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sWebMachineGun.exe の画面説明

Last updated at Posted at 2019-01-17

sWebMachineGun.exe

HTTP 通信を好きなだけ発行できるツール

過去のテキスト

基本概念

基本的には、初期アーキテクチャの説明の「Repeater(sWebMachineGun.exe) ver1.7.0.0 以前」と変化していない。
3次元空間でのリクエスト送信

または、変数の繰り返しとパターンの繰り返しをまとめて、"変数とパターン" の繰り返しとみなしてもよい。

ターンとカウンタを合わせた2次元空間でのリクエスト送信

画面例

アプリケーションタブ

タブ外の共通ボタンなど

029.png

Execute/Stopボタン

「設定をレジストリに保存して実行」または「停止」

Clearボタン

レスポンスタブの結果をクリアする

Saveボタン

設定をレジストリに保存する

Macroボタン

マクロについて」を参照

Exitボタン

設定をレジストリに保存して、終了する

ClearCookieボタン

内部的に保存しているクッキー、カスタム認証のトークンをクリアする

Reloadボタン

設定をレジストリに保存して、再起動する

Proxyボタン

HTTP Proxyを経由させる必要のがある場合の設定。
Basic認証とか、Proxyの認証とか・・・なんとなくわかるよね。
.NET Framework は Windows なので、Windows 統合認証用のドメインも指定できるみたいだね。

033.png

Certificateボタン

未稿

Loglogボタン

sPortRedirector.exeで説明する

URIとか、パラメータとかをなんとなくいい感じに出力しようとしている

Requestタブ

027.png

028.png

Settingタブ(置換方法)

040.png

置換方法について

前方追加
変数名=≪ここに置換文字列が埋め込まれる≫
これは基本形
後方付加
変数名=値≪ここに置換文字列が埋め込まれる≫
これはNullInjectionなどに使えると思う
完全置換
変数名=≪値自体が書き換わる≫
値としてマクロ文字「%S%」が使える
「`%S%`」だと、値全体をバッククォートで囲むという意味になる
043.png
文字追加
指定の仕方は独特。042.png こんな感じ「(文字数)(カンマ)(文字)」で指定する
名前の後方付加
変数名≪ここに置換文字列が埋め込まれる≫=値
数値計算
使っていないじゃないかな・・・

Settingタブ(変数名の指定方法)

041.png

パスに対しても繰り返し処理ができるのだが、その仕様上の注意は、以下を参照

System.Uri クラスの仕様と、sWebMachineGun.exe のパスに関しての仕様上の注意

GeneralSettingタブ(その1)

034.png

GeneralSettingタブ(その2)

035.png

Judge/RegExタブ

031.png

TimeoutCheckタブ

タイムアウト判定モードの際のタイムアウトしたかどうかの判定をここで設定する。

053.png

単純文字列の有無でもいいし、正規表現で判定してもよいし、スクリプトで判定してもよい

Scriptタブ

030.png

ver4.8.0.0 現在

  • Boo 0.9.7
  • IronPython 2.7
  • IronRuby 1.1
  • JScript.NET
  • NLua(Lua5.2)

Responseタブ

052.png

繰り返しした結果を表示する

簡易的な判定としては、XSS,bSQLi,CrLfInjection 程度

Judge/RegExタブScriptタブで設定した判定も「SimpleResult」欄に表示される。

ステータスバー

083.png

  • 「Start」は開始時間
  • 「Remain」は大体の残り時間
  • 現在置換中のパターン文字列や、対象パラメータ名
  • 「数値 Wait... 数値」は、遅延中(待機中)の時間
  • 右下の値は、プログレスバーの値/最大値ですが、「現在の位置/(想定される最大の全リクエスト数(+タイムアウトチェックの場合は待機時間を加算[分]))」

簡易判定の bSQLi の仕組み

「何もしない」で「正常系」を取得。置換方法で「InduceError」フラグのあるタイプを「エラー」タイプとして記憶しておき、まず「正常系」と「エラー系」の違いを判断する(レスポンスコードの違い、同じレスポンスコードならコンテンツサイズ)
上記(「正常系」と「エラー系」が異なる)の状態で、「InduceError」フラグのない置換方法が「正常系」に近い(レスポンスコード、同じレスポンスコードの場合は、コンテンツサイズが「正常系」と「エラー系」で近い方)と判定された場合に「bSQLi」としている。
一つのURLに対しては「正常系」は一度取得後に更新しないが、「エラー系」は「InduceError」フラグのある置換方法が登場する度に更新される。

ぶっちゃけ、あまり精度は高くないので、判定としては参考程度かな。

使い方

動作モード(繰り返しの方法)

sWebMachineGun.exeの動作モード

CSRFトークンについて

GeneralSettingタブから遷移してくる

048.png

  • 抽出方式を選択して、貼付方式を選択する。という流れ。

  • 抽出方式、貼付方式ともにプラグイン形式なので、拡張可能

  • 抽出方式、貼付方式共に、テキストボックスが2つある。

  • 1つ目のテキストボックスは、対象の変数名。一般的には、抽出側はHTMLのhiddentダクの名前、貼付側はPOSTの変数名になると思う

  • 2つ目のテキストボックスは、その値を XML または JSON と想定して XPath または JPath を記述する事が可能

  • 1つ目のテキストボックスが空欄で、2つのテキストボックスの指定があった場合、ボディ全体を対象とする。つまり、抽出側はボディ全体が XML または JSON 形式の場合とか、貼付側は、POST するボディが XML または JSON の場合とか

  • 「Double」は、抽出した値を変数名として再度実施する。という事。以前にこういうものがあった。

<input type="hidden" name="csrfname" value="abcdefg">
<input type="hidden" name="abcdefg" value="xzyqwst">

049.png

  • 抽出方法

    • Cookie クッキーヘッダから抽出
    • Hidden HTML→hiddenタグから抽出
    • HttpHeader HTTPヘッダから抽出
    • Regex (最大2回の)正規表現で抽出
    • ScriptTag HTML→Scriptタグ中の文字列リテラルから抽出
    • Script/言語 指定したスクリプトで抽出する
  • 貼付方法

    • HttpHeader HTTP ヘッダに貼付する
    • None 貼付はしない
    • Post/Query Postまたはクエリ文字列に貼付する
    • Regex (最大2回)の正規表現で貼付位置を決めて貼付する
    • Script/言語 指定したスクリプトで貼付する

CSRFトークン、None について

  • 抽出と貼付は**「レスポンスから抽出して、直後のリクエストに貼付」**を想定している
  • 貼付方法にある**「None」**は、抽出だけ行いたい場合に使う
  • 直後のリクエスト以外で、**マクロ「%csrf≪インデックス≫%%」**の置換対象となる
  • 最初のリクエストで抽出だけして、(直後だけでなく)その後に続くレスポンス全てに貼付したい場合に使えると思う

遅延処理について

リクエスト間で、遅延が欲しい場合、指定する

GeneralSettingタブから遷移してくる

050.png

説明しなくても、なんとなく分かるよね。

  • 乱数発生アルゴリズムを選択して
  • 最小遅延時間(ミリ秒)を指定して
  • 最大遅延時間(ミリ秒)を指定するだけ

終了時サウンドについて

GeneralSettingタブから遷移してくる

スピーカーをオンにしておけば、繰り返し処理が終了すると、音が出る

051.png

  • **「Speak」**は指定した文字列をしゃべる。(.NET Framework4 以降の標準音声合成。MS-Office2010以降がインストールされていると日本語エンジンも一覧にでると思う)
  • **「Speak」**は、言語エンジンと、発声文字列、ボリュームとレートなので、説明は省略
  • **「Sound」**は、wav形式を指定するとその音が繰り返し終了時に流れる
  • **「Sound」**は、.NET Framework4 の標準のサウンドクラスを使っているので、wav形式だけだと思う。MP3形式とかにも対応したいけど・・・

カスタム認証について

リクエスト・テンプレートごとに、カスタム認証を設定できる。

WebAPI の診断の時に役立つ。

セレクトボックスを選択して**「DEL」**ボタンで、無選択状態となる

047.png

カスタム認証の方式は、プラグイン形式にしているので、拡張可能

044.png

ver4.8.0.0 現在で

  • OAuth2 (www-form)
  • OAuth2 (json)
  • PostAccessToken
  • WSSE
  • WSSE Digest
  • Scriptで実装
    • Boo 0.9.7
    • IronPython 2.7
    • IronRuby 1.1
    • JScript.NET
    • NLua(Lua5.2)

045.png

OAuth2 の場合、...既定値でなんとなく設定できると思う

046.png

WSSE の場合、...既定値でなんとなく設定できると思う

デバイスメッセージ(外部連携)

GeneralSettingタブで設定する

例えば、
nページ目にアクセスすると、メールが送信されて、受信したメールの本文の数値をn+1ページ目のリクエストの特定の場所に埋め込んで、セッションを続ける
というのが、「%%msg%」マクロでできる

054.png

  • 使いたいオブジェクトをチェックすればいい。
  • 設定が必要なオブジェクトは、ダブルクリックすると、現在の設定値が上部のテキストボックスにコピーされる
  • 「Default」というボタンで、既定の設定値が上部のテキストボックスにコピーされるので、それを参考に設定してもよい
  • 設定が終われば「Set!」ボタンで、オブジェクトへ反映させる
  • オブジェクトはプラグイン形式なので拡張可能
  • 通信するリクエストに「%%msg%」があり、どれかがチェックされていれば、上から順に実行していき、「%%msg%」が置換されてリクエストされるだろう

ver4.8.0.0 現在

  • mail メールサーバ(POP3/IMAP4)に接続してメールを受信、メールの本文、題名から正規表現で値を返却、または添付ファイルを返却
  • TextRegularExpressions 既に別のオブジェクトが返却した値を、正規表現でさらに整形して返却
  • ImageFilter 既に別のオブジェクトが返却したバイナリを画像として読み込み、QRコード/Exif情報を返却(画像やPDFからの文字認識は未実装→「target=OCRは動作しない」→Office2003があれば.NETでもできるらしいorz)または、既に別のオブジェクトが返却したバイナリを音声として読み込み、.NET Framework4 標準の音声認識エンジン(あまり精度は高くない{Coltanaさんを使いたいけどorz})で音声からテキストを抽出して返却
  • Clipboard クリップボードを監視して、テキスト/画像/サウンドを返却
  • InputMessageDialog 入力ボックスのあるダイアログを表示して一時停止、手動で必要な値を入力すればいいのさ

Android で、SMSをメールに送信する というアプリを使えば、

nページ目のリクエストで、SMS(Android)にパスコードが送信されて、n+1ページ目にその値を使って認証
というのを自動化できると思うぞ。

マクロについて

032.png

%%[pP]≪数字≫%
ページ番号に置換される。
数字は桁数。例えば「%%p3%」は「001」とか「002」とか
%%[cC]≪数字≫%
セッション番号(カウント数+ターン数)に置換される。
数字は桁数。例えば「%%c3%」は「001」とか「002」とか
%%[gG]≪数字≫%
グローバルカウント番号に置換される。
設定画面はここ
数字は桁数。例えば「%%g3%」は「001」とか「002」とか
%s%
置換対象文字列
%s%
置換対象文字列上では、変数名
置換方法
%M%
マーキング文字
置換方法
%H%
ホスト名
置換方法
%S%
変数の値
置換方法→完全置換
%file≪インデックス≫%
アップロードファイル(バイナリ)を指定する。アップロードファイルはここで指定する
%%byte%
URLデコードされた置換対象文字列
入力する事はないが、結果画面で見かけるかも
%%msg%
ダイアログからの入力
詳しい説明はここ
%%csrf≪インデックス≫%
CSRFトークン
設定画面はここ
%%m≪インデックス≫%
カスタムマクロ
例えば、今日はid=1234の情報使ってください、明日はid=2456の情報使ってください。とかをカスタムマクロ化しておくと、ここだけ変更すればいいので、便利かもね

「C」、「P」や「G」は、全角数字でカウントする事も可能

実践編

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sWebTool Manual index

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