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私が体験した1番ゾッとするインシデントの話

参加記事です。

本番環境でやらかしちゃった人 Advent Calendar 2021

で紹介させていただいた

「配電盤の電源を切る」

よりも、もっと恐い話。

ある電子基板のはんだづけをし、100万円以上する測定機器で測定しようとしたら、基盤から薄橙色の炎(ほのお)が、電子基板上のICから立ち上がったという事件。

恥ずかしながら、電気科を卒業しているにもかかわらず、ICから、炎が出るということを知らなかった。

個体電子という量子力学を使った電子材料の学科の単位を落としていたからかもしれない。

研究室が現代制御理論の研究室で、論理模擬試験のプログラムしか書いておらず、計算機実験以外の実験が研究対象でなかったからかもしれない。

一番、心配だったのは、測定機器を壊しはしなかったか。
よく考えてみれば、高額な測定機器は、過渡電流を防ぐ回路が入っているらしく、大丈夫だった。

測定装置であるため、「本番環境」ではないという考えに基づき、上記AdventCalendarには投稿しなかった話です。

電気安全

感電が一番危険な事象です。

卒業した大学でも、雷試験で学生が死んだことがあると聞いたことがあります。

まず、感電を防止することが大事です。

次が、発熱・発煙・発火だろうと思います。

発熱は、ノートPCで膝に置いて仕事をしていたら、膝が低温やけどになったという話を聞いたことがあります。
発煙は、ハードディスクでSCSIと書いてあるコネクタに、SCSIケーブルをつないだら、煙がでたことがあります。粗悪品で、パラレルケーブルで接続するハードディスクなのに、製造会社が、SCSIと刻印のあるケースを、パラレルケーブル接続する機器でも使っていたらしいです。マニュアルには、パラレルケーブルをつかいでくださいって書いてある。1980年代のことです。

いずれにしても、電気を使う仕事は、危険がつきものです。
電気安全の教育をちゃんとしてから、作業に入ってください。

導通試験

電源を入れる前に、かならず導通試験をする習慣をみにつけましょう。
テスタには、導通試験という項目があるものであれば、そこを使って、グランドとつながっているはずの端子がグランドとつながっているかを確かめましょう。
また、導通していないはずの端子の導通がないことを確かめるのもよいでしょう。

電圧測定、電流測定など、電源を入れてからする測定はその後でお願いします。

最後までおよみいただきありがとうございました。

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