Docsの「IBM i の最小 PTF レベル」ページが更新されていました。
最終更新日時 2026-07-08 の情報として下記のとおりです。
IBM i 7.3 - MF99213 (TR13) and SJ02851, SJ04128
IBM i 7.4 - MJ99312 (TR12) and SJ08183, SJ04127
IBM i 7.5 - MJ99407 (TR7) and SJ08081
IBM i 7.6 - MJ99501 (TR1) and SJ08079
速やかな適用をお勧めします。
以前、更新された最小 PTF レベルが未適用のためにキーが無効になることがありました。
- (86): ライセンス管理 PTF を適用しよう - 2025/09/01
- (91): IBM i の最小 PTF レベル」が更新されています.PTFが適用されてないとLPMやCapture/Deployでキーが無効になります - 2025/10/07
- (92): 【重要・要確認】「IBM i の最小 PTF レベル」更新の続報.安定利用中でもライセンス期限切れの可能性 - 2025/10/14
この時は、いくつかの IBM i の関連有料ライセンスが IBM i のライセンスに組みこまれ、無料になるという変更があり、それらは、キー付きライセンスからキーが不要なライセンスに変更されました。
そのための対応 PTF を適用しないと、IBM i はキーが不要になったことを知らない一方、IBM Cloud から新たなキーがインジェクションされないので、ライセンスが期限切れになるという事象が発生しました。
現在は、そのような大きなライセンスの変更は確認されていませんが、今後も定期的な Docs の確認と記載された PTF の適用をお願いします。
最小 PTF レベルの中身
明示されているわけではありませんが、最小 PTF レベルとして指定されている PTF は、下記の 2 種類だと考えています。
- PowerVC 環境で動作している IBM Cloud としての自動操作を可能にするための PTF
- ライセンス・キーのインジェクションのための PTF
「PowerVC 環境で動作している IBM Cloud としての自動操作を可能にするための PTF」は、大きく変わることは無いはずですが、「ライセンス・キーのインジェクションのための PTF」は不定期に更新されています。
「ライセンス・キーのインジェクションのための PTF」は、IBM i OS サポートのチームから、こちらでも情報提供されています。
そのため、PowerVS 側の「IBM i の最小 PTF レベル」の Docs が更新されなくても、上記が更新されれば、そちらに記載の PTF も適用した方がいいでしょう。
ライセンス・キーのインジェクションの発生を避けるために
「ライセンス・キーのインジェクションのための PTF」の適用が困難な場合、予期しないキー・インジェクションを避けましょう。
それを避けるには、下記の方法が考えられます。
仮想シリアル番号の利用
仮想シリアル番号を利用すれば、LPM されてもシリアル番号は変わりません。
既存のインスタンスを仮想シリアル番号管理に変更することもできます。
- (93): 既存のインスタンスを仮想シリアル番号管理にしてIBM iライセンスTierをP05に変更する - 2025/11/01
ただし、既存のインスタンスを仮想シリアル番号管理に変更するにはインスタンスのシャットダウンが必要です。
また、自動的なキー・インジェクションが行われないサードパーティ製品の調整も必要です。
ピン留めを「ソフト」に変更
仮想シリアル番号の利用が困難な場合、LPM が障害時以外に発生しないように、ピン留めを「ソフト」に変更しましょう。
ピン留めが「なし」の場合、IBM Cloud 側のメンテナンスの都合で、予告なく LPM が実施されます。
ピン留めの動きは、こちらにまとめました。
- (108): ホスト障害時の自動リモート再起動の無効化 - 2026/07/27
最小 PTF 以外に必要な PTF
「最小 PTF」はあくまでも「最小」で「十分」ではありません。
稼働させるプラットフォームに対応するための PTF が必要です。
Docsのこの部分ですね。
重要: IBM i イメージに、デプロイする Power システムに必要なコード・レベルが含まれていることを確認してください。 サポートされる最小コードレベルを確認するには、IBM i Platform Support Summaryを参照してください。
これについては、ここにも書きました。
- (103): バージョンアップとPowerモデル移行を考える - 2026/04/29
ベストプラクティスとして「累積」+「Hiper」+「グループ」PTF の定期的な適用を
Docs の「IBM i のストック画像を利用する際のベストプラクティス」にも記載がありますが、定期的に「累積」+「Hiper」+「グループ」PTF を適用してください。
一覧情報は、こちらにあります。
「累積」や「Hiper」にも「グループ」PTF としての番号が振られています。
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