はじめに
24卒としてエンジニア就活を終えた雑魚プログラマーの自分でも行きたかったWeb系メガベンチャー企業から内定をもらうことができた。その概要をここに記そうと思う。就活始めたての学生やWebエンジニアになるためにやるべきことがわからない人はぜひ一読してほしい。
※かなり簡潔に記しているため、何か詳しく話をしてほしい分野があればぜひコメントをしていただきたい。
そもそもメガベンチャー企業って?
一般的には「大企業にまで成長したベンチャー企業」のことを指します。
↓参考文献↓
正直メガベンチャー企業といっても色々あるので、下に参考になりそうな画像を載せておきました(筆者はこの中のどこかの企業に就職予定です)
基本プロフィール
- 地方の私立理系大学生4年
- 24卒(学部卒でWebエンジニアとして就職予定)
- 一般的には言われないが、XではFラン大学と罵られるレベルの大学
- 専門分野は半導体の物性(電子系の専攻)
- 成績は学年の中でも下の方
- 留年危機もあったくらい良くなかった
- プログラミングに初めて触れたのは大学1年生の授業
- 使用言語はC言語
- パソコンの操作もままならないまま履修し、落単を経験した
- 正直未だにしっかり理解できていない
- 趣味はバスケットボールやスポーツ・音楽フェス観戦、飲み会などかなりアウトドア人間
- 家で1人で開発をゴリゴリやるような人間でもない
- 技術オタクでもない普通の一般人
- 高校までは学校の勉強と部活動だけをがんばってきたため、ITの経験など大学に入るまでは全くなかった
就職活動のフロー
- 2022/2~
- 就職活動を始める。
- 様々な就活のエージェントに登録をし、イベントに参加し始める。
- Webエンジニアだけでなくハードウェア設計のエンジニア、一般企業の総合職も視野に入れながら様々な企業説明会やイベントに参加。
- 2022/4~7
- サマーインターンに応募しまくる。(50社くらいは応募した)面接やGDなどもたくさん経験。
- 2022/8
- サマーインターンに参加する。
- 2022/9~
- Webエンジニアに絞って本選考に突入する。
- 2022/11
- 初めて内定をいただく。
- 2022/12
- 第1志望だったWeb系メガベンチャーから内定をいただく。そのまま承諾し就活終了。
大学生の間で取り組んだこととそこから得た経験
- プログラミングスクールでの運営業務:2021/6~2023/4
- Ruby on Railsを用いたWebアプリ開発の技術指導
- マーケティング活動にも力を入れて取り組む
- ここでかなりビジネス視点を持って物事を捉えることができるようになった
- 個別指導塾での塾講師アルバイト:2021/4~2022/8
- 小中高生を対象に主に理系科目を指導
- 人に情報をわかりやすく伝える基礎的なコミュニケーション能力が身についた
- 小中高生を対象に主に理系科目を指導
- 技術イベントへの参加
- ハッカソンやインターンなどでWebアプリ開発を積極的におこなう。
- 個人開発だけでなくチーム開発も経験
- 自分の技術力アップや同世代のレベル感、技術のトレンドについて知ることができた
内定をもらうためにやるべきこと
ガクチカに磨きをかける(ES)
大手に行けば行くほど内定者の学歴が高くなる傾向があり大学名だけで足切りされることが多いが、メガベンチャー企業の場合はしっかりESを見てくれることが多い。人事の目に止まるようなインパクトの出る経験・ガクチカを作りアピールをすると書類選考にグッと受かりやすくなる。技術コンテストでの経験や開発のアルバイトの話などを盛り込むとより良い印象を与えやすくなる感覚がある。
コーディングテスト対策をする(スキル)
ここが1番の鬼門と言っても過言ではない(と思う、笑)。メガベンチャーのWebエンジニアを志望する人にとっては避けては通れない。書類選考と面接の間でおこなわれることが多い。中途採用と違い、ポテンシャルを主に新卒採用は見られているとはいえ、一定の技術力が求められているため、早め早めに対策をするべきである。基礎的なデータ構造とアルゴリズムを理解して実装できる力を求められている。Atcoderやpaiza、LeetCodeなどのサービスを用いて継続的にコーディング問題を解いていくと自ずと選考を通過する技術力が身についていくだろう。(企業によって問題の難易度、種類は異なるため、注意が必要である)
周りとの差別化(ES,面接)
エンジニア就活を勝ち抜いている人達を見ていて感じたこととして、技術力の高さが挙げられる。大学院に進学して専門技術を高めている人(エンジニア志望の学生の半分以上は大学院生)、ハッカソンなどの技術コンテストに出場して優秀な成績を残している人、実際に企業に入って開発業務に携わっている人、「あなた本当に大学生ですか?笑」みたいな人達ばかりいた。技術力では他のエンジニア志望の学生に劣ることを予期していたので、他の点でどの学生も持ってないようなエピソードや経験でアピールするように頑張った。(前述したプログラミングスクールでの経験や高校時代の部活の話を中心にしていた)
後におこなわれた内定式で役員の方から自分が内定に至った経緯をお話いただいた機会があり、そこで過去の経験の「リーダーシップを発揮して行動していた」点について高く評価をしてもらったことを知った。もちろんWebエンジニア就活において一定の技術力を担保しなければいけないのは既知の事実だが、新卒の場合はそこまで過度に技術力を評価しているわけではない。(入社してから会社を引っ張っていくような人材に育つまでに必要な「ポテンシャル」の部分を1番重視している企業の方が圧倒的に多い)
ありきたりなエピソードを伝えても採用人事の目には止まらないため、他の学生が言わないような話を準備することを心掛けていた。
シミュレーションと発声(面接)
面接本番になると緊張して話したいことが思い出せない、こうなってしまうことを危惧していたため、本番で話す内容はメモに残し向こうから質問されていることを想像しながら発声するようにしていた。実はこの発声が最重要ポイントである。この記事を読んでいる方は、教育課程の中で英語を学習したことがある人がほとんどであると思う。単語や文をひたすらメモに書いていても、いざ声に出そうとすると急にかんでしまったり、読み方がわからなくなってしまったり、言葉につまってしまう経験をしたことはないだろうか。脳が記憶することとそれを声にして相手に伝える行為は全く別物である。面接において要求されているのは後者であるため、発声するまでは欠かさずにおこなうようにしていた。
そして前提、面接は「人事に対しての抱負発表」ではなく「人事との会話」である。親や仲良しの友人と日常で話をしていて、言葉に詰まる場面があってはあまりにも不自然であろう。それに相手が理解できないようなことを話した場合、身振り手振り使ったり例えを用いたりして分かりやすく伝えようとするだろう。面接でも同じように話せばいい。人事は敵でも他人でもない、友達だ。(筆者はサッカー漫画「キャプテン翼」の大ファンです)これくらいのマインドを持って面接には臨むようにしていた。
おすすめのメディア
TECH WORLD
かの有名な大阪大学のコンピュータサイエンスを専攻し学部で卒業→メガベンチャーに就職という華やかな実績を持っておられる方のYouTubeチャンネルだ。日常のvlogだけでなく就職対策についても言及されている動画が多いので、一度見ておいて損はないと思う。
最後に
就活は情報戦である。自分が欲しい情報や知らない情報が入ってくるような環境に整えよう。就活を頑張っている人のコミュニティに入ったり、SNSなどで情報を発信するインフルエンサーは積極的にフォローしよう。
そしてもう1つ、就活はスタート時間に指定のないマラソンみたいなものでもある。会社説明会や選考が始まる時期はある程度決まっているものの、最近では優秀な学生をいち早く採用したい企業の思惑で選考の早期化が活発化しているのも事実。志望する企業の採用枠がなくなってから就活を始めても手遅れなので、なるだけ早め早めに行動しよう。しかし、マラソンであると前述した通り終わりまでの道はとても長く険しい。時には息抜きをするなどして休憩も挟みながら就活をおこなうと必ず走り切れる。
この記事をここまで読んでくださった方々がそれぞれ納得のいく就活になるよう心から願っている。