Visual Studio Code の バージョン 1.28 がリリースされたので、リリースノートを眺めてみて気になった機能をチェックしてみた。(以前のバージョンを眺めてみた時のやつはこちら。1.27 / 1.26 / 1.25 / 1.24 / 1.23 / 1.22 / 1.21 / 1.20 / 1.19 / 1.18 / 1.17 / 1.16 / 1.15)
Windows版でカスタムタイトルバー&メニューバーが標準に
カッチョよくなった!
スニペット機能の改善
プロジェクト単位でスニペットを定義できるようになった。
ショートカット設定画面の検索機能の改善
Windows版での記号は未対応?
パネル開閉ショートカットキーの挙動の変更
表示パネルにフォーカスが無い場合はフォーカス移動するようになった。
以下、小ネタ集。
相対パスコピーのコンテキストメニューでの改善
前回のリリースで使えるようになった相対パスコピー機能に関して、ファイルエクスプローラーでファイルを右クリックしてパスコピー機能を呼び出す際、そのまま右クリックした場合は通常のパスコピー、Shift
キーを押しながら右クリックすると相対パスコピーが選べるという切り替え仕様だったが、Shift
を押さなくても両方のパスコピーがコンテキストメニューから選べるようになった。
v1.27 | v1.28 |
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ゴミ箱を介さないファイル削除の簡単化
ファイルエクスプローラーでファイルを削除する際、今まではDelete
キーやコンテキストメニューで削除を選ぶとOSのゴミ箱にファイルが移動し、Shift
キーを押しながらだとゴミ箱を介さずにファイルを削除できた。新しい設定Files:Enable Trash
をオフに設定するとShift
キーなしでいきなりファイルを消せるようになった。
ファイル再オープン時の状態記憶の設定
今までは、ファイルを閉じた時点でのカーソル位置、選択状態、スクロール位置などが記憶されていて、再度同じファイルを開いた場合、その状態が再現されるようになっていた。新しい設定workbench.editor.restoreViewState
をオフにすると、この機能を無効化できるようになり、再度ファイルを開いた時には常にファイルの先頭にカーソルが表示される。
複数エディタグループの同一ファイルをすべて閉じるコマンド
同じファイルを複数のグループエディタで開いていた場合、そのファイルのエディタをすべて閉じるコマンドが用意された。コマンド表示: すべてのグループ内のエディターを閉じる
を実行するとアクティブなエディタをエディタグループを横断してすべて閉じてくれる。
Tabキーでのコード補完
設定Editor: Tab Completation
が拡張され、Tab
キーでのコード補完がスニペット以外でも可能になった。また、Tab
キーで次候補、Shift
+Tab
キーで前候補が表示されるようになった。
最後の編集位置へ移動するコマンド
コマンド最後の編集位置へ移動
が追加された。ショートカットキーはCtrl
+K
Ctrl
+Q
。
フォーマットせずに保存するコマンド
保存時の自動フォーマットを行わずにファイル保存を行うコマンドファイル: フォーマットしないで保存
が追加された。ショートカットキーはCtrl
+K
Ctrl
+Shift
+S
。
より近くの対象を優先的に補完候補上位に表示する
新たな設定editor.suggest.localityBonus
をオンにすると、コード補完の候補表示時にカーソルのより近くにある対象を優先的に上位に表示させることができる。
Markdownプレビューでのローカルリンククリック時の改善
Markdownプレビュー時にローカルファイルのリンクをクリックした際、今まではMarkdownのソースファイルが表示されたがちゃんとプレビューが表示されるようになった。この挙動は設定markdown.preview.openMarkdownLinks
で変更することができる。