LoginSignup
2
0

PowerVS IBM i 日記(48): 新しいポータル GUI での PowerVS IBM i のデプロイ-4-プロファイル

Last updated at Posted at 2023-03-24

先日「IBM Cloud PLUS - #3 IBM PowerVS 入門と最新情報」という Web セミナーを開催しました。
リンク先に資料や Replay を掲載しましたので、ご覧いただければ幸いです。

その準備で久しぶりに PowerVS のインスタンスを構築しましたが、GUI がすっかり変わっていて驚きました。
そこで、新しいポータル GUI でのデプロイ手順と、そのオプションを改めて解説したいと思います。

全部で 8回のシリーズです。

今回は「プロファイル」の指定です。

プロファイル指定項目

プロファイルでは下記を指定します。

  • マシンタイプ
  • コア・タイプ
  • コア
  • メモリー

image.png

マシンタイプ

利用するサーバーのマシンタイプを選択します。

  • e980(9080-M9S)
  • s922(9009-22A)

なお Dallas では e880(9119-MHE) も選択できるようです。

↓↓↓↓↓↓↓ あなたの記事の内容
e922 を IBM i で利用する場合、インスタンス・サイズの上限は 4 コアに制限されますが P10 価格が適用されるため費用面で有利です。
───────
s922 を IBM i で利用する場合、インスタンスのサイズは 4 コアに制限されますが、P10価格が適用されるため費用面で有利です。
↑↑↑↑↑↑↑ 編集リクエストの内容

コア・タイプ

CPU の共有タイプの指定です。

上限なし共有

他のユーザーと CPU を共有します。
CPU に空きがあれば設定値を超えて利用可能です。

上限付き共有

他のユーザーと CPU を共有します。
CPU に空きがあっても設定値を超えた利用はありません。
Oracle など、サード・パーティーのライセンス交付用に利用します。
(Powew LPAR・Micro-Partitions (capped partition) は Hard Partitioningとして Oracle に認定されています。)

専用

CPU を占有します。設定値を超えた利用はありません。
主にサード・パーティーのライセンス交付に利用します。

コア

共有の場合 0.25 単位、専用の場合整数単位で指定します。
共有の場合の最低値は 0.25 です。

メモリー (GiB)

GiB を整数で指定します。
最低値は 2 GiB です。

コア/メモリーのキャパシティー制限

DCの利用状況により新規インスタンスの作成にはコア/メモリーに制限される場合があります。
この値は随時変動します。

image.png

「一般」で「共用プロセッサー・プール」を指定した場合

「一般」で「共用プロセッサー・プール」を指定した場合を見てみましょう。

image.png

マシンタイプ

「共用プロセッサー・プール」の定義でマシン・タイプが決定されるのでプロファイルでは選択できません。

image.png

コア・タイプ

「共用プロセッサー・プール」で CPU を共有するため「占有」は選べません。

コア

コアは「共用プロセッサー・プール」の空き容量に収まる必要があります。
超過するとエラーが発生し、次のステップに進めません。

image.png

image.png

「続行」で確定

指定を完了して「続行」をクリックすると「プロファイル」の設定が確定し次の「ストレージ・ボリューム」の指定が可能になります。

ここまで確定した内容を変更したい場合は「編集」をクリックします。

image.png

次回は「ストレージ・ボリューム」を指定します。
次回の記事はこちらです。


当日記のIndexはこちらです。


許可の無い転載を禁じます。
この記事は筆者の個人的な責任で無保証で提供しています。
当記事に関してIBMやビジネスパートナーに問い合わせることは、固くお断りします。

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0