Mac の Eclipse に Pleiades を導入するのは超ハイパーメディア難しいため、macOS 用の Pleiades All in One をリリースしました。Pleiades All in One は統合開発環境 Eclipse 本体と AOP で Java アプリケーションを日本語化する Pleiades および各言語向けの便利なプラグインのセットですが、今まで Windows 用しかありませんでした。
インストール
ダウンロード
https://willbrains.jp/ > Pleiades All in One ダウンロードでバージョン選択 > Mac 64bit から dmg ファイルをダウンロードします。4.6 Neon 以降で Mac に対応しています。
インストール
特にインストーラはありませんが、ダウンロードした dmg ファイルを開いてドラッグ&ドロップするだけで完了です。Full Edition の場合は Windows 版と同じく Java のインストールや環境変数の設定は不要で、すぐに利用できます。
起動
初回起動時は「開発元を検証できないため開けません」と警告が表示されるため、右クリックで「開く」→ キャンセル、もう一度右クリックで「開く」 と今度はダイアログに「開く」ボタンが表示されるため、それを押して開いてください。以降、この警告は表示されません。
一度も起動しないで eclipse.ini など app 内に含まれるファイルを変更した後に起動すると「壊れているため開けません。"ゴミ箱"に入れる必要があります。」と警告が表示され、開くボタンが押せない場合があります。これはアプリケーションが署名された後に改竄されていると Gatekeeper が判断した場合に発生します。自分で変更した場合など、信頼できる場合は、次のコマンドで拡張属性を削除した後に起動してください。
xattr -rc /Applications/Eclipse_(バージョン).app
Mac 版の内容
ディレクトリ構造
Eclipse_x.x.x.app を右クリックして「パッケージの内容を表示」することで内容を確認することができます。基本的には Windows 版と同じです。
- .metadata.default にはワークスペース作成時のデフォルト設定が格納されています。
- Java 版 Full Edition に含まれている Java や Tomcat の各バージョンは Eclipse 起動時に "インストール済みの JRE" などの設定に絶対パスで設定されます。
- workspace のデフォルトは app 内です。別の場所を使用する場合は、初回起動時のダイアログで指定するか、ファイル > ワークスペースの切り替えから変更してください。
- eclipse -clean.command は Finder からダブルクリックで -clean 起動するもので、ターミナルから -clean で起動するのと同じです。
Eclipse 実行用 Java
Full Edition では Windows 版の場合、jre ディレクトリが Eclipse 実行用の Java として自動認識されますが、Mac では認識されないため、eclipse.ini で -vm 指定しています。
インストール済みの JRE 設定
Java 版 Full Edition の Java 6、7、8 ライブラリ設定は、環境依存性を排除するため、下記の外部拡張ディレクトリが除外されています。内部の Home/jre/lib/ext は含まれています。
- /Users/<ユーザー>/Library/Java/Extensions
- /usr/lib/java
- /Network/Library/Java/Extensions
- /Library/Java/Extensions
- /System/Library/Java/Extensions
Mac Java 6 で /System/Library/Java/Extensions に含まれていた Java3D 関連のライブラリは Pleiades All in One 付属の Java では java/6/Home/jre/lib/ext に配置されているため、そのまま利用可能です。なお、Java 8u40 からは拡張機能機構は非推奨となり、9EA では java.ext.dirs オプションは使用できないため、classpath を使用する必要があります。
各言語の実行環境
各言語に対応する Eclipse プラグインは含まれていますが、今のところ、Windows 版の C/C++、PHP、Python 版に含まれている MinGW、Python 処理系、XAMPP (PHP) に相当するものは含まれていません。(Mac には一応デフォルトで Apache や Python、PHP などが含まれています。)
プラグイン
含まれている Eclipse プラグインは Windows 版と同じですが、一部見た目などが異なる場合があります。以下は Eclipse のパッケージ・エクスプローラーなどでフォルダーを右クリックした場合に表示される Open External プラグインのメニューです。
手動で Pleiades を適用するには
Mac にすでにインストール済みの Eclipse や Eclipse 4.5 以前のバージョンに Pleiades を適用する場合は、他の方が書かれている、以下の Qiita 記事などを参照してください。
- MacでEclipseを導入して「日本語化」するのが超ハイパーメディア難しい件
- Aptana Studio 日本語化(Mac)
- Eclipse 4.3 導入まで 日本語化 [Mac]
- Eclipse 4.4を日本語化 (mac)
- Eclipse Neonを日本語化
- Eclipse+PHP(PDT)+Pleaides on Mac
- Mac + Eclipse で Spring MVC (の個人メモ)
- Mac に Eclipse PDT + Pleiades な環境を構築してみるメモ
- Mac に突っ込んだ Eclipse を日本語化する 2016年度版
- MacBook Pro にJavaEE開発環境を構築する時のメモ
- Macで Eclipse 4.4 Luna + Pleiades All in One の環境を作る
- MacでEclipseの環境構築
- MacでJava8対応のEclipseWEB開発環境を整えるまで
- macでJava開発環境構築 Eclipse編
- MacでPleiadesを使ってeclipseを日本語化する
- Macにeclipse(pleiades)をインストールする
- Macの環境設定(1) Javaの開発環境を整える
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- OSXにPleiades Eclipseをインストール
- Pythonインストール(Mac編)
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