kintone Advent Calendar 2021 の 1日目の記事です
はじめに
kintone をはじめサイボウズ製品の公式デベロッパーサイトであり、カスタマイズ開発知識をともに学び合うオンラインコミュニティである『cybozu developer network』 の1年を振り返ります。
今年のトップページはメインメニュー直下に、kintone カスタマイズ開発者が動画で学べるサイボウズ公式Youtubeチャンネル「kintone Tech Channel キンテク」のお知らせを表示しています。
増え続ける利用数
2021年11月29日（9:00）時点で登録メンバー数は27877です。
| 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2020-2021 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コミュニティメンバー数 | 1,400 | 3,150 | 6,350 | 9,450 | 13,600 | 17,300 | 22,444 | 27,877 | +5,400 |
| 開発者ライセンス数 | 540 | 1,500 | 3,350 | 5,100 | 6,900 | 9,200 | 12,236 | 11,075 | -1,200 |
| ※ 開発者ライセンス数減少は、後述の開発者ライセンス新システム移行による棚卸しのため |
2021年11月30日時点の Monthly Active User(MAU) は約55,000でした。
MAU は昨年より高くないのは、例年利用していた、新規のユーザーに認知してもらう汎用的なディスプレイ広告を抑えめにしたためです。
アクセス数を稼ぐより、kintone のカスタマイズ開発にマッチしている方々が認知することを大事と考え、確度の高そうな媒体（こちらの Qiita など）に進出しはじめています。
2021年の cybozu developer network
それでは cybozu developer network で発信したこの1年の主要な出来事を振り返ります！
kintone UI Component v1
kintone UI Component とは、kintone ライクな UI パーツを簡単に作ることができるライブラリです。
これまで v0 のみの提供でしたが、2021年3月に正式版 v1 がリリースされました。
モバイル版にも対応し、リリース以降も定期的にアップデートが行われています。
クイックな紹介ページはこちら！
また、v0 と v1 の違いはこちらの記事に詳しく載っています。
目指せ中級者シリーズ
初心者向けのコンテンツが目を引くことの多い developer network の中で、脱初心者シリーズとしてはじまった「目指せ中級者」シリーズ。今年は TypeScript, React 編を公開しました。
シリーズ一覧はこちら！
開発者ライセンス新システムへの完全移行
手動発行だった開発者ライセンス旧時代のもろもろを清算し、自動発行の新システムに完全移行しました。
旧システムによる発行環境のユーザーの皆さんには、2020年末の利用期間終了にともない、新システムによる新規の環境にお引越ししていただく必要がありました。
移行にご協力いただいた皆様には本当に感謝申し上げます。
これからはずっと新システムです！（あれ、どこかで聞いたような話…）
開発者ライセンスとは：
kintone 開発者ライセンスは、開発目的に限り提供できる無償の kintone 環境です。
cybozu developer network メンバーの方であれば誰でも申し込むことができます。
開発者ライセンスの発行方法
コミュニティの質問を改善するための取り組み
cybozu developer newtork のコミュニティには、エンジニア以外にも業務部門の方などさまざまな職種の方が参入し、ありがたい反面、質問の質にばらつきが見られるようになってきました。
質問者だけでなく回答する側にも、質問の質への影響があるのではと考え、質問者、回答者双方向けのガイドラインをコミュニティトップに明示しました。
Cybozu Days 2021（東京） への出展
やや内部話になりますが…。はじめて cybozu developer network の中の人達で、Cybozu Days 2021（東京）の「kintoneカスタマイズブース by cybozu」の企画から当日運営まで一貫して携わりました。
kintone カスタマイズ開発を学びたい（学び始めたい）方の話に直接耳を傾け、同じくサイボウズのデベロッパーマーケティングで提供するコンテンツである「ステップで学ぶkintoneカスタマイズ（ハンズオン勉強会）」、「imoniCamp（少人数制もくもく会）」、「kintone Tech Channel キンテク（Youtubeチャンネル）も含め、コンテンツをおすすめできた、コロナ時世としても貴重な機会でした。
ブース来場者は200人超（推定）でしたが、アンケートで層や興味度も把握できたので、2022年はそれを活かして、もっと多くを目指したいです。
Cybozu Days 2022のブースでお会いしましょう!
（なお、Cybozu Circus への出展は2021年はありません）
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後も改善を重ねながら、多くの方々とともに成長できたらと思います。2022年も、 cybozu developer network とサイボウズのデベロッパーマーケティングをよろしくお願いします。