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4. IBM Event Streamsのサンプルアプリケーションの使い方

Last updated at Posted at 2024-02-01

前回の記事の続きです。

本記事ではIBM Event Streamsのサンプルアプリケーションの使い方を記述します。

  1. IBM Event Streamsのインストール方法
  2. IBM Event Streamsのインスタンス作成方法
  3. IBM Event StreamsのWebUIへのログイン方法
  4. IBM Event Streamsのサンプルアプリケーションの使い方(←本記事)
  5. IBM Event StreamsのGeoReplicatorの構成方法
  6. IBM Event Streamsへの接続情報の確認方法

はじめに

IBM Event Streamsは EventStreamsの動作を確認したり、実装サンプルを提供する目的でサンプルアプリケーション(Starter Application)を提供しています。

またサンプルアプリケーションのソースコードはGithubで公開されておりますので、アプリケーションを実装する際の参考にすることができます。

より詳しい情報はこちらを参照ください。

Githubのリポジトリはこちらです。

前提

  • IBM Event Streamsインスタンスが作成済みであること
  • IBM Event StreamsのWebUIにログインできること

まだの方は2. IBM Event Streamsのインスタンス作成方法3. IBM Event StreamsのWebUIへのログイン方法を参照ください。

IBM Event Streamsのサンプルアプリケーションの使い方

  1. IBM Event StreamsインスタンスのWebUIにログイン

  2. Try the starter applicationをクリック

    image.png

  3. Download JAR from Githubをクリック

    image.png

  4. 最新バージョン(Latest)のdemo-all.jarファイルをダウンロード

    image.png

  5. 設定ファイルのダウンロード

    Generate propertiesをクリックします。

    その後、Starter application nameTopic nameを入力して、Generate and download .zipボタンをクリックして設定ファイルをダウンロードします。

    image.png

    Starter application nameはどんな名前でも問題ありません。今回は、sample-appとします。

    Topic nameは、New topicの場合は、入力した名前で新しくTopicが作成されます。今回は新しくTopicを作成したいので、New topicでTopic名をsample-topic-1としました。

    Existing Topicを選んだ場合は、既存のTopicから選択することができます。

    image.png

    <Starter application name>_properties.zipというファイル名でダウンロードされます。

    image.png

  6. ダウンロードした設定ファイルの配置と解凍

    今回は~/Work/starter-applicationフォルダ配下にdemo-all.jarsample-app_properties.zipを配置しています。

    # sample-app_propertyies.zipがダウンロードした設定ファイルです。
    [~/Work/starter-application]$ ls
    demo-all.jar              sample-app_properties.zip
    
    # 設定ファイルを解凍します。
    [~/Work/starter-application]$ unzip sample-app_properties.zip 
    Archive:  sample-app_properties.zip
      inflating: truststore.p12          
      inflating: kafka.properties        
    
    # 解凍したファイルの確認
    [~/Work/starter-application]$ ls
    demo-all.jar              kafka.properties          sample-app_properties.zip truststore.p12
    
  7. サンプルアプリケーションを起動

    -Dproperties_pathオプションには、設定ファイルを解凍したディレクトリへのパスを指定します。

    ✅ Application started in XXXmsというメッセージがでればアプリケーションが起動しています。

    [~/Work/starter-application]$ java -Dproperties_path=./ -jar demo-all.jar
    2024-02-01 11:05:14,283 INFO [vert.x-eventloop-thread-0] kafka.vertx.demo.Main - Application version: 1.1.3
    2024-02-01 11:05:14,610 INFO [vert.x-eventloop-thread-1] kafka.vertx.demo.PeriodicProducer - 🚀 PeriodicProducer started
    2024-02-01 11:05:19,423 INFO [vert.x-eventloop-thread-2] kafka.vertx.demo.WebSocketServer - 🚀 WebSocketServer started
    2024-02-01 11:05:19,424 INFO [vert.x-eventloop-thread-0] kafka.vertx.demo.Main - ✅ Application started in 5244ms
    
  8. サンプルアプリケーションへのアクセス

    localhost:8080でアプリケーションが起動しています。

    image.png

  9. Topicにメッセージを送信

    Start producingをクリックしてメッセージを送信します。

    image.png

    メッセージの送信が成功しています。

    image.png

    Stop producingをクリックするとメッセージの送信を終了します。

    image.png

  10. Topicからメッセージの読み取り

    Start consumingをクリックしてメッセージの読み取ります。

    image.png

    メッセージの読み取りが成功しています。

    image.png

    Stop consumingをクリックするとメッセージの読み取りを終了します

    image.png

  11. Topic内のデータを確認

    WebUIからTopic内のデータを確認することができます。

    サイドメニューのTopicsからsample-topic-1をクリックします。

    image.png

    先ほど送信したデータがTopicに入っていることが確認できます。

    image.png

    Consumer groupsタブからこのTopicからデータを読み出しているConsumer groupを確認できます。

    image.png

    より詳細を確認したいConsumer gourpをクリックすると、このConsumer groupがどこまでデータを読み出したのかを確認することができます。

    今回はOffset lagが0になっているので、Topicに入っているすべてのデータを読み出し済みであることがわかります。

    image.png

以上がIBM Event Streamsのサンプルアプリーションの使い方になります。

終わりに

本手順では、IBM Event Streamsのサンプルアプリケーションの使い方を記述しました。

次回は5. IBM Event StreamsのGeoReplicatorの構成方法を記述予定です。(随時作成中なので、しばらくお待ちください。)

不備不足等ございましたら、ご指摘いただければと思います。

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