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AUTOSAR CountdownAdvent Calendar 2022

Day 8

「 @hatasaki Windows PCでDocker Desktopを利用せずにLinuxコンテナーとWindowsコンテナー環境を構築する方法」の確認

Last updated at Posted at 2022-01-07

docker Advent Calendar 2021 6日目の記事です。
https://qiita.com/advent-calendar/2021/docker

ご投稿ありがとうございます。LGTMが10以上ついている人気記事です。

@hatasaki Windows PCでDocker Desktopを利用せずにLinuxコンテナーとWindowsコンテナー環境を構築する方法
https://qiita.com/hatasaki/items/1b945f940c23e0ee36f3

Docker Engineのバイナリーパッケージを利用

というやったことがない作業で、興味深く拝見しました。
手元にWindows機材がなく、ライセンス関係を追っかけてみます。ごめんなさい。見出し事項は、元記事のままです。ライセンスという以上、情報源の記事を引用し、仮訳をつけさせていただきます。
わかりにくい場合には、コメントでご指摘、ご質問ください。

はじめに

Docker Desktopが250人以上の組織でかつ10,000,000$有料

Docker Desktop remains free for small businesses (fewer than 250 employees AND less than $10 million in annual revenue), personal use, education, and non-commercial open source projects.

仮訳
「Docker Desktopは、中小企業(従業員数が250人未満、年間収入が1,000万ドル未満)、個人、教育および非営利のオープンソースプロジェクトは無料のままです。」

今日の為替だと1,000万ドルは、11億5780万円(為替115.79円換算)です。
いつの時点で判断するか、その日の為替計算でよいかどうかなどは、まだ確認していません。

Dockerを、仮想環境で構築したものを、いろいろな空間・時間で再利用する目的であれば、この記事の内容全体が役立ちます。

有料になる場合には、Docker Desktopを使わない選択肢に何があるかを示そうとしているのだと確認しました。

Linuxコンテナ環境構築

Windows PCで、Linuxを使いたいためにDockerを利用しているのであれば、ここで紹介がある
Windows Subsystem for Linux (WSL)を導入すれば終わりかもしれません。

名前のLinux用のWindows subsystemだと、Linuxを利用している場合に、Windowsもサブシステムとして利用したいような印象を受けたことがあります。

実際にWindowsを利用している場合に、Linuxをサブシステムとして利用するという印象を受けるかもしれません。

(1)Windows PCへのWSLのインストール

説明の簡便化のためにお勧めのUbuntuを導入しています。Dockerでもubuntuを利用するのであれば、1択だと思います。

(2)WSLへのDocker Engineのインストール

apt-getというコマンドを利用しています。現在のubuntuではaptだけで大丈夫だと思います。
私は個人的にはupdateしたらupgradeもする習慣があります。自分用に書き換えてみます。

bash
# @hatasaki Windows PCでDocker Desktopを利用せずにLinuxコンテナーとWindowsコンテナー環境を構築する方法
# パッケージインデックスのアップデート
sudo apt update; apt -y upgrade

# 前提ツールのインストール
sudo apt install \
    ca-certificates \
    curl \
    gnupg \
    lsb-release

# GPGキーの追加
curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg

# Dockerのstableリポジトリの追加
echo \
  "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/usr/share/keyrings/docker-archive-keyring.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu \
  $(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null

# リポジトリ追加後のパッケージインデックスの再アップデート
sudo apt update

# 最新バージョンのDocker Engineとコンテナランタイム(containerd)のインストール
sudo apt install docker-ce docker-ce-cli containerd.io

Windowsコンテナー環境構築

個人的にはこちらが本記事のメイントピックスです。

と書かれていますが、ライセンスについて言及されていません。URLをたどると、

Install server and client binaries on Windows🔗
Note
The following section describes how to install the Docker daemon on Windows Server which allows you to run Windows containers only. The binaries for Windows do not contain Docker components such as buildx, docker scan, and docker compose. If you are running Windows 10 or 11, we recommend that you install Docker Desktop instead.

仮訳
「次節では、Windowsコンテナのみを実行できるWindowsServerにDockerデーモンを導入する方法について説明します。 Windowsのバイナリには、buildx、docker scan、dockercomposeなどのDockerコンポーネントは含みません。 Windows 10または11を実行している場合は、Dockerデスクトップを導入することをお勧めします。」

docker 本家で、Docker daemon on Windows Serverのライセンスに言及している文章を見つけていません。

ライセンスについては、市場の動向で変更していく可能性があるのでしょうか。
この方法が、Docker社が無償で提供しつづけるかどうか、何か情報がありましたら、お知らせください。

さいごに

本記事では、Windows PCのLinuxコンテナーおよびWindowsコンテナーの環境をDocker Desktopを利用せずに、Docker Engineを利用して構築する方法についてご紹介しました。しかし、Docker Desktopには様々な追加機能があり、Docker Engineに比べで様々な利点があります。それらを利用したい場合には、やはりDocker Desktopの利用継続を検討すべきと思います。

逆に、Microsoft社が、WSLを無償で提供し続けるかどうかをどう判断すればよいでしょうか。

Microsoft社が、OSで金儲けをするつもりがないのであれば、WSLを有償にする理由がいまのところ見当たっていません。こちらについても、何か情報がありましたら、お知らせください。

この記事は、元記事を補完するために書いています。結局ライセンスは詳しくはまだ確かめられていません。revenueが、経理上の経常収入なのか、経常利益なのかすら確認していません。ごめんなさい。

最後までおよみいただきありがとうございました。

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