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シニアが217日でAWS認定資格11冠達成したので振り返り

Last updated at Posted at 2023-04-21

AWSは10年ほど業務で使っているのですが、改めて体系立てて学び直したいと思っていたのとタイミングよく転職も考えていたので少しでも転職に有利になるようにシニア世代ながら資格取得にチャンレンジしました。
可能な範囲でお金と時間は注ぎ込んで11資格全部取ろうとしたらどうなるかを身をもって検証しましたのでこれから受験する方に少しでも参考になればと思います。

受験履歴(合格順)

順番 試験※リンク先は各試験の受験記 ver 取得日 スコア 難易度
Cloud Practitioner (CLF) CLF-C01 22/09/22 813 ★☆☆☆☆
Solutions Architect Associate (SAA) SAA-C03 22/10/30 777 ★★★☆☆
Developer - Associate (DVA) DVA-C01 22/12/26 834 ★★☆☆☆
SysOps Administrator Associate (SOA) SOA-C01 22/12/24 735 ★★★☆☆
Security Specialty (SCS) SCS-C01 23/01/14 831 ★★★☆☆
Database Specialty (DBS) DBS-C01 23/01/28 824 ★★★☆☆
DevOps Engineer Professional (DOP) DOP-C01 23/02/11 846 ★★★☆☆
Solutions Architect Professional (SAP) SAP-C02 23/02/27 815 ★★★★☆
Data Analytics Specialty (DAS) DAS-C01 23/03/14 794 ★★★☆☆
10 Machine Learning Specialty (MLS) MLS-C01 23/03/28 809 ★★★★☆
11 Advanced Networking Specialty (ANS) ANS-C01 23/04/14 805 ★★★★★

受験期間2022/9/10~2023/4/14(217日)

CLFの試験予約をした9月10日を起点として年明けのANS合格した4月14日を完了日として約7ヶ月半かかっています。
対策期間中は外せない用事、休息日を除いて60%くらいの日はコンスタントに勉強していました。3日連続で勉強しないという日はなく隙間時間を使ってタスクを消化できたのは、最初に試験を予約してそこから逆算して計画を組み立てたおかげかと思います。
試験期間中は月2〜3回程度の飲み会、家族との時間や趣味の時間とう削ることもなく、そういった時間が上手く勉強の息抜きになってくれていたかと思います。

実務と相性のいい資格のマトリクス

下記は職務別で試験対策の学習を通じて実務にも直接役立てることができると思うマトリクスです。11資格を取るのは半年以上はかかリました。がそこまで時間をかけられず転職時の年収アップ、専門家としての社内プレゼンス向上などの実利を効率よく得たいという方は参考にしてください。
「◉」=推奨,「▲」=余裕あれば取得,「-」=不要

職務 CLF SAA SAP DVA SOA DOP SCS DBS DAS MLS ANS
アーキテクト - - - - - -
リードエンジニア - - - - -
SRE -
データアナリスト - - - - - -

全12資格取得する方向けの取得順番

下記の図は自分が資格取得した順番となります。
クラスメソッドやサーバーワークスのようなAWS認定パートナー以外で全12資格目指そうとするチャレンジャーいたら参考にしてください。
「SAP on AWS - Specialty」は取得していない&取る予定もないですがもし取るとしたら最後にすると思うのでその前提でご確認ください。

順番選定のポイントは下記です

  1. 試験慣れのためにCLF受験
  2. アソシエイト3種は業務経験から受かりそうなものを優先、開発実務なければSAA優先
  3. プロフェッショナルの前にスペシャリストのSCSとDBSのどっちかを受験して肩慣らし
  4. プロは難易度順にDOP、SAPの順に受験。開発実務経験なければSAP優先
  5. プロ前に受験していなければ試験範囲の被っているDBS,DAS,MLSを順番にまとめて受験
  6. 情報の少ないANSとハンズオンするのが難しく座学のみになるSAP on AWSを最後に受験

全資格共通、効率の良い学習の仕方

全ての試験で出来ていたわけではないですが効率よく合格していくためには下記の点が重要だと思います。特に事前のリサーチと計画は非常に重要だと感じています。受験体験記から先達の勉強方法を確認して合格するイメージを掴む事は試験対策の初めに行いたい必須のステップだと考えています。

試験対策

  1. まず試験予約を行い本試験の日付を決める
  2. 合格者のブログを読んで合格可能なラインまでに必要な学習の情報を集める
  3. 予約した日までに消化できるように試験対策の計画を立てる
  4. 集めた情報から教材を収集し日々のノルマを消化していく
  5. 本試験で一発合格する

教材・問題集の集めにくさ

順位 試験 補足
1 ANS,SAP on AWS 2023/4/14時点では日本語の問題集が十分な数がなく、自分の学習レベルを測るのに苦労します。
2 MLS,DBS,DAS,SCS 教材が日本語翻訳されていないケースが多いので英語力か自動翻訳が必要になります。またANSよりはマシですが問題集も少ないので学習レベルを測るのにも苦労します。
3 CLF,SAA,SAP,DVA,DOP,SOA 情報が出回っているので教材と問題集集めに苦労することはないです。

かかった総費用 ¥333,983

11資格全部けけると受験料だけで26万近くの出費になります。不合格になると再受験料はもちろん再受験までに2週間のインターバルが必要でお金も時間も余計にかかります、可能な限り準備して一発合格狙いましょう。

項目 金額 おすすめ度 補足
ChatGPT Plus(4ヶ月分) ¥2,500 ★★★★★ 有料版は日本語でも早いです
Youtube Premium(7ヶ月分) ¥8,260 ★★★★☆ BlackBeltその他の視聴に
Notion プラス(7ヶ月分) ¥1,400 ★★★★☆ 勉強したことのまとめを記載
Teck Stock(3ヶ月x2) ¥12,056 ★★★★★ 問題数が多くANS以外をカバー
DeepL有料版(4ヶ月分) ¥7,000 ★★☆☆☆ Chromeの自動翻訳でいい
書籍購入 ¥24,087 ★★★☆☆ いい本が多い
Udemy講座 ¥12,280 ★★☆☆☆ 玉石混交
ポモドーロタイマー ¥7,900 ★★☆☆☆ 慣れると要らない
受験料金 ¥258,500

金額内訳け 8割近くが受験料
金額(税込) の SUM.png

各試験にかかった試験時間の分析

1日の勉強時間は平均3時間
下記は試験対策期間あたりの1日の勉強時間のグラフです。長文問題の演習に時間のかかるDOPとSAPがダントツで多くSAPに至っては1日5時間も勉強してます。
この2つの受験時には2週間の短期での合格を目指したため学習以外の用事を極力控えて勉強に集中していました。合格後は脱力に近いくらい疲弊していた事を記憶しています。プロフェッショナルをこれから受験する方には1ヶ月くらいの余裕を持った計画をお勧めします。
各試験の1日あたりの平均勉強時間.png

転職時の効果

数値化できないので完全な感覚値ですが、転職時のパターンとしては下記の2ケースがあるように感じました。
1. 実務経験を重視されるケース
AWSの認定資格は頑張りを評価する、知識について一目置かれると言った効果はありますが転職においては実務経験が重視されるケースです。自分は大規模なシステム一式を設計することが多かったのでその経験を評価されることが多かった印象です。

2. AWS実務とAWS資格の両方を評価されるケース
取得しているAWSの認定資格を羅列しているだけの杜撰なレジメで企業から直接声がかかるといったケースがありました。SREでの職種が多かったため辞退しましたが効果としては十分かと思います。
ただ転職エージェントに聞いたところでは資格だけでAWSの実務がないとあまり転職で有利には働かないそうです。より有利に転職を進めたいなら資格取得をきっかけにして現在の社内で実務を割り当ててもらうように働きかけるのがいいかと思います。
自分はソリューションの採用権限を持っていたので積極的にAWSを採用して自ら上流工程の実務経験を得ることができました。


検証結果のまとめ

  1. 1日3時間、8ヶ月勉強続ければ11個合格可能
  2. 費用は約30万程度
  3. 実務経験の方が重視されるが転職時に有利になる効果あり
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