恐怖の試験ラボによる実技試験をいかに乗り越えたか
結論から言うと運が良かっただけで全然乗り越えていない。ラボ試験の問題は2問ともコンソールでの操作を要求するものでCli操作の出題はなし。にもかかわらずその2問についてもコンテンピシーで「改善が必要」とでて全問正解できていなかったっぽい。ラボ試験以外の選択問題でも「改善が必要」な項目が半分近くあって合格できたのは一重に運としか言いようがない。とはいいえ合格は合格、不合格を覚悟していたのでこの試験の合格通知はこの後受験した試験の中でも一番嬉しかった。
SOA試験概要
項目 | 説明 |
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試験LV | アソシエイト 中級LVの資格。AWSには初級1、中級3、プロ2、専門6の合計12の資格がある。12個全冠目指す人もいるが個人的には費用対効果の高い初級と中級の4冠の取得がお勧め。 |
試験範囲 | 運用向け CloudWatchとかの監視系の問題がよく出る。logsとMetricsの違いは押さえておこう。詳しくはAWS公式サイトの試験ガイドを見よう。 |
受験に必要な資格 | とくに無し 誰でもいつでも受けれます。 |
試験時間 | 180分 180分間とアソシエイトの中で一番長い。選択問題と実技1問目、2問目で順番に移っていく方式、各パートの時間が決まっていなくて任意のタイミングで次に移れる。1回移動すると元には戻れないので注意、この点もあってラボ試験で難しくて刃が立たない問題に時間を割いてしまう危険性がある。 |
試験問題の形式 | 選択肢問題55問+実技2問 |
試験会場 | 試験会場 or リモート受験 試験会場でも試験ラボに不具合あって異常にクリックするのに時間がかかるという話は聞いたけど自分は大丈夫だった。 |
試験日時 | 1年中 有難いことにいつでも受験できる。空いている枠に予約入れて受験料の支払いして申込完了。 |
試験バージョン | SOA-C01 試験ラボが取り入れらたのはこの版から。そのせいもあってか周囲に聞くとこの試験を受けない人多い。 |
合格判定スコア | 100~1000までのスコアで720以上で合格 |
合否判定通知 | その場 or 後日通知 条件は不明ですが終了後に即時画面表示する場合と後で通知のみのケースがある。(合格ラインギリだと即時表示されない?) |
資格の有効期間 | 3年間 失効前に更新する必要がある。SOAは上位資格のDOPの初合格か更新で自動更新できる。 |
試験結果:合格:スコア735
項目 | 説明 |
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合否 | 735点にてギリギリ合格 試験会場で即時結果表示されず数時間ドキドキする。ええ落ちたと思ってました。 |
受験日 | 2022/12/26 |
受験方式 | 試験会場でピアソンVUEにて受験 |
試験結果の内訳 | 3つの項目で「コンピテンシーを満たしている」をマーク、4つの項目で「改善が必要」とでた。半分以上も改善が必要で合格でいいの?って思った。ありがとうございます。 |
試験時間 | 180分で途中退出なし。 |
試験対策
教材・勉強方法
使った教材(★=必須,●=お勧め,▲=任意,△=微妙)
お勧め度 | 教材 | 形式 | 教材の使い方 |
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● | 試験ガイド | 開始前に出題範囲を把握 | |
● | 公式サンプル問題(10問) | 学習開始時に自分のLV感覚掴むために使う | |
● | 公式模擬試験(20問) | SkillBuilder | この時点では使っていない、今は無料なので受けとこう。解説までよく読んで理解 |
▲ | AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト AWS認定資格試験テキスト | 書籍 | 移動時とかに持ち歩いてざっくり斜め読み、巻末の試験ラボのサンプルは活用。 |
★ | TeckStock(SOA WEB問題集) | Web | 解説とリンク先の各ドキュメントの読み込みをして使ったことないサービスでもイメージできるようにする。 |
支払ったお金の総額:19,470円
No | 明細 | 金額(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 受験料金 | 16,500円 | それなりにするので一発合格を目指そう。合格すると受験料が半額になるバウチャー貰えるので受験料の高いプロとスペシャリスト向けにストック |
2 | 書籍購入 | 2,970円 | ほぼオンラインで勉強できるが、移動時間などの隙間時間に見れるので重宝する。 |
費やした時間の合計:約60時間
項目 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
試験対策期間 | 30日 | 2022/11/27~2022/12/26 |
勉強時間の合計 | 約60時間 | 結構時間かけたけど、全く受かる自信なかった。 |
平日 | 平均2時間 | 本業の繁忙期に合わせて、最低0分から最大4時間程度でまちまち |
週末 | 平均4時間 | ガッツリ時間使える週末はほぼ試験ラボの対策をしていた。 |
試験を受けての感想
噂通りの高難易度
実技試験があるので間違いなくアソシエイト3種中で一番難易度が高い。ただ普段から実務やっている人に聞いたら「ラボ試験は、書いてあるこをそのままやるだけで簡単。」と言ってたので人にはよるのかも。設計よりの業務やっている人やAWS上で動くシステムのコードを書くのがメインの業務という人は苦戦すると思う。
ラボ試験と選択問題の時間配分
ラボ試験向けに1問あたり30分確保するために、選択問題を2周くらいしたところ120分経過したところででラボ試験に移った。この時点でもう選択問題には戻れないので他の試験のように見直しによる加点ができず、ラボ試験で予想外の問題が出てしまうと割いた時間が無駄になりかねない、次へのボタンを押すのに非常に緊張したのを覚えている。出題問題は2問ともコンソール操作で事前準備していたものだったのでガチャに勝った気分になる、合格点からするとここでCLIの問題でてたら終わっていたと思う。
試験ラボ対策でしたこと
書籍、Web、公式サンプルなどで20問程度は数を集めた。集めた問題はコンソールとCLIで半分づつくらい。そのあと一通りは実際に手を動かしてみている。ただ触ってみただけで動作検証はしていないのでそもそも設定が間違ってるるなどもあったかもしれない。実技試験は選択問題と違って正誤がはっきりと出るわけではないので何を持って対策できたとするかが難しい。あとCLIの学習は仕事だとアクセスキー使ってクライアントからの操作禁止にしているのでちょっと怖い。一通りハンズオンしたあとすぐに削除。AWS認定資格はAWS未経験でも取得できるというのはよく出ている話だけど全くAWS触らずに合格するにはこの試験は厳しいと思う。ハンズオン学習するためには個人で契約してクレカ登録しないといけないのだがこの際に一通りIDPW漏洩しないようにAWSアカウントの設定しないといけないがそもそも未経験で受験しようとする人はその知識もないはず、その辺もこの資格のハードルを上げている要因だと思う。
試験ラボの模擬試験
試験の申し込みすると1回受けられるラボ試験の模擬もやっている、都合3回受験できると記載があったが2回目以降がどうやっても受験できず。一回だけ受けた結果も散々で何をどうやっても全部NGで1つもパスしなかった。この状態で本試験に向けて何を準備して行けばいいのか非常に不安感じたのを覚えている。
ラボ試験対策と選択肢問題対策どちらに重点おいた方がいい?
点数が点数なのであまり参考にならないと前置きした上で、選択問題に時間かけた方がいい。
今振り返ると自分は実技と選択問題のバランスをとった対策をしていたが、試験ラボの対策は選択問題みたいにはっきりと正誤がわからないので何をどこまでやれば対策になるのか不明なまま勉強していた。もう1回受験するなら選択肢問題でなるべく多く加点できるようにする。問題集を3周はして90%以上には仕上げておいて試験ラボは0点でも受かるくらいにしておく方が運の要素を抑えて合格になる確率を上げられると思う。
個人的に受けて良かった?その後の業務で役立つ?
自分はアーキテクト設計などシステムのグランドデザインをする業務を行なっているので監視系のサービスがひととおり体系だって学べたのが良かった。あと当初目標にしていたアソシエイト3冠が達成できたというのは素直に嬉しい。わーいわーい♪
アソシエイト3冠後何するか
目標をグレードアップして11冠を目指す
アソシエイト3冠達成後で当初目標は達成。この後は(1)やめる(2)GCPやAzureなどの別クラウドの資格取得(3)TOEIC700点目指す。のどれにしようか思案した結果このままAWS上位資格受験して11冠を目指すことを決意。これを書いている時点でSCS、DBS、DOPまで取得できた。そこまでやらなくても食べていけるとは正直思うのだがまあ資格取得自体が面白くなってきたのでノリで継続しています。何もしないと呑んでるか、Netflixで一気見しているか、PS5でゲームするか、ネットでいらないものポチるかなんでそれよかはなんぼかマシな時間の使い方でしょ。
Appendix