医療組織の医療系(system)の構造、改良について、広く、薄く取り組んできた。
電気工学科を卒業するときは、医療系、原子力、軍事関係は転職先としては考慮していなかった。
国際標準科の仕事をしていると、米軍の関係者と会合などで遭遇することがある。
軍専用の規格から、民間の規格を利用することによって、費用対効果をよくする方向に転換してからは特に。
その後、通信系で大学院博士課程後期に在学している時に、防衛庁に就職した研究生の学生がいた。
安全分析を仕事でしはじめると、大口顧客は、原子力、医療、鉄道、自動車などが主になった。
原子力、医療は、自分のいいかげんさからすると無理だと思っていたが、安全分析を体系的に取り組んでいる一部の人々と、あまり取り組んでいないその他の人々という構造は業界によらないかもしれないと感じ始めた。
<この項は書きかけです。順次追記します。>
医療系
医療系の分類を考えた。
医療情報系:携帯計画者日記(10)
患者系、医療従事者系、医療機器系、薬品食品系、水道電気空調酸素通信系、病院系。
患者系
患者に情報をほとんど提供していない。
お薬手帳があるくらいである。
お薬手帳も、薬局ごとに異なるアプリを使っている場合がある。なにしてくれちゃうの。
真剣に薬剤についての情報を、購入者に提供しようという気がないのかもしれない。
医療機関からの検査結果などの提示されないことがある。
遺伝子検査をしても遺伝子情報を渡してもらえない。
なにしてくれちゃうの医療機関。
入院していても、医療従事者との情報交換の仕組みがほとんどない。
MRIなどの結果をCDでくださるのではなく、医療用SNSでくださると嬉しい。
医療従事者
医療従事者同士の連絡も、小さな組織内では仕組みがある場合もあるが、
組織をまたいだ情報交換というと、突然、あちこちで断絶がある場合がある。
検査部門と病理部門、病室、手術室、ICUなどの間の連携のうち、どこかでなにかが二度、三度、おなじことを書いたり言ったりしなくてはいけない。
本人確認の名前と生年月日は、医療事故を防ぐ上で必須で、バーコードで管理すればいいというものではないことは安全分析すればすぐにわかるんですが。
医療機関
病院内の科ごとに、主たる系(system)が異なることがある。
その科で用いる電子機器の種類の違いと、データ構造の違いによる場合もあり、一度に急に統合はむつかしいかもしれないことは想像できる。
いくつかの提案をし、いくつかはOpen Sourceで実現することを提言しようとしている。
医療関係者の中にも、協力的な方々がおみえであることは、日本学術会議の安全工学シンポジウムの議論で確認できた。
医療機器系
ロボット、MRI、CTなど、大型の機械をはじめ、体温計、心電計、血圧計、酸素濃度計などの小型のものまで、さまざまな製造者が、関連する機器との連携は図ろうとしている。
医療機関が、積極的に統合を図れば、少しづつでも進んでいくかもしれない。
ある医療機器の入出力に関する標準化とそのライブラリについて検討したことがある。
医療現場に根付いた派閥のような壁にぶつかった気がする。
薬品食品系
肥満性脂肪肝で入院したときには、薬剤師さん、栄養士さんのご指導を受けた。
血液検査・健康診断、データサイエンティストの自己データ管理。携帯計画者日記(14)
不整脈で入院した時もそれまでの頚椎症と血圧と不整脈の薬剤と、過去の肥満性脂肪肝の経緯からなるべく少しの薬品で対応できるように検討していただいたことがある。
食品計では、入院前の血液検査では問題なかったカリウムとカルシウムが入院1週間で不足している血液検査の結果が出た。栄養的には1週間でつじつまをあわせるような献立になっているような気がして、任意の1週間では、不足する場合があるだろうなということが推測できた。カリウム、カルシウムは、小魚をコンビニで売っていたので買ってきた。
目薬をしてもいいかとか、のど飴を舐めていいかとか、看護師さんを通じて、医師、薬剤師の方々にもお問い合わせさせていただいたりした。
手術の傷口には、薬はなるべく塗らない方がいいという指導で、術後1ヶ月なにも塗っていない。
初めて経験することに対し、薬剤師、栄養士、看護師の方々の丁寧な説明には本当に安心できた。
これらの情報が、すべて個人宛にも電子的に展開してもらえると嬉しいのにとは感じた。
お忙しいところを、何度も確認させていただいて時間と手間を取らせてしまったので。
水道電気空調酸素通信系
入院している最中に、病室の酸素供給接続口の交換工事があった。
蓋をあけるとそんなんになっているんだとわかって、なるほどと思った。
壊れないように、特に、地震があっても酸素供給が止まらないような工夫はあるような気がした。忙しそうで、写真を撮る許可を得ることができず、写真はない。ごめんなさい。
シャワー、トイレなどの工夫もそれなりにありがたい一方で、シャワー内の椅子がある病院とない病院があるような気がした。気のせいかも。
参考資料
一貫:携帯計画者日記(0)
<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20221029
ver. 0.02 ありがとう追記 20230604
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