この「動員編」では、PagerDutyから通知を受けるために必要な、基本的な設定をまとめます。PagerDutyの検証およびProduction環境の構築を行う際は、まずこの章の設定項目から手を付けることをおすすめします。
PagerDutyの機能の中では、以下中央の「動員」にあたる部分になります。
「動員編」を完了すると、できるようになること
- 通知方法をモバイルアプリ・電話・SMS・Email・チャット(Slack等)を組み合わせて利用できる
- Service/Escalation Policy/On-call Schedule/Usersの関係性と役割がわかる
- Serviceをどのような単位で定義すればいいのかわかる
- 通知テスト(PagerDutyコンソールからインシデントを起票して、通知を受ける)ができる*
- Chatツール(Slack/MS Teams/Google Chat/Cisco WebEx等)で通知を受けたり、ChatツールからPagerDutyを操作できる
*監視ツール等からのアラートをサービスに紐づけ、インシデントを自動作成する方法については「検知編」を参照ください。
PagerDuty設定ガイド 目次
検知編 | トリアージ編 | 動員編 | 解決編 | 学習編
- [概要: 通知を受けるまでの設定の流れ] << イマココ
- ユーザーの追加と通知設定 - 通知を受ける担当者と通知方法を設定する
- On-call Scheduleの作成 - (Optional) 担当者がローテーションを組む場合には、On-call Scheduleを作成する
- Escalation Policyの作成 - どのような順番で担当者をインシデントにアサインするか設定する
- Serviceの作成 - Serviceを定義し、Escalation Policyを紐付ける
- 通知テストの実施 - PagerDutyコンソールからインシデントを起票し、通知を受ける
- Slack等との連携 - ChatツールでPagerDutyの通知を受けたり、ChatツールからPagerDutyを操作する