Visual Studio Code の バージョン 1.32(2019年2月分アップデート)がリリースされたので、リリースノートを眺めてみて気になった変更点をチェックしてみた。(以前のバージョンを眺めてみた時のやつはこちら。1.31 / 1.30 / 1.29 / 1.28 / 1.27 / 1.26 / 1.25 / 1.24 / 1.23 / 1.22 / 1.21 / 1.20 / 1.19 / 1.18 / 1.17 / 1.16 / 1.15)
ショートカットキー設定画面で条件指定が編集可能に
ショートカットキーの設定項目は、キーバインド
の他に、特定の状況の時のみキーを有効とさせるいつ
という項目も存在するが、今まではこのいつ
は設定画面では見ることしかできず、編集したい場合はいちいちkeybindings.json
を開いて編集する必要があったが、今回、設定画面で編集できるようなった。
変更したいコマンドを右クリックしてコンテキストメニューでWhen式を変更
を選ぶか、またはCtrl
+K
Ctrl
+E
を押すと編集できる。
・・・が、v1.32.1の時点では、すでにkeybindings.json
に登録済みだと変更できない様子(追記:v1.33で改善され、変更もできるようになった)。
あと、入力補完とか選択肢選択ができないのですべて手打ちかコピペする必要がある。
またこれに合わせ、jsonファイルを開くためのリンク(高度なカスタマイズを行うには~
のやつ)が削除された。jsonファイルを開きたいときは右上の{}
アイコンをクリックする。
さらに、jsonファイルを開いた時に一緒に表示されていたショートカットキーの初期値情報も表示されなくなった。この挙動を元に戻したい場合は、設定Open Default Keybindings
をオンにする。
そんなにしょっちゅうは使うことはないけど、いざ設定したいと思った時にいちいちjsonを開いて該当箇所を探さなくちゃいけないのは面倒だったのでこれはありがたい。さらなる改善を望む。
ツリービューでの検索機能の改善
前のバージョンでツリービューでのキー入力でファイルの検索・絞り込みが行えるようになったが、この機能の改善として、特定のキーを押した時のみこのモードが有効になるように設定できるようになった。
具体的には、まず設定Automatic Keyboard Navigation
をオフにする。
次に、コマンドlist.toggleKeyboardNavigation
にキーを割り当て(この例では/
を割り当て)、条件としてfilesExplorerFocus
を指定する。
すると、/
を押すことにより、検索モードが有効になる。
マウス矩形選択の改善
従来のマウスによる矩形選択操作は、Alt
+Shift
+ドラッグ(または設定切り替えによりCtrl
+Shift
+ドラッグ)だったが、設定Multi Cursor Modifier
をctrlCmd
に設定した場合は、Alt
+ドラッグでも矩形選択が可能となった、また、ドラッグ中にAlt
やCtrl
の押す/離すで通常選択/矩形選択の切り替えができるようになった。
同時に押すキーが少なくなるのは操作がシンプルになるし、ドラッグ中に選択を切り替えられるのも結構便利な気がする。