IBM Cloud(主にインフラ寄り)に関して、2024年に発表された主要な新機能についての情報です。
クラウドベンダーは、膨大な投資をクラウド事業に対して継続して行っていますから、必然的に多くの進歩・改善が起こります。去年は実現していなかった数々の事が今年実現しましたし、今できない事も、1年後にはできるようになっているかもしれません。
これまでの情報は下記にあります。
2023年: https://qiita.com/y_tama/items/d0916c4757c5ac2f79ab
2022年: https://qiita.com/y_tama/items/c92dea67bd5769d308f3
2021年: https://qiita.com/y_tama/items/7bb4145d0526ecca78a5
2020年: https://qiita.com/y_tama/items/d38d878377aff7e7e990
2019年: https://qiita.com/y_tama/items/48f866f394f8d0445bc3
2018年: https://qiita.com/y_tama/items/d25cd73d0fce3a58746a
2017年: https://qiita.com/y_tama/items/63c09a89dce5392e91ee
2016年: https://qiita.com/y_tama/items/848106c811178673061a
また、下記などの情報源も有用です。
IBM Cloud release note
https://cloud.ibm.com/status/release-notes
Blog
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/category/cloud/
柔らか層本
https://ibm.ent.box.com/v/ibmcloud-yawaraka
上から新しい順に並んでいます。
東京のPowerVSでPER(Power Edge Router)が利用可能に
今後、東京でPowerVSのworkspaceを作ると、PER環境として作成されます。
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-per
VPCでVNI(Virtual Network Interface)が利用可能に
https://cloud.ibm.com/docs/vpc?topic=vpc-vni-about
VSI for VPCで利用可能なGPUにL4/L40Sが追加(2024/3)
東京リージョンのVSI for VPCで、L4/L40Sが利用できるようになりました。
PowerVSのストレージ性能のバリエーション(Tier)が追加(2024/2)
PowerVSのストレージ性能に関して、これまでのTier1(10 IOPS/GB), Tier3(3 IOPS/GB)に加え、Tier0(25 IOPS/GB)、Fixed IOPS(小さいサイズでも一律で5,000 IOPS。最大200GB。それ以上はTier0を使う。)が利用可能になりました。
また、一度作ったボリュームのTierを別のTierに変更できるようになりました。
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-about-virtual-server#storage-tiers
東京DCでSapphire Rapidsのベアメタルが選択可能に(2024/2)
東京DCのClassic環境でIBM Cloud上での最新となる、Sapphire Rapidsのベアメタルが選択可能になりました。