11
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

IBM CloudAdvent Calendar 2019

Day 13

IBM Cloud(主にIaaS) 2019年 振り返り

Last updated at Posted at 2019-05-09

IBM Cloud(主にインフラ寄り)に関して、2019年に発表された新機能についての情報です。

クラウドベンダーは、膨大な投資をクラウド事業に対して継続して行っていますから、必然的に多くの進歩・改善が起こります。去年は実現していなかった数々の事が今年実現しましたし、今できない事も、1年後にはできるようになっているかもしれません。

過去の情報は下記にあります。
2018年: https://qiita.com/y_tama/items/d25cd73d0fce3a58746a
2017年: https://qiita.com/y_tama/items/63c09a89dce5392e91ee
2016年: https://qiita.com/y_tama/items/848106c811178673061a

また、公式ブログでも随時、情報発信されています。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/category/cloud/

マルチテナント型のVMware環境が2019/12にベータで利用可能に。(2019/11)

VMworld Europeで発表されました。
https://www.ibm.com/cloud/blog/announcements/ibm-cloud-for-vmware-solutions-shared

Variable compute (2019/9)

仮想サーバーのFlavorとして、CPUをオーバーコミットする代わりに、安価に使える選択肢が増えました。
https://cloud.ibm.com/docs/vsi?topic=virtual-servers-about-virtual-server-profiles&locale=en#variable-compute

時間課金
image.png

月額課金
image.png

IBM Cloud Load BalancerがCookieによるセッション維持に対応しました(2019/9)

image.png

Cloud Internet Servicesに新プラン登場 (2019/8)

新たに、Global Load Balancer機能のみを使えるプランと、Security関連機能のみを使えるプランが登場しました。特定の機能だけ使いたい場合は、全部入りのEnterprise Planを選ぶより安価な価格設定となっています。
https://cloud.ibm.com/docs/infrastructure/cis?topic=cis-cis-plan-comparison#plan-comparison

価格情報はこちらにあります。
https://cloud.ibm.com/catalog/services/internet-services

Power Systems Virtual Server (2019/6)

Power Systems(AIX、IBM i)の仮想サーバーがIBM Cloudで選べるようになりました! まずは米国のデータセンター(ダラス、ワシントン)からの展開となります。

通常のAIXの管理者権限が使えます。

image.png

smittyも、もちろん普通に使えます。

image.png

OpenShiftのマネージド環境 (2019/8)

Red Hat OpenShift on IBM Cloud
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/red-hat-openshift-on-ibm-cloud/

VPC GA! (2019/6)

VPCが利用可能になりました。

image.png

大阪PoP開設! (2019/6)

Direct Link Dedicatedが、大阪でもオーダーできるようになりました。
image.png

大阪は東京と同じLocal Marketに分類されるため、大阪にDirect Linkを繋いで東京DCのサーバーにアクセスする時に、Global Routing Add-onは不要です。

https://cloud.ibm.com/docs/infrastructure/direct-link?topic=direct-link-pricing-for-ibm-cloud-direct-link&locale=en#expanded-ibm-cloud-direct-link-local-markets
image.png

大阪PoPでDirect Link Exchangeがオーダー可能になりました(2019/12)

image.png

ベアメタルサーバーがReserved Instanseに対応

1年、3年のReservedで、ベアメタルサーバーがオーダーできるようになりました。
固定構成の数パターンから選択する形となります。標準価格に比べて、25%-55%程度、割引された価格で利用できます!

IBM Cloud Load BalancerがMZRに対応

IBM Cloud Load Balancerの実体となるインスタンスが、ゾーン分散して配置されるようになり、可用性がさらに向上しました。

CISの機能拡張

対応プロトコルが増えるとともに、エッジコンピューティングの機能が追加されました。

プラン比較は下記にあります。
これまでのスタンダードとエンタープライズに加え、GLBプランとSecurityプランが追加になっています(2019/9)
https://cloud.ibm.com/docs/infrastructure/cis?topic=cis-cis-plan-comparison

HTTP/HTTPS以外のプロトコルに対応(Range)

エッジコンピューティングに対応

Enterprise Planで、CISのログをICOSに定期的にpushして保管できるようになりました

Firewall機能が強化されました

whitelist的な制御や、botの判別ルールが追加されています。
https://cloud.ibm.com/docs/infrastructure/cis?topic=cis-firewall-rules

POWER9 on IBM Cloud発表

IBM CloudでPOWER9環境が提供されることが発表されました。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/ibm-power9-on-ibm-cloud/

VeeamがOffice 365のバックアップに対応

VeeamがICOSへのバックアップに対応

過去のバックアップをICOSに移動する機能が利用可能になりました。高いデータ保全性と低コストが特長のICOSとの連携により、Veeamの利用価値がさらに高まったと言えます。

IBM Cloud Object Storage(ICOS)

価格改定

クラスA およびクラス Bオペレーションにかかる料金が値下げになりました。詳細は下記をご参照ください。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/cloud-object-storage-enhancements-and-pricing/

ICOS Public Access 機能 – 認証なしで ICOS データを外部公開可能に

ICOSに配置したデータを、認証なしでインターネットに公開できるようになりました。

ICOS ファイアウォール (IPホワイトリスト) 機能

bucketに対し、接続元IPアドレスによるアクセス制御が可能になりました。

ICOSとIBM Cloud Functionsの連携

例えば、「ICOSにzipファイルをアップロードしたら、通知する、ファイル展開する、キャッシュをクリアする」など、ICOSへのアクションをトリガーにしてIBM Cloud Functionsを呼び出すことができます。
https://qiita.com/testnin2/items/4c307fa39ee588d0e53f

ベアメタル1台で、HCXとKubernetes環境が試せるオファリング

1台のベアメタルで、VMware NSX環境と、HCX、さらにIBM Cloud Private Hostedを最長90日間試用できます。PoC用途に最適です。

Direct Link Connect

キャリアが持つ閉域網を直接IBM Cloudに引き込めるようになりました。対応キャリアが続々と増えています!

11
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?