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PowerVS IBM i 日記(108): ホスト障害時の自動リモート再起動の無効化

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Last updated at Posted at 2026-07-27

「Power Virtual Server のリリース・ノート」では、PowerVSの新機能が公開されます。
「2026年6月24日」にも様々な、機能拡張がありました。

その中に、このようなものがありました。

仮想サーバーインスタンスの自動リモート再起動を無効にする
Power Virtual Server 環境内のすべての VSI について、自動リモート再起動はデフォルトで有効になっています。 VSIの設定を変更することで、自動リモート再起動を無効にすることができます。 詳細については、「 VSI の自動リモート再起動を無効にする 」を参照してください。

設定

設定は単純です。「プロファイル」の「拡張構成」を開き「Automated remote restart」をオフにするだけです。

image.png

オフにすると、HA/DRが構成されていることを確認するようにメッセージが出ます。

{FAECD6E5-4EC0-41FB-9E3D-576DA62B5383}.png

Ensure an HA/DR solution is in place
When automated remote restart is disabled, virtual service instances will not automatically restart on another host after a host failure, unless an HA/DR solution is protecting the workloads.

なお「ピン留め」を「ハード」にすると「自動リモート再起動」は設定できません。

{3FEB60D3-E31A-432E-99E0-D6DA2F95D2B1}.png

{AF0AD47A-DA75-4ED0-93A4-59B80AFF5E21}.png

「自動リモート再起動」は構成後でも稼働中に変更可能です。

image.png

image.png

動作の仕様

疑問だったのは、「ピン留め」を「ハード」にした時との違いです。
IBM に問い合わせたところ、「自動リモート再起動」を設定していない「ピン留め-ソフト」と、逆の動きをするようです。

ピン留め 自動リモート再起動 メンテンナンス時の非通知ホスト移動 障害時の自動ホスト移動 自動起動
無し 有効 あり あり する
ソフト 有効 なし あり する
ハード N/A なし なし しない
無し 無効 あり なし しない
ソフト 無効 なし なし しない

つまり、IBM Cloudのメンテンナンスによる非通知でのホスト移動は許すが、障害時の自動ホスト移動はされず、当然、自動起動はしないと言う、利用者側にはあまりうれしくない仕様でした。
とくに、IBM iで仮想シリアル番号を使っていない場合、メンテンナンスによる非通知でのホスト移動で、一時的にライセンスキーが無効になるので、現在の仕様はあまり嬉しいものではありませんでした。

期待していた動作と改善要望

最初にこの機能を知った時、期待したのは、下記のようなものでした。

  • 障害時の自動ホスト移動は行われる
  • 自動起動は行わない

これは、下記のような状況に対応するためです。

  • 回復まで障害ホストの修理を待ちたくない
  • 自動起動により、勝手に、サービスをユーザーに開放して欲しくない

例えば、バッチの処理中にホスト障害が起こった場合、サービスをユーザーに開放するまでに、回復点を確認してバッチのリランが必要かもしれません。
日中の通常業務中でも、コミットされたトランザクションと未コミットで、対応する必要があるトランザクションを整理して、対応してからサービスをユーザーに開放した方がいいかもしれません。

その要望を伝えたところ「IBM - Cloud, PowerVS and Ceph aaS - Structured Ideas」での改善要望の投稿を勧められました。

こちらに、投稿しました。


当日記のIndexはこちらです。


許可の無い転載を禁じます。
この記事は筆者の個人的な責任で無保証で提供しています。
当記事に関してIBMやビジネスパートナーに問い合わせることは、固くお断りします。

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