kintone Advent Calenderも終盤に近づいてきました。
いま流行りのクラウド型業務システムのプラットフォームである「キントーン」をうまく乗りこなすために、cybozu.com developer network がありますね。21日目のkintone Advent Calendar 2015に投稿された「kintone都市伝説」は、kintoneを乗りこなしている人の熱い内容でしたね。
22日目のkintone Advent Calenderは、YasutakaShinomiya さんから cybozu.com developer networkの使い方 の紹介がありました記事の第二弾。さらにkintoneを便利に乗りこなす(使いこなす)ために、続編(その2)を実績を交えて紹介していきたいと思います。
1. 増え続けるコミュニティメンバー
『cybozu.com developer network』は、2015年12月21日時点で 3150 ものメンバー登録があります。オープンしてから 1年8ヶ月ほどですが多くの人に活用されていますね。PVも段階的に上昇しているのがわかります。(グラフはkintoneで表示したものですよ!)
2. 活発なコミュニティ
『cybozu.com developer network』には、メンバーによるコミュニティコーナーがあります。
現時点で、600 を超える質問と、2000を超える回答数。 平均すると1つの質問につき3つ以上の回答という計算になりますね。
3. kintone開発者ライセンスで試し放題
kintoneの開発者ライセンスの発行数は、1500を超えます。コミュニティメンバーの特典の一つですが、45%(発行数/メンバー)を占める計算になります。
cybozu.com developer network から申し込むことができます。自ら削除依頼をしないと削除されない(つまり、原則無期限で利用できる開発目的のkintoneライセンス)です。
4. タイムリーなお知らせ
これまで 120 ものお知らせをスピーディに配信してきました。コミュニティメンバーはこのお知らせをフォローすることですぐお知らせをキャッチアップできます。常に最新情報をウォッチしておきましょう。
お知らせのフォロー方法 はこちらから。
主な配信記事
- APIのアップデートの事前告知
- Tipsやサンプル記事のアップデート
- プラグイン記事のアップデート
- Cybozu CDN追加告知
などなど
5. Cybozu CDNを無償公開
jQuery, AngularJS, FullCalendar, Marked.js, Spin.jsなど 23のライブラリを公開しています。原則一ヶ月に一度、ライブラリの追加を行っていますが、私が個人的によく使うのは Moment.jsです。業務システムでは、月末や期間日数といった日付処理がこのMoment.jsで便利になります。例えばこんな感じです。
// 2つの日付の差を「◯日△時間」で表示
var elText = "";
var fromDate = moment();
var toDate = moment(record['DateTime']['value']); // record:引数eventの値
if (toDate.diff(fromDate, 'days') > 0) {
elText += toDate.diff(fromDate, 'days') + "日";
}
if (toDate.diff(fromDate, 'hours') >= 0) {
elText += toDate.diff(fromDate, 'hours') % 24 + "時間";
}
その他にも、Moment.jsを使った例がありますので、チェックしてみましょう。
- Moment.js を利用して、日時フィールドのフォーマットをカスタマイズする
- プロセス管理を使って作業完了日と担当者を記録する
- 自動採番してレコード登録する
- ログインユーザーが担当しているレコードに背景色をつける
6. 豪華SDK
kintoneと他システムをデータ連携させるためのラインナップも充実しています。公式のJava, iOS 以外にも有志によるRuby, .NET, Python, PHP, R など合計で 8つのSDKを公開しています。特長的なのはソースコードをGithubなどで一般公開しているので、エンジニアが自ら使いやすいようにカスタマイズできることですね。また、事例も揃っているので今後のバージョンアップに期待しましょう。
7. コマンドラインツールでCSVを読み込める!!
kintoneはブラウザからCSV読み込みはできますが、伝票などの明細データ(サブテーブル機能)を読み込むことはできません。そこで登場するのがこの「kintone コマンドラインツール」です。しかも、Windows(32bit/64bit), Mac, Unix版のラインナップ。
8. エンジニア向け勉強会
『cybozu.com developer network』で多くのことを学べるけど、直接講師に聞きたいし、ほどよい教材があれば嬉しいのに・・・って思うことありますよねー。安心してください。
『cybozu.com developer network』では、オフラインのコミュニティ活動も盛んです。ハンズオンを中心としたエンジニア向けの勉強会『kintone devCamp』の開催案内も告知しています。2015年はすでに 8回の勉強会を行っており、最近の開催レポートは要チェックです。
12/4 の開催レポートです
さいごに
「cybozu.com developer networkの使い方」を実績を交えながら紹介してみました。増え続けるコミュニティメンバーの満足度をもっと高めるために、2016年はもっとさがしやすい、わかりやすい、つかいやすい『cybozu.com developer network』にしていきたいと思っています。
ということで、その2でした。
- cybozu.com developer networkの使い方(その1)※(その1)は勝手に命名
- cybozu.com developer networkの使い方(その2)※本投稿
明日の kintone Advent Calender は、クラウドおじさんこと saito_sakae さんです。