3
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Inosensor ES Devkit 製品マニュアル

Last updated at Posted at 2020-10-26

Inosensor ES Devkit

製品名:Inosensor ES Devkit
外形寸法:60mm×71.5mm×9mm
重さ:16グラム
入力電圧:2.0V~3.6V
送信周波数:923.104〜923.296MHz
受信周波数:922.2MHz
搭載:押しボタンスイッチ×1、アンテナ×1、Sigfox無線モジュール(IFS-M01)
外部インタフェース:接点入力×2、UART、GPIO、I2C
付属品:電池ボックス、ゴム足、ピンヘッダー(大、小)

img-inosensor-ES-Devkit.jpg

製品特徴

  1. Sigfox無線モジュールIFS-M01を搭載しています。
  2. Uplink送信時に約23mA(Typ.)を実現、低消費電流で利用できます。
  3. Sigfox Devkit対応、Devkit登録で、1年間の無償利用ができます。
  4. 内蔵ソフトを利用して、IoT機器を作成できます。
  5. SDK対応で、ソフトウェアの開発が可能です。

※IFS-M01:Sigfox通信において更なる低消費電力を追求するために、STマイクロエレクトロニクス社製の超低消費電力Sub-GHz無線ICであるS2‐LPを日本で初めて採用したSigfox無線モジュール。

購入情報

Inosensor ES Devkit:販売ページ

接点入力用のハーネスも、あわせて購入できます。

接点入力用ハーネス:販売ページ
Inosensor ES Devkit & 接点入力用ハーネスセット:販売ページ

付属品詳細

付属品名 個数
電池ボックス(単3×2) 1個
ゴム足 4個
ピンヘッダー(大) 1個
ピンヘッダー(小) 1個

使い方

①Sigfox Devkitの登録
公式ウェブサイト( https://buy.sigfox.com/ )から、製品登録を行ってください。
製品のDevice IDとPACは、裏面のステッカーに記載されています。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ①(購入〜Devkit登録編)

②付属品の取り付け
ショート防止用のゴム足を裏面に貼り付けてください。ケースに入れる場合は不要です。
その後、電池ボックスをCN1に取り付けて、電池(新品のアルカリ電池)を入れてください。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ②(付属品の取り付け編)

③動作確認
電池を入れると、自動的にデータ送信(電源投入通知)を行います。その後、LEDが消えたら準備完了です。本体搭載の押しボタンスイッチを作動させると、Sigfoxサーバーに信号が送られます。

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ③(はじめてのSigfox通信編)

ケースについて

タカチ電気工業様のケース「LC115H-M2」(単三×2本用)、「LC115H-F2」(単四×2本用)が使用できます。必ず電池2本用のケースをご使用ください。

※本製品の下部を折ってカットすることで、製品のサイズを小さくすることができます。「LC115H-M2」(単三×2本用)を使用するときは、カットしてご使用ください。

電池について

新品のアルカリ電池を使用してください。充電式の電池では、電圧が足りないため、正常に動作しない恐れがあります。

LEDについて

LEDは、データの送信中に点灯・点滅します。IInosensor ES Devkitがデータを送信する時間は約30秒です。その間に発生した送信指示は無視されます(ボタンを連打しても、押した数だけデータが送信されないのは、このためです)。

送信データについて

電源投入時及び、本体のボタンが押された時に、Sigfox通信を利用してメッセージが送信されます。

# 送信文字列の例
011e01000101010000000000

この文字列は、24文字のHEX(16進)になっています。
Inosensor ES Devkitでは、先頭から2文字ずつを1バイトのデーターとしてあつかいます。

# 24文字の文字列を2文字ずつにわけて、12個のデーターとします。
01-1e-01-00-01-01-01-00-00-00-00-00

先頭から[0]、[1]、[2]...として以下解説します。

[0]
内部ファームウェアのバージョンを表します。現在は、「01」固定です。
※例の場合は、"01"を10進数に変換→1→バージョン1

[1]
データ送信時の電圧を10倍した値です。電池などを電源に使っている場合、残りの容量がわかります。
※例の場合は、"1e"を10進数に変換→30→30/10=3.0→3.0V

[2]
イベントの種類を判別するための値です。
"00" → 通常のイベント
"01" → 電源投入

[3]
イベントの発生元を判別するための値です。
"00" → 電源投入
"01" → 接点入力(CN4)
"02" → 接点入力(CN3)
"03" → 押しボタンスイッチ(SW1)

[4]
データ送信時に、接点入力(CN4)がOFFになっているかの値です。
"00" → ONになっている
"01" → OFFになっている

[5]
データ送信時に、接点入力(CN3)がOFFになっているかの値です。
"00" → ONになっている
"01" → OFFになっている

[6]
データ送信時に、押しボタンスイッチ(SW1)がOFFになっているかの値です。
"00" → ONになっている
"01" → OFFになっている

※[4]〜[6]の値を見ることで、データ送信時の各入力の状態を見ることができます。例えば、スイッチを長押しすることで[6]が"00"になっているデータを送信することができます。

[7]-[11]
未使用("00"固定)

SDKの利用について

SDKを利用することで、Inosensor ES Devkit で動作するプログラムを作成することが可能です。

Inosensor ES Devkit 用 SDK(IFS-M01 SDK)ダウンロードページ

※SDKの利用(プログラムの転送など)には、CN2,CN5を使用します。製品内臓のピンヘッダー(大、小)を事前に本体に、はんだ付けしておく必要があります。

※SDK利用時に、ST-LINK/V2とInosensor ES Devkitを接続するための、接続ケーブルを用意する必要があります。

接続ケーブル配線図

SDK利用時に、ST-LINK/V2とInosensor ES Devkitを接続するケーブルの配線図です。

CN2 ST-LINK/V2 CN3
1 - 3.3V 1 - VAPP
2 - SWCLK 9 - TCK_SWCLK
3 - GND 4 - GND
4 - SWDIO 7 - SWDIO
5 - NRST 15 - NRST

技術資料

・寸法図(詳細)
Inosensor_ES-寸法図.png

・ピンアサイン
スクリーンショット 2020-09-15 14.51.35.png

参考リンク

購入情報

Inosensor ES Devkit:販売ページ
接点入力用ハーネス:販売ページ
Inosensor ES Devkit & 接点入力用ハーネスセット:販売ページ

製品マニュアル

Inosensor ES Devkit 製品マニュアル

チュートリアル

初級編

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ①(購入〜Devkit登録編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ②(付属品の取り付け編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ③(はじめてのSigfox通信編)
LPWAって本当にローパワーなの!? Sigfox端末(Inosensor ES Devkit)が本当に低消費電力か測定してみた!

中級編

Inosensor ES Devkitを使ってみた! ④(Sigfox CallBacks入門編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ⑤(接点入力用ハーネスを使ってみよう!)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ⑥(位置情報活用編)
Inosensor ES Devkit にオムロンの振動センサ(転倒センサ)を接続してみた!

上級編

Inosensor ES Devkit 用SDK(IFS-M01 SDK)に挑戦!①(開発環境編)
Inosensor ES Devkit SDKに挑戦!②(ケーブル編)
Inosensor ES Devkit 用 ファームウェア(IFS-M01-FIRM)の書き込みに挑戦!
Inosensor ES Devkit 用 ATコマンドファームウェア(IFS-M01-FIRM-AT)を使ってATコマンドに挑戦!

リンク集

Inosensor ES Devkit 関連リンク集(随時更新)

3
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?