はじめに
この記事では、タイマーの利用例について解説します。タイマーはPLCプログラミングにおいて非常に重要な機能であり、様々な制御処理に活用されます。
使用機材
機種など | |
---|---|
PLC | Q02CPU, QX41, QY41P, Q62P, Q38B |
アプリ | GX Works 2 |
I/O割り付けはこちらを参照してください。
タイマーの利用例
このサンプルプログラムでは、ボタン1が押されるとタイマーのカウントがスタートします。3秒後にタイマーの接点を利用してランプ1が点灯します。ボタン2でタイマーをリセットしています。
サンプルプログラム:ラダー図
ラダー図
(+) (-)
| X1 X2 M1 |
+----|↑|---|/|----------------------------( )----+
| |
| M1 T1 K30 |
+----| |----------------------------------( )----+
| |
| T1 Y71 |
+----| |----------------------------------( )----+
| |
サンプルプログラム:ST言語
ラダー図と同じ挙動に加えて、DPLに秒数を表示する回路を追加しています。
IF X1 THEN
M1 := TRUE;
END_IF;
IF X2 THEN
M1 := FALSE;
RST(TRUE, T1); (* 省略可能 *)
END_IF;
OUT_T(M1, TC1, 30); (* 3秒タイマー *)
Y71 := TS1;
K4Y40 := TN1; (* DPLに秒数を表示 *)
OUT_T
以下の命令も同様の挙動となる
TIMER_M(M1, TC1, 30);
まとめ
本記事では、タイマーの利用例について解説しました。タイマーはPLCプログラミングにおいて非常に重要な機能であり、様々な制御処理に活用されます。是非、実際のプロジェクトでタイマーを活用して効率的な制御を行ってみてください。