はじめに
こんにちは!IBM i RiSING2026 Gチームです。
私たちは今回、 PowerVirtualServer(PVSやPowerVSとも表記)を触ってみる ことをテーマとし、実際に構築作業を実施してその手順書を作成しました。
成果物となったそれぞれの手順書記事について説明する前に、私たちがどういった流れで活動を行ったのかもご説明させてください。
活動の流れ
PVSに興味がある、という理由から集まりチームとなった私たちは、4月末から9月上旬にかけて約4カ月ほどチーム活動を行いました。
メンバーは全員、PVSに興味がある・どういうものか知りたい・触ってみたい……など、理由はあれどPVSについて知りたい人が集まっています。
けれど、オンプレミスIBM iの構築作業を行ったことがある人も、業務でIBM iを触ったことがあるけれど詳しくはまだ知らないという人もおり、IBM i自体への理解度はそれぞれのメンバーによってまちまちとなっていました。
そのため、実際のPVS構築作業を行う前にある程度の認識すり合わせや基礎知識の標準化をはかり、疑問点を解消してから作業を行うことにしました。
この 知識標準化 が作業にあたって非常に役立ったと感じています。
今回の活動では、全体知識の標準化のため、
技術よりな人が最初に読む_IBMCloud柔らか層本v4 を活用させていただきました。
メンバー全員で読み合わせたのですが、これによりただ読むだけでは頭に入ってこなかった部分が流れでわかるようになり、構築において必要なことも理解しやすくなったと思います。
記事一覧
PVSとは何か?重要な抑えるべきポイントはどこなのか?を理解したのち、いよいよ構築作業を実施していきました。
私たちが行ってきた活動を元に作成した記事・手順書は以下の通りとなります。
1. インスタンス作成
知識を得た上で、実際にPVSを使うための構築を行っていきます。
まず最初に必要となるのはインスタンスの作成です。
2. インスタンス作成後の追加作業
次に、インスタンスを作成後必要となる、ストレージの追加やネットワークの設定などを行っていきます。
3. IP設定(SSH設定)
ネットワーク設定が出来たので、各メンバーPCから接続するために必要なIP設定(SSH設定)を行います。
4. 一次言語置き換え
設定が出来、これによってPVSへの接続ができるようになりました!
しかしこの時点ではまだ一次言語設定が英語のままとなっています。
一次言語を日本語にするため、一次言語の置き換えを実施していきます。
5. PTF適用
一次言語を日本語に設定したことで、各種設定が日本語表記で行えるようになりました。
しかし、作業をしているうちPTFが外れてしまったため、再びPTFをあてる必要があります。
6. バックアップ(SAVLIB、SAVSECDTA)、FTP転送
1~5の手順で構築したPVS環境に実際のお客様が環境移行する場合、
オンプレミス環境で作成したバックアップをFTPなどで転送しデータを移す作業が必要となります。
実際に作成した環境へバックアップが持って行けるか見てみましょう。
7. リストア(RSTLIB、RSTUSRPRF、RSTAUT)、動作確認
PVS環境へ持ってきたバックアップをリストアし、動作確認を実施します。
この動作確認がうまくいけば無事PVS構築・オンプレからの移行手順が分かったと言えそうです。
おわりに
上記のように、0から7までの流れで実際の構築作業を実施しました。
活動期間の都合上、構築後に実際使うと何が違うのか、どういった点に注意が必要かなど比較検証はできませんでしたが、それでも構築作業を行ってみたことで得るものがあったように思います。
PVS構築はどのようにやるのか? オンプレのIBM i構築と何が違っていて、どういうところに注意する必要があるのか? そういった実際に触ったからこそ出てくる意見が、今後構築作業やPVSについて学習する人にとって少しでも参考になれば幸いです。
当記事の著作権はIBMに帰属します。詳細はこちらを参照ください。