本を出したけど売れないと嘆く人が時々いる。
自分が本を出した時にやって良かったと思ったことを記録してみる。
<この項は書きかけです。順次追記します。>
This article is not completed. I will add some words in order.
献本
これまでに、本をいただいたことがある方には、献本する。
これまでのお礼を込めて。
今後、本を出したときに献本して欲しいと思う人にも献本する。
決して、あなたが本を出した時にはくださいねとは書いてはいけない。
その本を書くのに、参考にさせてもらった資料などの著者にも送っておくとよい。
引用の仕方、参照の仕方がまずければ、ご指導いただけるかもしれない。
ある出版物を、著作権法の規定と、自分が著作する場合の方針にしたがい、他の出版社の出版物を参照させていただいた時は、事後にその出版社を訪問して、献本し、お礼の言葉を述べさせていただいたことがある。
その組織の仕事を別にさせていただいていたからできた綱渡りだったかもしれない。
献本するのは、本の種類と金額により、20冊から100冊くらい。
図書館への寄贈
著者、出版社によっては、図書館を目の敵にする人がいる。
著者の個人的な視点では、図書館は広告媒体。
自分がシリーズもので揃えた本の半分くらいは、図書館で全部借りてから購入している。
よい本は、図書館で借りて読んだら、手元に置きたくなるものだ。
図書館に寄贈する際に、「あなたは買いたくなる、買いたくなる」と念を込めると良い。
その際に、内容を読み返してみると、読者視点が不十分だったことに気がつくかもしれない。
誤植にきがつくかもしれない。
正誤表や、補足資料をWEBにあげれば、販売促進になる。
自分の出身大学、自分がいつも利用している図書館へは寄贈する。
国会図書館
国会図書館へは、出版社から納本してもらえることがある。
小さい出版社では、国会図書館への納本をきちんとしないことがある。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/
国会図書館では、週刊誌は1週間くらいでデータ化するが、書籍は1ヶ月くらいデータ化しないことがある。出版して3ヶ月しても国会図書館で検索できなければ、出版社にいつ納本したかを聞き、納本する気がなければ、著者が直接納本するとよい。
大学図書館
残念なのは、大学図書館の多くが、教授の本は大切にするが、学生だった人が図書館に寄贈した本を大切にしないこと。
どちらが、学生のためになるかの判断ができていない。
学生だった人が書いた本を読めば、自分がそうなるためにはどうしたらいいか。
自分がそうならないためにはどうしたらいいかがわかる教材。
そういう教材を、すぐに廃棄する大学がある。虚像は今も続く。
地方自治体図書館
自分が利用している地方自治体の図書館には献本する。
残念なことだが地方自治体図書館の半分以上が、住民の書いた本を大切にしないことがある。
その本の売り上げが、税金となって図書が買えているかもしれないことを認識していないかのよう。
どういう本をだしているかがわかれば、どういう住民が住んでいるかがわかる。
大切な機会を破棄している。
書店回り
自分は有名人ではない。名を名乗って書店回りをしたことはない。
1. 入荷しているか
2. 平積みしているか
3. 誰も買った気配がなければ、1冊さくらで買ってみるか。
4. ごく稀にやること
1.2の状況を、出版社に定期的に報告する。
営業の手が回らない場合には、別途その書店に置いてくれるように頼む。
セミナなどを開催する場合には、こういうセミナを、いついつやるから、数冊置いて置いてもらえると嬉しいかもといいながら、セミナの案内を置かせてもらう。
本の種類と金額によるが、30店舗から100店舗くらいまわる。
入荷していない場合には、出版社名、著者名、書名を口頭で述べる。
これで、書店員に書名が刷り込め、気にかけてもらえる。
売れたら、補充もしてくれやすくなる。
出版記念祝賀会、出版記念講演会
一番大きなのは、「VZ倶楽部」を出したときの祝賀会。
https://yumichan3.blog.so-net.ne.jp/2009-01-17
自分より、有名な方や、有名な方の配偶者の方から、署名を求められたのは、感激。
署名が入っていると本を転売するときに安くなるという話もあるが、
- 著者が有名かどうか。
- 複数人の著者の場合は連名者に、将来有名になる人がいるかどうか。
- もらう人が有名かどうか、将来有名になるかどうか。
署名が入った時点では価値はわからない。
署名入りの本が価値がでるかどうかは双方の努力次第。
JIS
JISを主査として発行させていただいた時、ある方から、講演会をやってもそんなに集まらないと言われました。100人あつまらないだろうと。ちょっとカチンときました。目標を200人に設定しました。
東京で200人以上の方に来ていただきました。おかげで、名古屋での開催の許諾が出ました。同様に200人以上の方においでいただきました。
それぞれJISが数十部販売させていただけました。
これは、自分の力ではなく、委員の方の所属される組織が、組織内だけでなく、顧客企業に宣伝してくださった賜物です。特に通信系のN社と、計算機系のN社の力が大きかった。
出版講演会を機に、実施している名古屋での研究会は、20年以上続いています。
その研究会の成果を含むQiitaの記事はこちら。
参考文献駆動執筆(references driven writing)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/b27b3f58b8bf265a5cd1
手売り
本屋さんで販売しているため、手売りは本屋さんの商売の機会を減らすという誤解をされる方がいる。
本屋さんだけで売っていたら、1000冊しか売れない本を、手売りで2000冊売ると、
本屋でも2000冊くらい売れるというのがいろいろな人から聞いた話。
両方が一生懸命売れば、そうしなかった時に売れた冊数をはるかに凌駕できる。
素人の手売りは、在庫が切れたり、おつりがなかったり、不便をかけることもある。
そこを本屋の在庫でおぎなうこともある。
p.s.
この記事は、5社から出版していただいた5冊の本の経験に基づいて買いています。
ISO, JIS, IPA発行の冊子, 文学フリマに出展した冊子, 組織で発行した各種冊子の経験も付加しています。
購入いただいた方、手にとっていただいたすべての方に感謝いたします。
付録 納品秘話
LaTeX 納品
日外アソシエーツへの納品がLaTeXでした。
編集者の方からMS-DOSとUNIXのLatexの違いの対応方法などをご助言いただき、すごく勉強になりました。
文字コードから機能の違いまで、その後 LaTeXの講習などを行い、企業のマニュアル作成、印刷会社のLaTeX納品などの仕組みの改善のお手伝いをさせていただいています。
この時の反省点は、索引です。自分で索引を作りました。出版後、読者視点で索引をながめてみると、一貫性にかけるところに気がつきました。もっと他の方に評価してもらうべきだと反省しています。
自分のQiitaの一番いいね数の多い記事は、この時の経験の賜物です。
プログラマが知っているとよい色使い(安全色)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/cb7eb3199b0b98904a35
とはいっても、上記記事の参照整理はまだ不十分です。ごめんなさい。
MS Word 納品
技術評論社への納品が最初のMS Wordの納品でした。
画面を図で切りはりする仕方から、構成などを編集者の方からご指導いただきました。
マニュアル本もはじめてだったため、編集者の方から指摘いただいた読者視点でない部分、約3分の1は削り、内容の補足をしました。
その後、各種MS Wordでの納品案件に役立ちました。
自分のQiitaの一番Views数の多い記事は、この時の経験の賜物です。
Windows(M.S.)にPython3(Anaconda3)を導入する(7つの罠)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7bfd7ecdc4e8edcbd679
自己参照
物理記事 上位100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/66e90fe31fbe3facc6ff
数学関連記事100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/d8dadb49a6397e854c6d
言語・文学記事 100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/42d58d5ef7fb53c407d6
医工連携関連記事一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/6ab51c12ba51bc260a82
通信記事100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/1d67de5e1cd207b05ef7
自動車 記事 100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f7f0b9ab36569ad409c5
Qiita(0)Qiita関連記事一覧(自分)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/58db5fbf036b28e9dfa6
鉄道(0)鉄道のシステム考察はてっちゃんがてつだってくれる
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/26bda595f341a27901a0
日本語(0)一欄
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7498dcfa3a9ba7fd1e68
英語(0) 一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/680e3f5cbf9430486c7d
LaTeX(0) 一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/e3f7dafacab58c499792
転職(0)一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f77520d378d33451d6fe
仮説(0)一覧(目標100現在40)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f000506fe1837b3590df
安全(0)安全工学シンポジウムに向けて: 21
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/c5d78f3def8195cb2409
Error一覧 error(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/48b6cbc8d68eae2c42b8
Ethernet 記事一覧 Ethernet(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/88d35e99f74aefc98794
Wireshark 一覧 wireshark(0)、Ethernet(48)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/fbed841f61875c4731d0
線網(Wi-Fi)空中線(antenna)(0) 記事一覧(118/300目標)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5e5464ac2b24bd4cd001
OSEK OS設計の基礎 OSEK(100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7528a22a14242d2d58a3
官公庁・学校・公的団体(NPOを含む)システムの課題、官(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/04ee6eaf7ec13d3af4c3
Error一覧(C/C++, python, bash...) Error(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/48b6cbc8d68eae2c42b8
C++ Support(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/8720d26f762369a80514
Coding Rules(0) C Secure , MISRA and so on
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/400725644a8a0e90fbb0
なぜdockerで機械学習するか 書籍・ソース一覧作成中 (目標100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/ddd12477544bf5ba85e2
言語処理100本ノックをdockerで。python覚えるのに最適。:10+12
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7e7eb7c543e0c18438c4
プログラムちょい替え(0)一覧:4件
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/296d87ef4bfd516bc394
TOPPERSまとめ #名古屋のIoTは名古屋のOSで
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9026c049cb0309b9d451
プログラマが知っていると良い「公序良俗」
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9fe7c0dfac2fbd77a945
一覧の一覧( The directory of directories of mine.) Qiita(100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7eb0e006543886138f39
自動制御、制御工学一覧(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7767a4e19a6ae1479e6b
Rust(0) 一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5e8bb080ba6ca0281927
小川清最終講義、小川清最終講義(再)計画, Ethernet(100) 英語(100) 安全(100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/e2df642e3951e35e6a53
<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
This article is an individual impression based on the individual's experience. It has nothing to do with the organization or business to which I currently belong.
文書履歴(document history)
ver. 0.01 初稿 20190413
ver. 0.02 表題追記 20190512
ver. 0.03 表現修正、納品秘話追記 20190518 午後
ver. 0.04 JIS追記 20190518 夕
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