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IEEE802

無線網(Wi-Fi)空中線(antenna)(113)Wi-Fi災害用統一SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン)啓蒙

Wi-Fi災害用統一SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン)の資料を検討し、啓蒙を図る。

電気通信主任技術者、無線関連資格者のいない関連組織が、誤解しないよう、留意点を記載する。

なお、引用文書以外は、安全工学シンポジウムで発表予定の事項を含むが、個人的見解である。


公式文書

災害用統一SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン)

https://www.wlan-business.org/customer/introduction/feature


ガイドライン

災害時統一SSIDを利用した公衆無線LANサービス「00000JAPAN」へご参画を希望される事業者様は、最新のガイドラインをご一読の上、下記申請フォームより事業者申請を行って下さい。

【最新】00000JAPAN ガイドライン 第4.1版

https://www.wlan-business.org/wp/wp-content/uploads/2018/03/00000JAPAN_Guideline_Main_V4.1_ver0100.pdf

【最新】00000JAPAN 参加資格 第2.2版

https://www.wlan-business.org/wp/wp-content/uploads/2018/03/00000JAPAN_Guideline_Enclosure1_V2.2_ver0100.pdf


00000JAPAN紹介パンフレット

https://www.wlan-business.org/wp/wp-content/uploads/2018/12/b0990cf00929227e2fde820c79229e9f.pdf


用語

用語
説明(ガイドライン)
課題(by @kaizen_nagoya

SSID
Service Set Identifier の略称。無線 LAN アクセスポイ ントの識別に用いられる文字列。
IEEE 802.11系の規定に基づくのか、Wi-Fi Alianceの規定に基づくのかの記述がない

災害用統一 SSID
大規模災害発生時に公衆無線 LAN の無料開放の目的で 事業者等が共通で使用する SSID。事業者共通で使用する ためユーザ認証や暗号化を行わない。
特定のSSIDのみに限定するのか、限定しないのかの記述がない。

フリーSSID
ユーザ認証を行わずに公衆無線 LAN サービスを無料で 提供する際に使用する事業者等で個別の SSID
ユーザ認証を行う好悪州無料LANサービスのSSIDもフリーSSIDという呼び方をされることがある。ユーザ認証を行うかどうかがフリーSSIDという名称の根拠とならない

公衆無線 LAN サービス
無線 LAN アクセスポイントのみを設置する場合を 含め、インターネットへの通信を提供する公衆無線 LAN サービス。
公衆無線LANサービスの説明の中に、公衆無線LANサービスという用語があり意味不明

エリアオーナー
無線 LAN アクセスポイントを敷設し、公衆無線 LAN サービスを提供する法人・組織
本用語で最も意味不明な用語。地域ごとに所有者を決める規則はどこにもない。

事業者
電気通信事業として公衆無線 LAN サービスを提供する者
電気通信事業法上の電気通信事業者に限定するかどうかの記述がない

事業者等
事業者に加え無償又は本来の業務に付随する形で公衆無線 LAN サービスを提供する者を含む。
本来の業務に付随する形であるかどうかは、電気通信事業法上の電気通信事業者かどうかの区別に影響がない。なぜ、等を付与した用語を定義しようとしているかが不明。


参加資格 詳細

No
必須
対応事項

1
必須
パスワードを設定せず「Open」なネットワークとして設定する

2
必須
SSID を隠微せず、どの機器からも識別可能とする

3
必須
利用時間の制限を持たせないようにする

4
必須
利用者認証の機能を利用せず、だれでも自由にアクセスできるようにする

5
必須
接続元の通信機器を問わず、だれでも利用できるようにする

6
努力
Wi-Fi の通信規格(IEEE802.11a/b/g/n/ac/その他、左記と同等である Wi-Fi の通信 規格)のうち、対応可能な通信規格すべてで通信できるようにする

7
努力
2.4GHz 帯・5GHz 帯、両周波数帯で通信できるようにする

8
努力
同ネットワーク内に接続する端末間の通信ができないようにする

9
努力
通信元の回線が切断された場合、SSID の送出を停止する

10
努力
通信速度の公平性を保てるよう、接続端末ごとの利用可能な帯域を公平に配分する

以下の記述は、主催者の見解ではありません。

専門家の分析用の検討事項です。


1. パスワード不設定(必須)

p.4


被災地という状況を鑑みても、不正な無線LAN機器を設置するだけの余裕はなく、実効性が低い事、また、データの不正に傍受し、通信の秘密を脅かした場合は、日本法に基づき罰せられる事、被災時は性善説を前提に提供すべきであるとの考えを元にしている。


方針の提示が重要。その方針に沿った調整、アプリの作り込み、運用など整備していくとよい。

主催者がこの立場を取っているから、専門家が助けとなる立場を取るとよい。

例えば、不正行為を監視する活動を自主的に組織するとよい。


2. SSID(必須)

統一的なSSIDを使うことには意味がある。

地方によって別のIDを設定することも、地方の事情によっては意味がある。

このSSIDを悪用する人がいるとすれば、その排除、または監視のための無料奉仕活動(volunteer)を組織するとよい。


3. 利用時間制限(必須)

電力供給が途切れている時など、日の出から日没までにすることはやむを得ない。

それ以外の場合には、暗い時の情報提供はありがたい。

ラジオ、テレビ放送などとの連携を検討するとよいかも。

提供時間に制限を設ける場合には、ラジオなどで知らせるとか。


4. 利用者認証機能不利用(必須)

特定のIDを持った人に制限する方法は好ましくない。

情報の提供、取得などにおける不正行為を監視する組織かはあるとよい。


5.接続元通信機器不問(必須)

どのような状況に、どのような機器からの通信が必要かは事前に予測できるとは限らない。

すべての通信機器への接続を許可して、通信状況を監視して組織化を検討するとよい。


6. Wi-Fi 通信規格(IEEE802.11a/b/g/n/ac/その他)対応(努力)

現在提供している機材で対応できる範囲内でよい。

新たに、機材を新設する場合には、利用者の範囲が広がる選択肢が好ましい。


7. 2.4GHz 帯・5GHz 帯、両周波数帯(努力)

技術的には「6. Wi-Fi 通信規格(IEEE802.11a/b/g/n/ac/その他)対応(努力)」と重なる。

明確に、物理的複数周波数帯域について言及することは、災害対策としては重要。

論理的記述と、物理的記述に整合または均衡があるとよい。


8. 同ネットワーク内接続端末間不通(努力)

目的外の使用の可能性を排除するには、すべてが災害用サービスを通じて、交信する方がよい。


9. 通信元回線切断時SSID 送出停止(努力)

地域によっては、地域的な網の構築について検討してもよい。

ただし、その場合には、地域網のSSIDを使い、統一SSIDを使わない方がよい。


10. 通信速度公平(努力)

通信速度の公平がよいか、通信量の公平がよいか、検討するとよい。

実情に応じて、この項目は検討するとよい。

通信端末によっては、複数のMACアドレスを有していたりするため、基地局側で論理的な公平さを確保することは困難である。


関連資料

災害用統一SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン)

https://www.wlan-business.org/customer/introduction/feature

災害時に知っておきたい、誰でも使える無料Wi-Fi「00000JAPAN」

https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20180619_01

災害時に誰でも使える無料Wi-Fi「00000JAPAN」の使い方や注意点

https://time-space.kddi.com/ict-keywords/20180807/2402

災害時の無料Wi-Fi「00000JAPAN」とは?注意点と使い方を解説 - 北海道地震でも提供

https://boxil.jp/beyond/a5639/


文書履歴(document history)

ver. 0.01 初稿 20190331 昼

ver. 0.02 参加資格必須記載 20190331 午後

ver. 0.03 参加資格努力記載 20190331 夕前

ver. 0.04 用語 課題 20190406

ver. 0.05 標題変更、タグ追記 20190408

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