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Oracle Database@AzureをPAYGで利用する手順

Last updated at Posted at 2025-04-08

はじめに

Oracle Database@Azureを利用するにあたって、Azureのマーケットプレイスでサブスクライブしたり、OCIのアカウントとリンクする手順を紹介していこうと思います。
今回は、Autonomous Database (ADB)Exadata Database Service on Exascale Infrastructure (ExaDB-XS)といった個人で利用可能なPay As You GO (PAYG)でのオンボーディングになります。
従量課金の形態であるPAYGであれば、Oracle社の営業担当者にお問い合わせしてのプライベートオファーが必要なくデータベースを利用できます。
プライベートオファーが必要なケースとしては、年間の利用料を一括で購入する場合やExaDB-Dを利用する場合が当てはまります。

PAYGで利用する手順

今回の手順は初回利用時のみ必要となります。

①Azureのマーケットプレイスでサブスクライブする

それでは、Azureポータルから、マーケットプレイスでOracle Database@Azureのサブスクライブを行っていきます。

画面上部の検索欄から、「Oracle Database」と入力すると、サービスの候補に「Oracle Database@Azure」が表示されると思うので選択します。
image.png

Oracle Subscriptionの表示」を選択します。
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OracleSubscriptionの作成」を選択します。
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タブから「Oracle Database@Azure Pay As You Go」を選び、「購読する」を選択します。
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項目として、「サブスクリプション」、「リージョン」、「プラン」、「請求期間」の4つが表示されます。
「リージョン」は、選択できないと思うので、他の項目をタブから選択していきます。

  • サブスクリプション:データベース・リソースのプロビジョニングに使用するAzureのサブスクリプションを選択します
  • プラン:「Oracle Database@Azure Pay As You Go」を選択します
  • 請求期間:基本的に「1 Month Subscription」しか選択肢がないと思うので、それを選択します。他に選択肢がある場合は、要件を満たす請求期間を選択します

入力が終わったら、「次へ」を選択します。
image.png

サービス条件に同意します」に✅が既に入っていると思うので、また「次へ」を選択します。
image.png

記載事項に問題がなければ、「作成」を選択します。
image.png

画面が遷移し、「デプロイが進行中です」と表示されるので、完了するまで数分待ちます。
image.png

デプロイが完了しました」と表示されればOKです!!
続いて、次の手順の「サブスクリプションに移動」を選択します。
【余談】
ちなみに私は、無料アカウントの$200クレジットでデプロイしようとしたら失敗しました。
やはり従量課金アカウントにアップグレードする必要があり、自腹を切るしかないです...😿
image.png

②Oracle Cloudアカウントの作成

Oracle Cloudアカウント」のステータスを見ると、「保留中」になっています。
これは、Oracle CloudアカウントがOracle Database@Azureにまだリンクされていないことが原因なので、OCIアカウントを作成し、連携する必要があります。
まずは、「保留中」をクリックしていきます。
※PAYGの場合は、必ず新規でOracle Cloudアカウントを作成する必要があります。
image.png

新規Oracle CloudアカウントをOCI上に作成」をクリックします。
image.png

必要な個人情報を入力し、登録をしていきます。
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image.png

パスワード入力上の注意

  • パスワードは8文字以上40文字未満で入力する必要があります。
  • パスワードには、小文字1文字、大文字1文字、数字1文字、特殊文字1文字を含める必要があります。
  • パスワードには、ユーザーの名前、姓、E-mailアドレス、スペース、` ~ > \などの特殊文字を含めることはできません。

image.png

テナンシ名 (クラウドのアカウント名)

  • テナンシ名を作成するときは、個人情報や機密情報を含めないようにしてください。
    後で変更できず、名前がログインURLに表示されます。
  • クラウド アカウント名は小文字で始め、スペースや特殊文字などは含めず、25文字以下である必要があります。
  • コンソールにサインインすると、名前が会社または組織の環境に割り当てられます。

ホームリージョンの説明のところにチェックを入れますが、この手順以降は使用できるリージョンを追加することはできますが、ホームリージョンを変更できないので注意が必要です。
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サインアップが完了すると、クラウド・アカウントが作成されるまで待つことになります。
image.png

私の場合は4時間ほどで、「Get Started Now with Oracle Cloud」という以下のようなメールが届き、アカウントが作成されましたが、時間については個人差があるようです。
メールの中の「Sign in」を選択して、Oracle Cloudにログインをしていきます。
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登録した「メールアドレス」と「パスワード」を入力し、「サイン・イン」を選択します。
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Oracle Cloudは多要素認証が必須であるため、初回ログインの場合、このように「セキュアな検証の有効化」を設定する必要がございます。
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モバイル・アプリケーションの場合ですと、iPhone、Android、Windows (PC)のいずれかで、「Oracle Mobile Authenticator」をインストールして多要素認証を設定してください。
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↓ Oracle Mobile Authenticatorのアイコン

多要素認証の設定が完了すると、このように表示されます。
image.png

無事OCIのコンソールにログイン出来たら、OCI側の準備は完了です!
image.png

Azure側の画面を見てみると、「Oracle Cloudアカウント」が「アクティブ化済み」に変わっています!
image.png

まとめ

今回は、Oracle Database@AzureをAzureのマーケットプレイスでサブスクライブしたり、OCIのアカウントとリンクする手順を紹介しました。
Oracle社からもOracle Database@Azureのオンボーディング手順のドキュメントが出ているので合わせてご確認ください。

次は、ADBやExaDB-XSをプロビジョニングする方法に関してご紹介できればと思います。

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編集履歴

  • 2025/04/08 記事公開
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