この記事では、PagerDuty上で手動でインシデントを作成し、設定通りに通知が行われるかテストします。
監視ツール等からのアラートをサービスに紐づけ、インシデントを自動作成する方法については「検知編」を参照ください。
インシデントの作成
(1) 自分宛に通知が来るよう、Escalation Policy に自分を追加するか、On-call Scheduleの担当を自分に上書き(Override)します。
(2) Incidents > All Incidents を開き、"+ New Incident"をクリックします。
"+ New Incident"の下には、現在自分がOn-call担当になっているEscalation Policyが表示されます。
(3) インシデントを作成する先のService・Title・Urgencyを指定し、"Create Incident"をクリックします。
モバイルアプリへのPush通知
ポップアップ画面が表示され、ポップアップからすぐにAcknowledgeすることができます。
また、インシデントの詳細を確認した後にAcknowledgeすることもできます。
モバイルアプリでは、Acknowledge/Resolveの操作のほか、担当者の追加やNoteの追加など様々な操作を行えます。
また、サイレントモード(Do Not Disturb)を上書きして、強制的に通知音を鳴らすこともできます。
電話による通知
PagerDuty Alert; You have one triggered incident on
DB San Diego
.
The failure isTest Incident for DB San Diego
.
Press 4 to acknowledge,
press 6 to resolve,
press 8 to escalate to the level two on-call:Emi
press 0 for help,
or press * to repeat this message.
DB San Diego
: Service名
Test Incident for DB San Diego
: インシデントのタイトル
Emi
: Escalation Policyの次の階層の担当者
発信元の電話番号はvCardとして公開しています
PagerDutyアプリがスマートフォンにインストールされていれば、アドレス帳に自動で登録・更新されます。
SMSによる通知
Emailによる通知
Emailによる通知に関しては、返信で直接Acknowledge等の操作ができません。
"View Incident"のリンクを開き、Web Appから操作をしてください。
PagerDuty設定ガイド 目次
検知編 | トリアージ編 | 動員編 | 解決編 | 学習編
- 通知を受けるまでの設定の流れ
- ユーザーの追加と通知設定
- On-call Scheduleの作成
- Escalation Policyの作成
- Serviceの作成
- [通知テストの実施] << イマココ
- Slack等との連携