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PowerVS IBM i 日記(40): PowerVS IBM i 2021年 振り返り

Last updated at Posted at 2021-12-07

PowerVS IBM i 2021 振り返り

IBM Cloud(主にインフラ寄り) 2021年 新機能 振り返り」に重複する部分もありますが、PowerVS IBM i の機能拡張を振り返りたいと思います。

少しずつかもしれませんが、着実に進歩していますね。

大阪 DC 利用可能

2020 年に東京 DC でも利用可能になったPowerVS ですが、大阪 DC でも利用可能になりました。

IBM i 7.1 利用可能

ファームウエア更新で POWER 9 上の LPAR で EOS (延長保守対象) バージョンの 7.1 がサポートされるようになりました。
PowerVS にも、この機能拡張が適用され、7.1 が PowerVS でも利用可能になりました。なお、延長保守用の費用分、高価になっています。

IBM i 7.2 値上げ

2021/04/30 で 7.2 の通常サポート期間が終了しました。7.1 と同様に延長保守期間に入ったため、そのための費用が 5 月から追加されました。

日本語コンソール

これまで、コンソールとして利用できる言語は英語だけでした。
コンソール用の言語として日本語が利用できるようになりました。
これにより、一次言語を 2962 や 2930 の日本語にすることもできるようになりました。

仮想テープライブラリー

これまでは、外部バックアップは、Cloud Storage Solutions for i を利用した方法が提供されていました。

ただし、パフォーマンスや IBM i 上の一時領域のなどの面から大規模バックアップには向いていませんでした。

その解決方法として Dynamic Solutions International 社の Virtiual Tape Library が PowerVS IBM i で利用可能になりました。
DSI VTL は Linux アプライアンスで、IBM i からは iSCSI 接続の VTL として認識されます。

Megaport 接続

大阪でオンプレと PowerVS の直接接続が可能になりました。

現在、日本で利用可能なのは大阪 DC です。東京 DC では利用できません。

Megaport 接続サービスは、WDC04、DAL13、DAL12、LON06、TOR01、FRA05、SYD05、OSA21 のデータ・センターで提供されています。

VPN as a service (VPNaaS) でオンプレとPowerVS インスタンスの接続が可能

IBM Cloud のメニューとして、オンプレとPowerVS インスタンスの VPN 接続を提供します。
専用線までは不要だが、安全・安定的に接続したい場合、ご利用いただけます。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。


2021/12/07 作成


当日記のIndexはこちらです。


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この記事は筆者の個人的な責任で無保証で提供しています。
当記事に関してIBMやビジネスパートナーに問い合わせることは、固くお断りします。

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