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【Spring入門】第2章 開発環境の構築

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Last updated at Posted at 2026-09-28

アプリを作り始める前に、開発に必要なソフトウェアをパソコンにインストールします。この章で準備した環境を、最後の章まで使い続けます。

この章で学ぶこと

  • Eclipse(Pleiades All in One)のインストールと初期確認
  • Oracle Database 21c XE のインストールと、CDB・PDB の考え方
  • Oracle SQL Developer のインストール
  • Google Chrome の準備

2.1 インストールするものの全体像

この章では、次の4つのソフトウェアを準備します。

ソフトウェア 役割 インストール先 所要時間の目安
Eclipse
(Pleiades All in One 2026)
プログラムを書いて動かす開発ツール。Java 17 も同梱されている C:\pleiades\2026-06 約15〜30分
Oracle Database 21c XE 社員・部署のデータを保存するデータベース インストーラーの既定の場所 約30〜60分
Oracle SQL Developer データベースに SQL を実行したり、中身を確認したりするツール C:\sqldeveloper 約10分
Google Chrome 作ったアプリを動かして確認するブラウザ 既定の場所 約5分

ファイルの拡張子を表示する

この教材では、eclipse.exe や setup.sql のように、ファイル名の最後の「.」から後ろの部分(拡張子)でファイルの種類を見分けます。Windows の初期設定では拡張子が表示されないので、インストールを始める前に、表示されるように設定しておきましょう。

  1. エクスプローラーを開きます。
  2. 上のメニューの 表示 → 表示 → ファイル名拡張子 を選び、チェックを入れます。

explorer-extension.png
図2-1 表示 → 表示 → ファイル名拡張子

これで、たとえば「eclipse」と表示されていたファイルが「eclipse.exe」と表示されるようになります。

2.2 Eclipse(Pleiades All in One)

Eclipse(エクリプス)は、Java の開発で広く使われている統合開発環境(IDE)です。Pleiades All in One は、Eclipse を日本語化し、開発に必要なものをひとまとめにした配布版です。

この教材では、Pleiades の Full Edition を使います。Full Edition には次のものが含まれているため、別にインストールする必要はありません。

  • Java(JDK):8・11・17・21・25 の各バージョン。この教材では Java 17 を使います
  • STS(Spring Tools):Eclipse で Spring Boot のアプリを作るための機能。第4章でプロジェクトを作るときに使います

ダウンロード

  1. Chrome で Pleiades のダウンロードページ(https://willbrains.jp/pleiades_distros2026.html)を開きます。
  2. 表の中から 「Windows x64」 の行を探します。
  3. その行の 「Java」 の列にある 「Full Edition」 の「Download」をクリックします。

pleiades-download.png
図2-2 Pleiades のダウンロードページ(赤枠をクリック)

  1. ダウンロードが始まります。ファイル名に _jre が含まれる .exe ファイル(例:pleiades-2026-xx-java-win-64bit-jre_xxxxxxxx.exe)であることを確認してください。ファイルの大きさは約 2GB です。

【ご注意】Full Edition をダウンロード

必ず Full Edition をダウンロードしてください。ファイル名に _jre が含まれていれば Full Edition です。

展開(インストール)

ダウンロードしたファイルは「自己解凍形式」の実行ファイルです。ダブルクリックするだけで、中身のファイルが取り出されます。

  1. ダウンロードした .exe ファイルをダブルクリックします。
  2. 「Windows によって PC が保護されました」と表示された場合は、「詳細情報」をクリックします。 アプリの名前(pleiades-…_jre….exe)が表示されるので、「実行」をクリックします。 インターネットからダウンロードした、利用者の少ないアプリを実行するときに Windows が表示する確認画面です。Pleiades の公式ページからダウンロードしたファイルであれば、実行してかまいません。

smartscreen-1.png
図2-3 「詳細情報」をクリック

smartscreen-2.png
図2-4 「実行」をクリック

  1. 「Pleiades All in One 自己解凍書庫」の画面が表示されます。「作成先フォルダ」には c:\pleiades\2026-06 のような場所が最初から入っているので、そのまま「解凍」をクリックします。フォルダは自動で作られます。 フォルダ名の数字(2026-06)は、ダウンロードした版によって変わります。この教材では C:\pleiades\2026-06 として説明するので、違う数字になった場合は読み替えてください。

pleiades-extract.png
図2-5 作成先フォルダを確認して「解凍」

  1. 「解凍進捗」のバーが最後まで進むのを待ちます(数分〜十数分)。終わると画面は自動で閉じます。
    pleiades-extracting.png
    図2-6 解凍中

  2. エクスプローラーで C:\pleiades\2026-06\eclipse を開き、eclipse.exe があることを確認します。

pleiades-eclipse-folder.png
図2-7 eclipse フォルダの中の eclipse.exe

【再確認】展開先は短いパスにする

「ダウンロード」フォルダやデスクトップなど、パス(フォルダの場所を表す文字列)が長い場所に展開すると、Windows のパスの長さの制限にかかって展開に失敗したり、Eclipse が正しく動かなかったりします。解凍の画面にも書かれているとおり、作成先フォルダは既定の C:\pleiades\2026-06 のような 短く、日本語や空白を含まないパス のままにしてください。

起動

  1. C:\pleiades\2026-06\eclipse\eclipse.exe を右クリックし、「その他のオプションを確認」→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選びます。以後はデスクトップのショートカットから起動できます。

eclipse-shortcut.png

図2-8 デスクトップにショートカットを作る
2. ショートカット(または eclipse.exe)をダブルクリックして Eclipse を起動します。初回の起動は少し時間がかかります。
3. 「ワークスペースとしてのディレクトリー選択」画面が表示されます。ワークスペース とは、作ったプロジェクトを保存しておくフォルダです。表示されている既定の場所(../workspace)のままにして、次の2つを行います。 チェックを入れておくと、次回からこの画面は表示されず、同じワークスペースで起動します。

  • 「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」に チェックを入れます(最初はチェックが外れています)。
  • 「起動」をクリックします。

eclipse-workspace.png

図2-9 ワークスペースは既定の ../workspace のまま、チェックを入れて「起動」
4. 初回の起動では「Microsoft Defender 除外チェック」という画面が表示されることがあります。最初はどちらも選ばれていません。Eclipse の動きを速くしたい場合は、図のように上の「パフォーマンスを向上させるために、Eclipse IDE をスキャンから除外します。」を選んで、「続行」をクリックします。 Windows のウイルス対策(Microsoft Defender)が Eclipse のファイルを毎回検査すると、Eclipse の動きが遅くなります。この画面は、Eclipse のフォルダを検査の対象から外すかどうかを選ぶものです。

eclipse-defender.png
図2-10 Microsoft Defender 除外チェック(除外する場合は上を選んで「続行」)

【ご注意】会社のパソコンでは

検査の対象から外すと、そのフォルダはウイルス対策で守られなくなります。会社から貸与されたパソコンでは、セキュリティの決まりがある場合が多いので、どちらを選ぶかはパソコンの管理者の指示に従ってください。迷ったときは、下の「Microsoft Defender による Eclipse IDE のスキャンを維持します。」を選んでも、教材の内容は問題なく進められます。

  1. Eclipse の画面が表示されたら起動は完了です。初回は、リリースノート(新機能の紹介)や「チャット」(GitHub Copilot)など、この教材では使わない画面も開いた状態で表示されます。 Pleiades では、画面が黒を基調とした「ダーク」の配色で表示されることがあります。この教材の画面も黒い配色のものがありますが、配色が違っても操作は同じです。

eclipse-before.png
図2-11 起動直後の Eclipse(赤枠は、この教材では使わない画面)

:::note info
【知識メモ】ワークスペースの場所

../workspace は「eclipse.exe があるフォルダの1つ上の階層にある workspace フォルダ」という意味です。つまり C:\pleiades\2026-06\workspace になります(画面の「絶対パス」にも表示されています)。第4章で作るプロジェクトは、このフォルダの中に保存されます。

画面を使いやすく整える

Eclipse の画面は、「パッケージ・エクスプローラー」や「コンソール」などの小さな画面(ビュー)を組み合わせてできています。ビューは閉じたり、場所を移したりして、自由に並べ替えられます。この教材で作業しやすいように、次のように整えておきましょう。

  1. 使わないビューを閉じる:図2-11 の赤枠のタブ(「WHATISNEW.html」などのリリースノート、「アウトライン」、「チャット」)は、この教材では使いません。それぞれのタブの「×」をクリックして閉じます。
  2. ビューを移動する:「マーカー」などのビューのタブをマウスでつかんで(ドラッグして)、画面右下のエディター(何も開いていない広い領域)の下あたりまで運び、マウスを離します。ビューが画面の下側に並んで、エディターを広く使えるようになります。
  3. 「コンソール」ビューを出す:メニューから ウィンドウ → ビューの表示 → コンソール を選びます。コンソールには、アプリを起動したときのメッセージやエラーが表示されます(第4章から毎回使います)。
  4. 「進行状況」ビューを出す:メニューから ウィンドウ → ビューの表示 → その他 を選び、表示された一覧で 一般 → 進行状況 を選んで「開く」をクリックします。進行状況には、ライブラリのダウンロードなど、Eclipse が裏側で行っている作業の進み具合が表示されます(第4章でプロジェクトを作るときに役立ちます)。

eclipse-after.png
図2-12 整えたあとの Eclipse(赤枠:下に「マーカー」「コンソール」「進行状況」「サーバー」「Boot ダッシュボード」が並んでいる)

【ご注意】「進行状況」が2つ表示される

日本語化プラグイン Pleiades の不具合で、「進行状況」ビューが2つ表示されます(図2-12 でも2つ並んでいます)。どちらも同じ内容なので、そのまま使ってください。片方を閉じると、両方閉じられてしまいます。

【便利な使い方】画面の配置を元に戻したいときは

ビューを閉じすぎたり、配置がわからなくなったりしたときは、メニューから ウィンドウ → パースペクティブ → パースペクティブのリセット を選ぶと、最初の配置に戻せます。

2.3 Oracle Database 21c XE

Oracle Database は、企業のシステムで広く使われているデータベースです。XE(Express Edition) は、機能や使える容量に制限がある代わりに、無償で使える版です。学習には十分な機能を持っています。

ダウンロード

  1. Chrome で Oracle のダウンロードページ(https://www.oracle.com/jp/database/technologies/xe-downloads.html)を開きます。
  2. 「Oracle Database 21c Express Edition for Windows (64-bit)」 のリンクをクリックします。

oracle-xe-download.png
図2-13 Oracle Database XE のダウンロードページ(赤枠をクリック)

  1. サインインを求められた場合は、Oracle アカウント(無料)を作成してサインインします。
  2. OracleXE213_Win64.zip がダウンロードされます(約 2GB)。

インストール

  1. ダウンロードした OracleXE213_Win64.zip を右クリックし、「すべて展開」を選んで展開します。
  2. 展開してできたフォルダの中にある setup.exe を右クリックし、「管理者として実行」 を選びます。「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。

oracle-setup-exe.png
図2-14 展開したフォルダの中の setup.exe

  1. 「インストールの準備をしています。」という画面がしばらく表示されます。そのまま待ちます。

oracle-preparing.png
図2-15 インストールの準備

  1. 「Oracle Database 21c Express Edition の InstallShield ウィザードへようこそ」という画面が表示されます。「次へ」をクリックします。

oracle-welcome.png
図2-16 ようこそ画面(「次へ」をクリック)

  1. 「使用許諾条項」の画面で「使用許諾条項を受け入れます」を選び、「次へ」をクリックします。

oracle-license.png
図2-17 使用許諾条項

  1. 「宛先フォルダ」(インストール先)の画面が表示されます。既定のまま 変更せずに「次へ」をクリックします。インストール先は C:\app\(Windows のユーザー名)\product\21c\ になります。

oracle-destination.png
図2-18 宛先フォルダ(既定のまま「次へ」をクリック)

  1. 「Oracle Database情報」(データベース・パスワードの指定)の画面が表示されます。「データベース・パスワードの入力」と「データベース・パスワードの確認」の両方に system と入力し、「次へ」をクリックします。入力した文字は「●」で表示されます。

oracle-password.png
図2-19 データベース・パスワードの指定

  1. 「サマリー」(設定内容の確認)の画面が表示されます。「インストール」をクリックすると、インストールが始まります。

oracle-summary.png
図2-20 サマリー

  1. インストールには 数十分 かかります。途中で止まっているように見えることがありますが、そのまま待ちます。「Windows セキュリティの重要な警告」が表示された場合は「アクセスを許可する」をクリックします。

oracle-installing.png
図2-21 インストール中

  1. 「Oracle Databaseが正常にインストールされました。」という画面が表示されたら、赤枠の「接続情報」を 必ずメモしてから「完了」をクリックします。

oracle-finish.png
図2-22 インストール完了(赤枠が接続情報)

【ご注意】パスワードについて

ここで設定したパスワードは、データベースの管理者ユーザーである sys・system・pdbadmin の共通パスワードになります。この教材では例として system としていますが、これは 学習用のパソコンだけ の設定です。実際の業務のシステムでは、このような推測されやすいパスワードは絶対に使わないでください。

完了画面に表示される接続情報

項目 表示される値 意味
マルチテナント・コンテナ・データベース localhost:1521 CDB(データベース全体の入れ物)への接続先
プラガブル・データベース localhost:1521/XEPDB1 PDB(実際にデータを入れるデータベース)への接続先。この教材で使うのはこちら
EM Express URL https://localhost:5500/em ブラウザから使う管理画面の URL(この教材では使いません)

CDB と PDB

Oracle Database 21c は、ひとつの大きな入れ物の中に、独立した複数のデータベースを入れられる仕組みになっています。

ch02-1.png
図2-23 CDB と PDB の関係

  • CDB(コンテナ・データベース):データベース全体の入れ物です。管理のための部分で、ここに直接アプリのデータを入れることはしません。
  • PDB(プラガブル・データベース):入れ物の中に差し込まれた、独立したデータベースです。XE では、インストール時に XEPDB1 という PDB が自動で作られます。

建物にたとえると、CDB が「マンション全体」、PDB が「1つひとつの部屋」です。この教材では、XEPDB1 という部屋を使います。第3章でデータベースに接続するときや、第4章で Spring Boot の接続先を設定するときに、XEPDB1 という名前が出てきます。

Oracle が動いていることを確認する

Oracle Database は、Windows の サービス(画面を持たずに裏側で動き続けるプログラム)として動きます。パソコンを起動すると自動的に動き出すように設定されています。

  1. スタートメニューを開き、「サービス」と入力して、表示された「サービス」アプリを開きます。
  2. 一覧から次の2つを探し、「状態」が 「実行中」 になっていることを確認します。
    • OracleServiceXE(データベース本体)
    • OracleOraDB21Home1TNSListener(外部からの接続を受け付ける「リスナー」)
  3. 「実行中」になっていない場合は、そのサービスを右クリックして「開始」を選びます。 この画面は「コンピューターの管理」の中の「サービス」を開いたものです。「サービス」アプリでも同じ一覧が表示されます。

oracle-services.png
図2-24 OracleOraDB21Home1TNSListener と OracleServiceXE が「実行中」(赤枠)

【便利な使い方】パソコンが重く感じたら

Oracle は常に裏側で動いているため、メモリを多く使います。学習しない日にパソコンの動作が重く感じる場合は、「サービス」アプリで上の2つを「停止」してもかまいません。学習を始めるときに、忘れずに「開始」してください。

【ご注意】すでに別の Oracle がインストールされている場合

パソコンに Oracle Database がインストールされていると、新たなインストールに失敗したり、ポート番号(1521)が重なって接続できなかったりすることがあります。会社から貸与されたパソコンなどで既に Oracle が入っている場合は、必ずインストール前にパソコンの管理者に相談してください。

2.4 Oracle SQL Developer

Oracle SQL Developer は、Oracle Database に接続して SQL を実行したり、テーブルの中身を表で確認したりできる無償のツールです。第3章ではこのツールを使って、ユーザーやテーブルを作成します。

ダウンロード

  1. Chrome で SQL Developer のダウンロードページ(https://www.oracle.com/jp/database/sqldeveloper/technologies/download/)を開きます。
  2. 「Downloads」の一覧から、sqldeveloper-26.2.x-x64.zip のように名前が -x64.zip で終わるものをクリックします(右側に「This archive includes JDK 17.」と書かれている方です。-no-jre の方ではありません)。

sqldev-download.png
図2-25 SQL Developer のダウンロードページ(赤枠をクリック)

  1. ライセンスへの同意を求められたらチェックを入れてダウンロードします。サインインを求められたら、2.3 で作成した Oracle アカウントでサインインします。
  2. sqldeveloper-26.2.x-x64.zip のような名前のファイルがダウンロードされます。

【知識メモ】JDK 入りの版(-x64.zip)を選ぶ理由

SQL Developer は Java で作られたツールで、動かすために Java が必要です。-x64.zip の版には SQL Developer 専用の Java が同梱されているので、追加の設定をせずにそのまま使えます。

展開と起動

  1. ダウンロードした zip ファイルを右クリックし、「すべて展開」を選びます。展開先に C:\ を指定して展開します。
  2. C:\sqldeveloper フォルダができ、その中に sqldeveloper.exe があることを確認します。

sqldev-folder.png
図2-26 sqldeveloper フォルダの中の sqldeveloper.exe

  1. sqldeveloper.exe をダブルクリックして起動します。初回の起動には少し時間がかかります。
  2. 「インポート・プリファレンスの確認」という画面が表示されたら、「いいえ」をクリックします(以前のバージョンの設定を引き継ぐかを聞く画面です)。

sqldev-import.png
図2-27 インポート・プリファレンスの確認

  1. 「Oracle使用状況トラッキング」という画面が表示されたら、「Oracleへの自動使用状況レポートの許可」にチェックが入っていないことを確認して、「OK」をクリックします。

sqldev-tracking.png
図2-28 Oracle使用状況トラッキング

  1. SQL Developer の画面が表示されたら完了です。「ようこそページ」のタブが開いている場合は、閉じてかまいません。タスクバーのアイコンを右クリックして「タスクバーにピン留めする」を選んでおくと、次回から起動しやすくなります。

sqldev-main.png
図2-29 起動した SQL Developer

【知識メモ】データベースへの接続は次の章で

SQL Developer から Oracle Database に接続する設定は、第3章で行います。今は起動できることを確認できれば十分です。確認できたら SQL Developer を閉じてかまいません。

2.5 Google Chrome

作ったアプリの動作確認には、ブラウザの Google Chrome を使います。すでにインストールされている場合は、この節は読み飛ばしてかまいません。

  1. Chrome のダウンロードページ(https://www.google.com/intl/ja/chrome/)を開きます。
  2. 「Chrome をダウンロード」をクリックし、ダウンロードしたインストーラーを実行します。

chrome-download.png
図2-30 Google Chrome のダウンロードページ

  1. インストールが終わると Chrome が起動します。

2.6 うまくいかないときは

症状 考えられる原因と対処
ダウンロードがとても遅い、途中で止まる ファイルが大きいため時間がかかります。混雑する時間帯を避けるか、別のネットワークで試してください。途中で止まった場合は、ダウンロードをやり直します。
Pleiades の展開に失敗する、Eclipse が起動しない 展開先のパスが長い、または日本語や空白を含んでいる可能性があります。C:\pleiades\2026-06 に展開し直してください。
Oracle の setup.exe がエラーで止まる setup.exe をダブルクリックで実行した場合は、右クリックから「管理者として実行」でやり直してください。ウイルス対策ソフトが動作を妨げていることもあります。
Oracle のサービスが「実行中」にならない パソコンを再起動してから、もう一度「サービス」アプリで確認してください。
ポート 1521 や 8080 が使えないというエラー 他のソフトウェアが同じポートを使っている可能性があります。付録B「よくあるエラーと対処法」を参照してください。

2.7 まとめと確認問題

まとめ

  • Eclipse は Pleiades All in One 2026 の Full Edition を C:\pleiades\2026-06 に展開した。Java 17 と STS(Spring Tools)が同梱されている
  • Eclipse の画面を、使わないビューを閉じ、「コンソール」と「進行状況」を出して、使いやすく整えた
  • Oracle Database 21c XE をインストールした。この教材では PDB の XEPDB1(localhost:1521/XEPDB1)を使う
  • Oracle は Windows のサービス(OracleServiceXE・OracleOraDB21Home1TNSListener)として動いている
  • SQL Developer を C:\sqldeveloper に展開し、起動できることを確認した

確認問題

問1 Pleiades All in One は、Standard Edition ではなく Full Edition を使います。その理由を答えてください。

解答を見る

Full Edition には Java(JDK)が同梱されているためです。Standard Edition には Java が含まれていないので、別にインストールと設定が必要になります。

問2 Pleiades を「ダウンロード」フォルダではなく C:\pleiades\2026-06 に展開するのはなぜですか。

解答を見る

パスが長いと Windows のパスの長さの制限にかかり、展開に失敗したり Eclipse が正しく動かなかったりするためです。短く、日本語や空白を含まないパスに展開します。

問3 CDB と PDB の違いを説明してください。また、この教材で使うのはどちらですか。

解答を見る

CDB はデータベース全体の入れ物で、管理のための部分です。PDB は CDB の中に差し込まれた独立したデータベースで、実際のデータを入れます。この教材では PDB の XEPDB1 を使います。

問4 Oracle Database が動いているかどうかは、どこで確認できますか。

解答を見る

Windows の「サービス」アプリで確認できます。OracleServiceXE と OracleOraDB21Home1TNSListener の状態が「実行中」になっていれば動いています。

問5 Oracle のインストールで設定したパスワード system を、業務のシステムで使ってはいけないのはなぜですか。

解答を見る

推測されやすいパスワードで、管理者ユーザー(sys・system など)に不正にログインされる危険があるためです。system は学習用のパソコンだけで使う設定です。


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第3章 データベースの準備

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