はじめに
意味と無意味は、いろいろ議論可能である。
反対語ととらえるか、部分集合と捉えるかの二つの立場を調べてみる。
<この項は書きかけです。順次追記します。>
反対語
意味の反対語が無意味で、無意味の反対語が意味という立場。
集合として共通部分がない。
部分集合
無意味が意味のうちの一つという立場。
意味の部分集合が無意味。
統一理論
反対語と部分集合の考え方を統一する方法はいくつかある。集合論と関数を検討する。
集合論
1 共通部分が空である場合が反対語。
2 無意味であるが意味でない部分が空である場合が部分集合。
集合論で考える利点は、すべての場合を想定して検討すれば、それぞれの部分が空の場合にも成り立つはずである。集合論は空集合も集合のうちだから。
3 無意味の部分集合が意味である場合も考察できる。
意味の集合で無意味に含まれない集合が空の場合。
4 意味と無意味は表裏一体で同じ(共通部分以外が空の場合)場合を考察できる。
5 意味でも、無意味でもない集合が空である場合も考察できる。
ある概念と別の概念が排他的であることを証明することは難しく、
排他的であることを前提に議論を進めない方がよい。
実用的には、現実に存在しない空集合の場合を想定して、論を立てる場合がある。
あまり厳密にすると、柔軟性が欠けた、局所最適になる可能性がある。
関数
二つの立場を統一的に表すもう一つの方法が関数表現。
意味=f(x)とする方法。
無意味=0=f(x0)
正の整数
意味を正の整数と定義し、無意味を0とする。
0は正の整数ではないので、無意味は意味の部分集合ではない。
早い話が、ここでも集合定義に帰結する。
自然数(0から始まる)
意味を0から始まる整数とすれば、意味は無意味を含む。
ここまでであれば、意味が無意味の反対語である立場と、
意味が無意味を含む立場のどちらの場合も、式であれば同一であることがわかる。
違いは、意味と呼ぶ範囲の違いだけ。
関数と集合と数論
意味と無意味が、反対語と捉えるか、部分集合としてとらえるかは、
正の整数として捉えるか、0から始まる自然数として捉えるかのほんの小さな違いでしかない。
議論する時に、おおきな違いだと思って議論しない方がいいかもしれない。
#測定問題
意味の測定には、測定者自身が系に含まれるため、測定者の行動が意味に影響を与える。結果として、主観的な意味しか測定できない。
他者が測定する客観的な意味は、当人にとっては意味がない可能性がある。
拡張理論
負の数
マイナス無限大からプラス無限大までを考え、意味にマイナスの値を認める立場もある。プラスの意味とマイナスの意味を足せば無意味になるという事態の説明が容易になる。プラスの値とマイナスの値が一緒だったという場合である。
絶対値
原理的には負の値を認めても、ある視点では絶対値しか認めない立場もありうる。自分が測定できるのはプラスだけであり、マイナスは測れないという立場である。
虚数・複素数
意味には、現在は意味がなくても、将来意味を持つものがある。
これを式で表現するには、虚数を使い、意味全体を複素数で表現する方法がある。
言語空間
意味をひとまず保留して、言語で空間、または関数を考える。
ある人(f)へ、どんな言葉が投げかけられたか、どんな文章を読んだかの言語入力(x)をfin(x)で表す。
xは時間依存で、その人が生まれた時(t0)から、現在の時間(tn)までの延々と続いた言語xt0...xtnを示す。
次に、ある人(f)が何をしゃべったか、何を書いたかを言語出力(y)をfout(y)で表す。
yは時間依存で、その人が生まれた時(t0)から、現在の時間(tn)までの延々と続いた言語yt0...ytnを示す。
重要なのは、ある言語入力xtiから続いて起きた言語出力yti+1の関係である。
母語教育では、言語入力xtiに対してyti+1は同じものを返すことがある。
xti=yti+1
このように、言語の相互関係を蓄積していった結果として、言語入力に依存しないような言語出力ができているかのように思うことがある。
これまでは一人の人の生まれた時からの言語入力をすべて記録することは物理的に不可能であった。
現在では、一人の人の生まれた時からの言語入力をすべて記録することは物理的には不可能ではない。
すべての入力を記録していくのは手間がかかり、行動の自由をいくばくか束縛する可能性はある。
音声はともかく、視覚は、文字が目に入っていても、本人に読む気がなければ、眺めているだけで、文章としてではなk、ばらばらな単語が目に写っているだけかもしれない。
例えば、「香港デモに威嚇」という文字列が目に映った時、その人の記憶にどのように記憶されるだろうか。
目に映ったままの2次元の広がりを記憶するのが得意な人もいれば、
文字をそのまま記憶するのが得意な人もいれば、
過去に得た情報から、香港のこの数日、数年、数十年の歴史の記憶の中で記憶する人もいるかもしれない。
人によって記憶する形態が違うかもしれない。
記憶した形態を「意味」または「知識」ということにしてみる。
同じ言葉が目に入っても、受けてにとって、意味が違う。
それは、過去にこれまでに受け取った文字の時間的な蓄積と、
それに伴う経験と、自分が発した言葉と、その言葉に伴う経験の一部になるかもしれない。
経験が違えば意味も違う。
計算機で処理する場合に、意味または知識として保存するか、そのままの文字列で記録するかを考えると、特定の目的がない限り、ひとまずそのままの文字列で記録する方が便利である。
例「無意味 nonsenesをめぐって 桜井夕也」
未来短歌会 未来 2019年1月号 p.108
1 短歌作品において一見無意味な言葉の羅列がなぜ意味を持つのか
2 上記1についてそのメカニズムは何か
1は、集合論的に自明。関数論的には1語で無意味な言葉も並べると用語間の距離価値関数計算でき意味値を算出できる。
2は関数以外にも、定義できるかどうか検討予定。
ウィリアムバロウズ
cut-up
Tristan Tzara
Dadaïsme
メモ-帽子の中の言葉、あるいは断章形式の小説
http://memo.medamayaki.xyz/2016/07/24/メモ-帽子の中の言葉、あるいは断章形式の小説/
DADADADADADADADADADADA bluesdressの今日
https://bluesdress.hatenablog.com/entry/20160718/1468810419
トリスタン・ツァラの知られざる軌跡:ダダから「実験夢」へ 『種子と表皮』を読み解くために 塚原史
https://waseda.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=46114&item_no=1&attribute_id=162&file_no=1&usg=AOvVaw2TgnX_J8wBTghOpqfpcD8U
La Solitude et la Solidarité chez Tristan Tzara»(「トリスタン・ツァラにおける孤独と連帯」 京都大学仏文科修士論文 塚原史
フーゴ・バル『時代からの逃走』(みすず書房、1975年)
表現論
自分の言葉だけで論理展開できるのが天才なら、文章の引用だけで論理展開できるのが秀才だ
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/97cf07b9e24f860624dd
意味論
意味論―意味構造の分析と記述 1975 池上 嘉彦 大修館書店
https://www.amazon.co.jp/dp/446921048X/
https://bookmeter.com/books/337384
p.iv 序 「同じ言語学の部門であっても音韻論(phonology)形態論(morphology)統語論(syntax)に比べると意味論で扱う問題は正確な把握という点で遥かに困難である。このことは言語の意味構造(semantic structure)というものが他の部分の構造に比べてより高度の不確かさ(indeterminacy)ということによって特徴づけられているということ、および、それには非言語的(non-linguistic)な要因も関与しうるということによっている」
解説歌 存在と所有状態使役変化時間空間手段と仮定。記号体系としての言語という視点で整理している。 自然言語とそれ以外の「言語」について触れている。 モールス信号が50音に対応していること、コンピュータ言語につても触れている。 文法については、変形生成文法(taransformational generative grammar)と成層文法(stratificational grammer)を示している。本書は文法論であなく、意味論であるので文法については体系的ではないような印象を受けた。
できれば、文法論の上に意味論を位置づけるような体系化を願う。 例えば、自然言語と機械言語に分類する。機械言語のうち、自然言語由来の索引語とコンピュータなどで扱うことを想定した人工言語。人工言語には、プログラミング言語と仕様記述言語。などなどの分類と、文法による分類も欲しい。
実体概念と関数概念―認識批判の基本的諸問題の研究 (1979年) E.カッシーラー
https://bookmeter.com/books/1241557
参考資料(reference)
仮説(116)「今日死ぬとしたら」日本語が不得意なプログラマが話をする
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/61a03864ac6c011e6164
仮説(37)ぼくの先生 プログラマになるまで
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/53e4bded9fe5f724b3c4
成功体験は語っても、成功体験に頼らないために。清水吉男・田中伸明
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/d32adfaf7b2568bfd9d2
informationとknowledgeの違い
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9d8843d255eb105d8588
astahで集合の図を描くのは何図がいいか
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/b7c03090d1e76d7962c0
関連資料
' @kazuo_reve 私が効果を確認した「小川メソッド」
https://qiita.com/kazuo_reve/items/a3ea1d9171deeccc04da
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' @kazuo_reve Vモデルについて勘違いしていたと思ったこと
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自己記事一覧
プログラマが知っていると良い「公序良俗」
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逆も真:社会人が最初に確かめるとよいこと。OSEK(69)、Ethernet(59)
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仮説(0)一覧(目標100現在40)
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小川清最終講義、最終講義(再)計画, Ethernet(100) 英語(100) 安全(100)
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<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20190806 朝
ver. 0.02 参考資料 20190806 午前
ver. 0.03 集合補足 20190807
ver. 0.04 参考資料 20190808
ver. 0.05 意味論 追記 20190813
ver. 0.06 はじめに補足 20190816
ver. 0.07 URL追記 20220829
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