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はじめに

医療系は、MRI,内視鏡など技術の発展に伴い、飛躍的に変化している。

遺伝子解析とiPS細胞による研究も進んでいる。

医療機関に 36 48 72時間常駐して知ったこと、感じたことを記録する。

医療システムは、主に次の3つを想定している。

計算機を内蔵している機器
解析に計算機を利用している
記録・管理に計算機を利用している

これらのソフトウェアは、従来は全く異なるOSで管理し、全く異なる通信網(network)に接続されてきた。

最近では内蔵機器のOSがLinuxだった、通信にWi-Fi, bluetoothを使っていたり、ほぼ継ぎ目なく(seamless)につなぐくとができる場合がある。

そこで、医療技術だけでなく、OS、通信、データ解析技術を統合的に設計、運用することになる。

価格

医療系の現状と課題は、価格。

生命に関するところは、信頼性、安全性、危険回避が必要である。

機材

内視鏡

梛野(なぎの)正人
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/tumor/about/greeting.html

の講演で、内視鏡がもたらした外科手術の成功率の向上への寄与について話を聞いたことがある。

研究課題名:次世代医療機器開発へ向けた内視鏡外科手術における暗黙知のデータベース構築
『人工知能を用いた手術映像に関する研究』へご協力のお願い
http://www.shikoku-cc.go.jp/hospital/guide/class/digestive_s/pdf/research_201808.pdf

カテーテル

[44] カテーテル治療の実際
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph44.html

カテーテルアブレーション全例登録事業
http://j-ab.ncvc.go.jp

心臓カテーテル検査
https://www.sakakibara-hp.com/treatment/approach/checkup/catheter/

血管内超音波検査
血管内近赤外線検査

経食道心臓エコー検査

http://www.ncvc.go.jp/hospital/section/treatment/laboratorymedicine/physiofunction/detail09.html
胃カメラより太いものがあり、飲み込みにくい場合がある。
ある事例では、7回試みて疲れ果てたという報告がある。

より細い、より小さい機材で検査ができるとよい。

可搬式X線装置

病室でX線写真を撮る時
http://www.rokuen.or.jp/book/guidebook/mokuji/n_Q10.pdf

検査技師の方の防護策は検討課題

心電計

手足の心臓付近に検査装置を付けて測る方法と、手足だけにつけて経過を見る方法がある。

ホルター心電計

製品の歴史
https://www.fukuda.co.jp/company/about/item02.html

##血圧計
両手、両足を同時に血圧を測り、次に右手右足、その次に左手左足を測定する方法がある。

医療機関等で患者が自主的に測定する装置は、愛知県小牧市のコーリンが提供している場合があった。
オムロンに買収された。
https://www.healthcare.omron.co.jp/product/hem/

現在はフクダ電子グループになっている。
https://www.fukuda.co.jp/colin/products/feature13.html

血液検査

検査項目が病名等によって追加になることがある。

ペースメーカー,植え込み型除細動器

ペースメーカーの原理としくみ
https://www.fukuda.co.jp/public/pacemaker/mechanism.html

ペースメーカ治療
https://www.jll.co.jp/patient/therapy.html

スマートウォッチ

運動:運動量

健康管理:

血圧計 心拍計 歩数計
https://www.amazon.co.jp/dp/B07KS3RBZ9/

身長

検査、手術に耐える体力があるかどうかの目安の一つ。

体重

検査、手術に耐える体力があるかどうかの目安の一つ。

超音波画像診断装置

愛知県豊橋市にある魚群探知機の本多電子は、超音波画像診断装置を開発している。
https://www.honda-el.co.jp/medical/201812200008.html

眼科

愛知県蒲郡市にあるニデックは、眼科用機器を開発している。
https://www.nidek.co.jp/products/ophthalmology/

移動機材

寝台(bed)

施術前後の移動などは寝台で行うことがある。
乗り物酔いしやすい体質だと嘔吐することがある。

車椅子

足置きが折りたたみだったり、
停止器(stopper)がついていたり、
人が容易に押して移動できる。

歩行器

点滴をぶらさげて移動できる機器。
歩行できるようになった状態で点滴などをしている場合には、そのまま洗面所などへの出入りができる。
回復運動のために、歩行器による行動範囲の指定がある場合がある。

集中治療室

集中治療室で、他の音から隔離するため、音響機器の持ち込みが許可される場合がある。
具体的には、イヤホンと電池式ラジオの場合がある。

施術室

音響機器の持ち込みが可能な場合は未確認。
長時間でなおかつ精神的な安静が必要な場合に許可が下りるかどうか。

配線などが交錯するため、施術に必要のない機器は持ち込まない方がよい。

患者の視覚に入る天井または壁に映像機器を配置し、bluetoothイヤホンで鑑賞することが可能かどうか検討中。施術室の設計時点での考慮が前提。

病室

照明

消灯時間に自動的に切れる場合がある。

呼び出し装置

病室および医療要員室の両方で音がなる場合がある。
病室の前の掲示板に表示が出る場合がある。

酸素

吸引

センサ

映像機器

カード式の課金方式の映像機器がある場合がある。
イヤホンなどで聞く。

電源

課金式または携帯電話の充電などができる電源を用意していることがある。

冷蔵庫

カード式の課金方式の冷蔵庫がある場合がある。

記録

MRIのデータなどを患者に有償CDで配布し、他の医療機関にかかるときの参考にすることができるようになってきた。

いろいろな症状のある人が、複数の医療機関にかかっているときに、データを相互に利用できるとよい。

心不全医療の適正化に資するための全国規模データベースによるエビデンスの創出
https://www.jroadhf.jp/about/plan.html

薬剤

お薬手帳
お薬手帳は、紙のもの以外に、スマフォのアプリがある。しかし、複数のスマフォアプリ間で情報交換ができないなど、利用者不在の状況がある。

どんな薬局でも、どこのアプリでも読み書きできなければ、電子化する価値がない。

検査結果

血液検査、胸のレントゲン、心電図など基本データを始め、本人の同意があれば、遺伝子なども、医療判断に使えるとよい。

利用者に役立つことがわかれば、遺伝子を医療診断に利用する可能性は高くなる。

食事・栄養

塩分制限など、病気の種類によって摂取する量が決まっている場合には、そのデータを食品産業に登録すると、摂取可能なメニューが提示できるようになっているとよい。

運動

歩数計などの運動の記録は携帯で簡単にできるようになってきた。
薬剤、食事・栄養などの合わせて、判断できるようになっているとよい。

本人の自主性

すべての情報は、本人の自主性に基づいて提供・利用する仕組みができるとよい。

本人からの申し出がない場合には、ネット上に蓄積しているデータには接続できないことが大事。

伝達

目の見えない人、耳の聞こえない人にも伝達できるとよい。
病棟でWi-Fiを提供しているところがある。

登録方法で、メールでのやり取りが必要な場合は、スマフォ等を持っていることが前提となっており、ネットに繋げられないと、利用できないという悪循環に陥ることがある。問い合わせると具体的に登録の手順を飛ばした方法で指導がある。

運営主体

ipod, iphoneなどの成功例は、従来の業界では、新しいサービスを提供できてきていないという事情がある。
従来慣行、利権と関係が深くない主体による提案が効果的かもしれない。

大学病院

地域の拠点病院の場合がある。
大学病院の系の検討、相談を受けたことがある。

受付、受診、処置、会計、投薬、入院、退院など体系的に情報提供できているかどうかが課題かも。

名大病院、岐阜大学病院、三重大学病院、藤田保健衛生病院

市民病院

岐阜県大垣市民病院生まれであることを記録。
その他、名古屋市緑市民病院、春日井市民病院、公立陶生病院。

日赤病院

海外の技術者受け入れ組織の研修において、日赤病院の職員と一緒に英語研修を受講したことあり。

事例

医療事故情報収集
http://www.med-safe.jp

薬局ヒヤリハット事例
http://www.yakkyoku-hiyari.jcqhc.or.jp/

処方表記の解釈の違いによる薬剤量間違い
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/dl/100129-1.pdf

メラノーマガイドラインパブリックコメントの募集について
http://www.skincancer.jp/info_melanoma190415.html

政策

「患者の安全を守るための共同行動(PSA)」
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/torikumi/iryouanzen18.html

医療安全対策 > 法令・通知等
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/

医療法(昭和 23 年法律第 205 号)

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 (昭和 35 年法律第 145 号)
医薬品医療機器等法

地域における医療及び介護の総合 的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(平成26年法律第 83号)

予防接種法

消費者安全法

規格

ISO 13485:2016 Medical devices -- Quality management systems -- Requirements for regulatory purposes
https://www.iso.org/standard/59752.html

ISO 16142-1:2016 Medical devices -- Recognized essential principles of safety and performance of medical devices -- Part 1: General essential principles and additional specific essential principles for all non-IVD medical devices and guidance on the selection of standards
https://www.iso.org/standard/63939.html

IEC 80601-2-30:2018 Medical electrical equipment -- Part 2-30: Particular requirements for basic safety and essential performance of automated non-invasive sphygmomanometers
https://www.iso.org/standard/70653.html

IEC 80601-2-49:2018 Medical electrical equipment -- Part 2-49: Particular requirements for the basic safety and essential performance of multifunction patient monitoring equipment
https://www.iso.org/standard/67720.html

ISO 80601-2-55:2018 Medical electrical equipment -- Part 2-55: Particular requirements for the basic safety and essential performance of respiratory gas monitors
https://www.iso.org/standard/67241.html

ISO 80601-2-56:2017 Medical electrical equipment -- Part 2-56: Particular requirements for basic safety and essential performance of clinical thermometers for body temperature measurement
https://www.iso.org/standard/67348.html
ISO 80601-2-56:2017/Amd 1:2018
https://www.iso.org/standard/75005.html

ISO 80601-2-79:2018 Medical electrical equipment -- Part 2-79: Particular requirements for basic safety and essential performance of ventilatory support equipment for ventilatory impairment
https://www.iso.org/standard/68843.html

ISO 80601-2-80:2018 Medical electrical equipment -- Part 2-80: Particular requirements for basic safety and essential performance of ventilatory support equipment for ventilatory insufficiency
https://www.iso.org/standard/68844.html

参考資料(reference)

医療×IT
https://qiita.com/riow1983/items/7b91a9836c45cffded0c

医療診断とAI(機械学習)
https://qiita.com/TatsuyaMizuguchi17/items/890366fdc0d28cec1c0f

【海外】IoTソリューション(医療)
https://qiita.com/hnaoya/items/fc26dd13338fd97ad7f0

【海外】IoTソリューション(医療)
https://qiita.com/hnaoya/items/62dd7736cf8875fc632c

電子版お薬手帳をWebブラウザ表示するhttps://qiita.com/hiro_literal/items/c357ee15b0b98ff176c3

Team AI 医療データハッカソンを開催しました(20170811)
https://qiita.com/daisuke-team-ai/items/7990a5869e486ba25e07

簡易脳波計ブレインコンピュータインタフェース(BCI/BMI)に使えそうな分析手法https://qiita.com/shu3051/items/307d27b9ee7cd800258b

脳波を機械学習で判別することを考えたときの注意点
https://qiita.com/shu3051/items/52956dc1bad50a8af267

自己参照(self reference)

「はたらく細胞」(1) 特許を探す。罠4つ。
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/8e6d028c250f629ebcde

「はたらく細胞」(2) 血液検査
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/cb337301dac1db40554e

<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>

文書履歴(document history)

ver. 0.01 初稿 20190403
ver. 0.02 検査機器追記 20190404 真夜中
ver. 0.03 参考資料追記 20190404 午前4時
ver. 0.04 移動機材追記 20190404 午前5時
ver. 0.05 集中治療室、施術室追記 20190404 午前6時
ver. 0.06 自己参照など追記 20190410
ver. 0.07 参照追記 20190502
ver. 0.08 ペースメーカー等追記 20190507
ver. 0.09 事例にパブコメ追記 20190508
ver. 0.10 はじめに追記 20190509
ver. 0.11 表題追記 20190512
ver. 0.12 ありがとう追記 20230503

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