Inosensor ES Devkit って何?
Inosensor ES Devkit は、Sigfox無線モジュール搭載の小さな基板です。
前回のInosensor ES Devkitを使ってみた! ②(付属品の取り付け編)では、付属品の取り付けができました。今回は、電池を入れて通信をしてみたいと思います!
Sigfoxのバックエンドにアクセスしよう!
まずは、Sigfoxのバックエンドにアクセスしてみましょう。
Sigfox Devkitを登録したときのアカウントでログインできます。
初回ログイン時には、かんたんなチュートリアルや利用規約の確認があります。それが終わると、このような画面になります。
上のメニューのDEVICEをクリックすると、デバイス一覧を見ることができます。
電池を入れよう!
電池ボックスに電池を入れます。Inosensor ES Devkitには電源スイッチはないので、電池を入れたら自動的に電源が投入されます。
電源投入メッセージが送信される!
電源が投入されると、初期動作の後に、電源投入メッセージの送信が始まります。LEDが消灯するまでまちましょう!
バックエンドを確認しよう!
Sigfoxバックエンドに戻って、画面をリロードします。
Last seenがN/Aから日時になっているのが確認できます。電源投入メッセージがSigfoxバックエンドで受信できました!
本体のボタンを押してみよう!
続いて、本体搭載のボタンを押してみましょう。
LEDが点灯、点滅した後に消灯します。これで、Sigfoxバックエンドにメッセージが送信できました!
Sigfoxバックエンドに戻って、画面をリロードします。
Last seenの日時が変わっていますね!
Sigfoxバックエンドを触ってみよう!
デバイスのIDをクリックすると、デバイスの詳細画面に移動します。
最後にメッセージを受信したときの電波強度や、Sigfox Devkitに登録した日時など、デバイスのインフォメーションをみることができます!
左側のタブを切り替えてみよう!
DEVICEタブのLOCATIONには、現在位置が表示されます。Inosensor ES Devkitには、GPSを搭載していませんが、バックエンドの設定を行うことで、Sigfox側で通信を受信した基地局の位置を元に、端末の位置を計算して表示させることが可能です。設定を行っていない状態では、「メッセージを受信した基地局のうち1つをピックアップした想定エリア(シミュレーション上の電波伝搬範囲)」が表示される・・・はずなのですが、今回は表示されませんでした。
※周りに通常の基地局がなく、位置情報を登録されていないレンタル基地局が電波を受信した時には、何も表示されないようです。
次に、MESSAGESをみてみましょう。
このように、全てのメッセージを一覧で見ることができます。便利ですね!
どんなデータが送られるの?
ここで、Inosensor ES Devkitが送信するデータを見てみましょう。Data / Decordingに書いてある文字列が、送信されたデータになります。
011e01000101010000000000
この文字列には、さまざまな情報が含まれています。詳しい情報は、マニュアルを参照してください。
はじめてのSigfox通信成功!
これで、はじめてのSigfox通信は成功です! 次回は、Inosensor ES Devkitを使ってみた! ④(Sigfox CallBacks入門編)に、挑戦してみたいと思います!
参考リンク
購入情報
Inosensor ES Devkit:販売ページ
接点入力用ハーネス:販売ページ
Inosensor ES Devkit & 接点入力用ハーネスセット:販売ページ
製品マニュアル
チュートリアル
初級編
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ①(購入〜Devkit登録編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ②(付属品の取り付け編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ③(はじめてのSigfox通信編)
LPWAって本当にローパワーなの!? Sigfox端末(Inosensor ES Devkit)が本当に低消費電力か測定してみた!
中級編
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ④(Sigfox CallBacks入門編)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ⑤(接点入力用ハーネスを使ってみよう!)
Inosensor ES Devkitを使ってみた! ⑥(位置情報活用編)
Inosensor ES Devkit にオムロンの振動センサ(転倒センサ)を接続してみた!
上級編
Inosensor ES Devkit 用SDK(IFS-M01 SDK)に挑戦!①(開発環境編)
Inosensor ES Devkit SDKに挑戦!②(ケーブル編)
Inosensor ES Devkit 用 ファームウェア(IFS-M01-FIRM)の書き込みに挑戦!
Inosensor ES Devkit 用 ATコマンドファームウェア(IFS-M01-FIRM-AT)を使ってATコマンドに挑戦!