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さぁ、UnityのTilemapを始めよう! 7/8 ~TilemapとCollider編~

Last updated at Posted at 2018-12-02

さぁ、UnityのTilemapを始めよう!」シリーズ、全8回の内の第7回です。

今回は「TilemapとCollider編」と題して、アクションゲーム・プラットフォームゲームに欠かせないTilemapのColliderについて紹介します。

前回は、「第6回 Tileの描画編」です。

2つのColliderコンポーネント

Tilemapに関連するColliderのコンポーネントは次のふたつです。

  • UnityEngine.Tilemaps.TilemapCollider2D
  • UnityEngine.CompositeCollider2D

このふたつのコンポーネントをTilemapゲームオブジェクトに付与し、適切に設定します。

TilemapCollider2Dコンポーネント

1つ目はTilemapCollider2Dコンポーネントです。

Collider2Dクラスを継承したTilemapCollider2Dクラスは、その名のとおりTilemapのためのColliderコンポーネントクラスです。このクラスをTilemapゲームオブジェクトに付与すると次のようにTilemapの各セルにColliderが設定されます。

tilemap_collider.png

TilemapCollider2DのColliderは、TilemapのセルにTileが追加されたり、削除されたりすると更新されます。

CompositeCollider2Dコンポーネント

2つ目はCompositeCollider2Dコンポーネントです。

前節の画像は各セルにColliderが存在しました。この節では、次の図のようにCompositeCollider2Dを使って、各セルのColliderをまとめる方法を紹介します。

colliders.png

Collider2Dクラスを継承したCompositeCollider2Dクラスは、Colliderを連結させることができるクラスです。このコンポーネントは、Tilemap専用というわけではなく、幅広く利用できるコンポーネントです。

TilemapCollider2Dを付与したTilemapゲームオブジェクトに対して、CompositeCollider2Dコンポーネントを付与します。そして、TilemapCollider2Dの「Used By Composite」という設定項目をtrueにします。

used_by_compiste.png

このように設定すると@{chapter7/colliders}のように、各セルにあったColliderとそのエッジが集約されて、Tilemapの外周のみに設定されます。

TileのColliderの設定とSprirteのPhysics Shape

前の節でColliderをTilemapの外周のみに設定することができました。この節では、次の画像のようにSprite中の壁の位置にColliderのエッジを設定します。

tilemap_collider_with_sprite.png

まずはTileアセットの「Collider Type」を設定します。 TileアセットおよびTileData構造体には、「Collider Type」という項目・要素があります。これには、次の3種類があります。

  • None・・・Colliderを作成しません
  • Sprite・・・Spriteの「Physics Shape」を基にColliderの形状を決定します
  • Grid・・・セルの形を基にColliderの形状を決定します

今回は、Tileアセットの「Collider Type」を「Sprite」に設定します。

つぎにSprite Editorで各Spriteの「Physics Shape」を編集します。これでSprite中の壁の位置にColliderのエッジがくるように、Sprite Editorを使って「Physics Shape」を調整してください。やり方は次のリンクを参照してください。

以上の設定を行うことで、前の画像のようなColliderを設定することができます。

次回とシリーズ一覧

次回は、「第8回 関連リンクとまとめ編」です。

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