無線LANで繋いでいるときに、ブラウザでURLをいれても繋がらないことがしばしばあります。
いくつかの現象と原因を記録します。
- 特定のサーバが起動していない、停止している。
大規模なサービスの場合に、特定のサーバが起動しない場合には、代替サーバに切り替えて、サービスを継続できるようにしていることがあります。
例えば、サーバの保守をする場合でも、書き込みはできないが読み出しはできる状態の別のサーバを立てて、サーバの保守をすることがあります。
この場合には、接続はするため、繋がらないことは生じません。
代替のサーバを立てていない場合には、繋がりません。
- 特定の経路が機能していない
BGPという経路制御の間違った情報をながしたために、大規模なインタネット障害が起きたことがあります。
2017年8月25日の大規模インターネット障害
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2017-8-29-1
もっと小規模な障害は、日々、あちこちで起きているかもしれません。
特定の組織の経路が、ある瞬間電源がおちていたり、ある瞬間だけ再起動でつながらなかったりすることはあるかもしれません。
いにしえの昔であれば、tracerouteというコマンドで、ICMPパケットを送り確認することができました。現在は、ICMPパケットに応答しない設定になっている経路があり、末端からはうまく確認できないかもしれません。
DNSの設定の不十分さ
ドメイン名は、DNSという名前をIPアドレスに変換するサービスで機能しています。このDNSの機能は、網目状に網羅していて、網全体で整合性が取れていることを保証しているわけではありません。
そのため、DNSの設定の変更があると、その設定が網全体に有効になるまでの時間を「浸透」という言葉で表現する人たちがいます。遅延時間が問題なのですが、一旦、正しい設定になっても、他の間違った情報でまた元に戻ってしまうこともあり、「遅延」という言葉だけでは現象が表現しきれないからかもしれません。
もっとやっかいなのは、ブラウザでURLは見えるのに、メールを送ると届かないというような現象です。
これは、SMTPなどのメールの設定が、DNSと連動しているものの、さらに複雑な設定をして、矛盾が発生していることがあります。
特定の場所から、特定の場所に届かないという限定的な現象から、発見や訂正が放置されていることがあります。
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