はじめに
ST(Structured Text)言語は、プログラマブルロジックコントローラー(PLC)で広く使用されるプログラミング言語の一つです。本記事では、三菱電機のQシリーズPLCおよびそのプログラミングソフトウェアであるGX Works 2を使用したST言語の基本について解説します。
使用機材
機種など | |
---|---|
PLC | Q02CPU, QX41, QY41P, Q62P, Q38B |
アプリ | GX Works 2 |
I/O割り付けはこちらを参照
ST言語とは何か
ST言語は、プログラマブルコントローラーのプログラムを記述するためのテキストベースのプログラミング言語です。C言語やPascalに似た構文を持ち、複雑な制御アルゴリズムを実装するのに適しています。
GX Works 2の基本操作
GX Works 2は、三菱電機のPLCをプログラミングするための統合開発環境(IDE)です。以下は、GX Works 2の基本操作です。
プロジェクトの作成
- GX Works 2を起動します。
- 「新規プロジェクトの作成」を選択します。
- プロジェクト種別はシンプルプロジェクトを選択します。
- 「ラベルを使う」にチェックします。
- プログラム言語はSTを選択します。
- 「OK」をクリックします。
とても簡単なサンプルプログラム
ボタンを操作するとランプがついたり消えたりするプログラムです。
Y071 := X001;
(* Y071 / ランプ01, X001 / ボタン01 *)
ラダー図
同じ動作をするプログラムをラダー図で書くと以下のようになります。
ラダー図
(+) (-)
| X001 Y071 |
+----| |----------------------------------( )----+
| |
まとめ
本記事では、三菱電機のQシリーズPLCとGX Works 2を使用したST言語の基本について紹介しました。ST言語は、プログラミング初心者から上級者まで幅広く活用される言語であり、正確で効率的な制御プログラムを開発するための重要なツールです。
以上がST言語入門の基本的な内容です。これを参考にして、PLCプログラミングのスキルを向上させてください。