はじめに
このエントリは、Kubernetes 1.16 の CHANGELOG からWhat's new!と、各変更点についてまとめたページへのリンクです。
詳細については各まとめページを参照してください。
変更点の詳細へのリンク
- Known Issues, Urgent Upgrade Notes @shmurata
- Deprecations and Removals, API Changes @tkusumi
- API Changes @shmurata
- SIG API Machinery @Ladicle
- SIG Apps @inajob
- SIG CLI @superbrothers
- SIG Instrumentation, Metrics Changes @watawuwu
- SIG Network @tkusumi
- SIG Node @uesyn
- SIG Scheduling @kkohtaka
- SIG Storage @ysakashita
- SIG Auth @hiyosi
- SIG Cluster Lifecycle @yuanying
- SIG Cloud Provider Comming Soon
What's new!
Kubernetes 1.16は2019年の3回目のKubernetesのリリースとなります。Kubernetes 1.16は31の改善が含まれており、そのうち8つはstableへ、8つはbetaへ、15個はalphaへとなりました。
- Custom resources: CRDは、Kubernetesを拡張して新しいリソースタイプを保持および提供する方法として広く使用されており、1.7リリースからベータ版で利用できます。 1.16リリースでは、CRDはGAとなりました。
- Admission webhooks: Admission webhookはKubernetesを拡張するメガニズムとして広く利用されており、1.9からベータとして利用可能です。1.16のリリースでadmission webhookはGAとなりました。
-
Overhauled metrics: Kubernetesは以前グローバルメトリクスレジストリを広範囲に使用して、公開するメトリクスを登録していました。メトリクスレジストリを実装することにより、より透過的な方法で登録されます。以前はKubernetesのメトリクスは安定性の要件を含んでいませんでした。
- Prometheusのメトリクスレジストリを直接利用するのではなく、Kubernetes実装のレジストリを使うようになり、メトリクスを登録する際に安定性を定義することが可能になったようです
- Volume Extension: このリリースでは多くのVolumeに関する改善があります。CSI specでのVolumeのリサイズはベータへ移行しました。
Additional Notable Feature Updates
- Topology Managerは新しいKubelet componentで、最適なリソース割り当てを提供するためのリソース割り当ての決定を調整することを目的としています。
- IPv4/IPv6 dual-stackはPodとServiceのIPv4/IPv6両方のアロケーションを有効にします。
- API Server Network Proxyは1.16でalphaとなります
- Cloud Controller Managerのマイグレーションのための拡張
- 引き続き
extentions/v1beta1
,apps/v1beta1
, そしてapps/v1beta2
APIは非推奨です。これらは1.16で非公開になりました。-
1.16で一時的にこれらのAPIを利用したい場合はAPI Serverの
--runtime-config
フラグで有効にできますが、この一時的に有効にする機能も1.18で完全に削除されます。
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1.16で一時的にこれらのAPIを利用したい場合はAPI Serverの