アプリを作り始める前に、開発に必要なソフトウェアをパソコンにインストールします。インストールの手順は、入門シリーズ共通の「開発環境の準備」にまとめているので、そのページで準備してから、この章に戻ってきてください。この章で準備した環境を、最後の章まで使い続けます。
この章で学ぶこと
- この教材で使うソフトウェア(Eclipse・Oracle Database 21c XE・Oracle SQL Developer・Google Chrome)
- 共通の「開発環境の準備」でのインストール
- Eclipse に「進行状況」ビューを出す設定
2.1 この教材で使うもの
この教材では、次の4つのソフトウェアを使います。インストールの手順は、入門シリーズ共通の 「開発環境の準備(Windows版)」 にまとめています。mac で取り組むときは、「開発環境の準備(macOS版)」 を使います。
| ソフトウェア | この教材での役割 | 準備の手順 |
|---|---|---|
| Eclipse (Pleiades All in One 2026) |
プログラムを書いて動かす開発ツール。同梱の Java 17 と STS(Spring Tools)を使う | 「開発環境の準備」4「Eclipse(Pleiades All in One)」 |
| Oracle Database 21c XE | 社員・部署のデータを保存するデータベース | 「開発環境の準備」5「Oracle Database 21c XE」 |
| Oracle SQL Developer | データベースに SQL を実行したり、中身を確認したりするツール | 「開発環境の準備」6「Oracle SQL Developer」 |
| Google Chrome | 作ったアプリを動かして確認するブラウザ | 「開発環境の準備」3「Google Chrome」 |
【知識メモ】ほかの入門で準備した人は
HTML入門・Java入門で Eclipse を、DB入門で Oracle Database と SQL Developer を準備した人は、そのまま使えます。足りないものだけを準備してください。Oracle Database は、「開発環境の準備」の「Oracle が動いていることを確認する」 で、動いていることを確かめておきます。
2.2 Eclipse に「進行状況」ビューを出す
「開発環境の準備」の「画面を使いやすく整える」 で整えた Eclipse の画面に、この教材では「進行状況」ビューを足しておきます。進行状況 には、ライブラリのダウンロードなど、Eclipse が裏側で行っている作業の進み具合が表示されます(第4章でプロジェクトを作るときに役立ちます)。
- メニューから ウィンドウ → ビューの表示 → その他 を選びます。
- 表示された一覧で 一般 → 進行状況 を選んで「開く」をクリックします。
- 「進行状況」のタブを、ほかのビューと同じように画面の下側に移します(移し方は 「開発環境の準備」の「画面を使いやすく整える」 と同じです)。
図2-1 整えたあとの Eclipse(赤枠:下に「マーカー」「コンソール」「進行状況」「サーバー」「Boot ダッシュボード」が並んでいる。「サーバー」と「Boot ダッシュボード」は Spring Tools が最初から出すビューで、Boot ダッシュボードは第4章で使う)
【ご注意】「進行状況」が2つ表示される
日本語化プラグイン Pleiades の不具合で、「進行状況」ビューが2つ表示されます(図2-1 でも2つ並んでいます)。どちらも同じ内容なので、そのまま使ってください。片方を閉じると、両方閉じられてしまいます。
2.3 うまくいかないときは
| 症状 | 考えられる原因と対処 |
|---|---|
| 「その他」の一覧に「進行状況」が見つからない | 一覧の上の入力欄に「進行状況」と入力すると、絞り込めます。一般 の中にあります。 |
| ポート 8080 が使えないというエラー | アプリを二重に起動しているか、他のソフトウェアが同じポートを使っている可能性があります。付録B「ポートが使われている」 を参照してください。 |
| ポート 1521 が使えないというエラー | 他のソフトウェアが Oracle と同じポートを使っている可能性があります。「開発環境の準備」の「うまくいかないときは」 を参照してください。 |
インストールでのつまずきは、「開発環境の準備」の「うまくいかないときは」 を見てください。
2.4 まとめと確認問題
まとめ
- この教材で使うのは Eclipse(Pleiades All in One 2026 の Full Edition。Java 17 と STS が同梱)・Oracle Database 21c XE・SQL Developer・Chrome の4つ。インストールの手順は、入門シリーズ共通の「開発環境の準備」にまとめてある
- Eclipse の画面に、この教材では「コンソール」に加えて「進行状況」ビューも出した
- 「進行状況」が2つ表示されるのは Pleiades の不具合で、そのまま使ってよい
確認問題
問1 この教材で使う4つのソフトウェアと、それぞれの役割を答えてください。
解答を見る
Eclipse(プログラムを書いて動かす開発ツール)、Oracle Database 21c XE(データを保存するデータベース)、SQL Developer(データベースに SQL を実行したり中身を確認したりするツール)、Google Chrome(作ったアプリを動かして確認するブラウザ)の4つです。
問2 「進行状況」ビューには何が表示されますか。また、表示されていないときはどの操作で出しますか。
解答を見る
ライブラリのダウンロードなど、Eclipse が裏側で行っている作業の進み具合が表示されます。メニューの ウィンドウ → ビューの表示 → その他 で、「一般」の中の「進行状況」を選んで開きます。
