1. 丁稚奉公(でっちぼうこう)
実家は印刷屋だった。
家業を継ぐなら、丁稚奉公する手がある。
丁稚奉公とは、ご商売をされている家に、奉公することです。
奉公とは、お勤め人になるということとそんなに違いはありません。
丁稚というのは、一番位が低い奉公人のことです。
お勤め人の平だと思えばいいでしょう。
丁稚奉公が嫌だった訳ではありません。
家業の印刷屋を継ぐのが嫌だったのです。
毎日毎日、朝早くから働いて、夜遅くまで働いても、さほど収入になるわけではありません。
70年前、名古屋の印刷業は、東京の印刷業よりも工賃が安く、同じものを作っても、収入は少しです。最近でも、名古屋地区の印刷業は、東京よりも低価格であることに変わりはないようにお聞きしています。
印刷業会向けのLaTex講座を開いた時に確認しました。
今でいうIT土方の状況に似ているかもしれません。
どんな仕事でもするのが丁稚奉公。
「雑用」という名の用はない
丁稚奉公は、時間給ではありません。聞く範囲では、江戸時代からの慣習で、仕事を覚えるのは、まず丁稚奉公から。
昭和二十二年法律第四十九号 労働基準法
が成立する100年も、200年も昔のことらしいです。
丁稚奉公は世間が言うほど人材の酷使でもなければ、悪い制度でもない
2. 書生(しょせい)
書生とは、弁護士、学者などの家に住み込んで、何かを学ぶ人のことです。
給金(給料)を貰う人もいれば、無料奉仕の人もいれば、勉強代をお米やお金で払う人もいたかもしれません。
労働契約ではなく、教育契約とみなす。
芸術分野、技能分野では、師匠と弟子という関係を、先生と書生という言葉に対応づけると同じ構造だと言えばいいかもしれません。
丁稚奉公は、住み込みであれば、食事が出たように、書生でも住み込みであれば、食事は出ることが多かったとお聞きしています。
結果、公認会計士の事務所に書生として働き始めました。
無資格で、資格を持った人に教えてもらいながら働くという感じです。
3. 勤労学生
働きながら学校へ行くのを、勤労学生と呼んでいたことがある。
工場のそばに学校があったり、工場の中に学校があることもあった。
警察学校、防衛学校などの、職業訓練が目的の学校もあった。
管轄が文部科学省か、他の象徴かの区分以外に、あまり違いは見出せないかもしれない。
3.1 学生&事務官・技官
名古屋工業大学には、夜間学生の二部というものがありました。
昼間は、名古屋工業大学に技官か事務官として働きながら、夜は学生をしている。
自分の知り合いだけでも10人以上いたような気がします。
丁稚奉公や、書生と違い、どちらの身分も、近代法に基づくものです。
労働基準法と学校教育法。
給料をもらいながら、その組織に学費を払う。
通学時間0分。
学校の仕組みの細部まで知り、大学院に進んだ人たちも大勢知り合いでいます。
丁稚奉公、書生より、ずっと近代的ですね。
自分もそういう道があることを知っていて、最初からそうすればよかったのかもと思いました。
社会の仕組みは多岐多様で、仕組みを知っていれば、充実した人生が贈れるかもしれない。
大勢の人が進む道は、競争も激しく、なにもそんな競争の激しい道を選ぶ必要はない。
凡人は天才、秀才と違うことをして生きていく
3.2 社会人大学生、社会人大学院生
社会人大学院生も大勢いる。
企業が、大学と共同研究をする際に、大学生、大学院生として企業から給料をもらいながら学生をする人たちがいる。この人たちの呼び名は、社会人大学生、社会人大学院生という場合もあれば、他の呼び名もある。
社会人大学生、社会人大学院生といっても、学校に行っている時間が、給料の対象となっている人と、給料の対象になっていない場合がある。
共同研究をしている場合は給料が出ていて、研究テーマが個人が決める場合には給料が出ていない場合もある。
ある企業では、若年定年制を利用することを前提に、個人が研究テーマを決めて給料が出たまま大学院生になうr制度がある会社もあると聞いたことがある。
まとめにはならない
働きながら学ぶとか、学びながら働くとか、古くからある制度の系列を見定めれば、自分がやるとよいかもしれないことは、人がやっていることと同じなくてもいいかもしれないことに気がつくといい。
時間外は子育て。「 10年後のために今勉強しておきたい技術」は勤務時間内だけで。
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