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AWS Summit Japan 2025で学んだこと~GameDayを添えて~

Last updated at Posted at 2025-06-29

はじめに

  • 皆様、AWS Summit Japan 2025参戦されましたか?
  • 参戦された方、お疲れ様でした
    • ぜひ、学びを社内外へOutputしましょう
  • ご都合が合わず、参戦できなかった方へ
    • AWS Summit Japan 2025のページにて、7/11までの期間限定で、一部(というには数が多いですが)の動画および資料が公開されています
    • 気になる数個を見るだけでも十分に学びになり、また参戦の気分が味わえると思いますので、時間の都合をつけてご覧いただくことを強く推奨いたします
    • その他、AWS Summitと検索するだけで、数々の参戦された方のOutputがご覧いただけます(末尾に参考リンクを記載)
    • そういった方々のOutputにて、臨場感を味わってみるのもいかがでしょうか
  • ということで、2日間参戦した私のOutputもぜひご覧ください

AWS Summit Japan 2025

  • 日時
    • 2025年6月25日(水)、26日(木)
  • 場所
    • 幕張メッセ 国際展示場 Hall4-8
  • 内容
    • 公式文書
      日本最大の "AWS を学ぶイベント" AWS Summit Japan が 6 月 25 日(水)、26 日(木)の二日間で開催されます。AWS Summit は、共に未来を描くビルダーが一堂に会して、アマゾン ウェブ サービス (AWS) に関して学習し、ベストプラクティスの共有や情報交換ができる、クラウドでイノベーションを起こすことに興味がある全ての皆様のためのイベントです。
      
    • ざっくり言うと
      • AWSの年一最大イベント at Japan
      • AWSが好きな人、AWSに興味がある人、AWSをこれから業務にしたい人が集まるイベントです
      • 隣の人がどういう人かわからなくても、「AWS何してますか?」と共通話題を繰り出すことができるかも??

参加したセッション/Stage

Day1

基調講演 ビルダーと描く新たな価値創造

  • AWS Summit Japan 2025は、約63,000名の方が登録しているとのこと
  • 昨年発表された2兆2,600億円規模の日本への投資計画についても解説がありました
  • また、以下の日本のリージョンにおける機能有効化についての発表がありました
  • 全体を通じた説明としては、生成AI関連が3-4割、Building BlocksというAWSのサービスの考え方が6割ほどの内容でした
    • 共通ワードはSecurity
      • これを大前提としてすべてのサービスを設計しているそうです」
    • Building Blocksの要素は以下
      • Compute
        • 現在850を超えるインスタンスタイプが提供されている
        • その中に、NVIDIAと14年協業しているからこそ提供できるP6インスタンスも近日公開予定という話が含まれていました
        • また、Graviton4Trainium2といったAWS独自設計のプロセッサを使用していることによって、より高いセキュリティを実現できているという話がありました
      • Storage
        • 一番の推しサービスはやはりS3
        • 現在400兆個のオブジェクトが保管されているそうです
          • あくまで主観として、思ったより少ない??と感じたのですが、みなさんいかがでしょうか
        • 比較的最近リリースされたS3 Tablesについても言及されていました
        • もう、S3の命名、Simple Storage Serviceいう名称は、変更すると困る人向けに変えずに使っているとしか思えませんね
      • Database
        • Databaseそのもの...というより、マルチリージョンの低レイテンシー/無限のスケーラビリティを実現したAmazon Aurora DSQLの基幹要素である、AWS独自の原子時計(Amazon Time Sync Service)についての解説がありました
        • Amazon Time Sync Service自体は2017年から提供されていたサービスですが、より極めて厳密な時刻同期を実現できるようになったことで、上記Databaseサービスにおいてマルチリージョン化が実現できています
      • Inference(推論)
        • やはりBedrockが中心ですね
        • Bedrockの、re:Invent 2024以降でリリースされた新機能の振り返りを行いました

Community Stage

参加したステージのうち、気になった箇所をpick upしています
資料リンクを載せておりますので、興味を持たれた発表がありましたら、ぜひ元資料をご覧ください

AWS コミュニティプログラムと日本のユーザーグループのご紹介 by AWS 沼口 繁さん

  • AWS非公式(だけど半公式な)User Groupsの、AWS社側のドンご担当者
  • 主要なUser Groupsは以下3つ
    • JAWS-UG
      • 65の支部と92,150名のメンバーで構成される、JapanのUser Groupsとしては最大規模です
      • 私はこちらに属しています
    • AWS Startup Community
      • 3,176名の方が所属されています
    • AWS Amplify JP UG
      • 949名の方が所属されています
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  • 2025年上期の活動具合
    • 勉強会回数と申込者について発表がありました
    • 私も参加しているいくつかの支部がリストアップされており、数には貢献できているなーということがわかりました
      • あとは登壇での貢献をせねば...
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  • 人気なのは、コラボ勉強会やハイブリッド配信スタイルだそうです
    • 特にコラボ配信は私も楽しく拝見しております!!!
  • また、コミュニティ活動=社外活動をAWSがグローバルで表彰する制度が用意されています
    • AWS HEROES
      • 現在日本では18名の方が認定されています(2025年6月時点)
      • 認定されるためには、何らかのテクニカルなカテゴリにおいて圧倒的高度かつ継続的なOutputや社外活動が求められます
      • もし身近にAWS HEROの方がいらっしゃいましたら、神と崇め奉った上で、横に並べるように頑張っていきましょう
    • AWS Community Builders
      • 現在日本には191名の方が認定されています(2025年6月時点)
      • こちらもAWS HEROESと同様に、何らかのテクニカルなカテゴリにおいて高度かつ継続的なOutput/活動が求められます
      • あくまで主観ですが、AWS HEROESよりは目指しやすい...けれども憧れる認定です
      • 毎年1月ごろに募集がかかりますので、そこに応募できるよう、常にOutputをしていきましょう

“社内だけ”で完結していた私が、AWS Community Builder になるまで by AWS Community Builder 五味 なぎささん

  • 2017年~
    • AWSに関わり始める
    • 社内ではAWS知見者として認知され、社内の技術者育成に貢献
    • しかし、得られる知見が社内や公式Docsに閉じることや、モチベーションの維持などに葛藤が生じる
  • 2023年~
  • JAWS-UGへの登壇とOutput
    • 会社やQiitaへのブログ投稿
    • JAWS-UG支部の登壇
    • 一度経験すると心のハードルが下がるというコメントがありました。金言ですね
  • 活動を通じて得られたもの
    • 技術的な学び
    • 人脈
    • モチベーション

なんでも効率化!AWS Community Builder が伝える AWS Developer Tools の魅力 by AWS Community Builder 山本 直弥さん

  • Developer Toolsとは
    • AWS のアプリケーションをより早く、より簡単に開発するためのツール
    • 例えば
      • CloudShell
      • Code兄弟(CodeBuild、CodeDeployなど)
      • Amazon Q Developer など
  • このDeveloper Toolsがないとき/ある時を比較して、どう活用できるのか?どう意味があるのか?を、ソフトウェア開発のライフサイクル(SDLC)を元に紹介されていました
    • 例えば、運用/監視のフェーズでは、先日東京リージョンでも利用可能となったAmazon Q Developer の運用上の調査機能が紹介されました
      • ※厳密には、Amazon Q Developerの機能ではなく、CloudWatchの一機能として分類されたようです
  • AIの誕生以降、日々進化して新しいものが出てくる分野です
    • 今の業務に少しでも疑問を感じたら、一度立ち止まって何か改善できる良いツールがリリースされていないかを探してみるのも大事と言われてました

そのほか多くの気になるCommunity Stageのセッションの資料が公開されていますので、ぜひご覧ください

Day2

スペシャルセッション ビルダーのための AWS テクノロジー:その深化と進化

  • この日の基調講演も、重要ワードとしてはBuilding Blocksでした
  • Day1でのBuilding Blocksの説明と比較して特筆すべきところとして、Day1はBuilding Blocksの各概要が語られていたのに対し、Day2ではより低レイヤな、HW/SWについて熱く語られていました
    • サービスを使うだけ、であれば気にする必要は全くないものの、こういったレイヤの知識を身に着けておくことで、さらなるレイテンシー最適化やパラメータチューニングに生きることがあるので、知っておいて損はないなと感じました
  • また、株式会社ドワンゴの夏野 剛さんから、昨年話題になったサイバー攻撃の事例紹介がありました
    • もともとクラウド移行は計画していたそうですが、サイバー攻撃があったから超前倒しで実行した(することになった)でしたり、なぜ数あるクラウドのうちAWSを採用したのか?という点について語られました
    • 特に印象に残った点として、セキュリティは他人ごとではないというコメントです
    • 身に沁みました
    • 事例としてレポートも記載されているとのことで、セキュリティを我が身として考えている方はぜひご覧ください

AWS GameDay

  • さあ、みんな大好きGameDayです!!!

  • 今回のテーマは、、

    今回のシナリオ ~Generative AI Unicorn Party~ では、様々な基盤モデルを活用してアプリケーションを構築して、大規模言語モデル(LLM)がもたらす革新的なパワーを直接体験していただきます。
    Amazon Bedrock で実現できることの限界に挑戦して、新たな可能性を探究する冒険にぜひご参加ください!
    
  • 内容の詳細をお伝え出来ませんが、Amazon Q Developerを用いて、コーディングやサービス構築を行う、という内容でした

  • 困ったらggrks、ではなく、Amazon Q Developerに問うてみて、Amazon Q Developerすげーだろ!!!を体感することを目的としたGameDayに感じました

    • AWSの社員の方がサポートに入られており、困った場合は支援を受けることができる...のですが、まずは「Qに聞いてみた?」というのがよく聞かれたように思います
  • 感想として...やはりAmazon Q Developerすげーーーなーーと思わされましたね

    • 生成AIなので問うと回答が得られるのはもちろん
    • 加えて、紐づけてあるAWSアカウントの操作権を付与することで、その設定の確認や、問題点(エラー文面)を踏まえてどう修正したらよいかの提案+修正してくれるという素晴らしさです
  • 今回は、「今このリソースが与えられているのでxxxxxということをしたい。」と伝えるだけで、脳死で全設定ができてしまうという、AWS知見なくてもいけてしまうやないか!!!状態でした

  • そんな私が所属するチームですが、11位とちょうど真ん中の順位でした
    IMG_6984.jpeg

    • 私自身の活躍具合ですが...今回、非常に単純な課題がなぜか解き切れず....足を引っ張る形となりました
    • チームメンバーの皆様へ 実質1名欠けた状態ながら、真ん中の順位まで押し上げていただきありがとうございました。そして申し訳ございませんでした
    • 最後のあたりでAWSの方から、これバグっぽいといわれていたので、もっと早く相談しておけばよかったという後悔で埋め尽くされています...

頂戴したSWAG(お土産)

  • Day1
    • AWS資格全冠のジャケットや、Hashicorp社のTシャツ/箸がお気に入りです
    • ステッカーもたくさんいただきました
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  • Day2
    • 前述したGameDay参戦のため、ブース周回している時間はありませんでした...
      IMG_7003.JPG

おわりに

学び

  • 昨年は基調講演~セッションすべてを通じて生成AI一色でした
  • しかし今年の基調講演では、生成AIのワードも出てきましたが、どちらかというとBuilding Blocksの一部としての登場に留まっており、AWSのサービスをどう組み合わせて使うかというメッセージが感じとれました
  • 一方、まだ見切れていませんが、セッションとしては生成AI色は昨年以上に染まっていたという話を聞きました
    • 今もまだ生成AIは流行りのステータスであり、定着するにはまだしばらく時間がかかりそうです

コミュニケーション

  • 改めて、AWS Summitの内外にてお話させていただいた方々へ感謝申し上げます

    • 今後も関わらせていただけますと大変うれしいです!!!
  • さて、今後の目玉イベントですが、以下が見えております

  • そのほか、JAWS-UGでは数多くのイベントが毎週のように開催されています

    • ぜひご興味のある分野や地域にて参戦いただき、お会いできる日を楽しみにしております
  • 様々なイベントでInputを受けた後は、ぜひ学びをOutputしていきましょう!!!

おまけ

参考

公式サイト

発表資料

参加者のOutput(見つけたもののみですが...)

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