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背景と目的
前回はパターンを考えてみた。
深化の構造を検討してみる。
登場する表はほぼCopilotが作成しています。
1. 深化とは?
1.1. 深化を英語で。
深化を英語では、"Deepening"や”Strengthening”、"Deepen"と訳される。
a) "Deepening":(徐々に)深くなる
b) ”Strengthening”: 繋がりや素地を強める
c) "Deepen":(能動的に)深くする行為
深い融合、深い統合の観点ではニュアンスが異なる。
d) "explore":探る、調査する
がしっくりくる。
"explore"の類語をさらに整理してみる。
1.2. "explore"の類語と整理
🔍 「explore」と意味が近い動詞たち
動詞 | 意味の焦点 | ニュアンス・使用例 |
---|---|---|
explore | 未知の領域を探る、調査する | 新奇性・好奇心・行動的探索 例:explore a new idea |
investigate | 詳細に調べる、捜査する | 論理的・分析的・客観的 例:investigate a phenomenon |
examine | 詳しく調べる、検討する | 精査・観察・分析の丁寧さ 例:examine the assumptions |
probe | 突っ込んで探る、掘り下げる | 内面・奥深くへの知的進入 例:probe into motives |
survey | 広く見渡す、概観する | 広範囲の把握と記述 例:survey the current situation |
scan | 素早く・ざっと調べる | 速読的・表面的把握 例:scan for key details |
research | 系統的に調べる、調査研究する | 学術的・継続的努力 例:research climate change |
delve into | 深く掘り下げて調べる(句動詞) | 探究・思索的・内面志向 例:delve into ethics |
🧠 探究マトリクス:Depth × Breadth
広がりが狭い (Focused) |
広がりが広い (Expansive) |
|
---|---|---|
深さが浅い (Shallow) |
初歩的な理解 ・表面的調査 ・要約的知識 |
総覧的理解 ・多様な入門的知識 ・俯瞰的学習 |
深さが深い (Deep) |
専門的考察 ・批判的分析 ・哲学的省察 |
包括的理論化 ・構造の統合 ・越境的体系化 |
🧠 探究マトリクス:各象限の特徴と応用スタイル
象限 | 特徴的姿勢 | 主な活動例 | 知的アプローチ例 |
---|---|---|---|
① 浅 × 狭 (Shallow × Focused) |
単一テーマの初歩的理解を目指す | 用語定義の確認、資格対策、基本操作マニュアルなど | scan, review, identify |
② 浅 × 広 (Shallow × Expansive) |
多様なテーマを広く浅く俯瞰する | 教養的読書、多読、ゼミ発表の準備など | explore, survey, list, overview |
③ 深 × 狭 (Deep × Focused) |
一つの対象を深く掘り下げ、精緻に検討する | 学術論文、批判的分析、技術仕様の精査など | investigate, examine, probe, analyze |
④ 深 × 広 (Deep × Expansive) |
学際統合・意味の再構築を目指す | 哲学的理論構築、統合フレームワーク設計、教育体系 | synthesize, theorize, reframe, contextualize |
1.3. ブルームのタキソノミーと深さx広さマトリクス
以前、スキルマップの整理で登場したブルームのタキソノミーを"深x広マトリクス"と統合してみる。
🌐 探究の深さ × 広がり と ブルームの認知分類の対応表
探究マトリクス象限 | ブルーム分類との主な対応 | 例 |
---|---|---|
① 浅 × 狭 (Shallow × Focused) |
Remember(記憶) Understand(理解) |
用語暗記、基本用法の確認 |
② 浅 × 広 (Shallow × Expansive) |
Understand(理解) Apply(応用) |
複数トピックの比較、基本的適用 |
③ 深 × 狭 (Deep × Focused) |
Analyze(分析) Evaluate(評価) |
精密な比較、批判的検討、反証可能性の確認 |
④ 深 × 広 (Deep × Expansive) |
Evaluate(評価) Create(創造) |
学際統合、理論再構築、新たな枠組み提案 |
深化には、2つのケースがあるようだ。
case1) 狭く尖る
case2) 異なる領域と統合する
2. 深化の参考
2.1. リフレーム (Reframe)
🔄 リフレーム(Reframe)とは
項目 | 内容 |
---|---|
語源 | re-(再び)+ frame(枠組み)=「枠を組み直す」 |
基本定義 | 物事を別の視点・文脈・比喩で捉え直し、 意味・感情・行動の変容を促す技法 |
主な目的 | 問題の再定義、感情の転換、創造的思考の促進 |
使用領域 | 哲学、心理療法(特に認知行動療法・ナラティブ療法)、教育、対話、交渉など |
🔄 リフレーム(Reframe)の特徴的な視点
視点カテゴリ | 説明 | 代表例 |
---|---|---|
① 視点の転換 | 同じ事象を、異なる立場や意味空間から見直す | 「失敗」→「学びのプロセス」 「弱さ」→「感受性の証」 |
② 文脈の再配置 | 意味を新たな状況・社会構造・時間軸の中に置き直す | 「老い」→「生成的統合」「時の芸術」 |
③ 比喩・象徴の組み替え | 抽象的な概念を、異なる比喩や物語に置き換えることで、 感覚的・詩的に意味を再構成する |
「壁」→「問いの入口」 「沈黙」→「成熟した言葉の形」 |
④ 語りの再編集(ナラティブ) | 自己や他者のストーリーの構造・主語・結末などを組み替える | 「犠牲者の物語」→「探究者の物語」 「損失」→「贈与」 |
⑤ 構造の再定義 | 「前提構造」を保ちつつ、役割や位置づけを変えることで意味を刷新する | 「中庸」=「中間」→「張力の均衡構造」 |
2.2. 脱構築 (Deconstruction)
🧠 脱構築とは何か:基本定義
項目 | 内容 |
---|---|
提唱者 | ジャック・デリダ(Jacques Derrida) |
語源 | フランス語 déconstruction(de-「取り除く」+ construction「構築」) |
基本的意味 | 西洋的思考に内在する二項対立(例:理性/感情)を批判的に問い直し、 隠された価値序列や意味の不確定性を開示する哲学的営み |
思想的目標 | 構造の「自然さ」や「透明さ」を剥ぎ取り、 意味の多義性・揺らぎ・他者性への感受性を開くこと |
🔍 脱構築の特徴的な視点
視点 | 解説例 |
---|---|
① 二項対立の転倒と揺さぶり | 「理性>感情」「男>女」「音声>文字」といった価値序列の脱中心化 |
② 差延(différance)の概念 | 意味は常に「他との差異」と「時間差」によって生まれ、決して一義に定まらない |
③ 中心の不在とズレ | あらゆる構造は“中心”を持つように見えて、その実不在であり、構造は差異のネットワークである |
④ テクストの多義性と運動性 | あらゆるテクストは、 読解や使用のたびに新たな意味を生成する揺らぎ構造をもつ |
2.3. 信仰と思考様式
✝🕉☯ 構造と信仰スタイルの比喩的対応マトリクス
信仰体系/宗教様式 | 世界観の特徴 | 対応する思考様式(構造) | 知的スタンス |
---|---|---|---|
一神教 (例:ユダヤ・キリスト・イスラム) |
絶対的真理・唯一の神・超越的秩序 | 統一性志向・演繹型構造・創発的再構成(synthesis) | 脱構築→再構築へ向かう創造的反省 |
多神教 (例:ギリシャ・日本神道) |
多様な神格・領域分化・関係性の網 | 包括的構造・多層調和・コンテクスト重視(integration) | 多元共存・関係志向的設計 |
汎神論 (例:スピノザ、道教的自然観) |
万物の中に神・存在の内在性・無為自然 | ネットワーク型・構造流動性・プロセス重視 | 現象の相互依存性・変化の受容 |
無神論的仏教 (例:上座部など) |
無我・縁起・構造なき構造 | 空性構造・動的枠組み・認識批判的様式(脱構造志向) | 生成しない構造=問いを手放す認識姿勢 |
土着信仰 (例:アニミズム) |
地場・循環性・存在との共鳴 | 経験的重層構造・詩的象徴・身体知重視 | 感性的共鳴・直接参与的知 |
2.4. HAZOP
HAZOP(Hazard and Operability Studies)とは、リスク特定のため、複雑なプロセスや装置に対して行う手法である。
ガイドワード(Guide Words)は、設計意図からの「ずれ(Deviation)」を体系的に洗い出すための思考のトリガーとして使わる。
HAZOPのガイドワードは単なるチェックリストではなく、構造的逸脱の類型化フレームとしても読み解ける。
⚙ HAZOP Guide Words with Classification Viewpoints
ガイドワード | 意味・意図 | 対象パラメータ例 | 分類観点(Deviationの類型) |
---|---|---|---|
No / None | 存在しない、発生しない | 流れがない、圧力なし | 存在の不在(機能喪失) |
More | 設計より多い | 流量が多い、温度が高い | 過剰(量的増加) |
Less | 設計より少ない | 温度が低い、供給が不十分 | 不足(量的減少) |
As well as | 追加のものがある | 不要物質の混入、余計な作動 | 想定外の付加要素(異物・混入) |
Part of | 一部しかない | 不完全混合、一部加熱欠落 | 部分的状態(不完全性) |
Reverse | 逆方向に動作 | 流れ逆転、操作反転 | 方向の逆転(対流・作動) |
Other than | 異なるものがある | 誤供給、違う材料が入る | 性質の置換(誤替/誤用) |
Early | 予定より早く起きる | 早すぎる加熱、タイミング逸脱 | 時間的前倒し(過早) |
Late | 予定より遅く起きる | 遅延冷却、供給遅れ | 時間的遅延(過遅) |
Before | 順序が先行しすぎる | 手順の入れ違い(前倒し) | 手順の逆転(順序構造の逸脱) |
After | 順序が遅れて起こる | 操作手順が後回しになる | 手順の遅延/順番の遅れ |
2.5. 「進化思考」における変異と適応
「進化思考」において、生き残るコンセプトをパターンで示した。
変異し、適応し、環境で優位になったものが生き残っていった。
そのパターンをリストアップする。
HAZOPのガイドワードに似た変異のパターンとなっている。
🔄 変異の9パターン(HOW:新しい方法の創出)
パターン名 | 概要説明 | 生物的例/創造的例 |
---|---|---|
① 変量 | 量を極端に変化させる | キリンの首/超小型カメラ |
② 擬態 | 他の形態や機能を模倣する | ナナフシ/人型ロボット |
③ 欠失 | ある要素を意図的に取り除く | 種なしブドウ/羽のない扇風機 |
④ 増殖 | 一部を複製・増やす | 多指症/マルチレンズカメラ |
⑤ 転移 | 機能や構造を別の場所に移す | 魚のヒレ→手足/スマホのカメラ配置 |
⑥ 交換 | 構成要素を他のものと入れ替える | 臓器移植/素材の置換(紙→プラスチック) |
⑦ 分離 | 一体化されたものを分ける | 分節動物/分離型キーボード |
⑧ 逆転 | 機能や構造の方向を反転させる | 魚の逆泳ぎ/逆再生音楽 |
⑨ 融合 | 異なる要素を統合して新たな形を作る | 哺乳類の翼/スマホ+カメラ=スマートデバイス |
🌍 適応の4観点(WHY:本質の理解と選択)
観点名 | 対象とする時空軸 | 主な問い例 |
---|---|---|
解剖 | 内部構造・機能 | どのような構造で成り立っているか? |
系統 | 歴史・進化・系譜 | どのような経緯で今の形になったのか? |
生態 | 環境・関係性・文脈 | どのような環境に適応しているのか? |
予測 | 未来・変化・持続可能性 | 今後どのような変化が起こり得るか? |
3. 深化の構造
3.1. 深化のステップ
🔍 探究フェーズとリフレームの機能的マッピング
フェーズ名 | 目的 | 主な操作動詞・技法 | リフレームとの関係性 |
---|---|---|---|
① 前提の掘削 | 暗黙の構造・前提・語彙・枠組みを可視化 | uncover, identify, suspend | リフレームのための 「問いの土壌」作り |
② 構造の揺さぶり | 対立構造・階層秩序を脱構築し意味の流動性を生む | disrupt, invert, problematize | リフレームへの跳躍の足場を崩す行為 |
③ 視座の組み替え(=Reframe) | 別の視点・文脈・比喩で意味を再構成 | recontextualize, rename, metaphorize | 中心フェーズ(意味の更新が起きる核) |
④ 意味の統合・仮構築 | 探究的意味を統合し、応用・実装の形を探る | synthesize, propose, model | リフレームされた視点を再構造化・提案化 |
3.2. 前提の掘削の分類
🪨 掘削カテゴリと説明(網羅リスト)
パターン名 | 掘削の対象 | 概要説明 |
---|---|---|
① 言語的掘削 | 用語・語源・翻訳・比喩 | 言葉の選択と背後にある意味のズレや文化的含意を明示する |
② 範疇的掘削 | 分類・概念・線引き | 概念の枠組みや分類法の前提条件を問い直す |
③ 認知的掘削 | 視点・前提枠・認識構造 | 「誰が・何を・どこから」見ているのか、その構造を可視化 |
④ 倫理的・価値前提の掘削 | 善悪・理想・正義・幸福観 | 判断や議論の背後にある道徳的前提を明示・相対化する |
⑤ 時間構造的掘削 | 過去/現在/未来の配置や順序 | 「進歩」「老い」など時間モデルを問い直す |
⑥ 社会構造的掘削 | 身分・制度・文化的背景 | 社会的な文脈や慣習が隠れた前提になっていないかを探る |
⑦ 身体・感覚の掘削 | 知覚・身体性・感情の影響 | 思考が身体や感覚的経験にどう埋め込まれているかを明示する |
⑧ 目的論的掘削 | なぜその問いを立てているのか | 問いの意図・期待・目的そのものを問い直す |
⑨ 文脈依存的掘削 | 時代・場所・関係性 | 問いが現れる「場」の特殊性を検討する |
⑩ 形式論的・論理形式の掘削 | 説明形式・問い方・論述構造 | 説明のフレーム(例:因果・対立・物語)自体が前提として機能していないかを見る |
3.3. 構造の揺さぶりの分類
🔍 構造の揺さぶり:構造の安定性や自然性を問い直すための操作スタイル
パターン名 | 対象となる構造 | 主な内容・ねらい |
---|---|---|
① 二項対立の転倒 | 優劣構造、上下関係 | A>Bという序列や枠組みを逆転させ、序列構造の恣意性を露出させる |
② 中心/周縁の反転 | 中心的な語りと抑圧された視点 | 周縁・他者・背景に置かれた視点を浮上させて“中心の幻想”を解体 |
③ 同一性の多義化 | 固定されたアイデンティティや定義 | 同一とされていたものを複数の文脈に分裂させ、意味の揺らぎをつくる |
④ 構造分類の撹乱 | 分類体系・分類法 | カテゴリーやタグの線引きを曖昧にし、分類の前提を流動化する |
⑤ 語用論的再配置 | 発言の前提文脈 | 発言内容を別の文脈に置き直し、意味の転倒を生む(例:皮肉・逆用) |
⑥ 表象の戯れ | 記号・記述・図像・比喩 | 表象手段そのものに自壊性や遊びを仕込み、意味の自明性を揺るがす |
⑦ 感性的介入 | 感覚・詩・沈黙による構造批判 | 論理ではなく詩的/沈黙的手法で、言語構造や意味論的閉塞を揺らがす |
⑧ パースペクティヴの断層 | 視点・立場・語る主体 | 視点の急な転換により、見えていた構造を一時的に空中分解させる |
⑨ 制度的操作の逸脱 | 権威・規範・制度構造 | 慣例や制度に「小さな逸脱」や「ユーモア」を加えることで構造への亀裂をつくる |
⑩ 複数構造の重ね合わせ | 異構造の交錯 | 異なる意味構造を並置し、論理が一致しない構造の間に“揺れ”を生む |
3.4. 視座の組み替えの分類
📚 Reframing Patterns:視座を変えるための操作技法
パターン名 | 組み替える対象 | 主な意図・ねらい |
---|---|---|
① 視点の転位 | 立場・場所・階層 | 他者/周縁/低位とされた視座から見ることで、関係性と意味を変容させる |
② 文脈の再配置 | 時間・空間・状況 | 異なる文脈(例:歴史的背景や他国文化)に置き直し、意味のズレを顕在化する |
③ 比喩・象徴の転換 | 概念・表象・語り | 抽象的な事象を新たな比喩・象徴へ置き換え、感性的理解を刷新する |
④ 語りの構造変換 | ストーリー構成 | 主語・因果関係・結末を組み替え、新しい語り直しの構造をつくる |
⑤ 意味連鎖のずらし | 隠喩的文脈・連想 | 意味の連鎖を途中で逸らし、従来の連想枠組みを解体・再構成する |
⑥ 評価軸の変更 | 善悪・成功・幸福など | 「何が良いことか」という価値基準を変えることで、解釈を反転させる |
⑦ タイポロジー変換 | 分類・区分・属性 | 属するカテゴリや分類枠自体を変えることで、認知の“立ち位置”を変える |
⑧ 認知スタンスの変容 | 主観の在り方 | 関与する姿勢・受け取り方・自己概念など、主観の立脚点を組み替える |
⑨ 語用・機能の再定義 | 使用目的・言語行為 | あるものの用途・機能を問い直すことで、役割や関係性の新たな配置を生む |
⑩ メタ視点への昇華 | 全体構造・含意 | 構造や前提を俯瞰し、“なぜこれが問題なのか?”という問いそのものをずらす |
3.5. 意味の統合・仮構築の分類
🏗 仮構築スタイルと操作意図
スタイル名 | 操作内容/目的 | 備考・対応動詞例 |
---|---|---|
① 概念の再構成 | 既存の語を再定義・抽象化し、新たな意味フィールドを構築 | redefine, generalize, abstract |
② メタファー構造化 | 経験や思考の流れを象徴的メタファーに転写し、直感的モデルを形成 | symbolize, envision |
③ モデル生成 | 観察・洞察・視点を構造図やモジュールとして仮設的に配置 | model, configure, map |
④ 物語化・詩化 | 話法・物語形式・詩的言語によって意味を動的に保持し提示する | narrate, compose, embody |
⑤ 類型化と位置づけ | 複数の類例を比較し、分類や相関関係を明確にすることで統合を図る | typologize, correlate |
⑥ 問いの回帰構造化 | 新たな意味から逆照射するかたちで、問いを再構造化する | re-question, invert inquiry |
⑦ 倫理的試案の提案 | 倫理・行動指針としての意味仮設を定立する | propose, prescribe, weigh |
⑧ メタ構造の言語化 | 全体的な構造・枠組みを明示し、自己の立ち位置を再定義する | meta-model, scaffold |
⑨ 試行的統合の提示 | 解釈・制度・語りなどの統合案を一時的に提示し、対話的に開いておく | prototype, offer tentatively |
⑩ フレームの複層化 | 単一の統一ではなく、複数の視点・構造を併置して保留的に保つ | juxtapose, hybridize, hold ambiguity |
4. 深化のアウトプット
「探求のステップ」④ 意味の統合・仮構築でのアプトプットは、意味として仮に閉じる"場"であり、
常に再開可能な節点(セーブポイント)となる。
HAZOPのガイドワードやPoC(Proof of Concept:概念実証)を通じて、叩かれる"叩き台(draft)"となる。
9. リンク
qiita
【深化のプロセスを考える①】深化のパターン
効率的なHAZOPの進め方。仮説(187) 安全(94) 図(35)
スキル(技能/能力)マップの整理
URL
note:クリストファー・アレグザンダーの思考の軌跡を読んだ
note:12/23出版『進化思考[増補改訂版]』改訂の経緯と内容紹介
wikipedia:HAZOP
書籍
長坂一郎[2015].デザイン行為の意味を問う クリストファー・アレグザンダーの思考の軌跡.彰国社.
太刀川英輔[2023].進化思考[増補改訂版]――生き残るコンセプトをつくる「変異と選択」.海士の風.
安斎 勇樹,塩瀬 隆之[2020].問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション.学芸出版社.
井庭 崇,中埜 博,竹中 平蔵,江渡 浩一郎,中西 泰人,羽生田 栄一[2013].パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語.慶應義塾大学出版会.
変更履歴
2025/07/05 新規作成
2025/07/06 3.1.更新、リンク追記、2.4./2.5.追記、4追記