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【RPA】ロボットマーケットプレイス/ツール別比較

RPAが使われる典型的な業務には、ExcelやSAP、Salesforce、WorkDayなどといった一般的なソフトウェアとの入出力、Webデータの取り込みなど、どの企業にも共通するような内容が多くあります。また、標準機能では少し扱いずらいデータや演算を使いやすくしたライブラリも、企業によらず共通で有用です。このような機能を部品として、インターネットから誰でも入手できるようにすると、RPA開発の効率が劇的に向上します(^_-)-☆ そのため、ロボットのマーケットプレイスの仕組みがどれだけ充実しているかはとても重要です。

ということで、ロボットマーケットプレイス機能について主要6大RPAソフトウェア (WinActor、BizRobo!、UiPath、Automation Anywhere、Blue Prism、Power Automate)の比較をしてみたいと思います。

凡例

  • 👍: 純正マーケットプレイスを提供している。
  • 🔺: サードパーティがマーケットプレイスを提供している。
  • ❌: 対応なし。
RPAソフトウェア マーケットプレイス対応有無 説明
WinActor 👍🔺 もともと、2018年11月よりNTT-ATがプチライブラリと呼ばれるサイトでVersion 5.1/6.2用のシナリオ (ロボット)を公開していて、約220種類が利用できます。その後、別途本格的なマーケットプレイスとしてWinActor Brain Cloud Libraryは WinActor v6.1/7.1以上に対応し、WinActorと統合されソフトウェアから直接呼び出すことができ、日本語版と英語版を合わせて約1,600個のライブラリを使うことができます。別途、サードパーティのライブラリとしてNTTデータがDXマーケットプレイスを提供しています。
BizRobo! 🔺 RPAテクノロジーズによる純正サービスはありませんが、MAIAによるBizRobo!マーケットが2019年4月より提供されています。RPAテクノロジーズとMAIAが進める「RPA女子プロジェクト」によって誕生した、RPAスキルを身に着けた「RPA女子」が開発を担い、企業において利用頻度の高い基幹システムの業務効率化を期待するRPAロボットを開発・集約したロボマーケットプレイスとのこと。無償公開されているものは5つのみで、後は有料のサービスとなっています。ビジネスカテゴリで約1,000種類、連携ツールで約2,300種類のロボットが登録されています。
UiPath 👍 UiPath Go!と呼ばれるサービスが2018年10月に開始され、2019年7月に日本語版が提供開始されました。その後、名称がUiPath Connect!に統合され、1機能としてのマーケットプレイスになっています。約1,200種類のロボットが登録されています。
Automation Anywhere 👍🔺 Bot Storeと呼ばれるサービスを2018年3月から英語で提供しており、2020年6月に日本語化されました。約1,200種類のロボットが登録されています。また、プライベートBot Storeという、企業内のロボット共有の仕組みも2020年8月から提供開始しています。加えて、日本ではソフトバンクがA2019向けに逆引き形式の開発スキルアップ辞典&ロボットマーケットの「開発辞典」を提供しており、約200種類のロボットが有料で利用できます。
Blue Prism 👍 Blue Prism Digital Exchangeと呼ばれるサービスを2018年11月より提供開始し、約500種類のロボットを提供しています。
Power Automate ロボットマーケットプレイスはありません。

参考情報

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