はじめに
PHPを勉強するために、LAMP環境を構築します。
ローカルでLAMP環境を構築しよう(0. 事前準備)の内容を先に行ってからがいいかもしれません。
LAMP環境とは
Linux、Apache、MySQL、PHPを使用してWebシステムを開発する環境のこと。
前提
過去記事のWindows10にVagrantをを入れてCentOS7をインストールしよう(1、2、3、4、5、6)、
ローカルでLAMP環境を構築しよう(0)で構築した環境を前提とします。
使用ツール
- Tera Term
- お好きなブラウザ(今回はChromeを使います)
手順
1. Apacheをインストール
2. Apacheを起動
3. Apacheの自動起動設定
4. 接続確認
やってみよう
1. Apacheをインストール
Tera TermでCentOS7にログインし、下記コマンドを実行してApacheをインストールします。
sudo yum -y install httpd
Apacheのバージョン確認は以下のコマンドで可能です。
httpd -v
2. Apacheを起動
以下のコマンドでApacheを起動します。[OK]と表示されたら起動成功です。
systemctl start httpd
3. Apacheの自動起動設定
以下のコマンドでApacheの自動起動設定を行います。
これで、仮想マシンを再起動した際、自動的にApacheが起動されます。
sudo systemctl enable httpd
sudo chkconfig httpd on
4. 接続確認
/var/www/html
に移動して、index.htmlというファイルを作り、適当な文字列を入力・保存します。
cd /var/www/html
vi index.html
index.htmlのファイルの所有者をapacheにしておきましょう。
別にしなくても表示はされましたが。
chown apache:apache /var/www/html/index.html
Vagrantfileのconfig.vm.network “private_network
に設定したIPアドレスを確認します。
(ここでは"192.168.33.10"としましょう)
ブラウザに以下のアドレスを入力します。
http://192.168.33.10/index.html
('index.html'は省略可)
index.htmlに保存した文字列がブラウザで確認できたら完了です。
補足
なぜ接続確認用のhtmlファイルを/var/www/html
に作ったかというと、
DocumentRootが/var/www/html
に設定されているからです。
DocumentRootの設定は、/etc/httpd/conf/httpd.conf
に記載されています。
DocumentRootを変更すればファイルを作成する場所を変更することが出来るということですね。
DocumentRootの変更については【Apache】DocumentRootを変更しようという
記事を書いたので興味がある方はこちらもどうぞ。
参考サイト
Vagrantで仮想マシンに接続&Webサーバを立ち上げてみよう
関連ページ
Windows10にVagrantをを入れてCentOS7をインストールしよう
1. VagrantインストールからVagrantfileを設置まで
2. 仮想マシンの操作
3. WinSCP、Tera Termに秘密鍵でログイン
4. WinSCP、Tera Termにrootユーザーでパスワードログイン
5. zip/unzipをインストール
6. Vagrantにて仮想環境を配布
ローカルでLAMP環境を構築しよう
0. 事前準備
1.Apacheをインストール
2.MySQLをインストール
3.PHPをインストール
4. ファイアウォールとか停止する