はじめに
はじめまして!
大阪府の国公立大学に通っている26卒の学生です。
2024年の12月に某ISP企業からエンジニア職として内々定をいただき、そこで就職活動を終えました。
学部は商学部で、独学でプログラミングやコンピューターサイエンスを勉強してきました。
この記事では、情報系以外の学部でエンジニアを目指そうか迷っている方や、メガベンチャーをはじめとする自社開発企業を目指している方向けに、私がこれまでやったことをまとめています。
少しでも参考になればと思っています。
目次
基本情報
- 大阪府の国公立大学商学部
- 授業ではプログラミングを一切やっていない
- バスケのサークルに入っていたが、2回生の夏頃から行かなくなった
- バイトは飲食店、塾、コンビニなどをやっていた
- 大学では講義を聞いてるふりして、開発したりエンジニアの勉強したりといった作業をしていた
- プログラミング歴は2024年の12月~現在までの約1年半
- 長期インターンは2024年の6月~現在までの約1年
エンジニア就活を始めた頃のスペック
- 4月から「メガベンチャーエンジニアになる」という目標のもとエンジニア就活を始める
- データ分析でPythonとSQLは触ったことがあった
- Pythonについてはデータ型や基礎文法、データ分析に使うライブラリ(numpy, pandasなど)がわかる程度
- Web開発は全くやったことがなかった
- プログラミング経験は3ヶ月程度、開発経験はゼロからスタート
就活スケジュール
おおまかな流れは以下の通りです
目標設定
・情報収集(Youtube、Qiita、会社説明会、OB訪問)
・長期的な目標を決める(メガベンチャーエンジニアになる)
↓
個人学習
・プログラミング言語の学習(progate)
・Webアプリケーション開発(Udemy)
↓
インターン
・インターンやハッカソンに応募(魔法のスプレッドシート)
・エージェント主催のイベントに応募(逆求人、サポーターズ)
↓
本選考
・面接対策(Notion)
・早期選考・本選考
具体的にいつ何をしていたかは以下の通りです。
なお、エンジニア就活をしていた時期は毎日Xにその日の進捗などを投稿していたので、Xのリンクから私が当時やっていたことを確認できます。
2月
- 統計検定2級に合格する
- 25卒向けの会社説明会や、大学が主催するOBとの座談会に参加
- 銀行、メーカー、ITなどさまざまな企業の説明会を受ける
- このときは技術職ではなく総合職で、データ分析のスキルが活かせるポジションを探していた
3月
- dodaキャンパスとキカガク主催の「AI・データサイエンス実践プログラム」に参加する
(参考)
- エンジニアを目指す前の話
4月
目標設定
- メガベンチャーエンジニアになること目標に、エンジニア就活を始める
- データ分析を活かせる道を探すか、エンジニアを目指すか迷う
- いろいろと情報収集をした結果、技術職でエンジニアになる道を選ぶ
- 目標は高い方が頑張れると思い、メガベンチャーを目指すことにした
- progateでWeb系のプログラミング言語の基礎を学ぶ
- HTML, CSS, JS
- 技術書
- 「ネットワークはなぜ繋がるのか」
(参考)
情報収集の過程で、以下のものを参考にしていました
Utuさん
https://youtu.be/EfgzhsVOdIg?si=jliVBK-CG-aUtGCz
業界研究
https://www.youtube.com/watch?v=zAkK9qlCAbM&list=PLbsW63PNSkRjoxbrTlTQ2zOlKG2ugIOVM
https://youtu.be/pBbJkRWukV8?si=47Eja1zCkQnUV6ae
面接前最終チェック
https://www.youtube.com/watch?v=AyNTc8No8kc&list=PLbsW63PNSkRjHsrCTDhImdh1qRtTIRpAy
https://www.youtube.com/watch?v=e_BCU7E7RGs&list=PLbsW63PNSkRhEXy7qLkt3SF0opd6zh2rs
https://youtu.be/h4mVgRKs9A4?si=nBaEMqLh0LB1VcLP
IT業界
https://youtu.be/3ZIe7Po3OVk?si=xWh0rqcoaPXEZ8ZQ
https://youtu.be/djcZpBIIaf8?si=0rRHfHib1NfuVC4V
https://youtu.be/MC1te6k65NI?si=YHE47r3r9KqfMU0t
https://youtu.be/RndtTtjji2M?si=vRKlFoAb_BwtG9T5
https://youtu.be/WjSvUBR97C8?si=2gyPg2RR2ypcxD2x
https://youtu.be/h0yb1veckC0?si=MWSGBaxicBQw-YUf
https://youtu.be/roYHHrdaSrM?si=15ku_3cba4EDjM21
https://youtu.be/_hqy5ff7poo?si=8gJ2N-Kg6EruE4pk
https://youtu.be/FpxWnK7-m4w?si=i_aQ0oXn2HRsrOZb
https://youtu.be/Ob4MRrlHW1E?si=dSjJhvHuuU61hAoi
TECH WORLD
Yahoo内定者
https://youtu.be/UTf9G8j5adY?si=JazSfllB-3e068np
https://youtu.be/AKNYIw-RQrM?si=JULZbjW663soqRtz
DeNAエンジニア
https://qiita.com/takaya787/items/bcc374f572b15f112c9a
LINEヤフーエンジニア
https://youtu.be/kdbt048MiSo?si=fuIl-tmZ8W9w44rR
エンジニアのリアル
https://youtu.be/yoimXVmrDCE?si=XiuA6x8dkBpLdT6n
メガベンチャーエンジニアになるために
https://youtu.be/qxoQ6sKy3aM?si=Px4PaeILXdJDNGpQ
https://youtu.be/_SGxm7TS8Dc?si=v9pM5NxyU13aiDST
https://youtu.be/okatW2UjVyM?si=VJpob8ORwIBATDBa
https://youtu.be/Ol44kYg0kw8?si=FlsB6C0dgIfhIucT
独学
https://youtu.be/FymgbwHW7qg?si=lBggwzLBCNDpbsCh
https://youtu.be/xp1awAd-xYI?si=VCXqVzs-62Ik7BOr
Qiita
文系からエンジニア
https://qiita.com/m44442/items/df362572582816c32c4d
https://qiita.com/yutoun/items/5d21efdbda661fa728e6
独学でエンジニア
https://qiita.com/nakaC256/items/13bd78285dd4e4bdc3d2
https://qiita.com/taiti101112/items/7d94a17f28f3ccf4c0d6
SEになった人
https://qiita.com/ta-iga/items/02dd14acab2b462575a8
https://qiita.com/obukoh/items/023c65c76c65d20eae90
メガベンチャー
https://qiita.com/y4asse/items/cc939dd870daf7415aca
https://qiita.com/YamaTo_bsk/items/ceb08728306eca6c149b
就活スケジュール
https://qiita.com/siruko_xxx/items/e1b88ef5a70c10505f4c
https://qiita.com/toki_dev/items/4f1f46e65b29bf639e36
逆求人の活用
https://qiita.com/yufu085312/items/166d88b2f4494c88e12b
エンジニア就活のリアル
https://qiita.com/yutoun/items/5d21efdbda661fa728e6
https://qiita.com/empelt/items/8f41fa0a9714436b99bf
何社受けて何社落ちたか
https://qiita.com/runrun0704/items/09298ae17bdca6cd4506
https://qiita.com/JinA293/items/faa2763fe05bdd8eee71
5月
個人学習
- progateでWeb系のプログラミング言語の基礎を学ぶ
- Git, コマンドライン
- Ruby, PHP
- Udemyの動画講義を見ながら、ハンズオンでWebアプリケーションを開発する
- 技術書
- 「Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST」
イベント参加
- この頃に就活エージェントに登録し始める
- 逆求人フェスティバルにて、1on1イベントやメガベンチャーエンジニアとのオンライン座談会に参加
- サポーターズのエンジニア向け会社説明会、座談会に参加
6月
ハッカソン
- dodaキャンパス主催のハッカソン「Flush Code Hack 2024」に参加する
- Udemy主催の、酒井潤さんのハッカソンに参加
インターン
- 株式会社メタ・イズムさんの長期インターンに採用される
- Wantedly, Infraインターン, Indeed
- インターンに応募するためESを書く
- 魔法のスプレッドシート, マイナビ, サポーターズ
イベント
- サポーターズ技育CAMPキャラバンに参加
個人学習
- 技術書
- 「達人に学ぶDB設計徹底指南書」
- 「達人に学ぶSQL徹底指南書」
7月
インターン
- 長期インターン
- PHP8.x系, Smarty5.x系移行のための技術調査
- リリース前の静的テスト
- 資料作成
- Sky株式会社の3daysインターンに参加
個人学習
- 個人開発
- ゼミのホームページ制作
- 技術書
- 「コーディングを支える技術」
- 「Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識」
- 「リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)」
8月
インターン
- 長期インターン
- ライブラリを使って、PHP8.x系移行時に廃止される関数や仕様が変更になる関数などを洗い出した
- shファイルを作成し、他のプロジェクトでも同様にバージョン変更で影響が出る関数を使っていないかgrepコマンドで洗い出せるようにした
- ニフティ株式会社5daysインターン
- gitのしくみを学ぶ
- メール送信機能, DBへのシーディングやマイグレーション, CRUD処理などバックエンドの理解
- AWS, Dockerなどに初めて触る
- スクラム開発を体験する
個人学習
- コーディングテスト対策
- AtCoderB問題
- インターンの事前学習
- FlaskでAPIを開発, sqlite3を使ったDB操作など
- 個人開発
- ゼミのホームページ制作
- 技術書
- 「Web API設計実践入門──API仕様ファーストによるテスト駆動開発 」
9月
インターン
- 長期インターン
- PHPバージョン変更後の動作検証
- リリース前動作検証
- オービック2daysインターン
- マイナビ6daysハッカソン
- Next.js, TypeScript, React, UIライブラリなどに触れる
- AWSのインフラ構成図を作成し、各サービスの理解を深める
個人学習
- コーディングテスト対策
- AtCoderB問題
- 技術書
- 「Mastering JavaScript 100+ Exercises」
10月
インターン
- 長期インターン
- 検証作業や資料作成
個人学習
- ゼミのホームページ制作
- コーディングテスト対策
- AtCoderB問題とき直し
イベント
- サポーターズの「エンジニア1on1面談イベント《ハイクラス》」に参加
- 逆求人フェスティバルに参加
本選考
- 早期選考一次面接
- 本選考一次面接
- 魔法のスプレッドシート経経由の企業
11月
インターン
- 長期インターン
- リリース前のキッティング作業
- 決済システム導入のための技術調査
- JSで簡単なバグ修正
本選考
- 本選考一次、二次面接
- サポーターズ経由の企業
- メガベンチャー
- 早期選考二次面接、最終面接
- 会社説明会、カジュアル面談
個人学習
- 個人開発
- アイコンでアプリケーションを一元管理できる、Webアプリケーションの開発
12月
インターン
- 長期インターン
- GoogleMaps APIを叩いて所要時間と経路情報を受け取るプログラムを書いた
- APIを叩くときのクエリパラメータを動的に生成出来るようにした
本選考
- 本選考一次面接
- サポーターズ経由の企業
- 本選考二次面接、最終面接
- 11月に通過していた企業
- カジュアル面談
- paiza経由の企業
- 早期選考最終面接
個人学習
- 個人開発
- アイコンでアプリケーションを一元管理できる、Webアプリケーションの完成
- 技術書
- 「マスタリングTCP/IP」
結果
インターン
応募:21社
コーディングテスト落ち:2社
ES落ち:13社
通過:6社(うち2社は辞退)
なお、この時点ではコーディングテストに突破するための実力がなかったため、コーディングテストが課される企業(メガベンチャーなど)はパスしました
本選考
応募:23社
ES落ち:3社
コーディング面接落ち:2社
一次面接落ち:8社
二次面接落ち:0社
最終面接落ち:1社
内々定:1社
(就職活動終了のため辞退した企業:8社、うち2社は最終面接を辞退)
使っていたツール
長期インターン探し
-
Wantedly
最もよく使っていた。大阪府は求人数が少なかったので見つけるのに苦労した
-
Indeed
求人数が多いのが特徴。ただ、あまり使っていなかった
-
Infraインターン
こちらもインターンの求人は多い。ただ、ほとんど通らない
インターン探し
-
魔法のスプレッドシート
最もよく使っていた。インターンの募集が締切が近い順に表示されているため、興味のある募集があれば積極的に応募すると良いと思う -
マイナビ2026
主に大手企業のインターンの募集をしている。マイナビ経由で何社か応募した
就活イベント
-
サポーターズ
よく使っていたサービス。技育CAMPキャラバンや1on1イベントに参加した。
また、11, 12月ごろには自分の希望に合った企業を探して仲介してくれるサービスもしてくれて、非常に助かった
-
逆求人ナビ
逆求人イベントやメガベンチャー社員との座談会などのイベントに参加した。逆求人フェスティバルは本選考前の面接対策になった。
プログラミング基礎・Webアプリケーション開発
-
paizaラーニング
プログラミングを始めたての頃に使っていた。
Pythonの基本的な書き方を学んだ。
アニメーション講義と練習問題で構成されているのが特徴。
-
Progate
Web系の言語はProgateで勉強した。
Progete内にブラウザがあってそこに出力されるので、実践的で勉強になった。
個人的にpaizaラーニンングよりも継続しやすかった。
-
Udemy
ハンズオン形式ではじめてのWebアプリケーションを作った。
Pythonでわからないところがあれば、ChatGPTに聞くか酒井さんの講義を視聴していた。
初心者から中級者まで自分のレベルに沿った講義が選べる。
定期的にセールが実施されるので、その時期に買っていた。
コーディングテスト対策
-
Udemy
アルゴリズムとデータ構造の勉強は以下の講座でやっていた。
-
AtCoder
夏頃に本選考のコーディング面接対策をしていたが、その時は「AtCoder Problems」というサイトのB, Cランクの問題を解いていた。
-
paiza
11~12月くらいの時期に使っていた。
ランクが上がれば企業からオファーが来るようになる。
そのランクの問題が1問でも解けたらランクが上がる。
Bランク以上になるとオファーが来る企業の数が格段に増える。
LeetCodeは就活が終わってからアルゴリズムの勉強で使っていたが、いいサイトだったので紹介する。
-
LeetCode
海外のコーディングテスト対策サイト。
「Top Interview 150」を解いていた。
コースが用意されているので、AtCoderよりもとっつきやすいと感じた。
他の人の解答や解説、使いやすいエディタが用意されていて使いやすい。
正直もっと早く知りたかった。
本選考応募
-
paiza新卒
就職活動後半によく使っていた。Bランク以上になるとオファーの数が格段に増える
-
魔法のスプレッドシート
本選考の応募にも使っていた -
サポーターズ
メンターからの提案や1on1イベント経由で本選考に応募した -
Notion
本選考の応募状況や進捗はNoitonのかんばんボードで管理していた
テンプレートから検索すると、かんばんボードなどのテンプレートを利用できる
面接対策
情報収集
- 面接でよく聞かれる質問はQiitaの記事を参考にした
- 企業ごとに面接で聞かれることが異なるため、ONECAREERに体験談があるものは事前にチェックした
- OneCareerは面接の流れや質問内容を知るのに参考になった
回答の用意
- Notionに上記の質問の回答をまとめた
- あくまで面接で話す予定の内容なので、簡潔に書くよう心がけた
- 以下の画像のように、よく聞かれる質問とそれに対する答えを用意しておいた
- 一度テンプレートを用意してしまえば、就活の軸やこれまでの経験などを使いまわすことができるためラク。
- 逆質問と志望動機、入社して何をしたいかは企業ごとに変わるので、面接前にその部分だけ修正した
面接準備
- 面接が苦手だったため、Notionに書いた内容を読み上げてそれの様子を動画で撮影した
- 10回くらい練習すればできるようになるだろうと思って、PCにスマホを立てかけ一人で面接の模擬練習をしていた
- 6回目くらいから表情も意識して話せるようになり、10回目には書いてある内容なら自信もって答えられるようになった
- 話しているときにNotionに書いた内容を修正したりしながら、話す内容もブラッシュアップした
- 以上の面接準備を最初の一次面接の前までに終わらせた
一次面接
- 一次面接は最も落とされやすく、ここを突破できるかどうかが重要なので、想定される質問はしっかり対策しておいた
- 結論から話すようにする。だらだら話すより、話すのを早めに切り上げて深掘りされるのを待つ方が良い
- たいてい時間は30~60分程度で、「エンジニア就活でよく聞かれた10の質問とその回答」にあるような一般的な質問が多かった気がする
二次面接
- 技術力をはかる質問が多かった印象
- 企業によっては一次面接のあとにコーティングテストがある場合もある
- 面接官は現場のエンジニアの方やマネージャーの方が多かった
- 個人開発やチーム開発の経験を聞かれることが多い
- 個人開発の場合、「なぜそれを作ろうと思ったのか」「なぜその技術スタックか」「どういうところを工夫したか」などを聞かれた
- チーム開発の場合、チームの中での役割や何を実装したのか、苦労したことなどを聞かれた
- ONECAREERに体験談がある場合、それを参考に対策していた
最終面接
- 面接官は役員や部長といったポジションの方が多かった
- これまでの面接とは違う角度で質問が来ることもあって、アドリブで答える必要があった
- 自分の言葉で答えられるかを見られている気がするので、どんな質問が来ても今までどおり結論から述べ、長すぎずかつ論理的な答えを返すよう心がけた
- 逆質問は入社する前提の質問になるよう、事前に準備しておいた方がいい
(私は第一志望でない企業の最終面接で浅い逆質問をしてしまい、落とされてしまった)
- 特に第一志望の企業は確実に内定が欲しいので、逆質問や入社後どう活躍したいかなどはしっかり準備しておいた方がいい
本選考の進捗管理(Notion)
反省
よかったところ
- 新卒でエンジニアになるという決断をできたこと
- 長期インターンに参加したこと
- 本選考の前に、逆求人やサポーターズ1on1イベントなどで面接の練習ができたこと
- 就活イベントやインターンなど、学外の活動に積極的に参加したこと
もっとこうすればよかった
-
プログラミングをもっと早くから始めていればよかった
これは当然と思われるかもしれませんが、そもそもプログラミング歴が3ヶ月程度の段階でエンジニア就活をするということ自体無謀に近かったので、大学2年くらいから始めていればもっと苦労せずいけたのになと思います。
本選考のときも、インターンやハッカソン、長期インターンに参加したというエピソードは持っていましたが、実際やっていた内容はそんなに語れるほどのことはありませんでした。
本選考の時点で開発経験が半年、プログラミング歴1年未満だったので、コードを書いた経験がそもそも人より少なかったです。
そのため、もっと早くプログラミングをやっていればよかったなと思います。
-
個人開発をもっとやればよかった
これが最も大きな反省かもしれません。
先ほども述べたように、開発経験について語れるくらいのエピソードがなかったのが私の最大の弱点でした。
夏季インターンシップや長期インターンでは、開発タスクは主にコーディング経験が豊富な学生が担当していたため、私が深く開発に携わる機会は限られていました。
選考でもこれまでで一番頑張った開発経験を聞かれることがありましたが、あまり濃いエピソードが語れず、おそらくそれが原因で一次面接で何社も落とされました。
個人開発について聞かれることが多かったので、エピソードがない場合は、何か個人開発してそのことを話せばいいのではないかと思います。
例えば、身近な課題や既存アプリの問題を解決するためにアプリを開発したエピソードなどを用意しておくのがいいかもしれません。
また、最近のメガベンチャーの選考では、コーディングテストだけでなく開発経験(チーム、個人)が当たり前に求められているように感じました。
実際に、メガベンチャーの選考で「CI/CDパイプラインの設計はしましたか?」「なぜその技術スタックを選んだのですか?」「工夫したところはありますか?」など深いレベルのことも聞かれました。
中途採用の比率も上がっているという話も聞きましたし、ある程度仕上がっている学生しか受からない印象です。
ポテンシャル採用とは言いますが、人材獲得競争が激しい人気企業などは例外と思った方がいいです。
時間がある方は個人開発をすることをお勧めします。
-
毎日コーディングをすればよかった
本選考など就活が忙しい時期は、学校、バイト、就活、エンジニアの勉強などやることがいろいろありました。
その状況であってもコーディングをすればよかったと思う理由は、エンジニア就活の場合、結局アウトプットが評価に直結するからです。
ある会社の二次面接で、以下のようなのFBをもらったことがありました。- アサインする立場として、どういう風にアサインするかイメージが持てなかった
- 数年後に、「ここが強い人」とか「これができる人」というのがイメージできなかった
- 「この領域は一番になる」を具体的に持った方がいい。技術、サービス、ビジネスなんでもいいので。
ここから言えることは、「エンジニアとしてこう活躍したい」という意志があることが重要だということで、これは開発経験を積むことでしか見えてきません。
そのため、面接対策として話す内容を詰めるのも大事ですが、それを裏付けるために何をしてきたのかが重要だと思います。
できるだけ毎日コードを書くことを継続し、「今こういうことに取り組んでいます」から「入社してからこう活躍したいです」に繋げることができれば良いかと思います。
選考が本格化してから個人開発を始めても、全然遅くありません。時間が許す限り、面接対策よりコードを書くべきだと思います。
-
エンジニアのコミュニティに参加すればよかった
私は文系学部ということもあり、周りにエンジニアを目指す人はいませんでした。
そのため、インターンなどの学外の活動に積極的に参加しながら、自分の成長や他のエンジニア学生のことを知るきっかけにしていました。
当時はコミュニティなどには参加していませんでしたが、学生コミュニティや開発者コミュニティなど様々存在するので、そういったものに顔を出してみるのも良いのではないかと思います。
例えばPythonをもっと勉強したいと思えば、Python開発者コミュニティがあるのでそちらのイベントに参加してみるのもありだと思います。
いずれにせよ、ずっと一人でやるのはあまりおすすめしないので、長期インターンやコミュニティ、ハッカソンなど他のエンジニアと出会う機会を求める方が良いと思います。
おわりに
文系からエンジニアを目指しましたが、実際簡単ではありませんでした。
ただ、自分で計画を立てたり熱心にやってきたことが身を結んだのか、長期インターンに採用されたり志望度の高かった企業に内定をいただけたりと、機会に恵まれた1年間でした。
技術職の仕事は、主にコードを書き、システムを開発することです。この仕事を選ぶには、その面白さだけでなく大変さも理解した上で、「それでもやりたい」と思えるほどの覚悟が必要です。
自分は長期インターンを通して大変さの部分も実感しましたが、やはりエンジニアという職種の魅力を再確認し、これからも活躍していきたいという決意を持つことができました。
文系だけでなく、情報系以外の学部からエンジニアを目指す方もいらっしゃると思いますが、もし自分と同じような迷いを抱えていたり、エンジニアを目指したいと考えていれば自分の体験が参考になればいいなと思っています。最後までご覧いただきありがとうございます。



