目次
1.はじめに
2.環境について
3.オープンデータ
4.SDGsについて
5.AI活用について
6.令和5年度 情報ビジネス科 作品一覧
7.その他
1.はじめに
静岡県立島田商業高校では、アプリの考案から製作までの活動をシビックテックの概念を用いて授業の中で実施をしています。また、そのアプリ製作の内容はオープンデータ・SDGs・AIツールの活用について実施しており様々なアプリケーションやデータを作成してきましたのでこちらにて紹介していきたいと思います。
※オープンデータについては2014年から授業に導入しています。
2.環境について
Monaca - HTML5ハイブリッドアプリ開発プラットフォーム
平成28年度から情報ビジネス科のアプリは Monacaで作成しています。 Monaca とは? Monacaは国内最大級のモバイルアプリ開発プラットフォームです。アプリ開発に必要なものを全てクラウドで提供しているため、Webブラウザだけあればセットアップ不要ですぐにアプリ開発を始められます。 プログラミング言語にはWeb標準技術であるHTML5やJavaScriptを採用しており教育利用にも最適です。また、Cordovaというオープンソース技術を採用することでiOSやAndroidのネイティブアプリ生成に対応しております。Unity
Unity Unityとはユニティ・テクノロジーズ社が開発したゲーム開発プラットフォームです。 iOSやAndroid、xboxやPlayStation4などの様々なプラットフォームでの開発に対応しています。 ゲームや映像制作を通してプログラミングを学べるということから小学生からの人気も高まっています。 スマホゲームアプリの多くはUnityで作られており、2Dだけでなく3Dのゲームも作ることができます。 また、コンピュータを使った芸術作品であるデジタルアートなどにも多く使われています。 最近では、建設業界でお客様が建物内部、外部の様子をVRで体感できる装置での活用も進んでいます。 今後は、建設業界だけでなく自動車設計や医療現場などでも活躍が期待されます。 生徒はC#を使って作品を制作しています。3.オープンデータ
オープンデータとは近年、行政機関を中心に取り組んでいる、情報を誰でも自由に使えて再利用もでき、かつ誰でも再配布できるようにしたデータです。保有する情報を、第三者が従来にはなかった視点で活用することで、新たな価値が生まれ、市民生活をより豊かにするという考えのもと運営されています。
情報ビジネス科では、授業の一環(科目:電子商取引・総合実践)としてアプリケーションの作成をする中でオープンデータについて学習していますが、今回、地域に根ざした学校の取り組みのひとつとして実施をしています。
皆さまが地域のお店のデータを有効に利用していただくことで地域貢献につなげることができればと思います。
学校*1の取り組み(授業の中での実施)としても全国初の試みであり、手探りの部分も多々ありますのでデータに関する改善意見や質問などをいただければありがたいと思います。この試みが地域の課題改善や地域活性化に向けた一助となるようオープンデータの学習・アプリケーションの開発に取り組んでいきます。
参考:総務省HP
4.SDGsについて
持続可能な開発目標SDGsエス・ディー・ジーズとは
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
参考:外務省HP
5.AI活用について
・対話型AI (chatgpt / Bard) 対話型については生徒が自分でGoogleアプリを掲載するときに校正的な部分での活用。プログラミングを実施するときの補助的なものとして活用する。
(意外とコードが違っているので最初の部分などに活用しています)
・画像作成AI(BlueWillow / canva)画像生成などでアイコンやプレゼンの挿絵などの活用をしています。
・カラー配色AI(ColorMagic) HP / アプリ / プレゼン資料などの配色展開を教えてくれるので参考程度に使っています。
・音声系AI Youtube動画でのVtuberをアップする際に活用しています。
授業での注意事項として(ねらい)
・授業の中で活用した場合はこのAIで作成したというものをプレゼン資料などに記載させる。
・スプレッドシートとchatgptを連動させ実際に使ってみて間違えている部分を理解させる。そのうえでどのように補助活用するのかを考える。
・Webデザイナー、システムエンジニアなどだけではなく様々なAIを活用することで自分が将来就職してからAIではできないことのようなものを考えさせる。
6.令和5年度 情報ビジネス科 作品一覧
地域からQiita・内容からgoogle sitesにリンクがあります。
7.その他
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