適用するルールによって意見は二分 「8÷2(2+2)=」の答えは?
https://news.livedoor.com/article/detail/16867682/?fbclid=IwAR0X6-jUxNWLWaE6RouXezm5mAsOPxK-amkEsp1k5ocln0bSiixUy_WDVbc
出題の意図、目的または状態を考えてみる。
#前提
意図、目的、状態がすべて観測できるとは限らない。
意図、目的、状態は、すべてが理解できるとは限らない。
何かを理解すると、何かは歪んでいく。
事実は、掴んだと思ったら逃げていく。
分かったと思うのは、誤解の始まり。
一つは観測問題。観測行為が状態を変化させる場合には、
観測した後の状態は、観測する前の状態ではない。
一つは認知問題。ある事項を詳しく認識し、矛盾がないようにすると、
他の部分の認識との均衡がくずれ、別の矛盾が発生しているかもしれない。
#状態
##1 記号の省略
乗算を習慣から省略している。
8÷2 x(2+2)
2 組
一つの値ではなく、2つの値
8÷2 (2+2)
4 4
を表している。
前の項にかっこがなく、後ろの項にかっこがあるのはやや不自然。
##3 記号忘れ
省略とは異なり、忘れた場合には、幅広く忘れたものを仮定する。
8÷2 x(2+2)
8÷2 ÷(2+2)
8÷2 +(2+2)
8÷2 -(2+2)
+の場合はかっこは不必要。()があるのはやや不自然。
考察
意図、目的を考えるのは、自由である。
状態をもっと洗い出しているとよい。
数式も一つの言語で、応用分野によって記法が違う。
例えば、数学で虚数をiで表現する。
電気工学ではjで表現する。
それぞれの分野によって習慣が違う。
状態の他に、どの分野の設題だと推測するかで想定が違うかもしれない。
数学
ユークリッド幾何学と非ユークリッド幾何学で相容れない定理があるように、数学の分野でも答えが一つとは限らない。
数学の問題は、答えがたくさんあるほうが、考える力がつくという仮説がある。
3 + 2 = []
という問題よりも
[ ] + [ ] = 5
という問題は、
x + y = 5
という代数への一歩となるからという仮説がある。
プログラミング言語
python の例を下記に示した。
8÷2(2+2)をpythonで
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7592c0c205acff17f999
fortran, cでも確かめた。
言語の種類によって、いろいろなエラーがでる。
言語規定による。
どういう言語規定が、何の役にたつかによるかもしれない。
##物理
物理事象の数式表記であっても、物理量を計算する場合と、演算子を計算する場合とがある。
物理量を計算するのであれば、その値の単位が大事である。
単位のない量を扱うこともある。同じ単位のものを割った場合。
それぞれのわかりやすさに度合いがあるかもしれない。
出したい答えの物理量がわかっていて、各式の値の物理量がわかっていれば、どういう計算がしたいか特定できる場合がある。
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20190823
ver. 0.04 URL追記 20230228
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