アラフィフの管理職でもIT資格は合格するのか
AWSは仕事で使っているが、ちゃんと試験対策して試験を受けるというのが大学卒業後初めてという状態。アソシエイトいきなり受けるのはハードル高いと思い、まずはCLFを最初の目標にする。モチベーションを上げるためにYoutubeの受験動画を見る。動画でお勧めされていた「まず申し込みしてみる」というのにピンときてとりあえず申し込み。申し込み時に試験日を決める必要があるので本腰入れて受験する気持ちが固まった。
CLF試験概要
項目 | 説明 |
---|---|
試験LV | ファンダメンタル 初級LVの資格。AWSには初級1、中級3、プロ2、専門6の合計12の資格がある。CLFはエンジニアだと自慢できるものではないがクラウドの基礎的な概念が学べるので非エンジニアに強くお勧めしたい。ただAWSでなくてもAzure、GCPのファンダメンタル資格でもいいと思う。 |
試験範囲 | AWSの推奨するベストプラクティスなど、 詳しくはAWS公式サイトの試験ガイドを見よう。 |
受験に必要な資格 | とくに無し 誰でもいつでも受けれます。 |
試験時間 | 90分 |
試験問題の形式 | 全65問の選択問題のみで実技はなし、複数選択もあるので「2つ選択」などの文字を見流さないように。採点対象外の問題が15問含まれる。 |
試験会場 | 試験会場 or リモート受験 |
試験日時 | 1年中 有難いことにいつでも受験できる。空いている枠に予約入れて受験料の支払いして申込完了。24時間前までなら延期できるのでとりあえず申し込みして不安なら延期。 |
試験バージョン | CLF-C01 |
合格判定 | 100~1000までのスコアで700以上で合格 |
判定通知 | その場 or 後日通知 終了後に即時画面表示する場合と数時間後に通知のみのケースがある。CLFはその場で表示された。周囲の合格者に聞いても出る場合と出ない場合があるように思う。 |
有効期間 | 3年間 失効前に更新する必要がある。上位資格のDVA,SOA,SAA,SAP,DOAの初合格か更新で再認定される。このため11冠目指すとしょっ中再認定されることになる。ちなみにこの再認定では特典の半額バウチャーは貰えない。 |
試験結果:合格:スコア813
項目 | 説明 |
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合否 | スコア813にて無事合格 試験管からは「お疲れさん後日通知が来るよ(意訳)」とアナウンスあったが試験終了後の画面で小さく「おめでとう!合格しました」の文字が表示される。難易度低いとはいえ合格は素直に嬉しい。 |
受験方式 | 自宅にてリモート受験 移動しないで済むのはいいのだが意外に事前準備の手間がかかる。詳しくは文末にメリデメを記載。 |
受験日 | 2022/9/22 準備に予約時間前1時間くらい見ておいた方がいい。 |
試験結果の内訳 | 全ての項目で「コンピテンシーを満たしている」をマーク |
試験時間の使い方 | 90分で途中退出なし、見直しは3周くらい。時間は余裕ある。 |
試験対策
教材・勉強方法
使った教材(★=必須,●=お勧め,▲=任意,△=微妙)
お勧め度 | 教材 | 形式 | 教材の使い方 |
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- | 試験ガイド | なぜか読んでなかった。絶対読もう。 | |
● | 公式サンプル問題(10問) | 学習開始時に自分の現在のLV掴むために使う | |
- | 公式模擬試験(20問) | SkillBuilder | この時点では使っていない、今は無料なので受けとこう。解説までよく読んで理解。説明文のリンク先が英語なんでURLに「ja_jp」とつけよう。 |
★ | TeckStock(CLF WEB問題集) | Web | 解説とリンク先の各ドキュメントの読み込みをして使ったことないサービスでもイメージできるようにする。 |
▲ | Udemyの講座 | Udemy | この時のメイン教材、65問全部解くまで解答見れない。CLFだと65問解くのに30分もかからないのでいいのだがこれ以降のアソシエイトは1時間近くかかるのでその場で答えが見れるTeckStockがメイン教材になっていった。 |
支払ったお金の総額:29,108円
No | 明細 | 金額(税込) | 備考 |
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1 | 受験料金 | 11,000円 | それなりにするので一発合格を目指そう。合格すると受験料が半額になるバウチャー貰えるので受験料の高いプロとスペシャリスト向けにストック。 |
2 | Teck Stock(3ヶ月) | 6,028円 | 合格するだけならこれだけでいい気がする。アソシエイト3種までは1000円(税抜)安い料金プランあるのでこれからAWS資格挑戦する人は安い方にしましよう。Udemyと違って3ヶ月の期間制限があるのでアソシエイト3冠目指すならプロとスペシャリストは3ヶ月内では着手できない。 |
3 | Udemy講座 | 1,600円 | セール頻繁にやるので安くなったときに購入、自分が買ったのは問題集のみで動画やハンズオンなどは買ってない。 |
4 | Notion プラス | 1,400円 | インプットしたことを自分なりにまとめるのに利用。CLFの時はあまりメモしてない、このあと受けるアソシエイトの受験から大部活用した。画像の容量が無料版だと賄えなくなって購入。 |
5 | ポモドーロタイマー:mineetimer | 7,900円 | 初期には使ってた、充電するの面倒で今はオブジェ。 |
6 | Youtube Premium | 1,180円 | AWS関連のいろんな動画見てた。 |
費やした時間の合計:約20時間
項目 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
試験対策期間 | 19日 | 2022/9/2~2022/9/22 |
勉強時間の合計 | 約20時間 | これくらいで済むのでカジュアルに受験できる。このAWS資格が最初の受験だったのでやたらと問題集を周回してた。 |
平日の過ごし方 | 平均1.5時間 | 0分〜2時間程度でまちまち、毎日短時間でもやるようにしてた。Youtubeで同志を探してモチベーションを保つ。 |
週末の過ごし方 | 平均2時間 | 直前だけ4時間程度 |
試験を受けての感想
初級資格は学習教材が多すぎる
初級資格のCLFは教材が揃えやすいが逆に選択肢が多すぎて何を選べばいいのか迷う。多くの受験者がAWS資格試験で最初に受験する資格になると思うがよくわからず有料教材に手を出してしまうケースがあるんではないかと思う。自分もとりあえず色々と散財した。今は有料教材よりもAWS公式サイトのページやSkillBuilderなどの無料の教材の方がむしろ質がいいと思う。有料教材に手を出す前にリサーチしよう。
学習計画の立て方
適切な問題集を一定数揃えるのと、ベースの知識習得のためのAWS公式の各サービスのページやBlackBeltを読んで紙や、Notionなどで自分なりにまとめるでいいかと思う。
アソシエイトの前にクラウドプロテクショナーは取っておいた方がいい?
開発業務やっているならいきなりSAAでもいい。自分みたいに資格試験が初めてみたいなひとは試験慣れのために難易度低いCLF受けておくのはお勧め。非開発でシステムに関係する企画職の方はこの資格は取っておくべきだと強く推奨。試験勉強を通じて学べる知識が実務に活かせるし、相対する側のエンジニアとの会話が円滑になる。というかCCoEに所属するなら必須でとって欲しいです。
チームのメンバーに取得を進めたい理由
売上目標に追われて優先順位が低くなりがちな非機能要件やクラウドの利点など、クラウドネイティブなシステムにおいて考慮すべき大項目をあらためて見直しできる。また試験勉強を通じて、自分の知らない分野のIT知識が補完されてより網羅的で俯瞰した知識マップが頭の中に出来上がっていく感覚がある。
社会人のリスキリング
学習環境のアップデートをしよう
黒板をノートに写していた昭和の時代に比べて今は効率よく学習する仕組みが大分進化してるので知識の習得はしやすい時代になっている。勉強苦手という人や昔挫折した科目なんかも今なら乗り越えられる可能性あると思う。
実は社会人でも勉強してる人が多い
資格取得をするようになると周囲の人が結構いろんな資格取得を目指してたり、更新してたりしているのを聞くようになった。いやあるいは聞いてたんだけど注目してなかっただけかもしれない。結構いろんなこと考えて準備している人多い、自分も多少はそっち側に行けたかと思う。
IT資格は年齢によるハンデが少ない
IT技術は最近のものが多いので年齢によるハンデは少ない。AWSだってこの10年で台頭してきた(今調べたら2006年サービス開始だった)ものなんでクラウド経験20年以上みたいな人は物理的にいない。職歴だけ長いエンジニアにマウントされないで済むので若い人にも年寄にも今が始めどきだと言えると思う。
学習が生活習慣になる好循環
AWS受験については元々は暇つぶしとに始めたんですが、昔に比べて自学ですむ環境が整っていて勉強しやすいのもあって試験対策自体がすっかり生活の一部になった。この後結局SAPまで受験することになるのだけど講習は一つも受けず全部一人で黙々と教材を消化。一回り知識の蓄積が増えたような気がしている。
リモート受験のメリデメ
この後受けたSAAでトラブって自分は今後リモートでは受験しない。
スケジュールの自由度が高いことは大きなメリットだと思う。
メリット
- 試験会場よりすぐに予約できることが多い
試験会場だと多分他の試験の影響で時期によって予約できる曜日が限定される。 - 移動しないで済む、ただし前後の片付け時間が移動時間を超えない場合のみ。
デジタルデバイス多めの部屋はきつい。
楽器とか嗜む人が持っている防音BOXなんかあるといいと思う。
デメリット
- 試験前に毎回モニターとか部屋片付けないといけないのが面倒、それを戻すのも手間。
- 毎回スマホで本人確認しないといけないがこのUIがだるい。
- なんとトイレにいけない、事前の飲み物の摂取は控えよう。
- 自宅だと音が気になる、ノイキャンのヘッドホンしたいとこですがNGです。
この試験の後に受けた試験
参考リンク