kintone Advent Calendar 2015 21 日目の記事です。
kintone使ってますか?
もう使い始めている、もしくはガンガンに使っているという方はkintoneを楽しんでもらえればいいのですが、まだ使っていない、これから使おうとしているという方もまだまだ多いのではないかと思います。
中には、kintoneって本当のところどうなのよ、本当に業務で使えるのかよと思っている方もいるのではないでしょうか?
そういった方のために、どこかのクラウドベンダーではないですが、そういった方々が抱えてしまっている**「kintoneの都市伝説」**についてまとめてみようと思います。
kintone都市伝説
1.安いからあまり凝ったことができない
たまにこういう話を聞くことがあります。本格的にやるならSalesなんちゃらでしょと。
でも、kintoneは意外にというか、結構カスタマイズできるようになってます。JavaScriptでカスタマイズができるようになってますが、「JavaScript!?ぷークスクスw」と思う方も一部にはいるかもしれません。そういった方に言いたい。**"JavaScriptをなめるな!"**と。
あえてその辺りの話は書きませんが、今日までのkintone Advent Calendarを見れば、kintoneのカスタマイズ性の高さを理解してもらえると思います。
2.データの連携が難しい
Web上で完結してしまうkintone。データを取り出したり、加工したデータを入れたりするのが難しいのではと思われている方、結構多い気がします。CSVへのデータ書き出しもありますが、もうちょっとちゃんとしたデータ連携したいという場合もあると思います。
安心してください!REST APIがありますよ!
REST APIでレコードの取得/登録/更新が簡単にできます。
詳しくはこちら!Cybozu.com developer Network
近々正式版になると噂のアプリの作成や設定変更のできる通称「デプロイAPI」もあり、これでほとんどのことができちゃいます。REST API?って人にはDataSpiderという手もありますよ!
3.Excelの代わりになる
個人的にはこの話よくききます。Excelでやってる業務があるんだけど、それ全部kintoneでできるよねってやつです。それ間違いですから!
本来Excelでやるべきでない業務をkintoneに載せ替えることは可能です。でも、Excelじゃないとだめな業務はExcelでやりましょう。
Excelって何のソフトでしたっけ。表計算ソフトですよね。本来は、データを見やすく表形式に表したり、グラフにしたりするソフトです。でも何かと便利なので、各拠点からのデータ収集ツールに使ったり、帳票形式に見栄えを整えてデータ配信につかったりする人が多いです。そういうのはkintoneで置き換えできます。でも、ピボットテーブルみたいなExcelならではの機能はできません。Excelでやりましょう。
Excelでやりましょう | kintoneでやりましょう |
---|---|
複雑な表計算 | 複数人からのデータ収集 |
ピボットテーブル | 複数人でのデータ閲覧 |
一覧でのデータ加工 | 他サービスと連携 |
私が関わったお客様では、ExcelとkintoneをDataSpiderを利用してうまく使い分けている例もあります。
4.業務システムではつかえない
そんなことを言っている人は、この事例を全部読みやがれ。
と、それで終わったらあれなので、もう少し具体的に話をしたいと思います。
実は、弊社ではkintoneも使ってますが、なんちゃらforceも使っています。kintoneは使いやすいのですが、本格的に使えるテンプレートが少ないです。逆にSalesなんちゃらはテンプレートというか、そもそもの出自がSFAなので、しっかりとした業務アプリの構造をしています。そういう意味では、やりたい業務がはっきりしている時には、なんちゃらforceはとても使い勝手がいいです。
でも、ちょっとしたアンケートの収集に使いたいとか、まとめたデータをみんなにみてもらいたいという場合は、Salesなんちゃらだと設定をいろいろとしないといけなく面倒だったりします。そういう時はkintoneの方がスパっと作れて早いです。
また、結構あるのが、データはあるんだけど簡単に閲覧する仕組みがないという時。いわゆるシステムの足りないところを補完したいという時。こういう時にはkintoneは本当に有益です。
まとめると、kintoneだけですべての業務をこなすは難しいが、使い方次第で業務のいろんなところに使える!って感じだと思います。
5.kintoneってなんか面白そう
この話も、本当によく聞きます。なんか面白そうですよねと。それ、正解です。正解なので、ぜひ使ってみてください。使いところなんか後で考えればいいんですよ。安いですし。
私も使い始めてから、これkintoneでできるじゃんと思うこと増えてます。とりあえずデベロッパーの人は、1年間無償で使えるライセンスありますから、触ってみましょう。
明日は、kintone界のアイドル、永遠の18才ことウッシーさんです。