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バベルの塔 は、倒れるだろうか。

ピサの斜塔も倒れていないのだから、倒れないかもしれない。

バベルの塔

バベルの塔とは?実在した場所や多言語が生じる物語の ...

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創世記/ 11章 09節

それゆえ、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言語を混乱させたからである。主はそこから彼らを全地の面に散らされた。

創世記11
ノアの洪水の後、人間はみな、同じ言葉を話していた。
人間は石の代わりにレンガをつくり、漆喰の代わりにアスファルトを手に入れた。こうした技術の進歩は人間を傲慢にしていった。天まで届く塔のある町を建てて、有名になろうとしたのである。
神は、人間の高慢な企てを知り、心配し、怒った。そして人間の言葉を混乱(バラル)させた。
今日、世界中に多様な言葉が存在するのは、バベル(混乱)の塔を建てようとした人間の傲慢を、神が裁いた結果なのである。

用語定義に意味があるか

言葉を定義しろということをしばしば耳にする。

言葉を定義したら、何か解決するだろうか。

プログラミング言語の予約語は、定義しているか、未定義かのどちらかだ。

なんでも定義していればいいということはない。

自然言語では、発話者と聞き手の立場の違いによって、言語の意味が違うことはよく知られている。

考え方が違うところにどんなに厳密に定義した言葉を投入しても定義していない言葉の構造が違えば意味が違う。

全部の言葉を定義したらどうだろう。

もし、ありとあらゆるものが止まっているのであれば、意味があるかもしれない。

もし、ありとあらゆるものが動いていれば、ありとあらゆるものの意味は変化していく。

言葉を定義する前に、考え方の分布を確認するとよいかも。

考え方の分布を確認する方法に、単語の出現確率と、単語の順番の確率を手掛かりにできるかもしれない。

バベルの塔は倒れない

バベルの塔は天には届かなかったという話だと限定すると理解しやすい。

天に届くのでなければ、バベルの塔は悪いものではないかもしれない。

価値のないものではないかもしれない。

ピサの斜塔のような傾いても立っているものや、ガウディのサグラダファミリアのような感性しない建物のような、いろんな価値があるかもしれない。

バベルの塔も、サグラダファミリアのように完成していないし、
ピサの斜塔のように傾いているかもしれない。

ソフトウェアに例えるといいだろう。

ピサの斜塔のような傾いたまま立っているソフトウェア
サグラダファミリアのような完成していないのに利用しているソフトウェア

傾いていること、完成していないことが、価値のないことではない。

<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>

文書履歴(document history)

ver. 0.01 初稿   20220224
ver. 0.02 ありがとう追記   20230529

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