166X

理論家による現状分析の本。
話題としては、
カンバン捨てたトヨタ。
大田区町工場物語。
など、時代を特徴づける事項を拾い集めている。
何か提言があるかというと、学者の説で具体性が欠けているかもしれない。

経済発展と研究開発 1967年 堀江寛
https://www.amazon.co.jp//dp/B000JA923W

古い本。各国の研究開発体制の歴史を知る上での貴重な資料。
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシアなど。
イタリア、オランダ、ベルギー、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、
スペイン、カナダの記載もある。
各国を訪問する前に読んでおくとよいかもしれない。

経済学全集〈第19〉労働経済論 隅谷三喜男 筑摩書房 1969年
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9PPTS

労働経済学の大御所、隅谷三喜男の著作。
賃金と労働の関係が、多くの経済活動の基本であるが、未だに、未解決の事項も多い。
人の組織化が経済活動の基本であることが分かる。

賃金の理論 1965年 J.R.ヒックス
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https://www.amazon.co.jp//dp/B000JAE7UU

いろいろな仮説を前提としている.
1 社会における利用しうる労働者の総数は与えられている.
2 均等の能率をもった労働者の賃金の各職種における均等化の傾向
1は、まだ緩いが,はちょっと仮説としてはむつかしい.
だからといって、理論が役立たないという訳ではない.
ある仮説において成り立つものが、その仮説が崩れる場合には、
どういう変化、変動が発生しうるかという考察は意味がある.
賃金理論を検討する上での基本文献だと考えて良い.

二十一世紀の資本主義論 ちくま学芸文庫 岩井克人
https://www.amazon.co.jp/dp/4480089985/

平成22年のセンター試験に出題があったので読みました。
21世紀のという本の題は少し違うなと思いました。
20世紀の発想をかなりひきずっていて、21世紀の発想の提案にはなっていないかもしれない。
センター試験は「資本主義と「人間」」という
朝日新聞1985年4月2日夕刊
に掲載のあった記事とのことです。
その後、単行本になり、文庫になっています。
試験問題と単行本の違いは、問題のためのカタカナへの書き換えや、横線だけでなく、「ふりがな」と出典の記載の有無があることがわかりました。
新聞掲載時の内容ははまだ未確認です。
岩井さんの本は、ほかにも読んだことがあります。とても分かり易いです。
岩井さんと話をしたことがありません。文章に二重拘束、三重拘束があるかどうかは分かっていません。
全著作を読んでいないので、執筆当時と現在の解釈の違いは未確認です。が「あとがき」で「本書に集まられた文章は、巻頭論文以外は、すべてすでになんらかの形で発表されたものである。だが、本書に収録するに際しては、字数や表現に制約がある新聞や雑誌に掲載された文章ではなく、わたしの手元に保存してある原稿を基底にし、それに大小さまざまな改訂をほどこした。」と2001年1月1日付けで書いている。
初出当時の見解だけではなく、出版当時の見解も入っている可能性がある。
他の収録している著作との関係で、省略している事項があるかもしれない。
後半に収録した論文はある理論の発見後のもので、「資本主義と「人間」」は前半なので、発見前だということがわかる。ということは、理論を適用後には、別の書きぶりになるのかもしれない。

金融迷走の10年―危機はなぜ防げなかったのか (日経ビジネス人文庫) 日本経済新聞社 2002年2月
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https://www.amazon.co.jp/dp/4532191106

金融迷走は,数十年に渡っている。
護送船団方式という金融政策は,明らかにおかしく、金融機関が天下り先でしかなかったのではないか。
本質的な問題に,メスが入っていないのではないか。
その後の本当の迷走の10年を予想させる記述がない。
国際的な金融機関になれていない原因の記述が少ない。
なぜ生産しない会社の利益ばかりを議論するのか。生産性向上の視点がない。
日本経済新聞としては情報が十分にあるのに,よく料理できていないと感じた。

ゼロ・サム社会 岸本重陳 ティビーエス・ブリタニカ 1981年5月
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J7YNDE

経済成長を前提とした経営ではなく、経済成長しなくても、企業、国家が経営できるための基本的考え方を示めそうとしている。
流行語にもなった。
現実の問題を良く見ていることが判る。

技術と管理の経営理論  篠原 三郎 ミネルヴァ書房 1980
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J87M04

オーケストラの指揮者と管理を重ね合わせてみている。P.8
P.15で資本論から、「自由、平等、所有、ベンサム」について引用している。 ベンサムは快楽主義の人のことだろうか。
第6章が人材育成と企業教育について書いている。
ありきたりであるが,本書全体の中ではよくまとまっている。
第7章,ソ連,第8章,東ドイツというあたりが歴史性を感じさせる。

日本経済のマクロ分析 新開陽一 大阪大学出版会 1995
https://www.amazon.co.jp/dp/4872590163

Reviewを書こうと思って検索したら、先頭が東京大学が出版したものだった。
大阪大学から出ている方が、ひょっとしたらよいかもしれない。
たくさんの項目のうち、
日本の貨幣需要関数
衝撃、波動の二分法
の2つが、もっと深く勉強してみようと思いました。

地方自治の経済学, 高寄 昇三  1982/4
https://www.amazon.co.jp/dp/product/B000J7PTBE/

説明歌 法律から経済へとの傾斜言う原価計算組立ずにね 法律的指向が強い土地住宅交通環境公共投資 p.s. 土地、住宅、交通、環境という、その後の自治体を揺るがす話題をていねいにまとめたある良書。 先見の明のあるのは、現場の人間だからかもしれない。

参考文献(reference)

新装版 レモンをお金にかえる法 ルイズ・アームストロング
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https://www.amazon.co.jp/dp/4309243428/

最初は、たしか、経済セミナの別冊だったような気がする。
「レモンをお金にかえる法」と、別の著者の「歯磨き作って億万長者」
を英語で読めば、経済学の英語が怖くなくなると思います。
私はサミュエルソンの経済学と、ある人の経済学の原理の2冊も英語で読みましたが、
「レモンをお金にかえる法」と「歯磨き作って億万長者」
のような平易な英語で書かれていることに驚きました。
日本で学術書は、難しい単語を羅列しますが、英語の専門書は、平易な単語で書かれている事が多い。この違いを、本書の英語版を読んで考えていただけるとありがたい。

How to Turn Lemons into Money Louise Armstrong
Harcourt Publishers Group (Australia) Pty.Ltd / 1977年1月9日発売
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https://www.amazon.co.jp/dp/0152372512

This book was translated into Japanese. I read this at young economics students. After I read this book, I am not afraid of reading English Economics books. This is the first good English Economics Book. After this I read Samuelson "Economics" and other person's "Macro Economics". These text are all typed for copy and understanding English and Economics.

知識ゼロからの経済学入門 弘兼憲史 幻冬舎 2008
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https://www.amazon.co.jp/dp/4344901177

漫画「島耕作」シリーズの登場人物を使って、経済学を最近の事例を使って簡単な紹介をしている。
漫画「島耕作」シリーズは、有名電機製造業の宣伝担当者から社長になるまでを描いている。
大企業での、いろいろな事象を描写しているので人気がある。
「島耕作」シリーズを読んでいる人なら、経済学を一度も勉強したことがない人でも、
いろいろ分かるようになる。
「島耕作」を読んだことがない人でも、分かりやすくはなっているが、
一度、「島耕作」シリーズを読むことをお勧めしたい。
「係長 島耕作」「課長 島耕作」「部長 島耕作」「社長 島耕作」などのシリーズがある。

どん詰まりの資本主義 大塚英三 産経新聞出版 2010
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https://www.amazon.co.jp/dp/4863060742

技術士による経済評論。
すばらしい。
「読み易くする為に、次のように心掛けました。
1 視認性のよい漢字は多用するが、「ふりがな」も活用する。交ぜ書きはしない。
2 「ひらがな」ばかりが長く連続すると目が疲れるので、その途中に漢字を使ったり、一部をカタカナにしたりする。
3 外国語由来のカタカナ語はなるべく避ける。」
できれば、参考文献一覧を最後につけていただけると嬉し。途中で引用した文献の一覧がみあたりません。参考文献一覧を作るのが勉強だという謎かけかもしれません。

読むだけですっきりわかる政治と経済 (宝島SUGOI文庫) 後藤武士 宝島社 2009
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https://www.amazon.co.jp/dp/479667389X

電車の中で、軽く読み飛ばすのに適している。
3度くらい読み直せば、政治経済の本を読むときの足しになる。
受験生なら、同じ問題集ばかりやっていて煮詰まってきたときに、気分転換によい。
通学の電車で読もう。
就職前の学生なら、本書に書かれていることは社会人の常識である。
面接前には必ず読んでおこう。

ニッポン経済勝手に構造改革 (日経ビジネス人文庫) 森永卓郎 日本経済新聞社 2001
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https://www.amazon.co.jp/dp/4532190894

経済評論家「森永卓郎」のさまざまな業種の方との対談集です。
異色文筆家「中村うさぎ」との対談が分かりやすい。
乱脈購買者が,日本経済にどのような効果をもたらしてきたかが分かる。

近江商人学入門―CSRの源流「三方よし」 (淡海文庫 (31))末永国紀 サンライズ出版 2004
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https://www.amazon.co.jp/dp/4883251462

買い手良し、世間良し、売り手良しの三方良しが商売を長く続ける秘訣だと思います。
どれか一つだけでは、均衡を崩し、長期の商売にならないと思われます。
うまく読み取れる人が、商売人になれると思います。

参考文献(reference)岩波新書 発行年順

独占資本の内幕(岩波新書)D.マッコンキィ 1955
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/B000JB2VL6/
ドイツというと、何か遠い国のように感じていたので、 本書で、ナチス・ドイツとイー・ゲー・フェルベンについて書かれていたことも、今一歩、ピンとこなかった。 2009年、ベルリン、2010年、ミュンヘンを訪れて、 特にミュンヘンの博物館で古い産業資料を見いて、 はじめて、本書に書かれていた内容の一旦がわかってきたような気がした。 ナチス・ドイツの産業主導の政策がやや分かったかもしれない。

資本論入門 (岩波新書) 向坂 逸郎 1967
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/

岩波新書愛好会】難解な解釈が多い資本論。 古い理論なので難しいのかもしれない。 難しく考えるのは頭の対応にはなるかもしれない。 谷崎潤一郎の「小さな王国」を題材に展開している。 比較的とっつきやすいと評判だ。 立場の違う人は認めないかもしれない。 実際には最後の方は、資本論の参考書を何冊か読んだ人でないと理解できないかもしれない。 経済学部に入ったら,一度読んでみるのもよいかも。

経済計画と構造的諸改革―イタリアの場合(岩波新書) 尾上 久雄 1968
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/B000JA52FO/

普段は産業としてはなじみの薄かもしれないイタリアで、エディソン、フィアット、オリベッティなど具体的な企業名が入った話が記録されている。 イタリアと仕事をするときに参考になる。

世界資本主義の危機〈上〉(岩波新書) ジョイス・コルコ 1975
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/B000J9QUPQ/

本書発行後オイルショック、ニクソンショックを超えて25年経ち金融破綻で迎えた。英文表題America and the crisis of world capitalismアメリカの危機ではない。アメリカと日本以外の視点が抜けている。その後のBRICSの台頭もない。漏れが多い。本質はいまだに変わっていないことにも気がつく。何度も失敗しても似たような失敗を繰り返す。人間の学習成果は10年の世代交代で伝わらず同じことを繰り返す。世代を超えた伝達方法が必要。岩波新書一覧 http://bit.ly/12LkZWe

模索する資本主義 (岩波新書) 渡部 経彦 1975
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https://bookmeter.com/books/3821013

ハーバード大学とマクガバンについて言及している。
貧困、巨大企業の責任、IMF/GATT体制など、
多様な問題を扱おうとしている。
インフレーションの問題も指摘している。
近代史を知るにはよい本であろう。

世界の大企業―多国籍企業の時代 (岩波新書) 佐藤定幸 1976
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https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9Q59W

エクソン、GM、ロイヤルダッチシェル、USスチール、バンクオブアメリカ、ITT
GMが失速した今、ちょうど読み直すとよいかもしれない。
ITTという会社を本書を読むまで知らなかった。
ATTが解体した際に、国際電話部門を買い取ったプエルトリコの電話会社とのこと。
現在は、どの会社に引き継がれたかを調べるのもよいかもしれない。
日本企業の閉鎖性も問題かもしれないが、多国籍企業にはいいかげんな企業もあることが分かる。

近代経済学の再検討―批判的展望 (岩波新書) 宇沢 弘文 1977年
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/B000J8Y2H0/

「自動車の社会的費用」を書いた宇沢弘文が、より幅広い経済学の視点を提供している。
市場現象に限定しすぎて、より広範な視点を無視しすぎてきたことを反省している。
カール・ポランニーらの経済文明論の流れを汲む、玉野井芳郎の、同時代の論調とも共通性がある。
異なる学派であっても、時代の制約を理解し、それに対して解を出そうという努力が見られる。
理論と現実の乖離についても警鐘を鳴らしている。

経済学とは何だろうか (岩波新書) 佐和 隆光 1982
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/4004201829/

数理経済学、統計学の佐和先生の本で勉強しました。
「専門用語のわかりにくさ」では、「翻訳された日常言語のジャルゴン化」という点を指摘している。
「経済学用語のすわりの悪さ」では、英語の経済用語は日常用語なのに日本語の経済用語は専門用語であることを指摘している。自然科学、工学では、「日常生活とはほとんど無縁なものが多い」ので日常用語を使う必要がないため「「収まりの悪さ」に戸惑う必要はない」とのこと。
用語について、佐和先生のようにきちんとした理解をしている人は多くないのが残念だ。
最後が保守化する経済学で終わっているところも、現代経済学の現状を表しているようで特徴的だ。

豊かさのゆくえ―21世紀の日本 (岩波ジュニア新書)佐和隆光 岩波書店 1990
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https://www.amazon.co.jp/dp/4005001734

もう少し簡単な話でもよいのかもしれない。
豊かさしか味わっていない子供がいる。
豊かさしか味わっていないこともには、豊かであるという概念は伝わらないかもしれない。
言葉では、伝えられないし、分からないかもしれない。
豊かでない人が、直接話しをしないで伝わることの方が怖いかもしれない。
豊かでない家庭もある。
豊かでない現実をどのように考えるとよいかの助け舟があるとよいかもしれない。

これからの経済学 (岩波新書)佐和 隆光, 1991
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/4004301661/

数理経済学者である佐和氏の『経済学とは何だろうか』も分り易かったが、
本書の、経済学の初学者が読むとよい本である。
経済の数字の上での動きと、現実の活動との関係を、
見極めないと、数字に踊らされる可能性がある。
理論から押さえるか、現実から押さえるか、2つの方向性をどう均衡させるかが、
本書を読み進む上での鍵となるかもしれない。

先端技術と日本経済 (岩波新書) 三橋規宏 1992
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https://www.amazon.co.jp/dp/4004302323

当時設定した3つのハードル
人手不足、高齢化、地球環境問題
のうち、後者2つは、たしかにハードルだった。
人手不足は、BRICSの台頭で、解決している。
とすると、残るハードルはなんだろう。

年金入門 新版 (岩波新書) 島田 とみ子 1995
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/4004303915/

岩波新書愛好会 年金制度が大きく変化する中、年金の事を考え直すよい機会に。1985年改変に対応した1991年発行の初版に対して、1995年の改変にいち早く対応して書き加えている。

ロシア経済事情 (岩波新書) 小川 和男 1998
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https://bookmeter.com/books/211419

ソ連や、ロシアの話というと、政治の話が多く、経済の話がなかなか見えてこなかった。 本書は、経済に絞っているので、冷静に読むことができる。 特に、日本が資源を輸入し、加工品を輸出している先としては、重要な隣国である。 もっと、ロシアのことを理解した方がよいということが分かった。 特に、シベリア東部の文化についての本を読んでみようと思った。 北方領土問題は、経済だけでなく、文化の面でもよい方向での解決が必要だと感じた。

経営革命の構造 (岩波新書) 米倉誠一郎 岩波書店 1999
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https://www.amazon.co.jp/dp/4004306426

経営とは個人が大事だということが分る。
人の意思なくして「法人」の意思がないことが理解できました。
会社経営は利益ではないことも分りました。
Going Concernとして、継続するためには、利益が必要ですが、
新しいものを作るときには、利益優先では達成できない。
2つの力をやじろべえのように、ゆらゆら揺れながら、
長期的には均衡を図ることが大事なのだと。
文字で書くのは簡単だけど、実践するのが難しい。

イギリスと日本―その教育と経済 (岩波新書)  森嶋 通夫 2003  
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https://www.amazon.co.jp/dp/4004200296

ロンドン大学教授が、イギリスと日本を対比しながら、英国病、イギリスの中等教育・大学、新日本列島改造について語る。経済企画庁、日本経済研究センター、関西経済連合会での講演を基に。著者の経験に基づいた感想。理論書ではない。

豊かさの条件 (岩波新書) 暉峻 淑子, 2003
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/4004308364/

経済学者の単なる評論かと思いながら読み進んだ。ユーゴスラビアの難民や、ユーゴスラビアの子供達との交流の記事は、具体的で、行動的で、思いがこもっていて分かり易かった。国際社会で、豊かであるということは、ご近所さんとも、遠方の方とも、何か生活の中での繋がりがあることだと分かる。経済学者などの諸説も、さりげなくちりばめてあり、経済学部の学生にもお勧め。

社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)斎藤槙 岩波書店 2004
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https://www.amazon.co.jp/dp/400430900X

起業家への応援歌。
髪の毛が真っ白になった方、廃業した方、夢を忘れて、維持に走っているように見られている方などなど、必ずしも薔薇色ではないかもしれない。
仕事柄、起業家を支援しなくてはいけないのに出来ていない現状が嘆かわしい。
技術支援をしなくてはいけない組織なのに、「仕事がないか」「人がいないか」の相談が多い。
原点に帰れなくなる起業家はそう多くない。次世代に引き継げない悩みは耳にする。
次世代は次世代で起業してもらえばいいということだろうか。

経済論戦―いま何が問われているのか 岩波新書 川北 隆雄  2005
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https://www.amazon.co.jp/dp/4004309727/

岩波新書愛好会 新聞記事、テレビの解説を鵜呑みにしないためには、 3つ以上の方向性を持った本を読んでおくとよいかもしれない。 経済論戦という題からも、少しメディアに流された論調になっている点が不安だ。 一つの考え方の提出ということで、参考にするとよい。 同じ現象を、軸が違う分析も読むとよい。

経済の考え方がわかる本 岩波ジュニア新書 新井明 2005
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https://www.amazon.co.jp/dp/400500511X

高校の社会と大学の経済学の間には,本書が指摘しているように,差が激しい。
高校で社会が好きだった人も,大学でチンプンカンプンで嫌いになる人もいる。
その間を埋めるのに,本書はとてもよいと思う。
日常生活の中の現象を経済学の理論で考えてみるのに,
個人の行動はミクロ経済学,
社会での集計はマクロ経済学。

権力―グローバル経済とリスク・ビジネス 岩波新書 本山美彦 2008
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https://www.amazon.co.jp//dp/4004311233

何がいったいどうなったのだろう。
嘘を嘘で塗り固めたようなことが、本当に放置されていたのだろうか。
10年前に、警鐘を鳴らす本が出ていて欲しかった。
事後処理は無益ではないが、事前予防が大事のはず。
リスク管理といいながら、リスクだだもれだったのだから。
本書は、現状を認識する上で必要となる、情報を整理してくださっています。

グローバル恐慌―金融暴走時代の果てに (岩波新書) 浜 矩子 2009   
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/4004311683/

岩波新書愛好会 リーマン衝撃。恐慌の意味を、平明に解きほぐす。「はやる筆者の言葉の暴走を絶妙な手腕で管理していただいた」との後書きが現実味を帯びる内容。総研にいた人らしく、第三者視点で官庁への批判的であるが、恐慌の中で苦労した経営者の視点も記録するとよいかも。

WTO――貿易自由化を超えて (岩波新書) 中川 淳司, 2013
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https://www.amazon.co.jp/dp/product/400431416X/

感想歌 短歌 形式 WTO/TBT協定技術障壁無くす規格を 紆余曲折中国加盟でひと段落アメリカ任意の動き牽制

自己参考資料(self reference)on Qiita

仮説(90)「経済学と経営学は一緒くたにされがちですが別物です。JavaとJavaScriptくらい違います。」
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/112f11c4b77ae15709b1

仮説(89)インド、インドネシアとJava、Javascript:接尾辞がついて別物と言うが共通点は多い。
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/2c331ff6654d41d5e157

転職者による、転職者のための、転職者の履歴、業績、面接
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/162fbb954deb886464bf

「転職ドラフト」に登録する前に読むとよい記事
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/6ea360e91079f350494b

Fラン文系によるFラン文系のためのFラン文系プログラマ /「Fラン文系」でも就職(プログラマ)できる5つの道
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/c72fa39e3191ea0290df

仮説(37)ぼくの先生 プログラマになるまで
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/53e4bded9fe5f724b3c4

仮説(93) 科学四分類と算譜(program)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/a2f2b9cc3a51b6af7603

仮説(116)「今日死ぬとしたら」日本語が不得意なプログラマが話をする
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/61a03864ac6c011e6164

自分の言葉だけで論理展開できるのが天才なら、文章の引用だけで論理展開できるのが秀才だ
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/97cf07b9e24f860624dd

中小企業における事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/14b600b4c2bbe54e34fe

あとがき(Post Script)

最近の書籍を網羅していません。ごめんなさい。岩波新書も2013年が最新。

紹介している書籍のamazon.co.jpにおける書評は1つの場合が半分くらい。これは、他の専門分野でも同様である。amazon.co.jpが流行の本への投稿を高得点にするreviewer rankingに変更した結果かもしれない。また、amazon.co.jpは、書評を書いた本人になんの理由開示もせずに削除している。そのため多くの専門分野の書評が、理由が不明のまま削除されている。そこで、booklog.jpになるべく書評を書くようになった。booklog.jpは、amazonの未登録の本の登録が有償サービスだった。bookmeter.jpは、未登録本の登録が無償であった。そこで、bookmeter.jpに登録するようになった。それぞれ登録冊数は1万冊を超えている。1割程度は、転載していない。ここで紹介した本は、3箇所(amazon, booklog, bookmeter)とも記載があるように作業中。(amazonが勝手に消したものはamazonが反省して復活を待つしかない。)
https://bookmeter.com/users/121023/bookcases/11094529?sort=book_count&order=desc
https://bookmeter.com/users/121023/bookcases/11094525?sort=book_count&order=desc
https://booklog.jp/users/kaizen?category_id=2007519&display=front
https://booklog.jp/users/kaizen?category_id=1625133&display=front

岩波新書100冊(作成中)@researchmap
https://researchmap.jp/jo86plfj3-45644/#_45644

岩波新書愛好会@読書メーター
https://bookmeter.com/communities/333752

人生で影響を受けた本100冊
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/16af53acbb147a94172e

データサイエンティストの気づき!「勉強して仕事に役立てない人。大嫌い!!」『それ自分かも?』ってなった!!!
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/d85830d58d8dd7f71d07

一覧

物理記事 上位100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/66e90fe31fbe3facc6ff

量子(0) 計算機, 量子力学
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/1cd954cb0eed92879fd4

数学関連記事100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/d8dadb49a6397e854c6d

統計(0)一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/80d3b221807e53e88aba

言語・文学記事 100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/42d58d5ef7fb53c407d6

医工連携関連記事一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/6ab51c12ba51bc260a82

自動車 記事 100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f7f0b9ab36569ad409c5

通信記事100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/1d67de5e1cd207b05ef7

日本語(0)一欄
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7498dcfa3a9ba7fd1e68

英語(0) 一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/680e3f5cbf9430486c7d

転職(0)一覧
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Error一覧 error(0)
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プログラマによる、プログラマのための、統計(0)と確率のプログラミングとその後
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官公庁・学校・公的団体(NPOを含む)システムの課題、官(0)
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「はじめての」シリーズ  ベクタージャパン 
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/2e41634f6e21a3cf74eb

AUTOSAR(0)Qiita記事一覧, OSEK(75)
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プログラマが知っていると良い「公序良俗」
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LaTeX(0) 一覧 
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自動制御、制御工学一覧(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7767a4e19a6ae1479e6b

Rust(0) 一覧 
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5e8bb080ba6ca0281927

小川清最終講義、最終講義(再)計画, Ethernet(100) 英語(100) 安全(100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/e2df642e3951e35e6a53

<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
This article is an individual impression based on the individual's experience. It has nothing to do with the organization or business to which I currently belong

文書履歴(document history)

ver. 0.01 初稿 20190730
ver. 0.02 加筆 20190731
ver. 0.03 文献2冊追記 20190803 午前
ver. 0.04 岩波新書追記 20190803 午後
ver. 0.05 資料追記 20190804 朝
ver. 0.06 標題 経済学部入学前・入学後・卒業後対応 追記 20190804 午前
ver. 0.07 参考文献50冊 20190804 昼
ver. 0.08 あとがきにamazon, booklog, bookmeterについて記載。20190805朝
ver. 0.09 参考文献75冊 20190805 午前
ver. 0.10 参考文献100冊 20190805 昼
ver. 0.11 書籍並べ替え、岩波新書発行年順 20190805 午後
ver. 0.12 重複により削除追加 20190805 夕
ver. 0.13 表記補正 20190807 午前
ver. 0.14 重複により削除追加 反均衡の経済学 (1975年) J.コルナイ 追記 20190807 午後
ver. 0.15 並べ替えて読みやすく 20190808 朝
ver. 0.16 経済学および課税の原理 D.リカードウ, 計量経済学 辻村江太郎追記 20190808 午前
ver. 0.17 参考資料追記 20201226
ver. 0.18 転職一覧 20210116
ver. 0.19 ありがとう追記 20230521

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