物理学と化学
自然科学を何分類するかは流儀がいろいろある。
物理学、化学、生物学の3分類は一般的だ。
地学、天文学は主に物理学。
医学は主に生物学。
薬学は化学と生物学の両方。化学物質の生物への影響を研究するため。
工学系では、
土木、建築、電気、機械が物理学。
おお、工学部で仲の悪い連中は全部物理系なんだ。
それに比べて、化学系の仲の悪そうなのは、無機系と有機系。
有機系はどちらかと生命体を利用して生物に近い研究室もある。
土木、建築、電気、機械でも、化学材料を研究する研究室は化学出身者が多い。
<この項は書きかけです。順次追記します。>
化学ソフトウェア
化学の学習に役立つフリーソフト
http://chem.chu.jp/freeware/
化学のおすすめソフト
http://acetaminophen.hatenablog.com/entry/2014/09/01/191042
ChemDraw – Chemical Communications Software
https://www.perkinelmer.com/category/chemdraw
ディスカッション
化学を広く伝えるためにー多分野融合の可能性ー
https://www.chem-station.com/blog/2014/11/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E3%82%92%E5%BA%83%E3%81%8F%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E3%83%BC%E5%A4%9A%E5%88%86%E9%87%8E%E8%9E%8D%E5%90%88%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E3%83%BC.html
化学入門 岩波新書 原 光雄
化学入門というよりは、化学の歴史という感じでしょうか。「化学を築いた人々」(中央公論社)が、続刊の位置づけにあるらしい。「有効的仮説必ずしも客観的真理ではない」 というのが、化学を勉強するときの敷居でしょうか。アヴォガドロ仮説では、水素と塩化水素のどう体積の中には、同数の分子が含まれているため、比重の値は、分子量を表す。 フロギストン仮説のような、現代からみると違和感のある仮説がある。運動仮説、物質仮説(熱素仮説)のように200年間論争になった仮説もあるとのこと。化学を学ぶ上での教養として有用。
プログラマは、いろんな分野の知識があるとよい。
1つでも、2つでも、3つでもよい。
お勧めなのは、音楽、無線。
自分が苦手だったのは化学と生物。
自分がいいかげんな人間だから、医療関係と原子力関係と軍事関係の仕事だけはしないようにと思った。
しかし、はっと気がつくと、卒業した研究室は原子炉の制御をするための現代制御理論の研究室だった。
工業規格の仕事をしていて、海外で一緒に仕事をするのは米軍関係者だったりする。
一番一生懸命やってきたHAZOPという安全分析の手法は医療関係で好評。
世の中に出て、自分はこういう仕事は避けようと思っても、避けられないことはあるもんだと思う。
工学部の電気科で、落雷試験で過去に死亡者がいると聞いて、50V以上の電圧の仕事にはつくまいと思った。現代制御理論の研究室なら理論だけで計算機を使うだけだと思ったのが間違いだったかもしれない。制御対象は原子炉。50Vとかいうやさしいものではない。
大学に原子炉がなかったので、電力網の制御に援用しようとしていた。それでも何万ボルトだったり。
普通に単位を取っていくと、電気主任技術者の資格がもらえてしまうので、丁寧に電力系の科目を外して取得することにした。
通信関係なら電力も高くないだろうと思って、第1級無線技術士、電気通信主任技術者の資格を取った。しかし、第1級無線技術士って、放送局で必要な資格で、50Vというような生易しい電力ではなかった。
IEEEなどで発表したり、IEEEとISO/IECで国際規格の制定の作業をしていたら、IEEE Softwareの編集者をされていた松原さんと一緒にIEEEで発表などをすることになった。
その後、安全系の会合でJAXAの片平さんにお会いした。片平さんも、松原さんが座長を務める会合で発表したことがあるとのこと。
そして、人工衛星などの打ち上げの失敗の原因として材料があることを教えてもらった。
そこから化学の勉強を始めた。
電気系の安全分析でも課題となるのは発火、爆発。その要因の一つは、過電圧、過電流、発熱だが、直接的な導火線は材料の安全性。よい材料を選んで入れば起こらないことばかりだったりする。
化学の勉強を始めた時に、上記の本を読んだ。
登場人物
既知*は、この本を読む前から人名、主な業績を知っていた人。化学以外が主たる分野の人がほとんど。
本文 | 人名 | 年代 | 事項 | 場所 | Name | 既知 |
---|---|---|---|---|---|---|
4 | ピタゴラス | ギリシャ | 1 | |||
4 | プラトン | -427 | ギリシャ | 1 | ||
5 | ガリレイ | 1564 | イタリア | 1 | ||
6 | ディールス | |||||
6 | ゾシモス | 300 | 錬金術 | エジプト | ||
7 | 川本幸民 | 1861 | 化学 | 日本 | ||
15 | アリストテレス | -384 | 純粋科学 | ギリシャ | 1 | |
25 | ファント・ホップ | ファント・ホップの法則 | ||||
25 | ルシャトリエ | ルシャトリエの法則 | ||||
26 | ボイル | 1627 | ボイル・シャルルの法則 | イギリス | 1 | |
26 | シャルル | ボイル・シャルルの法則 | 1 | |||
32 | アボガドロ | 1776 | アボガドロの仮説 | 1 | ||
40 | フランクリン | 1 | ||||
49 | ターレス | -624 | ギリシャ | 1 | ||
49 | アナクシマンドロス | -541 | ギリシャ | |||
49 | アナクシメネス | -483 | ギリシャ | |||
49 | ヘラクレイトス | -543 | ギリシャ | |||
49 | エンペドクレス | -483 | ギリシャ | |||
51 | アナクサゴラス | -498 | ギリシャ | |||
52 | レウキッポス | |||||
52 | デモクリトス | -460 | 原子仮説 | 1 | ||
54 | エピクロス | -342 | ||||
54 | ルクレティウス | -96 | イタリア | |||
54 | アレクサンドロス | 1 | ||||
55 | プトレマイオス | |||||
58 | マホメット | 1 | ||||
65 | ダヴィンチ | 1 | ||||
65 | ミケランジェロ | 1 | ||||
65 | ラファエロ | 1 | ||||
65 | ルッター | 1 | ||||
65 | カルヴィン | 1 | ||||
65 | コロンブス | 1 | ||||
65 | コペルニクス | 1 | ||||
65 | パラケルスス | 1493 | ||||
65 | アグリコラ | |||||
65 | ビリングッチオ | |||||
66 | フッカー | |||||
66 | ヴェルザ | |||||
67 | ビリングッチオ | 1480 | ||||
67 | アグリコラ | 1494 | Georgius Agricola | |||
68 | ガレノス | |||||
68 | アヴィケンナ | |||||
71 | ベーコン | 1561 | 1 | |||
73 | ヘッセン | ソ連 | ||||
73 | ラボアジエ | 単体仮説 | ||||
73 | ドルートン | 1766 | 原子分子仮説 | イギリス | 1 | |
73 | ボルケナウ | ドイツ | ||||
76 | ニコラスクサヌス | 1401 | ||||
76 | ジョルダノブルーノ | 1548 | ||||
77 | ゼンナーノ | 1572 | ドイツ | |||
77 | パッソー | 1600 | フランス | |||
78 | デカルト | 1596 | 粒子論 | フランス | 1 | |
78 | ガッサンディ | 1592 | 原子論 | |||
79 | ニコラスレムリ1645 | 1645 | フランス | Nicolas Lemery | ||
82 | ベッヒャー | 1635 | ドイツ | |||
82 | シュタール | 1660 | フロギストン仮説 | ドイツ | ||
84 | ブリーストリ | 1733 | 酸素ガス | イギリス | ||
84 | キャヴェンディッシュ | 1731 | 水素ガス | イギリス | ||
84 | ベリマン | 1735 | スエーデン | |||
84 | シューレ | 1742 | 可燃性空気 | スエーデン | ||
87 | レーニン | ソ連 | 1 | |||
87 | ラヴォアジェ | 1743 | 炭酸ガス | フランス | ||
89 | ブラック | 1754 | 炭素ガス | イギリス | ||
89 | ラザフォード | 1772 | 窒素ガス | イギリス | 1 | |
89 | ヴォルタ | 1776 | メタン分析 | イタリア | ||
91 | ベルセリウス | 1779 | スエーデン | |||
93 | ワット | 蒸気機関 | イギリス | 1 | ||
95 | デーヴィ | 1776 | アルカリ金属 | イギリス | ||
96 | ヴェーラー | 1800 | ドイツ | |||
96 | ヴェルトロー | 1827 | ドイツ | |||
97 | ゲーリュサック | 1778 | ドイツ | |||
97 | リービッヒ | 1803 | ドイツ | |||
97 | デュマ | 1800 | フランス | |||
97 | ローラン | 1808 | フランス | |||
97 | ジュラール | 1816 | フランス | |||
98 | フランクランド | 1825 | イギリス | |||
98 | ケクレ | 1829 | ドイツ | |||
99 | パーキン | 1838 | モーヴェイン | イギリス | ||
99 | グレーベ | ドイツ | ||||
99 | リーバーマン | ドイツ | ||||
99 | アドルフバイヤー | 1835 | ドイツ | |||
99 | ソルヴェー | アンモニアソーダ | ベルギー | |||
99 | ノーベル | 1867 | ダイナマイト | スウェーデン | 1 | |
100 | シャルドンネ | 1887 | フランス | |||
100 | デーベライナー | ドイツ | ||||
100 | シャンクールトア | フランス | ||||
100 | ニェーランス | イギリス | ||||
100 | オドリング | イギリス | ||||
100 | メンデレエフ | 1834 | 周期表 | ロシア | 1 | |
100 | ローターマイヤー | 1830 | ドイツ | |||
100 | キルヒホッフ | 1824 | ドイツ | 1 | ||
100 | ブンゼン | 1811 | ドイツ | |||
101 | フォントホッフ | 1852 | オランダ | |||
101 | アレニウス | 1859 | スウェーデン | |||
104 | ウォード | 1736 | 硫酸製造法 | イギリス | ||
104 | ローバック | 1746 | 鉛室法 | イギリス | ||
104 | テナント | 1798 | サラシ粉 | イギリス | ||
109 | アルフヴェンドソン | スウェーデン | ||||
109 | ブランデス | |||||
110 | セッタースベルク | |||||
112 | エールステッズ | デンマーク | ||||
112 | レントゲン | X線 | ドイツ | 1 | ||
112 | ヴェーラー | 1824 | 尿素合成 | |||
112 | フレミング | ペニシリン | ||||
112 | パーキン | アニリン染料 | ||||
113 | ウィリアムクルックス | イギリス | ||||
113 | ホーフマン | イギリス | ||||
114 | パスツール | フランス | 1 | |||
114 | クロードベルナール | フランス | 1 |
参考文献(reference)
本文 | 著者名 | 書名 | 発行所 | 発行年 | URL |
---|---|---|---|---|---|
原 光雄 | 自然科学の階級性 | 経営研究56号、大阪市立大学商学部 | |||
原 光雄 | 自然科学の諸問題 | 1954 | |||
64 | ティオフィルス | さまざまな土芸についての処方書類 | https://www.amazon.co.jp/dp/4805502975/ | ||
67 | アグリコラ | 鉱山書 | http://www.gutenberg.org/ebooks/38015 | ||
67 | ビリングッチオ | 火工術書 | https://www.amazon.co.jp/dp/0486446433/ | ||
79 | ニコラスレムリ | 化学教科書 | https://www.amazon.co.jp/dp/B086BMDSVQ/ | ||
81 | ボイル | 懐疑的化学者 | 1611 | ||
87 | レーニン | 唯物論と経験批判論 | |||
111 | 原 光雄 | 偶然性について | 理想 No.2 | 1955 |
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