入門シリーズ(HTML入門・DB入門・Java入門・Spring入門)に mac で取り組むために、使うソフトウェアのインストール手順をこのページにまとめています。Windows で取り組む場合は、【入門シリーズ】開発環境の準備(Windows版)を読んでください。教材によって使うソフトウェアが違うので、最初の表で、これから学ぶ教材に必要なものを確かめてから進めてください。ここで準備した環境は、シリーズを通して使い続けます。
このページで準備するもの
- ファイルの拡張子の表示
- キーボードの設定(補完のキーを Eclipse で使えるようにする)
- Google Chrome
- Eclipse(Pleiades All in One)
- OrbStack
- Oracle AI Database 26ai Free と、CDB・PDB の考え方
- Oracle SQL Developer
1 教材ごとに使うもの
次の表の「○」が、その教材で使うものです。これから学ぶ教材の列を見て、「○」の付いたものだけ準備してください。ほかの教材ですでに準備したものは、もう一度インストールする必要はありません。
| 準備するもの | 役割 | HTML入門 | DB入門 | Java入門 | Spring入門 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ファイルの拡張子の表示 | ファイルの種類を見分けやすくする Finder の設定 | ○ | ○ | ○ | ○ | 約1分 |
| キーボードの設定 | Eclipse の補完(Control + Space)を使えるようにする macOS の設定 | ○ | ○ | ○ | 約1分 | |
| Google Chrome | 作ったページやアプリの表示を確かめるブラウザ | ○ | ○ | 約5分 | ||
| Eclipse (Pleiades All in One 2026) |
プログラムや HTML を書いて動かす開発ツール。Java・Tomcat が同梱されている | ○ | ○ | ○ | 約15〜30分 | |
| OrbStack | Oracle Database を mac で動かすためのツール | ○ | ○ | 約5分 | ||
| Oracle AI Database 26ai Free | データを保存するデータベース | ○ | ○ | 約10〜20分 | ||
| Oracle SQL Developer | データベースに SQL を実行したり、中身を確認したりするツール | ○ | ○ | 約10分 |
用意する mac
- Apple シリコン(M1 以降のチップ)の mac。画面左上の Apple メニュー(りんごのマーク) →「この Mac について」の「チップ」で確かめられます
- macOS 14 以降(OrbStack が macOS 14 以降に対応しているため)
- メモリ 8GB 以上(16GB 以上を推奨)
- ストレージの空き容量 30GB 以上(Windows での推奨値です)
- 管理者のアカウントでログインしていること、インターネットにつながっていること
【知識メモ】教材の画面は Windows のものです
入門シリーズの本文は、Windows 11 のパソコンで説明しています。画面の画像も Windows のものですが、Eclipse・SQL Developer・Chrome の画面の中身や操作の順番は mac でもほぼ同じです。mac で読み替えるところは、主に次のとおりです。
- キー:多くは、Windows の Ctrl を ⌘ に読み替えます。ただし、補完の Ctrl + Space は Control + Space(3「キーボードの設定を変える」)、SQL Developer で文を実行する Ctrl + Enter は Control + Return です
- Eclipse の「設定」:本文の ウィンドウ → 設定 は、Eclipse → 設定… に読み替えます(「画面を使いやすく整える」)
- SQL Developer の「プリファレンス」:本文の ツール → プリファレンス は、SQLDeveloper → Settings... に読み替えます(「SQL Developer の設定を変える」)
-
PDB の名前:本文の
XEPDB1は、FREEPDB1に読み替えます(「CDB と PDB」)
準備が終わったら、それぞれの教材に戻ります。戻る先は、このページの最後の 「準備が終わったら」 にまとめています。
Windows 版との違い
入門シリーズの本文は Windows で説明しています。mac で使うものとの主な違いは、次のとおりです。
| Windows | macOS | |
|---|---|---|
| パソコン | Windows 11 | Apple シリコン(M1 以降)の mac、macOS 14 以降 |
| Eclipse(Pleiades All in One) | Windows 版。C:\pleiades\2026-09 に展開する |
mac 版。「アプリケーション」フォルダーに Eclipse_2026-09.app を入れる |
| ワークスペース | C:\pleiades\2026-09\workspace |
Eclipse_2026-09.app の中(Contents/workspace) |
| Oracle Database | Oracle Database 21c XE。パソコンにインストールし、Windows のサービスとして自動で起動する | Oracle AI Database 26ai Free。OrbStack のコンテナで動かし、使うときに自分で起動する |
| Oracle を動かすためのツール | なし | OrbStack |
| 接続先の PDB の名前 | XEPDB1 |
FREEPDB1 |
| CDB の名前 | XE |
FREE |
| SQL Developer | Windows 版(-x64.zip)。C:\sqldeveloper に展開する |
mac 版(-macos-aarch64.app.zip)。「アプリケーション」フォルダーに SQLDeveloper.app を入れる |
2 ファイルの拡張子を表示する
入門シリーズでは、.zip や .dmg のように、ファイル名の最後の「.」から後ろの部分(拡張子)でファイルの種類を見分けます。mac の初期設定では拡張子が表示されないファイルがあるので、インストールを始める前に、すべて表示されるように設定しておきましょう。
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Dock の Finder をクリックして、Finder を前面に出します。
-
画面の上のメニューバーから Finder → 設定… を選びます。
-
「詳細」をクリックし、「すべてのファイル名拡張子を表示」に チェックを入れます。
図1 Finder の設定 → 詳細 → すべてのファイル名拡張子を表示
-
左上の赤い丸(閉じるボタン)をクリックして、設定の画面を閉じます。
これで、たとえば「Google Chrome」と表示されていたアプリが「Google Chrome.app」と表示されるようになります。
3 キーボードの設定を変える
Eclipse では、名前の一部を入力して Control + Space を押すと、続きの候補が表示されます(補完)。入門シリーズでは、クラス名やアノテーションをこの補完で入力します。mac でも、このキーは ⌘ ではなく Control のままです。
ところが mac の初期設定では、Control + Space が「入力ソース(日本語と英字)の切り替え」に使われているため、Eclipse で押しても補完が表示されません。そこで、入力ソースの切り替えからこのキーを外しておきます。
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画面左上の Apple メニュー(りんごのマーク)から「システム設定…」を開きます。
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左の一覧で「キーボード」を選び、「キーボードショートカット…」をクリックします。
図2 キーボード → キーボードショートカット…
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左の一覧で「入力ソース」を選びます。
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「前の入力ソースを選択」(⌃ + Space)の チェックを外します。
図3 「前の入力ソースを選択」のチェックを外す
-
「完了」をクリックし、システム設定を閉じます。
【便利な使い方】日本語と英字の切り替えは
この設定を変えたあとは、キーボードの「英数」キー・「かな」キー、または fn(地球儀のマーク)キーで、日本語と英字を切り替えられます。
F1〜F12 のキーをそのまま使えるようにする
mac の初期設定では、キーボードの一番上の列の F1〜F12 のキーは、画面の明るさや音量を変えるキーとして働きます。入門シリーズでは、SQL Developer の F5(スクリプトの実行)や、Eclipse の F3・F11 などを使うので、F キーとしてそのまま働くように設定を変えておくことをおすすめします。設定を変えておけば、教材の本文に書いてある F キーを、そのまま押せます。
- システム設定の「キーボード」で「キーボードショートカット…」をクリックし、左の一覧で「ファンクションキー」を選びます。
- 「F1、F2 などのキーを標準のファンクションキーとして使用」を オンにします。
- 「完了」をクリックし、システム設定を閉じます。
この設定をオンにしたあとは、明るさや音量を変えるときに fn キーを押しながら F キーを押します。設定をオフのままにする場合は、教材で F キーを押すところで、fn キーを一緒に押してください。
4 Google Chrome
作ったページやアプリの表示を確かめるには、ブラウザの Google Chrome を使います(HTML入門・Spring入門)。すでにインストールされている場合は、この節は読み飛ばしてかまいません。
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Safari で Chrome のダウンロードページ(https://www.google.com/intl/ja/chrome/)を開きます。
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「Chrome をダウンロード」をクリックします。
googlechrome.dmgがダウンロードされます。図4 Google Chrome のダウンロードページ
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ダウンロードした
googlechrome.dmgをダブルクリックします。表示された画面で、「Google Chrome」のアイコンを「Applications」フォルダーのアイコンへドラッグします。図5 Google Chrome を Applications へドラッグ
-
Finder の「アプリケーション」フォルダーにある「Google Chrome」をダブルクリックして起動します。「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と表示されたら、「開く」をクリックします。
5 Eclipse(Pleiades All in One)
Eclipse(エクリプス)は、Java の開発で広く使われている統合開発環境(IDE)です。プログラムを書くエディター、実行、エラーの表示などが1つにまとまっていて、HTML や CSS のファイルも書けます。Pleiades All in One は、Eclipse を日本語化し、開発に必要なものをひとまとめにした配布版です。
入門シリーズでは、Pleiades の Full Edition を使います。Full Edition には次のものが含まれているため、別にインストールする必要はありません。
- Java(JDK):8・11・17・21・25 の各バージョン。Java入門・Spring入門では Java 17 を使います
- Tomcat:作った HTML をブラウザに送るサーバー。HTML入門で Tomcat 11 を使います
- STS(Spring Tools):Eclipse で Spring Boot のアプリを作るための機能。Spring入門で使います
【ご注意】教材は Pleiades 2026-09 版で説明しています
画面と手順は 2026-09 版のものです。ダウンロードページに新しい版(2026-12 など)が出ていても、ほぼ同じ手順で進められます。mac では、版の数字がアプリの名前に入ります(2026-09 版なら Eclipse_2026-09.app、2026-12 版なら Eclipse_2026-12.app)。
教材に出てくる Eclipse_2026-09.app は、自分のアプリの名前に読み替えてください。
【ご注意】2026 以降の Pleiades を使う
macOS 版の Eclipse には、テキストの選択がうまくいかない不具合がありました。この不具合の修正を取り込んだ Pleiades は 2026 以降の版だけです。必ず Pleiades All in One 2026 以降の版を使ってください。すでに古い Eclipse が入っていても、消す必要はありません。版ごとに別のアプリとしてインストールされます。
Pleiades のダウンロード
-
ブラウザで Pleiades のダウンロードページ(https://willbrains.jp/pleiades_distros2026.html)を開きます。
-
表の中から 「Mac ARM」 の行を探します。
-
その行の 「Java」 の列にある「Download」をクリックします(行の名前の右に「Full Edition」と書かれています)。
図6 Pleiades のダウンロードページ(Mac ARM の行の、Java の列の Download をクリック)
-
ダウンロード用のページに切り替わり、ダウンロードが自動で始まります。ファイル名に
macと_jreが含まれる.dmgファイル(例:pleiades-2026-09-java-mac-jre_20261016.dmg)であることを確認してください。ファイルの大きさは約 1.6GB です。
【ご注意】Full Edition をダウンロード
必ず Full Edition をダウンロードしてください。ファイル名に _jre が含まれていれば Full Edition です。Full Edition でないと Java や Tomcat が同梱されていないため、各教材の手順どおりに進められません。
インストール
-
ダウンロードした
.dmgファイル(「ダウンロード」フォルダーにあります)をダブルクリックします。 -
「2026-09」のような名前の画面が表示されたら、「Eclipse_2026-09.app」のアイコンを、右の「Applications」フォルダーのアイコンへドラッグします。コピーには数分かかります。
図7 Eclipse_2026-09.app を Applications へドラッグ
-
コピーが終わったら、この画面を閉じます。Finder の「アプリケーション」フォルダーに
Eclipse_2026-09.appがあることを確認します。 -
デスクトップにある「2026-09」のアイコンを右クリックし、「"2026-09" を取り出す」を選びます。
図8 「取り出す」を選ぶ
Eclipse の起動
Eclipse(Pleiades)は、Apple の確認(公証)を受けていないアプリなので、最初の1回だけ、システム設定から起動を許可します。
-
Finder の「アプリケーション」フォルダーにある
Eclipse_2026-09.appをダブルクリックします。 -
「"Eclipse_2026-09.app" は開いていません」と表示されます。必ず「完了」をクリックして閉じます。
図9 必ず「完了」をクリック
【再確認】「完了」をクリックする
青く目立つボタンは「ゴミ箱に入れる」です。押すと、インストールした Eclipse がゴミ箱に移されてしまいます。必ず下の「完了」をクリックしてください。
-
画面左上の Apple メニュー(りんごのマーク)から「システム設定…」を開き、左の一覧で「プライバシーとセキュリティ」を選びます。
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右側を下へスクロールすると、「セキュリティ」の欄に「お使いの Mac を保護するために "Eclipse_2026-09.app" がブロックされました。」と表示されています。その右の「このまま開く」をクリックします。
図10 プライバシーとセキュリティ → 「このまま開く」
「このまま開く」は、Eclipse を開こうとしてから約1時間だけ表示されます。表示されていないときは、もう一度手順 1・2 を行ってから開き直してください。
-
Touch ID か、mac にログインするときのパスワードを求められたら、入力して許可します。確認の画面が表示されたら、「このまま開く」をクリックします。Eclipse の起動が始まります(初回は少し時間がかかります)。次からは、普通にダブルクリックするだけで起動できます。
-
起動したら、Dock の Eclipse のアイコンを右クリックし、オプション → Dock に追加 を選びます。以後は Dock のアイコンから起動できます。
-
「Eclipse IDE ランチャー」の「ワークスペースとしてのディレクトリー選択」画面が表示されます。ワークスペース とは、作ったプロジェクトを保存しておくフォルダーです。表示されている既定の場所(
../workspace)のままにして、次の2つを行います。- 「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」に チェックを入れます(最初はチェックが外れています)。
- 「起動」をクリックします。
図11 ワークスペースは既定の ../workspace のまま、チェックを入れて「起動」
チェックを入れておくと、次回からこの画面は表示されず、同じワークスペースで起動します。
-
Eclipse の画面が表示されたら起動は完了です。初回は、リリースノート(新機能の紹介)や「チャット」(GitHub Copilot)など、入門シリーズでは使わない画面も開いた状態で表示されます。
図12 起動直後の Eclipse(赤枠は、入門シリーズでは使わない画面)
Pleiades では、画面が黒を基調とした「ダーク」の配色で表示されることがあります。教材の画面も黒い配色のものがありますが、配色が違っても操作は同じです。
【知識メモ】ワークスペースの場所
../workspace は「Eclipse のアプリの中の Contents フォルダーにある workspace フォルダー」という意味です。つまり /Applications/Eclipse_2026-09.app/Contents/workspace になります(画面の「絶対パス」にも表示されています)。HTML入門・Java入門・Spring入門で作るプロジェクトは、どれもこのフォルダーの中に保存されます。教材に出てくる C:\pleiades\2026-09\workspace は、この場所に読み替えてください。
Finder では、アプリは1つのファイルのように見えます。中を見るときは、「アプリケーション」フォルダーの Eclipse_2026-09.app を右クリックして「パッケージの内容を表示」を選び、Contents フォルダーを開きます。
図13 Eclipse_2026-09.app の中の Contents → workspace
【ご注意】Eclipse のアプリを消すと、作ったプロジェクトも消える
ワークスペースは Eclipse のアプリの中にあるので、Eclipse_2026-09.app をゴミ箱に入れると、作ったプロジェクトも一緒に消えてしまいます。新しい版の Pleiades を入れたときも、古い版のアプリは、中のプロジェクトが要らなくなるまで残しておいてください。
画面を使いやすく整える
Eclipse の画面は、「パッケージ・エクスプローラー」や「コンソール」などの小さな画面(ビュー)を組み合わせてできています。ビューは閉じたり、場所を移したりして、自由に並べ替えられます。作業しやすいように、次のように整えておきましょう。
- 使わないビューを閉じる:図12 の赤枠のタブ(「WHATISNEW.html」などのリリースノート、「アウトライン」、「チャット」)は、入門シリーズでは使いません。それぞれのタブの「×」をクリックして閉じます。
- ビューを移動する:「マーカー」などのビューのタブをマウスでつかんで(ドラッグして)、画面右下のエディター(何も開いていない広い領域)の下あたりまで運び、マウスを離します。ビューが画面の下側に並んで、エディターを広く使えるようになります。
- 「コンソール」ビューを出す:メニューから ウィンドウ → ビューの表示 → コンソール を選びます。コンソールには、プログラムやサーバーを動かしたときのメッセージやエラーが表示されます。
図14 整えたあとの Eclipse(赤枠:下に「コンソール」「サーバー」などのビューが並んでいる)
教材によっては、このほかにもビューを出します。その手順は、それぞれの教材の第2章で説明します。
【便利な使い方】画面の配置を元に戻したいときは
ビューを閉じすぎたり、配置がわからなくなったりしたときは、メニューから ウィンドウ → パースペクティブ → パースペクティブのリセット を選ぶと、最初の配置に戻せます。
【ご注意】「設定」の場所が Windows と違います
教材の本文で ウィンドウ → 設定 と書いてあるところは、mac では画面の上のメニューバーの Eclipse → 設定… を選びます(⌘ + , でも開けます)。開いた「設定」画面の中身は Windows と同じです。
6 OrbStack
Oracle Database には macOS 版がありません。そこで入門シリーズでは、Oracle Database を コンテナ として mac の上で動かします。コンテナとは、アプリと、そのアプリを動かすのに必要なもの(Linux の部品や設定)をまとめて、ほかから切り離して動かす仕組みです。OrbStack(オーブスタック)は、mac でコンテナを動かすためのアプリです。同じ目的の Docker Desktop より、メモリの使い方が少なく、動きも軽いのが特長です。
【ご注意】OrbStack のライセンス
OrbStack は、個人で使う場合は無料 です。会社の業務で使う場合は、有料のライセンスが必要です。会社から貸与された mac で取り組む場合は、パソコンの管理者に相談してください。
OrbStack のインストール
Web サイトからダウンロードしてインストールします。
-
ブラウザで OrbStack のページ(https://orbstack.dev/)を開き、右上の「Download」をクリックします。
図15 OrbStack のページ(赤枠をクリック)
-
「Download OrbStack」のページが表示されます。「Download Apple Silicon」をクリックします。
OrbStack_v2.x.x_xxxxx_arm64.dmgのような名前のファイルがダウンロードされます。図16 「Download Apple Silicon」をクリック
-
ダウンロードが始まると、「Get updates via email」(メールでお知らせを受け取る登録)の画面が重なって表示されます。メールアドレスは 入力しなくてかまいません。右上の「×」をクリックして閉じます。ダウンロードは、入力しなくても進みます。
図17 Get updates via email(入力せずに、赤枠の「×」で閉じる)
-
ダウンロードした
.dmgファイル(「ダウンロード」フォルダーにあります)をダブルクリックします。「Install OrbStack」の画面が表示されたら、「OrbStack.app」のアイコンを、右の「Applications」フォルダーのアイコンへドラッグします。図18 OrbStack.app を Applications へドラッグ
-
コピーが終わったら、「Install OrbStack」の画面を閉じます。デスクトップにある「Install OrbStack」のアイコンを右クリックし、「"Install OrbStack v2.x.x" を取り出す」を選びます。
図19 「取り出す」を選ぶ
-
Finder の「アプリケーション」フォルダーにある「OrbStack」をダブルクリックして起動します。「"OrbStack.app" はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と表示されたら、「開く」をクリックします。
図20 「開く」をクリック
-
「"OrbStack" に管理者アクセスを許可しますか?」と表示されます。Touch ID に指を置くか、「パスワードを使用…」をクリックして、mac にログインするときのパスワードを入力し、許可します。
図21 管理者アクセスを許可する
OrbStack が、コンテナを動かすための部品を mac に組み込むために、管理者の許可を求めています。
-
「Welcome to OrbStack」の画面で、「Next」をクリックします。
図22 「Next」をクリック
-
「What do you want to use?」(何に使いますか)の画面で、「Docker」をクリックします。
図23 「Docker」をクリック
-
OrbStack の画面が表示され、左の一覧の「Containers」が選ばれていて、「No Containers」(コンテナはまだない)と表示されていれば、インストールは完了です。
図24 インストール直後の OrbStack
【便利な使い方】Homebrew を使っている人は
すでに Homebrew(mac にアプリをインストールするためのツール)を使っている人は、ターミナルで brew install orbstack を実行してもインストールできます。インストールしたあとは、上の「アプリケーション」フォルダーの「OrbStack」を起動する手順から進めてください。Homebrew を使っていない人は、このために Homebrew を入れる必要はありません。
【ご注意】Docker Desktop が入っている場合
Docker Desktop が入っている mac では、OrbStack の画面に「Migrate from Docker Desktop」(Docker Desktop のコンテナなどを OrbStack に移す)という案内が表示されます。入門シリーズでは使わないので、右上の「×」で閉じてかまいません。
Docker Desktop も OrbStack もコンテナを動かすアプリなので、両方を同時に起動すると、ポート番号が重なってうまく動かないことがあります。入門シリーズで学ぶときは、必ず Docker Desktop を終了してから OrbStack を起動してください。
7 Oracle AI Database 26ai Free
Oracle Database は、企業のシステムで広く使われているデータベースです。mac では、Oracle AI Database 26ai Free(無償で使える版)を、OrbStack のコンテナとして動かします。学習には十分な機能を持っています。DB入門・Spring入門で使います。
コンテナを作るもとになるファイル一式を イメージ といいます。入門シリーズでは、gvenzl/oracle-free というイメージを使います。Oracle 社の Gerald Venzl さんが作って公開しているもので、Apple シリコンの mac でそのまま動き、起動するときにパスワードを指定するだけで使い始められます。
【知識メモ】名前は 26ai、バージョン番号は 23
Oracle は、このデータベースの名前を「Oracle Database 23ai」から「Oracle AI Database 26ai」に変えました。中身のバージョン番号は 23.26.x のように 23 から始まるため、イメージの名前(23-slim)や、Web の記事などには「23ai」と書かれていることがあります。どちらも同じものです。
ターミナルを開く
Oracle のコンテナは、ターミナル(文字でコマンドを入力して mac を操作するアプリ)で、コマンドを1つ実行して作ります。入門シリーズでターミナルを使うのは、ここだけです。
-
⌘ + Space を押して Spotlight を開き、「ターミナル」と入力して Return を押します。
-
ターミナルの画面が表示されます。行の最後に
%や$が表示され、その後ろでカーソルが点滅していれば、コマンドを入力できる状態です。行の始めの部分(ユーザー名やコンピューター名)は、mac によって違います。図25 ターミナル
【便利な使い方】文字を大きくすると見やすい
ターミナルの文字が小さくて読みにくいときは、⌘ + + で大きくできます(⌘ + - で小さく、⌘ + 0 で元の大きさに戻ります)。ウィンドウの端をドラッグすれば、ウィンドウも広げられます。コマンドの結果が読みやすくなるので、大きくしておくのがおすすめです。
Oracle のコンテナを作って起動する
-
OrbStack が起動していることを確かめます(メニューバーに OrbStack のアイコンが表示されていれば起動しています)。
-
次のコマンドをコピーして、ターミナルに貼り付け(⌘ + V)、Return を押します。
ターミナルdocker run -d --name oracle -p 1521:1521 -e ORACLE_PASSWORD=system -e TZ=Asia/Tokyo -v oracle-data:/opt/oracle/oradata gvenzl/oracle-free:23-slim -
イメージのダウンロードが始まります(数分かかります。ダウンロードしたイメージは、mac の中で約 2.3GB を使います)。最後に英数字の長い文字列が1行表示され、次の入力を待つ状態に戻ったら、コンテナが作られて起動しています。
図26 コマンドを実行したあとのターミナル
-
ターミナルは閉じてかまいません(左上の赤い丸をクリック)。
コマンドの中で指定している内容は、次のとおりです。
| 指定 | 意味 |
|---|---|
--name oracle |
コンテナに oracle という名前を付ける。OrbStack の画面にこの名前で表示される |
-p 1521:1521 |
mac のポート 1521 への接続を、コンテナの中の Oracle に届ける。SQL Developer や Spring Boot のアプリから localhost:1521 で接続できるようになる |
-e ORACLE_PASSWORD=system |
管理者ユーザー(sys・system)のパスワードを system にする |
-e TZ=Asia/Tokyo |
データベースの時刻を日本時間にする。付けないと世界標準時(日本時間より9時間遅い)になり、SYSDATE(現在の日時)の結果が時計と合わなくなる |
-v oracle-data:/opt/oracle/oradata |
データベースのデータを、コンテナとは別の場所(oracle-data という名前の保存場所)に保存する。コンテナを作り直しても、作ったテーブルやデータが残る |
gvenzl/oracle-free:23-slim |
使うイメージ。23-slim は、Oracle AI Database 26ai Free から、入門シリーズで使わない機能を除いて小さくした版(23 は中身のバージョン番号。7 の冒頭の知識メモ「名前は 26ai、バージョン番号は 23」を参照) |
【ご注意】パスワードについて
ここで設定したパスワードは、データベースの管理者ユーザーである sys・system の共通パスワードになります。入門シリーズでは例として system としていますが、これは 学習用のパソコンだけ の設定です。実際の業務のシステムでは、このような推測されやすいパスワードは絶対に使わないでください。
Oracle が使えるようになるのを待つ
コンテナが起動してから、Oracle Database が使えるようになるまでには、少し時間がかかります(初回は数分)。OrbStack の画面で、準備ができたかを確かめます。
-
OrbStack の画面の左の一覧で「Containers」を選びます。
oracle(gvenzl/oracle-free:23-slim)が一覧にあり、上に「1 running」(1つ動いている)と表示されていれば、コンテナは動いています。図27 Containers の一覧に oracle がある
-
oracleの行(名前の部分)をクリックします。右側の上に「Info」「Stats」「Logs」「Terminal」「Files」が並ぶので、「Logs」をクリックします。 -
ログ(コンテナが出したメッセージ)が表示されます。
#の行で上下を囲まれたDATABASE IS READY TO USE!があれば、Oracle Database が使えるようになっています。まだ表示されていない場合は、しばらく待ちます。図28 「Logs」をクリックし、DATABASE IS READY TO USE!(赤枠)が表示されたら準備完了
この行のあとにも Oracle のメッセージが続くため、ログの最後には表示されていないことがあります。見つからないときは、ログを上へスクロールするか、上の「Search」の欄に
READYと入力して探します。
接続するときに使う情報
| 項目 | 値 | 意味 |
|---|---|---|
| コンテナ・データベース | localhost:1521/FREE |
CDB(データベース全体の入れ物)への接続先 |
| プラガブル・データベース | localhost:1521/FREEPDB1 |
PDB(実際にデータを入れるデータベース)への接続先。入門シリーズで使うのはこちら |
| 管理者ユーザー |
sys・system
|
パスワードは、コンテナを作るときに指定した system
|
CDB と PDB
Oracle AI Database 26ai は、ひとつの大きな入れ物の中に、独立した複数のデータベースを入れられる仕組みになっています。
図29 CDB と PDB の関係
- CDB(コンテナ・データベース):データベース全体の入れ物です。管理のための部分で、ここに直接テーブルやデータを作ることはしません。
-
PDB(プラガブル・データベース):入れ物の中に差し込まれた、独立したデータベースです。26ai Free では、
FREEPDB1という PDB が自動で作られます。
DB入門・Spring入門では、FREEPDB1 の中にユーザーとテーブルを作ります。
【再確認】教材の XEPDB1 は FREEPDB1 に読み替える
各教材の本文は、Windows の Oracle Database 21c XE で説明しているため、PDB の名前が XEPDB1 になっています。mac では、本文の XEPDB1 を、必ず FREEPDB1 に読み替えて入力してください。SQL Developer の接続の設定(サービス名)と、Spring入門の application.properties(接続先の URL)に出てきます。
Oracle の起動と停止
Oracle Database のコンテナは、OrbStack の画面で起動・停止できます。
【再確認】学習を始めるときは、OrbStack と Oracle を起動する
Oracle のコンテナは、自動では起動しません。mac を起動し直したあとや、OrbStack を終了したあとに学習を始めるときは、毎回次の順に起動してください。
- 「アプリケーション」フォルダーの「OrbStack」を起動します。
- OrbStack の「Containers」の一覧で、
oracleの起動ボタン(▶)をクリックします。 - ログで
DATABASE IS READY TO USE!を確かめてから、SQL Developer やアプリから接続します(「Oracle が使えるようになるのを待つ」)。
-
停止する:OrbStack の「Containers」の一覧で、
oracleの行にある停止ボタン(■)をクリックします。 -
起動する:同じ行の起動ボタン(▶)をクリックします。起動したら、「Oracle が使えるようになるのを待つ」と同じようにログで
DATABASE IS READY TO USE!を確かめてから接続します。
【再確認】停止は ■ のボタンで行う
oracle の行の右端にあるごみ箱のボタンは、コンテナを削除するボタンです。停止するときは、必ず ■ のボタンを使ってください。
停止しても、作ったテーブルやデータは消えません。コンテナを作るコマンド(「Oracle のコンテナを作って起動する」)を実行するのは、最初の1回だけです。
【便利な使い方】mac が重く感じたら
Oracle は動いている間、メモリを多く使います。学習しない日に mac の動作が重く感じる場合は、oracle のコンテナを停止するか、OrbStack を終了してもかまいません。学習を始めるときに、忘れずに起動してください。
8 Oracle SQL Developer
Oracle SQL Developer は、Oracle Database に接続して SQL を実行したり、テーブルの中身を表で確認したりできる無償のツールです。DB入門・Spring入門では、このツールで SQL を入力して実行します。
SQL Developer のダウンロード
-
ブラウザで SQL Developer のダウンロードページ(https://www.oracle.com/jp/database/sqldeveloper/technologies/download/)を開きます。
-
「Downloads」の一覧から、名前が
-macos-aarch64.appで終わるもの(例:sqldeveloper-26.2.0.186.2220-macos-aarch64.app)をクリックします。右側に「This archive includes JDK 17.」と書かれている方です。図30 SQL Developer のダウンロードページ(赤枠をクリック)
aarch64は、Apple シリコンの mac 用であることを表しています。 -
sqldeveloper-26.2.x-macos-aarch64.app.zipのような名前のファイル(約 420MB)がダウンロードされます。
SQL Developer のインストールと起動
-
「ダウンロード」フォルダーを開き、ダウンロードした
.zipファイルをダブルクリックします。同じフォルダーにSQLDeveloper.appができます。図31 zip ファイル(上の赤枠)をダブルクリックすると、SQLDeveloper.app(下の赤枠)ができる
-
SQLDeveloper.appを、Finder のサイドバーの「アプリケーション」へドラッグします。 -
「アプリケーション」フォルダーの
SQLDeveloper.appをダブルクリックして起動します。「"SQLDeveloper.app" はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と表示されたら、「開く」をクリックします。初回の起動には少し時間がかかります。図32 「開く」をクリック
-
「インポート・プリファレンスの確認」という画面が表示されたら、「いいえ」をクリックします(以前のバージョンの設定を引き継ぐかを聞く画面です)。
図33 インポート・プリファレンスの確認
-
「Oracle使用状況トラッキング」という画面が表示されます。mac では、「Oracleへの自動使用状況レポートの許可」に最初からチェックが入っています。チェックを外してから、「OK」をクリックします。
図34 チェックを外して「OK」(図はチェックを外す前)
SQL Developer の使い方の情報を Oracle に送るかどうかの設定です。送らなくても、SQL Developer の機能は変わりません。
-
SQL Developer の画面が表示されたら完了です。「ようこそページ」のタブが開いている場合は、閉じてかまいません。Dock のアイコンを右クリックして オプション → Dock に追加 を選んでおくと、次回から起動しやすくなります。
図35 起動した SQL Developer
【知識メモ】Java は別に用意しなくてよい
SQL Developer は Java で作られたツールで、動かすために Java が必要です。macos-aarch64.app の版には SQL Developer 専用の Java(JDK 17)が同梱されているので、追加の設定をせずにそのまま使えます。
SQL Developer の設定を変える
起動を確かめたら、続けて SQL Developer の日付の表示と、ワークシートの設定を変えておきます(DB入門・Spring入門)。データベースに接続していなくても設定できます。
設定は「プリファレンス」画面で行います。mac では、画面の上のメニューバーの SQLDeveloper → Settings... を選ぶと開きます(⌘ + , でも開けます)。このメニューは英語で表示されます。
図36 SQLDeveloper → Settings...
【ご注意】「プリファレンス」の場所が Windows と違います
教材の本文で ツール → プリファレンス と書いてあるところは、mac では SQLDeveloper → Settings...(⌘ + ,)に読み替えてください。開いた「プリファレンス」画面の中身は Windows と同じです。
SQL Developer は、初期設定では日付を 95-04-12 のように年を2桁で表示します。1995年なのか2095年なのか紛らわしいので、4桁で表示するように変えます。
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左の一覧で データベース → NLS を選びます。
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「日付書式」を
YYYY-MM-DD HH24:MI:SSに書き換えます。あわせて「タイムスタンプ書式」をYYYY-MM-DD HH24:MI:SS、「タイムスタンプTZ書式」をYYYY-MM-DD HH24:MI:SSXFF TZRにしておくと、ほかの日時の型も同じ形で表示されます。図37 NLS の日付書式・タイムスタンプ書式・タイムスタンプTZ書式
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左の一覧で データベース → ワークシート を選びます。
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次の3か所を設定します。
- 「切断時にすべてのワークシートを閉じる」に チェックを入れます
- 「閉じる際にファイルの保存をプロンプト」の チェックを外します
- 「市松模様またはしま模様のグリッド」に チェックを入れます
図38 ワークシートの設定(赤枠の3か所を設定して「OK」)
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「OK」をクリックします。
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日付書式の設定は、データベースに接続したときに読み込まれます。接続してワークシートを開いたあとで設定を変えた場合は、SQL Developer をいったん終了し、もう一度起動してから接続してください。
| 項目 | 対象になるデータ型 | 入門シリーズでは |
|---|---|---|
| 日付書式 |
DATE(日付と時刻) |
生年月日(BIRTH_DATE)の表示に使われる。これを変えれば十分 |
| タイムスタンプ書式 |
TIMESTAMP(秒以下まで持つ日時) |
使わない(そろえておくと便利) |
| タイムスタンプTZ書式 |
TIMESTAMP WITH TIME ZONE(タイムゾーン付きの日時) |
使わない(そろえておくと便利) |
YYYY は4桁の年、MM は月、DD は日、HH24 は24時間表記の時、MI は分、SS は秒を表します。Oracle の DATE 型は時刻も持てるので、時刻まで表示しています。
「切断時にすべてのワークシートを閉じる」と「閉じる際にファイルの保存をプロンプト」は、ワークシートを開いたまま SQL Developer を終了したときの混乱を防ぐための設定です。ワークシートを閉じずに、保存して終了すると、次に起動したときに、どこにも接続されていないワークシートが開いた状態になり、どの接続で SQL を実行すればよいのか迷ってしまいます。切断したときにワークシートが閉じるようにし、閉じるときに保存を確認する画面も出ないようにしておくと、このような状態になりません。
「市松模様またはしま模様のグリッド」を入れると、SELECT の結果(問合せ結果)の表が、1行おきに背景色が変わって表示され、横に長い行でも読み間違えにくくなります。
【知識メモ】データベースへの接続は各教材で
SQL Developer から Oracle Database に接続する設定は、DB入門の第2章・Spring入門の第3章で行います。そのときは、サービス名の XEPDB1 を FREEPDB1 に読み替えてください。ここでは、起動と設定ができれば十分です。設定が終わったら SQL Developer を閉じてかまいません。
9 うまくいかないときは
| 症状 | 考えられる原因と対処 |
|---|---|
| ダウンロードがとても遅い、途中で止まる | ファイルが大きいため時間がかかります。混雑する時間帯を避けるか、別のネットワークで試してください。途中で止まった場合は、ダウンロードをやり直します。 |
| アプリを開くと「開いていません」「開発元を確認できない」などと表示されて起動しない | 「完了」で閉じてから、Apple メニュー(画面左上のりんごのマーク)→「システム設定…」→「プライバシーとセキュリティ」を開き、「セキュリティ」の欄の「このまま開く」をクリックしてください(「Eclipse の起動」)。最初の画面は、必ず「完了」で閉じます。 |
| 教材の手順で、Java 17 や Tomcat が選べない | Full Edition ではない版をダウンロードした可能性があります。ファイル名に _jre が含まれる Full Edition をダウンロードし直してください。 |
| Eclipse で Control + Space を押しても補完が表示されない | 3「キーボードの設定を変える」を行っていない可能性があります。設定を変えてから、もう一度試してください。 |
ターミナルで command not found: docker と表示される |
OrbStack が起動していないか、インストールが終わっていません。OrbStack を起動してから、ターミナルを開き直してもう一度実行してください。 |
ターミナルで Conflict. The container name "/oracle" is already in use と表示される |
すでに oracle という名前のコンテナがあります。コンテナを作るのは最初の1回だけです。OrbStack の画面で oracle を起動してください(「Oracle の起動と停止」)。 |
| ポート 1521 が使えないというエラー | Docker Desktop や別の Oracle のコンテナが、同じポートを使っている可能性があります。Docker Desktop を終了し、OrbStack の「Containers」の一覧で、oracle 以外に動いているコンテナがないかを確かめてください。 |
ログに DATABASE IS READY TO USE! がなかなか表示されない |
初回は数分かかります。10分以上たっても表示されない場合は、ほかのアプリを終了してメモリを空けてから、oracle のコンテナを停止して、もう一度起動してください。 |
10 まとめと確認問題
まとめ
- Finder の設定で、すべてのファイル名拡張子を表示するようにした
- Control + Space を入力ソースの切り替えから外し、Eclipse の補完で使えるようにした
- Eclipse は Pleiades All in One 2026 の Full Edition を「アプリケーション」フォルダーに入れた。Java・Tomcat・STS(Spring Tools)が同梱されている
- OrbStack をインストールし、Oracle AI Database 26ai Free(
gvenzl/oracle-free)のコンテナをoracleという名前で作った。入門シリーズでは PDB の FREEPDB1(localhost:1521/FREEPDB1)を使う - 管理者ユーザー(sys・system)のパスワードは
systemにした(学習用のパソコンだけの設定) - Oracle のコンテナは、OrbStack の画面で起動・停止する。使えるようになったかは、ログの
DATABASE IS READY TO USE!で確かめる - SQL Developer を「アプリケーション」フォルダーに入れ、日付書式を
YYYY-MM-DD HH24:MI:SSにし、ワークシートの設定(切断時に閉じる・保存のプロンプトを外す・しま模様のグリッド)を変えた
確認問題
問1 CDB と PDB の違いを説明してください。また、mac で入門シリーズに取り組むときに使う PDB の名前は何ですか。
解答を見る
CDB はデータベース全体の入れ物で、管理のための部分です。PDB は CDB の中に差し込まれた独立したデータベースで、実際のデータを入れます。mac では PDB の FREEPDB1 を使います(教材の本文の XEPDB1 を読み替えます)。
問2 Oracle Database が使えるようになったかどうかは、どこで確認できますか。
解答を見る
OrbStack の画面で oracle のコンテナのログを開き、DATABASE IS READY TO USE! と表示されていれば使えます。
問3 mac で、Eclipse の補完のために、キーボードの設定を変えたのはなぜですか。
解答を見る
mac の初期設定では、補完のキーと同じ Control + Space が入力ソースの切り替えに使われていて、Eclipse で押しても補完が表示されないためです。
問4 Oracle のコンテナを作るときに設定したパスワード system を、業務のシステムで使ってはいけないのはなぜですか。
解答を見る
推測されやすいパスワードで、管理者ユーザー(sys・system など)に不正にログインされる危険があるためです。system は学習用のパソコンだけで使う設定です。
準備が終わったら
それぞれの教材に戻って、続きを進めてください。本文の画面は Windows のものです。読み替えるところは、このページの最初の 「教材の画面は Windows のものです」 にまとめています。
| 教材 | 戻る先 |
|---|---|
| HTML入門 | 第2章 2.2「動的 Web プロジェクトを作る」 |
| DB入門 | 第2章「データベースに接続する」 |
| Java入門 | 第2章 2.2「Java プロジェクトを作る」 |
| Spring入門 | 第2章 2.2「Eclipse に「進行状況」ビューを出す」 |
入門シリーズの教材の一覧は、入門シリーズ 総目次 にまとめています。





































